オーバーヘッドスキャナ富士通PFU ScanSnap SV600購入2021年08月10日 00時00分00秒

富士通PFUオーバーヘッドスキャナScanSnap SV600/FI-SV600Aのヘッドを下から見たところ

富士通PFUのオーバーヘッドスキャナScanSnap SV600/FI-SV600Aを買ってしまった。ほとんど衝動買いというか1時間ぐらいで買うのを決断した。

iPad Air(第4世代)とApple Pencil(第2世代)を購入 ― 2021年05月13日で、家人がPDFにタブレット(iPad Air)とペンで書き込みして活用している話はした。そのうち最初からPDFになっているものだけではなく、あらゆる書類をPDFないし画像ファイルにして持ち歩いて書き込むところまでエスカレートしてきた。荷物も減るし、いつでもどこでも作業ができるので捗るらしい。

その、書類をPDFにすることなのだが、うちのフラットベッドスキャナEPSON GT-X770でスキャンしてPhotoshop Elements 6.0とかGIMPで画像処理して、Windowsの「印刷」にあるMicrosoft Print to PDFでPDF化していた。クオリティ的にはこれで非常に満足のいくものとなる(OCRで文字埋め込みとかはしない)。

しかし、フラットベッドスキャナは非常にクオリティの高いスキャンができるものの(フィルムスキャン機能が付いているぐらいだから非常に緻密に正確にスキャンしている)、いちいちページをめくってフタなどで押さえてスキャンボタンを押すというのが面倒だ。画像も分厚い閉じた書類や本だと傾くことがあり、それを画像処理で直すのも面倒だった。かといって傾いたPDFとかなんかストレスが溜まる。

他の家族も手が空いたらスキャンを手伝うみたいな体制になり、丁度仕事が忙しかった私は「あ"ー」と切れて、富士通PFUのオーバーヘッドスキャナScanSnap SV600/FI-SV600Aを思い出して検索して、ポチッとしてしまった。反省はしていない。

富士通PFUのオーバーヘッドスキャナScanSnap SV600/FI-SV600Aって2013年の発売で今でも現行機種で、ソフトウェアだけがアップデートしている状態のようだ。SV600とSV600Aは附属ソフトウェアの違いのようで、いまはすべてSV600Aになっているはずだ。

このScanSnap SV600/FI-SV600Aは、随分前から気になっていたもので、何度か買おうかと迷っていたのだが、値段が高いのと、レビューで「像が曲がる」という貶しコメントが多くてずっと躊躇していた。

しかし、これは今回買ってよかった。昨晩届いて3時間ぐらいスキャンしただけだが、3冊ぐらいスキャンが終わってしまった。見開きの本が曲面になっていても、自動で補正してちゃんと真っ直ぐになっている。字も嘘のようにちゃんとした字になっている。ただ、見出しの四角の囲みなどはちょっとうねうねすることがある。ちゃんとしたスキャン画像がほしければ、透明の押さえ板を買うか、書類をバラして平らにしてスキャンないしマクロ撮影するしかない。

このScanSnap SV600/FI-SV600Aは、本をばらさないで内容がきちんと読める状態に手軽にできる点に意義がある。しかもばらさないでも透明の板で押さえてスキャンすればほとんど歪みの無い状態にスキャンできる。歪むとか文句を言っている人は、スキャンの工夫をしていないのに完璧な結果を求めている人だ。そういう人は、マイクロニッコールと複写台で死ぬまでスキャンし続ければよい(暴論)。

富士通PFUのオーバーヘッドスキャナScanSnap SV600/FI-SV600Aは、ともかくもA3までの書類をがんがんスキャンできる優れものなのだ。これはたとえば出張の前の晩などに持って行く書類をさっとスキャンして荷物を減らしたりできる。タブレットを配られる学校が増えているようだが、小学生なんか重たい教科書を昔よりも大型化したランドセルに詰めて行かないで、このScanSnap SV600/FI-SV600Aで教科書をスキャンしてタブレットに入れていけばいいんじゃないか。そのうち教科書もPDFで配られたりするようになるだろうけど、それまではこのScanSnap SV600/FI-SV600Aでガンガンスキャンすればいい。問題は学校側がそれを許してくれるかだが。

いままでフラットベッドスキャナでA4までしかスキャンできなかったから、A3の表なんかは、A4でスキャンして画像処理でつないでいたりした。A3なんかの紙配るなよと思っていた。ScanSnap SV600/FI-SV600Aだと、A3の紙を広げて、スキャンボタンを押すだけでPDFになるから、すごく楽。買ってよかった。

オプションのScanSnap SV600専用 ブックプレッサーはまだ買っていないのだが、すぐに買おうと思う。なぜなら、スキャン結果の歪みを少なくしようと思うと、スキャン時にできるだけ原稿を平らにした方がよいからだ。自動認識の原稿の端っこ認識も、自動歪み補正も優秀だが、文句ないスキャン結果を得るには、押さえ板は必須だ。指で押さえてあとから指だけ消せるが、それも面倒くさい。試しに家にあったガラスで押さえてみたら、スキャン結果がものすごくよくなった。しかし、でかいガラス板なので扱いに気を使うし、なによりも反射がちょっとあって気になる。ここは高価な反射処理をしているというScanSnap SV600専用 ブックプレッサーを買うべきだと思った。1万6千5百円もするんだけどね。

このScanSnap SV600/FI-SV600Aよりも安いオーバーヘッドスキャナはいくつかあるのだが、そこそこ値段のするこのScanSnap SV600/FI-SV600Aにしたのは、ITmediaのスタパ齋藤氏によるインタビュー記事(PFU SV600開発秘話・ここだけの話・そしてこれから(ITmedia))で、以下のように書かれていたからだ。

宮内 そうですね、ここですね。ここにレンズが付いていて、その奥のところにCCDが付いていて。デジカメのように面で読み込むのではなく、フラットベッドタイプのコピー機の読取りヘッドが移動しながらスキャンするように、ラインで読み取っています。ただ、この場合、スキャンし始め(操作者の奥側)と終わり(手前側)とでは距離が違います。それでもピントが合って鮮明な画像が出るような技術を投入しています。単焦点なんだけども、焦点の合う距離が深い――被写界深度っていいますけど、それが深い。この短い距離ではこれだけ被写界深度を深くして、上下左右、余す所なく鮮明にする、というのは難しかったですね。あとは、ソフトウェアですかね。

スタパ その、レンズ部分は、非球面レンズみたいな。その辺りは秘密の技術なんでしょうか?

宮内 企業秘密というか、見ても分からないと思いますので。レンズだけ、というわけではないですから。

松本 まあ、カメラでも短い距離で深い被写界深度というのはできなくはないですが、奥から手前までこれだけ綺麗な画質が得られる、というのは難しいですよね。それから光の強さ、ヘッドの動くスピードなどを微妙に調整しているんですよ。

スタパ スピードもですか!

宮内 はい、距離が変わってきますからね。距離が離れればその分ヘッドの動くスピードも遅くしないと、画像が乱れてしまいます。

この記事とスキャナの読み取り部分の写真を見て「これはここに金が掛かっている」と判断して、5万5千円以上するこのオーバーヘッドスキャナは買う価値がありそうだと判断した。この記事で買うのを決断したと言ってもいい。実際に購入後にスキャンしてみると、細長い光線が書類の上を走査していく。ヘッドの中にある大きな変わった曲面(非球面レンズ?)のレンズ(左右2枚ある)が動いている。ここのギミックとソフトウェア処理がこの製品のキモですな。このレンズは片側だけで5cm×3cmぐらいあるし厚みのありそうなものである。もうレンズマニアならこれだけで「買い」でしょう(違)。
原稿全体を均一に読み取る「VIテクノロジー※」(富士通)

手軽に大量の書類を非破壊でスキャンしたいという人には、この富士通PFUのオーバーヘッドスキャナScanSnap SV600/FI-SV600Aはおすすめ。なお、ヨドバシドットコムでは、67,980円(税込)もするので、安く売っているところの中で信頼の置けそうなNTT-Xで55,100円(税込)で買った。ヨドバシドットコムをみると、附属ソフトウェアが古い時代のSV600が47,150円(税込)で売っていた時代があったみたいなので、そのときに買っておけばよかったな。

あと、オプションの一体型原稿台FI-V60BDは、必要性を感じなかった。附属の背景マットFI-V60BPで十分だと思った。日常的にずっとスキャンする人は一体型原稿台FI-V60BDがあった方がいいかもしれないが、スキャン後片付けたりする人は、附属の背景マットFI-V60BPは丸めてしまえるので、場所を取らず便利だと思う。

私にとっては安い買い物ではなかったが、これは楽にスキャンできてよい。フラットベッドスキャナと使い分けたい。

【追記】
ちょっとした配慮なのだが、附属のUSBケーブルが195cmもあって便利。自分がスキャンする場合、デスクトップPCから、別のテーブル上にセットしたScanSnap SV600/FI-SV600Aでスキャンするのだが、USB延長ケーブルとか長いUSBケーブルを買いに行かなくて済んだ。実際に使う状況をよく分かって附属品も検討しているのが分かる。

コメント

_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2021年08月10日 15時18分07秒

おめでとう!いい色買ったな。

>見開きの本が曲面になっていても、自動で補正してちゃんと真っ直ぐになっている。
>歪むとか文句を言っている人は、スキャンの工夫をしていないのに完璧な結果を求めている人だ。そういう人は、マイクロニッコールと複写台で死ぬまでスキャンし続ければよい(暴論)。

ページ数多くスキャンする必要がある人ようなので使いやすい事必須なんですよね、
というわけでたけくらべでスキャン結果を比べる記事を……

_ Haniwa ― 2021年08月14日 19時06分46秒

ノラ猫軍将軍山本ミケ六閣下
お返事が遅れてすみません。

ありがとうございます。

>ページ数多くスキャンする必要がある人ようなので使いやすい事必須なんですよね、

ともかくもスキャンが捗ります。
修正のところで、消しゴムツールとか歪曲修正が使えればもっとクオリティの高いスキャン結果にできると思うのですが。

>というわけでたけくらべでスキャン結果を比べる記事を……

日本近代文学館に現存する草稿を、ですか?
「来館サービス」休止中のようです。
キャッツアイのように夜中に忍び込んで、スキャンして去るとか(違)。

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