ニコンレンズキャップLC-55AってなんでAが付いてるの? ― 2021年06月18日 00時00分00秒
Ai Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sのレンズ先端保護 ― 2021年06月17日ということで、Kenkoのステップアップリング52mm→55mmとステップダウンリング55mm→52mmにレンズ付属のLC-52キャップをする話はした。
ところが、ニコンにはLC-55Aというレンズキャップもあることに気づいたので、LC-55Aも買ってみた。これだとKenkoのステップアップリング52mm→55mmにLC-55Aを付けるので、ステップダウンリング55mm→52mmの分だけ厚みが減る。
それで、LC-55AはAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRでしか使っていないキャップなのに、どうして末尾にAが付いているのか気になった。55mm径というのは、1 NIKKORレンズにあるだけで(たとえば1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6はLC-N55キャップ)、FマウントのレンズにはAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRしかないはずで、「LC-55」の改良型というわけではなく、最初からLC-55Aなのだ。
触ってみるとLC-55Aはつまむところのスプリングが強い感じだし、なんかLC-52よりも分厚い。どうなってるんだ?と裏返して初めて分かった。スプリング部分の構造が違うのだ。
LC-55Aは最後かなり強くつままないと55mmのフィルター枠にははまらない感じ。触った感じも分厚くてほかのレンズキャップとは違和感がある。【さらに追記】どうしてLC-55Aは強くつままないとはまらないのか分かった。他のLC-52などのAの付かないレンズキャップは、つまむとその部分が52mm径用なら52mmよりも引っ込むのだが、LC-55Aは最大につまんだ状態で55mm径ギリギリまでしか縮まらないのだ。だから55mmのフィルター枠に付けようとすると一番縮んだ状態にまでぐっと力を入れなければならない。スプリングが強いというよりも、つまむ部分の引っ込み代が小さくて径ギリギリなのだ。これはアカン奴ですわ…。【さらに追記ここまで】
LC-55AはLC-52よりも分厚いが、ステップダウンリング55mm→52mmの厚みほどLC-55AがLC-52よりも分厚いわけではないので、トータルではKenkoのステップアップリング52mm→55mmとLC-55Aの方が、Kenkoのステップアップリング52mm→55mmとステップダウンリング55mm→52mmにレンズ付属のLC-52よりもちょっとだけ薄い。しかし、その差はそんなにない。
わずかな薄さよりも、LC-55Aがレンズキャップ装着時にかなり強くつままないといけないことの方が使い勝手に影響しそうだ。せっかくLC-55A買ったのにな。分厚くてスプリングが強いとは思わなかった。今後他のサイズのレンズキャップもA付きのものに変わっていく可能性がある。これは嫌だな。【追記】考えてみたらZマウントのレンズには別のレンズキャップが用意されていて、LC-52、LC-58、LC-62…といったレンズキャップはFマウントレンズ専用だ。Fマウントレンズは全部終了の方向だから今後このAタイプレンズキャップに置き換わることはなさそう。【追記ここまで】
ということで、せっかく買ったLC-55Aだが、お蔵入りかも(泣)。
ついでにAi Micro-Nikkor 55mm f/2.8S用のレンズソフトケース CL-0915も買ってみた。こちらは可もなく不可もなくという感じ。大昔の本革製のレンズポーチの方が好きだが、あれは黴びやすいかもしれないので、こういう化繊の通気性がありそうなポーチの方が味はないけれども実用にはよさそう。
【関連追記】
ニコンのレンズキャップは新しくなるほど気が利かないものになっている。いいのかこれで。Zレンズのキャップは触ったことがないけど。
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【関連追記2】
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