CONTAX GレンズがNikon ZボディでAF動作するTECHART TZG-01 ― 2021年12月24日 00時00分00秒
なかなか更新できずすまんです。昨日発売のCameraholics extra issue 遊びつくすNikon Z fcの56~57ページにTECHART TZG-01というマウントアダプターが載っていて、CONTAX GレンズがニコンZカメラでAF(オートフォーカス)動作するアダプターなのだそうだ。2022年1月発売予定で、「価格:36,900円」とある(税込みかどうか不明)。
問い合わせ先は焦点工房とあるのだが、焦点工房のサイトにはこの記事執筆時点では情報はない。
TECHARTのサイトに見に行ったらTZG-01が載っていた。
TECHART TZG-01
TECHART Contax G to Nikon Z Autofocus Adapters (TZG-01)
$299.00
In-stock. Ship via Fedex International service.
– Make Contax G lenses autofocus on Nikon Z cameras.
– Upgraded CPU and brushless motor for rapid autofocus experience
– Support AF-S, AF-C and MF
– Support Face and Eye detection
– Support Camera IBIS
– Firmware upgradable via the USB update hub
– Suitable to use in Nikon Z6, Z7, Z5, Z50, Z6 (ii), Z7 (ii), Zfc
Disclaimer:
1) Contax G lenses are mostly old on the market with different conditions. There is a chance that the lens gets worn being driven by the powerful TZG-01 motor. Use the adapter with consideration of this point.
2) Due to the focusing mechanism difference, the AF speed of this setup is still much different from using native Z-mount lenses.*1 year warranty provided. NO warranty service will be provided for any purchase via eBay/Amazon stores.
Cameraholics extra issue 遊びつくすNikon Z fcの56ページによると、以下のようだ。
TECHART TZG-01
価格:36.900円(2022年1月発売予定)
レンズ側マウント:CONTAX G
ボディ側マウント:Nikon Z
対応レンズ:すべてのCONTAX Gレンズ(ホロゴンは電子シャッターで使用)
対応カメラ:すべてのZカメラ
問い合わせ先 焦点工房(以下略)
注目点は、対応レンズ:すべてのCONTAX Gレンズ(ホロゴンは電子シャッターで使用)だ。
私の使っているK&F Concept KF-CGZ(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)は、理由は不明だが「ホロゴンT*16mmF8(×)」とある。
【またまた追記】
TECHART TZG-01には、以下のようにある。
Compatible Lenses List
Carl Zeiss T* Biogon 21mm/f2.8
Carl Zeiss T* Biogon 28mm/f2.8
Carl Zeiss T* Planar 35mm/f2
Carl Zeiss T* Planar 45mm/f2
Carl Zeiss T* Sonnar 90mm/f2.8
Carl Zeiss T* Vario Sonnar 35-70mm/f3.5-5.6
Hologon T* 16mm F8が電子シャッターで使えるというのは焦点工房の独自検証なのかもしれない。続報を待ちたい。
【またまた追記ここまで】
Hologon T* 16mm F8が使えてしかもAFが効く。これは夢のマウントアダプターじゃないか。Z用のCPUチップが搭載されているから、おそらくExifに焦点距離や開放F値が記録されるのだろう(CPUチップとの通信のない場合、カメラ側でレンズの焦点距離や開放F値を設定してもExifに書き込まれないのがZカメラの仕様のようだ)。
フランジバックが16mmと短く(Z マウントの内径や、Z シリーズのフランジバックについて)、センサー前のセンサーカバーガラスやローパスフィルターが薄くて(ソニーαよりも薄くてライカMデジタルよりは厚い)対称型広角レンズとの相性もよい、Nikon ZカメラにこのAF可能なコンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換アダプターは最高じゃないか。
ただし、Cameraholics extra issue 遊びつくすNikon Z fc」の56ページによると、
各種CONTAX Gレンズで実写してみると、Biogon T* 28mm F2.8とBiogon T* 21mm F2.8では実用的なAF精度だった。周辺部でもピントが合い、使い勝手はなかなかどうして悪くない。ただし、そのほかのレンズではAFが迷う場面があり、使いこなしに苦労した。このあたりは今後のファームアップに期待したい。(執筆者:澤村 徹 氏)
とのことだ。Biogon T* 28mm F2.8とBiogon T* 21mm F2.8しか持っていない私には「買え」といっているように聞こえた(←かなりアブナイ)
【追記】あと、このTZG-01は、マウントアダプターのマウント面が前後することでAFするのではなく、CONTAX GレンズのAF駆動軸をカプラー経由で回してAFするので、レンズ本来の動作でオートフォーカスするようだ。CONTAX Gレンズはインナーフォーカスとか近距離補正機構のようなレンズ群の一部だけを動かす仕組みはなくてレンズ全群がそのまま前後してピント合わせするレンズばかりなので、マウント面が前後してもレンズの駆動軸を回してレンズのヘリコイドで前後しても写りには変わりはないと思うが。【追記ここまで】
【さらに追記】
TECHART TZG-01の下の方に、Nikon Z6とBiogon T* 21mm F2.8、Biogon T* 28mm F2.8、Planar T* 45mm F2、Sonnar T* 90mm F2.8のAF動作具合が動画で紹介されている。広角側の方が顔認識や瞳AFがよく追従している感じだ。
Techart Contax G - Nikon Z Autofocus Adapter (TZG-01) Demo Video(youtube)
【さらに追記ここまで】
Biogon T* 28mm F2.8とNikon Z6の作例はまだこのブログには載せていないが、Biogon T* 28mm F2.8は球面凸レンズで像面湾曲を補正しなくてもいけるような感触を得ている。まだ使い込んでいないので検証結果はいずれまた。
【関連追記:2021年12月27日】
Nikon Z6作例1(CONTAX G Biogon T* 21mm F2.8) ― 2021年11月13日
Nikon Z6作例3(CONTAX G Biogon T* 21mm F2.8) ― 2021年11月22日
Nikon Z6作例4(CONTAX G Biogon T* 21mm F2.8) ― 2021年11月24日
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