B&Hの新品ニコンHN-13はまだニュージャージーに ― 2021年08月06日 00時00分00秒
8月に入ってから更新できていなかった。すまんです。まだちょっと時間がないので、HN-13ネタで引っ張ります。
日本時間の7月30日にアメリカのB&Hの通販で買った、ニコンのHN-13フードだが、まだニュージャージー州にあるらしい。
Aug 5, 2021 8:47AM ET Avenel, NJ, US PROCESSING COMPLETED AT ORIGIN
8:47AM ET Avenel, NJ, US MANIFESTED FOR OUTBOUND TRANSPORTATION
Aug 3, 2021 9:18AM ET Avenel, NJ, US PROCESSED
Aug 2, 2021 5:21PM ET Avenel, NJ, US PACKAGE RECEIVED AT DHL ECOMMERCE DISTRIBUTION CENTER
Jul 30, 2021 10:49AM EDT UNITED STATES EN ROUTE TO DHL ECOMMERCE DISTRIBUTION CENTER
10:46AM EDT UNITED STATES ELECTRONIC NOTIFICATION RECEIVED: YOUR ORDER HAS BEEN PROCESSED AND TRACKING WILL BE UPDATED SOON
ちなみに、Jul 30, 2021のところは、いまはUNITED STATESとあるが、当初FLORENCE, NJとあった。
B&Hはアメリカのニューヨーク州ニューヨーク市にあるカメラ店だが(https://goo.gl/maps/HW3CAMnh58VZCu8s6)、倉庫はニュージャージー州フローレンスにあるらしい。ちなみにGoogleストリートビューではNYCの店内の写真もあるようだ。https://goo.gl/maps/BPhfM29MK7GWYPnQ9
ニューヨークに行って、日本では廃番のニコン製品を買い占めたいなぁ。
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オーバーヘッドスキャナ富士通PFU ScanSnap SV600購入 ― 2021年08月10日 00時00分00秒
富士通PFUのオーバーヘッドスキャナScanSnap SV600/FI-SV600Aを買ってしまった。ほとんど衝動買いというか1時間ぐらいで買うのを決断した。
iPad Air(第4世代)とApple Pencil(第2世代)を購入 ― 2021年05月13日で、家人がPDFにタブレット(iPad Air)とペンで書き込みして活用している話はした。そのうち最初からPDFになっているものだけではなく、あらゆる書類をPDFないし画像ファイルにして持ち歩いて書き込むところまでエスカレートしてきた。荷物も減るし、いつでもどこでも作業ができるので捗るらしい。
その、書類をPDFにすることなのだが、うちのフラットベッドスキャナEPSON GT-X770でスキャンしてPhotoshop Elements 6.0とかGIMPで画像処理して、Windowsの「印刷」にあるMicrosoft Print to PDFでPDF化していた。クオリティ的にはこれで非常に満足のいくものとなる(OCRで文字埋め込みとかはしない)。
しかし、フラットベッドスキャナは非常にクオリティの高いスキャンができるものの(フィルムスキャン機能が付いているぐらいだから非常に緻密に正確にスキャンしている)、いちいちページをめくってフタなどで押さえてスキャンボタンを押すというのが面倒だ。画像も分厚い閉じた書類や本だと傾くことがあり、それを画像処理で直すのも面倒だった。かといって傾いたPDFとかなんかストレスが溜まる。
他の家族も手が空いたらスキャンを手伝うみたいな体制になり、丁度仕事が忙しかった私は「あ"ー」と切れて、富士通PFUのオーバーヘッドスキャナScanSnap SV600/FI-SV600Aを思い出して検索して、ポチッとしてしまった。反省はしていない。
富士通PFUのオーバーヘッドスキャナScanSnap SV600/FI-SV600Aって2013年の発売で今でも現行機種で、ソフトウェアだけがアップデートしている状態のようだ。SV600とSV600Aは附属ソフトウェアの違いのようで、いまはすべてSV600Aになっているはずだ。
このScanSnap SV600/FI-SV600Aは、随分前から気になっていたもので、何度か買おうかと迷っていたのだが、値段が高いのと、レビューで「像が曲がる」という貶しコメントが多くてずっと躊躇していた。
しかし、これは今回買ってよかった。昨晩届いて3時間ぐらいスキャンしただけだが、3冊ぐらいスキャンが終わってしまった。見開きの本が曲面になっていても、自動で補正してちゃんと真っ直ぐになっている。字も嘘のようにちゃんとした字になっている。ただ、見出しの四角の囲みなどはちょっとうねうねすることがある。ちゃんとしたスキャン画像がほしければ、透明の押さえ板を買うか、書類をバラして平らにしてスキャンないしマクロ撮影するしかない。
このScanSnap SV600/FI-SV600Aは、本をばらさないで内容がきちんと読める状態に手軽にできる点に意義がある。しかもばらさないでも透明の板で押さえてスキャンすればほとんど歪みの無い状態にスキャンできる。歪むとか文句を言っている人は、スキャンの工夫をしていないのに完璧な結果を求めている人だ。そういう人は、マイクロニッコールと複写台で死ぬまでスキャンし続ければよい(暴論)。
富士通PFUのオーバーヘッドスキャナScanSnap SV600/FI-SV600Aは、ともかくもA3までの書類をがんがんスキャンできる優れものなのだ。これはたとえば出張の前の晩などに持って行く書類をさっとスキャンして荷物を減らしたりできる。タブレットを配られる学校が増えているようだが、小学生なんか重たい教科書を昔よりも大型化したランドセルに詰めて行かないで、このScanSnap SV600/FI-SV600Aで教科書をスキャンしてタブレットに入れていけばいいんじゃないか。そのうち教科書もPDFで配られたりするようになるだろうけど、それまではこのScanSnap SV600/FI-SV600Aでガンガンスキャンすればいい。問題は学校側がそれを許してくれるかだが。
いままでフラットベッドスキャナでA4までしかスキャンできなかったから、A3の表なんかは、A4でスキャンして画像処理でつないでいたりした。A3なんかの紙配るなよと思っていた。ScanSnap SV600/FI-SV600Aだと、A3の紙を広げて、スキャンボタンを押すだけでPDFになるから、すごく楽。買ってよかった。
オプションのScanSnap SV600専用 ブックプレッサーはまだ買っていないのだが、すぐに買おうと思う。なぜなら、スキャン結果の歪みを少なくしようと思うと、スキャン時にできるだけ原稿を平らにした方がよいからだ。自動認識の原稿の端っこ認識も、自動歪み補正も優秀だが、文句ないスキャン結果を得るには、押さえ板は必須だ。指で押さえてあとから指だけ消せるが、それも面倒くさい。試しに家にあったガラスで押さえてみたら、スキャン結果がものすごくよくなった。しかし、でかいガラス板なので扱いに気を使うし、なによりも反射がちょっとあって気になる。ここは高価な反射処理をしているというScanSnap SV600専用 ブックプレッサーを買うべきだと思った。1万6千5百円もするんだけどね。
このScanSnap SV600/FI-SV600Aよりも安いオーバーヘッドスキャナはいくつかあるのだが、そこそこ値段のするこのScanSnap SV600/FI-SV600Aにしたのは、ITmediaのスタパ齋藤氏によるインタビュー記事(PFU SV600開発秘話・ここだけの話・そしてこれから(ITmedia))で、以下のように書かれていたからだ。
宮内 そうですね、ここですね。ここにレンズが付いていて、その奥のところにCCDが付いていて。デジカメのように面で読み込むのではなく、フラットベッドタイプのコピー機の読取りヘッドが移動しながらスキャンするように、ラインで読み取っています。ただ、この場合、スキャンし始め(操作者の奥側)と終わり(手前側)とでは距離が違います。それでもピントが合って鮮明な画像が出るような技術を投入しています。単焦点なんだけども、焦点の合う距離が深い――被写界深度っていいますけど、それが深い。この短い距離ではこれだけ被写界深度を深くして、上下左右、余す所なく鮮明にする、というのは難しかったですね。あとは、ソフトウェアですかね。
スタパ その、レンズ部分は、非球面レンズみたいな。その辺りは秘密の技術なんでしょうか?
宮内 企業秘密というか、見ても分からないと思いますので。レンズだけ、というわけではないですから。
松本 まあ、カメラでも短い距離で深い被写界深度というのはできなくはないですが、奥から手前までこれだけ綺麗な画質が得られる、というのは難しいですよね。それから光の強さ、ヘッドの動くスピードなどを微妙に調整しているんですよ。
スタパ スピードもですか!
宮内 はい、距離が変わってきますからね。距離が離れればその分ヘッドの動くスピードも遅くしないと、画像が乱れてしまいます。
この記事とスキャナの読み取り部分の写真を見て「これはここに金が掛かっている」と判断して、5万5千円以上するこのオーバーヘッドスキャナは買う価値がありそうだと判断した。この記事で買うのを決断したと言ってもいい。実際に購入後にスキャンしてみると、細長い光線が書類の上を走査していく。ヘッドの中にある大きな変わった曲面(非球面レンズ?)のレンズ(左右2枚ある)が動いている。ここのギミックとソフトウェア処理がこの製品のキモですな。このレンズは片側だけで5cm×3cmぐらいあるし厚みのありそうなものである。もうレンズマニアならこれだけで「買い」でしょう(違)。
原稿全体を均一に読み取る「VIテクノロジー※」(富士通)
手軽に大量の書類を非破壊でスキャンしたいという人には、この富士通PFUのオーバーヘッドスキャナScanSnap SV600/FI-SV600Aはおすすめ。なお、ヨドバシドットコムでは、67,980円(税込)もするので、安く売っているところの中で信頼の置けそうなNTT-Xで55,100円(税込)で買った。ヨドバシドットコムをみると、附属ソフトウェアが古い時代のSV600が47,150円(税込)で売っていた時代があったみたいなので、そのときに買っておけばよかったな。
あと、オプションの一体型原稿台FI-V60BDは、必要性を感じなかった。附属の背景マットFI-V60BPで十分だと思った。日常的にずっとスキャンする人は一体型原稿台FI-V60BDがあった方がいいかもしれないが、スキャン後片付けたりする人は、附属の背景マットFI-V60BPは丸めてしまえるので、場所を取らず便利だと思う。
私にとっては安い買い物ではなかったが、これは楽にスキャンできてよい。フラットベッドスキャナと使い分けたい。
【追記】
ちょっとした配慮なのだが、附属のUSBケーブルが195cmもあって便利。自分がスキャンする場合、デスクトップPCから、別のテーブル上にセットしたScanSnap SV600/FI-SV600Aでスキャンするのだが、USB延長ケーブルとか長いUSBケーブルを買いに行かなくて済んだ。実際に使う状況をよく分かって附属品も検討しているのが分かる。
【関連追記:2024年3月15日】
ScanSnap SV600にサンワサプライ400-MA179フットペダル ― 2024年03月15日
Nikon HN-13フード到着 ― 2021年08月14日 00時00分00秒
集中豪雨、また新型コロナ感染拡大が過去最高を毎日更新する状況ですが、皆様大丈夫でしょうか。
さて、Ai Nikkor ED 180mm F2.8S用に買った、新品のHN-13フードが昨日アメリカから到着した。箱はちょっと古そう(長期在庫っぽい感じ)だったが、中身はちゃんとビニル袋に包まれたままの新品在庫であった。
Ai Nikkor ED 180mm F2.8S用に装着してみたが、深いフードで遮光効果も高そうでよい。
DHLのトラッキングは以下のとおり。
Jul 30, 2021
10:46AM EDT
UNITED STATES(FLORENCE, NJ)
ELECTRONIC NOTIFICATION RECEIVED: YOUR ORDER HAS BEEN PROCESSED AND TRACKING WILL BE UPDATED SOON10:49AM EDT
UNITED STATES(FLORENCE, NJ)
EN ROUTE TO DHL ECOMMERCE DISTRIBUTION CENTERAug 2, 2021
5:21PM ET
Avenel, NJ, US
PACKAGE RECEIVED AT DHL ECOMMERCE DISTRIBUTION CENTERAug 3, 2021
9:18AM ET
Avenel, NJ, US
PROCESSEDAug 5, 2021
8:47AM ET
Avenel, NJ, US
MANIFESTED FOR OUTBOUND TRANSPORTATION8:47AM ET
Avenel, NJ, US
PROCESSING COMPLETED AT ORIGIN4:47PM LT
NEW YORK, US
PROCESSED AT EXPORT FACILITYAug 7, 2021
12:55PM LT
NEW YORK, US
DEPARTED FROM EXPORT FACILITYAug 10, 2021
8:01PM LT
NARITA
ARRIVAL AT DESTINATION COUNTRYAug 11, 2021
6:06PM LT
NARITA CLEARED CUSTOMSAug 12, 2021
6:12PM LT
NARITA
OUT FOR DELIVERYAug 13, 2021
12:25PM LT
DELIVERED
なお、国内の配送は佐川急便であった。関税等の徴収はなし。DHLのトラッキングページに途中からSagawa Global Trackingへのリンクが出てくるようになるので、そこをクリックすると以下のような空港関係の詳しい追跡状況が出る(追跡番号はDHLとは別の番号)。
DATE TIME STATUS COUNTRY
20210805 1647 Preparing for dispatch NEW YORK,U.S.A
20210807 1255 On Board Aircraft NEW YORK,U.S.A
20210810 2001 Arrived At Destination NARITA, JAPAN
20210811 1806 CLEARANCE RELEASE NARITA, JAPAN
20210812 1812 Out For Delivery NARITA, JAPAN
20210813 1225 Delivered [STAMP] NARITA, JAPAN
さらに最下部に国内の佐川急便の追跡番号へのリンクがある(DHLの追跡番号ともSagawa Global Trackingの番号とも違う別の国内佐川急便の追跡番号)。そうすると国内の普通の「荷物お問い合せ詳細情報」などが見られるので、メールでの通知等ふだんの佐川急便のようなサービスが受けられる。
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【追記:2021年9月6日】記事タイトルが「NH-13」になってるのに気づいた。他の記事中のリンクも直すのか・・・orz
Ai Nikkor ED 180mm F2.8S作例その2 ― 2021年08月16日 00時00分00秒
戴いたコメントの返事はお待ちください。
ブログ読者の方から戴いて、ニコンのメンテナンスから帰って来たAi Nikkor ED 180mm F2.8S作例だ。Ai Nikkor ED 180mm F2.8Sを戴いた ― 2021年04月20日のカラスノエンドウの作例は、メンテナンス前の作例なので、メンテナンス後の作例は今回が初だ。
【写真1】JR水戸駅構内のEF8198とDE101654ほか:Nikon D300S、、Ai Nikkor ED 180mm F2.8S (35mm判換算270mm相当)、F2.8開放、1/1250秒、ISO-AUTO(200)、組み込み式フード、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス 、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影
HN-13が届く前の撮影なので、組み込み式フードのみでの撮影となる。Ai Nikkor ED 180mm F2.8Sはすっきりとした明るい感じに写るレンズですな。ヌケもよい。
【写真2】水戸黄門 助さん格さん像(JR水戸駅前):Nikon D300S、、Ai Nikkor ED 180mm F2.8S (35mm判換算270mm相当)、F5.6、1/400秒、ISO-AUTO(200)、組み込み式フード、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス 、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Capture NX-DでNEFファイルから現像(-1/2EV)
やや明るめに撮れていたのでCapture NX-Dで1/2EVで現像した。
マニュアルフォーカスでまだこのレンズのピントリングの回転とピントの移動量に慣れていないので、動きものはなかなか難しかった。次回以降動きものもアップしたい。
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Ai Nikkor ED 180mm F2.8S作例その3 ― 2021年08月17日 00時00分00秒
引き続きAi Nikkor ED 180mm F2.8S作例だ。
【写真1】中華園珍満(茨城県水戸市):Nikon D300S、、Ai Nikkor ED 180mm F2.8S (35mm判換算270mm相当)、F5.6、1/640秒、ISO-AUTO(200)、組み込み式フード、Nikon NCフィルター、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス 、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、GIMP 2.10.24でリサイズ
【写真2】IBARAKI DRONE STATION(茨城県水戸市):Nikon D300S、、Ai Nikkor ED 180mm F2.8S (35mm判換算270mm相当)、F5.6、1/800秒、ISO-AUTO(200)、組み込み式フード、Nikon NCフィルター、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス 、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、GIMP 2.10.24でリサイズ
【写真3】特急ひたちJR E657系(JR水戸駅):Nikon D300S、、Ai Nikkor ED 180mm F2.8S (35mm判換算270mm相当)、F2.8開放、1/400秒、ISO-AUTO(200)、組み込み式フード、Nikon NCフィルター、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス 、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、GIMP 2.10.24でリサイズ
今回は特急ひたち車内の無料Wi-Fi(JR-EAST FREE Wi-Fi)を使ってみたので、それの注意点とかインプレも次回以降書きたい。
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Ai Nikkor ED 180mm F2.8S作例その2 ― 2021年08月16日
常磐特急ひたち・ときわの車内無料Wi-FiとSoftEther VPN Client ― 2021年08月21日 00時00分00秒
今回水戸に行った際にはJR常磐線の特急ひたちを使った。特急ひたちとときわのE657系車両には車内のWi-Fi設備がある。以前は特定のサービス契約者でないと使えなかった(UQ Wi-Fi プレミアムやBBモバイルポイント契約者)。
ところが、これらのUQ Wi-Fi プレミアムやBBモバイルポイントの常磐特急ひたち・ときわ車内でのサービスが2020年3月末に終了し、その代わりにJR東日本の無料WiFiサービス「JR-EAST FREE Wi-Fi」が利用可能になった。まだ無料開放されて1年ぐらいなので、検索すると古い情報が上位にあったりする。
今回その常磐特急ひたち・ときわ車内での「JR-EAST FREE Wi-Fi」を利用してみたので、インプレと注意点を書きたい。
まず、「JR-EAST FREE Wi-Fi」は既にJR東日本の多くの駅で提供されているのでご存じの方も多いと思うが、セキュリティがまったく掛かっていない。要するに通信がまったく暗号化されていないのだ。 JR-EAST FREE Wi-Fi - JR東日本(PDF)
本サービスは皆様に簡単にご利用いただけるよう、無線LAN端末への事前設定が必要となるWEP等のセキュリティは使用しておりません。 セキュリティを必要とする通信をされる場合には、セキュリティの高いVPN(バーチャルプライベートネットワーク)や有料公衆無線LANサービスをご利用になる事をお勧めいたします。
WEPはいまでは簡単に解読されてしまう無線LANの暗号方式でいまではその後のWPAを経てWPA2(またはWPA3)が推奨されているなか、WEPすらもないという恐ろしい状況だ。これはどういうことかというと、その無線LANアクセスポイント(AP)につないだ端末の全ての平文の通信が読まれてしまう可能性があるということだ。さらに駅や車内でJR-EAST FREE Wi-Fiと同じアクセスポイント名のアクセスポイントを設置して間違えて接続してくる人の端末から情報抜き放題になる。
従って、「暗号化って何?」みたいなレベルの人は絶対に「JR-EAST FREE Wi-Fi」に接続してはいけない。ただ、暗号化が全くなされていなくても、個々の通信が暗号化されている場合には解読されない可能性は高い。たとえばhttpではなくhttpsの方のサイトにアクセスしている場合ならそこでの通信内容は暗号化されているので大丈夫だ。ただ、メールの設定で暗号化ではない設定で読み書きしている場合は、そのメールアドレスのアカウントのIDとパスワードを抜き出される可能性がある。
たとえばASAHIネットのメールの設定では、
送信サーバーは認証が必要:チェックします
メールの送信に同じユーザー名とパスワードを使う:チェックします
受信メールにSSLを使う:チェックします
送信サーバーにSSLを使う:チェックします
https://asahi-net.jp/support/guide/mail/0038.html
のような設定をしていればとりあえずは大丈夫だ。GmailはもともとSSL設定のみなのでこれも大丈夫だろう。古くから使っているアカウントのメールは非SSL設定のままで使っている可能性があるので、要確認だ。
それでも、自分の端末のあらゆる通信が暗号化されているとは限らないから、こういうまったく暗号化していない無線LANは使わない方がよい。
では、どうしても使いたい人はどうすればいいのか。そこで利用案内に書かれているいVPN(バーチャルプライベートネットワーク)を利用することになる。
ところがVPNなんて分からないし、個人でVPNなんて契約できないよ、というのが普通だと思う。
そこでお勧めなのが、SoftEther VPN プロジェクトだ。これは筑波大学の研究プロジェクトとして運営されているものだ。ソフトイーサ株式会社は、小学生の頃からプログラマーとして有名だった登大遊氏が筑波大学の学生の時に立ち上げたベンチャーだ。
【関連追記:2021年10月10日】
天才プログラマーの「けしからん」革命(NHK 2021.10.06)
【関連追記ここまで】
そのSoftEtherというアプリケーションと筑波大学が無料で開放しているVPNサーバーを使えば、無料で安全なVPNが使えるというわけだ。
いままでSoftEtherは知っていたが、個人的に使う機会がなかったのでインストールして使ってみたことはなかった。それで、SoftEther VPN のダウンロードセンターからSoftEther VPN Clientをダウンロードして使ってみた。インストールも設定もほとんど迷うところはない。プラットフォームはWindowsとLinuxとMac OS Xがある。
私はWindows10用のSoftEther VPN Clientをインストールしてみた。自宅環境でテストしてみたが、PCに負荷も掛かることもなく(64bit機で常駐メモリ使用量30数MBぐらいでCPU負荷も少ない)、通信スループットもあまり損なわれない感じだ。使わないときはもちろんCPUは0%で30数MBのメモリを食っているだけだった。
それで特急ひたちに乗り込んでさっそく、車内で「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」にアクセスしてみる。ブラウザの上の方にログインする必要があるとでるのでそこをクリック(これはブラウザやOSによって挙動が違うかもしれない)。画面の指示に従ってメールアドレスを入力して送信する。この時点でSoftEther VPN Clientを起動しているとうまくいかないかもしれない。
最初にgmailのアドレスを入力したのだが、gmailに「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」からのメールが届かない。2回やったが、2回とも届かなかった。持っていったスマホはIIJmioのau回線でつないでいるので、PCの方のWi-Fi接続がうまくいかなくてもスマホには届くはずなのだが、届かなかった。もちろん迷惑メールにも入っていない。
しかし、「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」の方は使えるので、それでいいのかと思って使っていたら、最初のアクセスから丁度30分でWAN側に出られなくなった。SoftEther VPN Clientもエラーを出す。どうやらちゃんと登録しないと30分でWAN側にでられなくなるようだ。
仕方ないので一旦WiFiを切って再度「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」にアクセスしてASAHIネットのメールアドレスを入力した。こんどはメールがすぐに来た。すぐに来たがそこにはなにかパスワードが書いてあるわけでもなく、ただメールが届いただけだ(セキュリティ設定も何もないのだから当たり前か)。メールに「以下URLを押下いただくと、次回以降ご利用時にメールアドレス入力が不要となります。」とリンクの記載があってそこにアクセスしてみたが何も表示されなかった。ともかくもこれで3時間は使えるはず。水戸に着くまで3時間も掛からないので、電車を降りるまでずっと「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」は使えた。
まとめると、「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」では、登録メールにgmailは使えないっぽい。ただ、登録しなくても登録に失敗しても30分は使えるようだ。
そして、「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」のセキュリティだが、メールアドレスを入力してすぐにSoftEther VPN Clientを起動して以降はずっとVPNで通信していた。だから、最初のメールアドレス入力は誰かに盗み見られる可能性はある。gmailは使えないみたいだが、なるべく重要ではないアドレスで登録するのがよいと思う。このアドレス入力画面がSSLだったかどうかは確認し忘れた。
それで、この「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」は3時間しか使えないはずなのだが、帰りの特急ひたちに乗ってPCのWi-Fiを有効にしたらそのままネットが使えて終点までずっと登録なしで使えた。たまたまなのだが、行きに乗った列車と帰りに乗った列車の編成が全く同一車両(K16編成)だったので、再登録が不要だったのかもしれない。データ容量を気にせずにNHK+でニュースを見ながら帰った。はやいVPNサーバーにつなぐと20Mbps近く出たりしていた(車内は空いていたし)。
「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」とSoftEther VPN Clientの組み合わせはよいですな。SoftEther VPN Clientは、海外からのアクセスを遮断している国内専用サービスを海外から利用したいときに使えるだろう。SoftEther VPN のページでもそのような使い方を書いている。たとえばradikoは海外のIPアドレスだと聴けないし、NHK+も同様だ。NHKラジオのらじるらじるも海外からは聴けない。こういうときにSoftEther VPN ClientでVPNをつないで、国内の筑波大学などが提供しているサーバー経由でアクセスすれば、アクセス先には国内からのアクセスとしか分からないので、サービスが利用できる。ほかにもいろんな利用方法があると思うが、くれぐれも悪いことには利用しないように。学校とか企業のLANでSNSを遮断しているような場合でも、SoftEther VPN Clientを使えば普通にSNSの利用ができるし、アクセスログを無効化できる。これを防ぎたければ、自由にアプリケーションをインストールできる端末がそのLANに接続できないようにすればいい。そうでなくてパスワードさえ知っていればどんな端末でもアクセスできるようにしているのであればそれは管理者が間抜けなのであってSoftEther VPN Clientが悪いわけではない。
【追記:2021年8月26日】
みっち様が、コメントでアメリカ国内からのアクセスに限定されているサービスを、VPN Gateのアメリカ所在サーバーを経由することで、日本国内から利用できることを報告してくださっています。ありがとうございます。
https://haniwa.asablo.jp/blog/2021/08/24/9414541#c9414770
https://haniwa.asablo.jp/blog/2021/08/24/9414541#c9415358
【追記ここまで】
【追記:2021年8月28日】
みっち様が以上の内容をブログにまとめておられます。そちらを参照ください。
iPadで映画Blu-rayを見たい!、の巻。 (If you must die, die well みっちのブログ)
【追記ここまで】
公衆無線LANを使うときは、SoftEther VPN Clientはお勧めである。また、特急ひたち・ときわの「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」はセキュリティに問題があるがVPNで使う分には安全で快適であった。
【関連追記】VPN Gate の概要
特急ひたち(E657系:JR品川駅):Huawei P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm(35mm版26mm相当)、F2.2開放、1/30秒、ISO200、プログラムAE、AWB
ADSLから光回線に移行した ― 2021年08月24日 00時00分00秒
ASAHIネットで利用している超割ADSLコースが2021年9月で終了なのは既に何度か書いた。それで何かの回線に移行することをずっと検討していた。一番重視していたのは月額の支払いがいまよりもあまり高くならないことだ。なぜなら、これから先10年20年ずっとその回線の可能性があり、月額が2000円上がると年間2万4千円、10年で24万円も余分に支出することになるからだ。
これまでASAHIネットには超割ADSL VoIP対応Mプランで1,877円(税抜)、ADSLタイプ1(E)NTT東日本 86円(税抜)で1,963(税抜)×1.1=2,159円(税込)払っていた。
これがASAHIネット光だと5,698円(税込)になる。実に3539円も値上げになる。これがずっと光回線に移行するのが嫌だと思っていた理由だ。
ところが、ADSLの元となるNTT東日本の固定回線には1,700円に屋内回線使用料60円ユニバーサルサービス料3円で合計1,763円(税抜)で1,939円(税込)掛かっている。これを光電話にすると550円(税込み)となる(03…とか06…などの電話番号はそのまま移行)。双方ともナンバーディスプレイが440円(税込)が掛かるが同額だしオプションなので比較から除いている。
ADSLを光回線にするだけでなく、ADSL+(銅線)固定回線を光回線+光電話にすると、月額支払い額の上昇を抑えられる。
具体的には、
ADSL2,159円+固定電話1,939円=4,098円(税込)が、
ASAHIネット光5,698円+光電話550円=6,248円になる。
月額2,150円の上昇だ。
それで、ASAHIネット光は2021年7月末までの申し込みで24ヶ月間580円割引、工事費相当19,800円キャッシュバックなので、7月末までにASAHIネット光に申し込んだ。
比較対象のau光だと一戸建ての場合月額6,160円(税込)でASAHIネットよりも高いし、もうauの契約はしていないので割引も期待できない。なお、au光は解約すると撤去費用31,680円(税込)が請求されるので、これも評判が悪い理由のひとつだ。
ということで、ASAHIネット光にしたのだが、このASAHIネット光+光電話の申し込みでひとつ注意点がある。申し込みを進めていくと、光電話を選択するとルーターがWi-Fiありしか選択できないようになっている。Wi-Fiなしはルーターのレンタル料は0円だが、Wi-Fiありは月額300円掛かる。せっかく光電話にして月額の金額を圧縮したのにこんなところで300円も上がってしまうのは無念だ。ネット上からASAHIネット光の申し込みをしたら翌日ぐらいにASAHIネットから申し込み確認の電話があったので確認してみたら、光電話選択でもWi-Fiなしルーターの選択は可能なので、Wi-Fiなしに変更してもらった。
ASAHIネットからの確認電話の際に工事日も決めるのだが、何月何日以降から選べるというのではなく、飛び飛びに○月○日、○月×日となっていて、自分の仕事の都合と微妙に被る。結局最短日よりも1週間先の昨日の工事となった。工事は午前午後と選べるので午前にしてもらった。
前日には午前のうち何時に来るかの電話が掛かってきて9時前後に伺いますとのことだった。
ところが、当日8時27分に呼び鈴が鳴って、モニターを見ると高所作業車をバックに作業員が立っている。えー、もう来たの?作業員と交通整理員の2人で来て、作業は作業員一人で行っていた。
作業自体は1時間半ぐらいで終わった。自宅の電話機のところからPF管に通線ワイヤーを通していく。それが外壁の導入部から出てきたところで一旦おいておく。次に高所作業車で従来の銅の電話線を撤去する。電柱の既設の光ファイバーに新しい光ファイバーを接続して引っ張ってきて、銅の電話線時代のステーなどを利用しながら光ファイバーを外壁の導入部まで持って来て、さきほどの通線ワイヤーにつなぐ。ここで、高所作業車上の作業員が、「お客さん、すみませんが中のワイヤーを引っ張ってくれませんか?」というので中に入って光ファイバーが出てくるまで引っ張った。するすると抵抗もなく引っ張れる。光ファイバーがPF管から出てきて3~5mぐらい余分に引っ張ったところで重たくなったので引っ張るのをやめて表の高所作業車上の作業員にその旨を伝える。導入部の固定作業をしてから、作業員が中に入ってきて、電話コンセントを光ファイバー用のコンセントに交換して端の処理などをする。あとはONU兼ルーター(RX-600MI)を接続して、接続試験などをしていた。その後電話機をONU兼ルーター(RX-600MI)に接続して、持っていた携帯から電話を掛けてテストしていた(ナンバーディスプレイも引き続きオプションを付けているのでそれも確認)。以上で作業は終わり。設定作業等は自分でやることになっているが、作業員の方は私がルーターの設定は分かるというと「192.168.1.1にアクセスしてID:userでパスワード設定してください。」と言って、帰っていった。
その後RX-600Miルーターの設定画面に入って、事前にASAHIネットから郵送されていたASAHIネットのIDとパスワードを入力したら、ネットが外側に出られるようになった。なお、光回線用のIDとパスワードはIPv4だと入力が必要で、IPv6だと入力は不要とのことで、入力は不要だった。実際にはIPv4 over IPv6のようだ。
【追記:2021年10月1日】ASAHIネット光、IPv6 PPPoEからIPv6 IPoE DS-Lite (IPv4 over IPv6)にする ― 2021年09月19日参照【追記ここまで】
最初にスピードテストしたところ、下りで70Mbpsでたいしたことないなと思っていたが、しばらくすると調子いいときは200Mbpsぐらいでて、平均で150Mbpsぐらいになった。十分に早い。まだ1日しか見ていないが、夜でも速度変化はあまりないようだ。
【追記:2021年8月25日】測定は、BNRスピードテストというところでした結果だ。ブロードバンドスピードテストというところで測定すると、下り346.85 Mb/s、上り281.91 Mb/sとでる。ほんまかいな。【追記ここまで】
【追記:2021年9月5日】AsahiNet 光(ファミリーコース)は下り600Mbps越え ― 2021年09月05日【追記ここまで】
なお、無線LANで接続するとIEEE 802.11acでもなぜか70Mbpsぐらいしか出ない。この近辺では5GHzの周波数被りが酷いせいだろう。もう1台無線LANルーターを増設して、混信源の方向に近いところにIEEE 802.11acで電波を出す予定。相手はチャンネル自動設定で、こちらがチャンネルを変えても変えても気づいたら同じ周波数にしてくるので、もうそこのアクセスポイントに向けて電波出して「使ってるよ」と「教える」しかない。なお、8月に入ってからASAHIネット光は7月末までのキャンペーン内容にプラスして、WG-1200HS4(NE)のプレゼントがあるようだ。ちょっと損した。
【関連追記】
RS-500MIという極悪Wi-Fiルーター ― 2021年09月14日
【追記】固定電話の電話番号はそのまま移行したが、加入権を放棄させられた。加入権を放棄しないと休止料と称して22,000円も取られるからだ。いまは新規の固定電話を引くのに加入権は必要ないので、加入権は無価値になってしまっている。従って22,000円払って加入権を維持するメリットはない(持っていても売れない)。国民から1回線につき8万円ぐらいの加入権を奪っていまのNTTの繁栄があることはきちんと後世に語り継がないといけない。民営化の闇である。【追記ここまで】
写真は記事とは関係ない。
宮下銀座商店街通り(茨城県水戸市):Ricoh GR、13.7mm(35mm版20mm相当)、ワイドコンバージョンレンズGW-3、F2.8開放、1/50秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 160)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF中央1点
水戸東照宮の下にあるから宮下というらしい。3階建ての共通したデザインの古い鉄筋コンクリート作りの建物が道の両側にあってその上にアーケードが被せてある。建物は1960年代に建てたような感じに見える。当日は雨が降っていたのだが、アーケードがあるのになぜか雨が落ちてくる。もとからこういう仕様なのか、上部の明かり取りの部分のガラスかアクリル板を外してこうなっているのかよく分からん。ワイコンのGW-3のゴム製フードを付けていなかったので、ワイコン表面に雨粒が付いてちょっとゴーストが出ている。すまん。
SoftEther VPN Clientから「d Wi-Fi」利用に発展 ― 2021年08月25日 00時00分00秒
今まで公衆無線LANはセキュリティが危険でアブナイので使わないようにしていたが、常磐特急ひたち・ときわの車内無料Wi-FiとSoftEther VPN Client ― 2021年08月21日で、暗号化なしの「JR-EAST FREE Wi-Fi」をSoftEther VPN Client使うようになって、もっと公衆無線LANを利用しようと思った。
というのも、今月に入って2回もスマホを家に忘れてきたのだ(泣)。まあスマホなくても困らないんだけど、スマホがないと私物のPCなどがネットに繋がらないので困るなぁとは思っていた。そこでSoftEther VPN Client入れて、駅などのの公衆無線LAN使えばいいじゃないかと思った次第。えっ、そもそもスマホ忘れていくなよって?
そこで、ケータイWatchで紹介されていた「d Wi-Fi」を利用することにしてみた。去年からはdocomo利用者でなくてもdポイントクラブ会員であれば無料で使用できるらしい。しかも認証方式はIEEE802.1X、暗号はWPA2だ。無料なのにIEEE802.1Xの認証を使っているのはかなり珍しい。これは安心だ。VPN不要の安心だと思う。
そこで、まず「dポイントクラブ会員」になろうとしたら、まずは「dアカウント発行」をしなければならない。次に「dポイントクラブ入会」でそこからこんどは「dポイントカード利用登録」をしてやっと「d Wi-Fi」が使える。これ、結構ややこしかった。簡単には使わせないぞというdocomoの意思を感じる。
それで、IEEE802.1X認証だが、これはandroidでは「dアカウント設定」というアプリをGooglePlayからインストールしてアカウント情報を入力すると簡単にできる(※)。「dアカウント設定」アプリで「d Wi-Fi接続設定」を「設定する」にすると、androidスマホのWi-Fi設定に"0001docomo"のアクセスポイントが登録されて、自動認証・自動接続されるようになる。
※もちろん、先に「dアカウント発行」「dポイントクラブ入会」「dポイントカード利用登録」をしておく必要がある。
「dアカウント設定」アプリで「d Wi-Fi接続設定」を「設定する」のままコンビニに入ったら、いつのまにか"0001docomo"に繋がっていて、paypayなどの支払いも「d Wi-Fi」回線経由で行われていた。
駅などでも"0001docomo"のアクセスポイントの電波が強いときはそちらに繋がるが、自分が行き来する範囲では駅の"0001docomo"の電波はあまり強くなく、検出はするけれども接続せずにモバイル回線のままのことも多い(android端末の設定による)。"0001docomo"よりも、IEEE802.1X認証のない"0000docomo"の方がよく見つかるが、そちらの設定はしていない。
駅では人が多いせいか、アクセスポイントが離れているせいか、繋がらないことも多い"0001docomo"だが、コンビニだと確実に"0001docomo"に繋がっている。
私物のWindows PCの方にも「d Wi-Fi」のIEEE802.1X認証を設定しておく。こちらは便利なアプリはなく、Windowsの設定に入力していく。詳細はWindows® 10 d Wi-Fi自動ログイン機能設定(NTTドコモ、PDF)に書いてある。
これで私物PCのみでもネットに繋がるぞ。スマホを忘れても大丈夫(忘れんなよ)。なお、1アカウントで同時に5台までは接続可能だそうだ。
NTTドコモにアクセス先などを知られたくない人は、VPNを使えばよい(通信内容はSSLならばVPN使わなくてもドコモには知られない)。
「d Wi-Fi」はドコモ利用者以外が使えるようになるまでは設定等が面倒くさいが、IEEE802.1X認証のある安全な無料Wi-Fiなので、利用価値はあると思う。
写真は記事とは関係ない。
総合美容室ヴォーグ(茨城県水戸市):Ricoh GR、13.7mm(35mm版20mm相当)、ワイドコンバージョンレンズGW-3、F4.5、1/90秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF中央1点
宮下銀座商店街通りの南西側の入口に立つ美容室。これもなかなかデザインに優れた建築物である。これも前玉に雨粒が付いてゴーストが出ている。すまん。
今回、新型コロナウィルス感染拡大中に仕事で水戸に行ったが、特急電車で行って混んだところに寄らなければ、都内で通勤電車に乗って仕事に行くよりはよほど安全だと思った。特急ひたちの車内は空いていたし、誰も喋ってないし。【追記】現地に行かないで済むのならそれに越したことはないが。【追記ここまで】
今回はリニューアルされたえきねっとで切符を取ったが、色々と改悪されていて非常に使にくくなっていた。一番駄目なのは、切符を取るのにまず経路検索を強要される点だ。しかも、経路によっては私鉄のみの結果が返ってきたりする。今回の水戸行きでも、自分は品川から乗りたいのだが、品川・東京間を横須賀線に乗って東京から特急ひたちに乗れとかの経路が出たりする。あのなぁ東京駅の横須賀線ホームって地下4階にあって、特急ひたちの通る東海道線ホームは地上2階なんだぞ。ほかにも上野まで行って上野から特急ひたちで行けとか。特急料金は品川からでも上野からでも同じだし、もちろん運賃も同じなので、始発の品川から乗らせてくれよ。アホやろ。
えきねっとのリニューアルで唯一よかった点は、事前申し込みでも座席の割り当てが発券前に分かって、座席の変更ができることだ。「お先にトクだ値」を使って座席を「車両端以外」に指定すると、予約が早い場合には必ず3番になる。要するに両端とは1番2番など端から2列までということなんだろう。両端は小さなお子さんを連れている人が使うことが多く、たいていは埋まっている。
座席の変更でシートマップが見られるが、見ると1番2番の座席が埋まっているのに自分の座席が3番で密集している。真ん中辺りはずいぶんと空きがあるのになんでこんなに端っこなんだよ。真ん中辺の周囲にも空きがあるところに座席を変更した。これが発券前にできるのがよくなったところだ。発券後だと変更は窓口でないとできないのに、発券前には座席が分からなかった以前のはよくなかった。
ちなみに発券しないのは、帰りの時間がやや不確定だからだ。発券すると窓口に行かないと列車の変更ができないが、発券前だとえきねっと上から変更できる。だから行きの切符は何日か前に発券しておくが、帰りの切符は現地で帰る前に発券するようにしている。注意点は帰りの駅がJR東日本のきっぷが発券できる駅に限るということだ。たとえば大阪に行くのにえきねっとで切符を取ったら帰りの分は新大阪では受け取れないので、事前にJR東日本管内で発券しておく必要がある。
きっぷのお受取りができるエリア・駅(えきねっと)
あともう一つ注意点は、「チケットレス」である。常磐特急ひたち・ときわだとチケットレスが使えるが、スマホがモバイルSuicaに対応していない人は特急券のみをチケットレスにしないといけない。今回「お先にトクだ値」で取った帰りの切符をもっと早い時間の特急に変更してチケットレスにしたが、その際に特に詳しい注意書きもなく特急券のみか乗車券も買うかと聞かれて一旦乗車券も買いそうになった。しかし、チケットレスで買うと、モバイルSuicaではない場合、駅の改札口を通れるのかが分からない。スマホの購入画面(QRコードなどはない)で有人改札を通してくれるのか分からないので慌ててキャンセルして前の画面に戻って※もう一回特急券のみ買って、Suicaで入場した。特急に乗ったらちゃんと自分の席のランプは予約済みの緑色になっていた。
※キャンセル(払戻・取消)するとキャンセル料(払戻手数料)が掛かるので購入確定後は「変更」を使わないと損をする。
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