Ai Nikkor ED 180mm F2.8Sを戴いた2021年04月20日 00時00分00秒

戴いたAi Nikkor ED 180mm F2.8S
戴いたAi Nikkor ED 180mm F2.8S

Ai Nikkor ED 180mm F2.8S をブログの読者の方(以下Aさん)から戴いた。赤城耕一の「アカギカメラ」 第19回:春のアポランター祭り ― 2021年04月06日をご覧になってメールをくださったのだ。

Aさんが有名中古カメラ屋さんに宅配買取で査定を依頼したところ、クモリ有りとの事で、査定額100円との回答があって買取をキャンセルをして手元に戻ってきたところにその記事をご覧になって、私に下さる気になったのだそうだ。「気に入らなければ売払うなり、ハニワニワに埋めてしまうなりしても、何の問題もございません」とまで仰っていただいている(笑)。

それで匿名での受け渡しというお申し出だったのだが、自分の探し方が悪くてうまい方法が見つからず、10日ぐらいお返事をしないままでいた。文面からも誠実さ伝わってくるので何かお返事をせねばと「ありがたく頂戴したいのだがうまい受け渡し方法が見つからない」と率直にお返事してみた。

そうしたら、「ゆうパックスマホ割」だと発送元が町名まで出てしまうが、受け取る側は任意の郵便局を指定できるという。また、せめて送料ぐらいは私が負担したいという件に関してはpaypayの匿名送金を提案して戴きそれを利用することにした。どちらの方法もお互いに初めて利用したのだが、なんとかうまくいった。送料は590円であった(paypayのリンクで送金の方法でメールでリンクを送った)。

「ゆうパックスマホ割」は受け取る私の方もandroidのスマホに「スマホ割」という日本郵便のアプリをインストールした。発送者のAさんの方からゆうパックスマホ割アプリで発送後にリンクをメールで送って戴き、それを「スマホ割」で開けて、受取の郵便局を指定した。この郵便局は別に居住の管轄郵便局に限らず、全国どこでも指定できるようだ。

そうしたら、発送しましたというメールを戴いた翌朝には「スマホ割」に「届きました」とのメッセージが表示されていた。さっそく指定した郵便局に受け取りに行き、Ai Nikkor ED 180mm F2.8Sをゲットした(「スマホ割」アプリにはQRコードもバーコードも表示されなかったので、受け取り時に紙に書いたり、職員の方がスマホ画面を見ながら手で番号を入力したりしていた。これは別途書きたい)。

一応、爆弾が入っていないかとかノビチョクが付着していたら…とかも考えたが(違)、まあ私はそこまでするほどのメリットがある人物ではないので大丈夫と判断した(笑)。

戴いたAi Nikkor ED 180mm F2.8Sは【写真1】【写真2】のとおりだ。レンズキャップは金属製のねじ込み式が付いていた。前玉や後ろ玉には傷もなくきれいな光学系だと思った。某有名カメラ店の指摘する曇りは、普通に前や後ろから覗いたり試し撮りした場合には分からなかった。ただ、後ろ側からLEDで照らすとおそらく2枚目の4面目の中央あたりに口径の半分ぐらいの直径の薄い曇りが見られた。LEDで後ろ側から照らしたときだけ分かるぐらいの曇りで、ファインダーで強い光源を覗いても、強い光源を撮っても分からないぐらいだ。Aさんが買取りに出すまで曇りに気づかなかったのも無理もないと思った。Ai Nikkor 20mm F2.8Sレンズが曇った ― 2018年11月11日のとき(泣)とは全然違う。

それで、ちょうどいま【期間限定】MF旧製品メンテナンスサービスが2021年5月14日(金)までで実施されているので、メンテナンスに出してみようかと思う。戴いたときに【期間限定】MF旧製品メンテナンスサービスをしているのも何かの縁かもしれないし。ただし、見積りがあまりに高額だったらちょっと考えてみる。

【追記:12:00】【期間限定】MF旧製品メンテナンスサービスを申し込もうと思ったらネットからだと通常サポート中のレンズしか選べず、MF旧製品メンテナンスサービスの対象レンズをネットから修理受付できないようだ。ピックアップサービスを使いたかったら電話するしかないみたい。しかも「修理申込票」のPDFが書き込み禁止、注釈禁止、Wordで開いて記入しようとすると「このドキュメントの作成者が設定した権限により、アプリケーションでのコンテンツの再利用は許可されていません」と出た。要するにプリントアウトして手で書け、と。アホか。こんなことやってるから日本企業はどんどん衰退していくんだぞ。終わってるよ。【追記ここまで】

憧れのAi Nikkor ED 180mm F2.8S を戴けて幸せである。ピントリングのスムーズだが重みのある感触や絞りリングのカチカチという感触、金属鏡胴のひんやりとした感触、吸い込まれそうな前玉。素晴らしい。試写した結果も素晴らしい。

Aさん、本当にありがとうございました。m(_ _)m

【参考】ニッコール千夜一夜物語 第十夜 AI Nikkor ED 180mm F2.8S

【関連追記:2021年7月19日】
Ai Nikkor ED 180mm F2.8SのMF旧製品メンテナンスサービス見積りが来た ― 2021年04月23日
Ai Nikkor ED 180mm F2.8SのMF旧製品メンテナンスサービス完了通知が来た ― 2021年07月19日

【関連追記:2021年7月21日】
Ai Nikkor ED 180mm F2.8Sは光学系がきれいになって戻ってきた ― 2021年07月21日

【写真3】ハニワニワのカラスノエンドウ:Nikon D300S、、Ai Nikkor ED 180mm F2.8S (35mm判換算270mm相当)、F2.8開放、1/125秒、ISO-AUTO(250)、AI オート接写リング PK-13、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス 、高感度ノイズ低減:標準、三脚使用

【写真3】ハニワニワのカラスノエンドウ:Nikon D300S、、Ai Nikkor ED 180mm F2.8S (35mm判換算270mm相当)、F2.8開放、1/125秒、ISO-AUTO(250)、AI オート接写リング PK-13、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス 、高感度ノイズ低減:標準、三脚使用

PK-13を使用して繰り出しているのでAi Nikkor ED 180mm F2.8Sの設計そのものの性能ではないかもしれないが、ボケがきれいで柔らかい描写だと思った。しかし細部はきっちりと解像している。マクロアポランター125mm SLが妙にコントラストが高い(なにか強調される感じ)ので、それに比べるとAi Nikkor ED 180mm F2.8Sは落ち着いたいい感じで色もすっきりとした感じだと思う。ポートレートなどにはMacro Apo-Lanthar 125mm F2.5SLよりもAi Nikkor ED 180mm F2.8Sの方が向いてそうだ。

ちなみにハニワニワの野草は、このカラスノエンドウを除いて全部抜いてしまったのでしばらく作例に困るかもしれない(泣)。なかなか「雑草」を抜く気にならなかったのは、このところずっと週末土日のどちらかが必ず雨だったからだと気づいた。先々週に土日とも晴れた日に草抜きをした。カラスノエンドウを残したのはもうすぐ花が咲きそうだったからだ。


戴いたコメントのお返事はもう少しお待ちください。m(_ _)m

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