プロ野球開幕戦(DeNA対巨人)でAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDを使ってみた ― 2021年03月27日 00時00分00秒
しばらく更新が滞ってすまんです。去年に安く手に入れたAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDを試写する機会になかなか恵まれなかったが、昨日のプロ野球開幕戦(横浜ベイスターズ対読売ジャイアンツ)を敵地東京ドームで撮影してみた。たまたま友人がチケットをもらったのだが友人はその日は都合が悪いというので私に回ってきたのだ。コロナ禍でちょっと心配であったが、こういう機会は滅多にないのでありがたく頂戴して行ってきた。
開幕のイベントはさすがに古いDSLR(Nikon D300s)の動画機能で撮るのはきついのでビデオカメラで撮った。
野球の試合をAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED撮った印象だが、このレンズは開放F値が4.5~5.6と暗いので、スポーツを撮る場合には高感度特性のよいカメラを使わないといけないと思った。というのも、D300sはISO3200ともなるとかなり画質が悪くなるのに、東京ドームの明るさだと開放絞りF5.6でシャッタースピード1/800秒を稼ごうとするとISO3200付近まで感度を上げないといけなくなって、D300sだとかなり画質が悪くなるのだ。なんか東京ドームって暗いのかも。以前昼間だが屋外の横浜スタジアムでニコンおもしろレンズ工房ど「どっと400」の開放F8のレンズにISO400のフィルムでもちゃんと撮れてたもん。どどっと400 + PORTRA 400NC ― 2010年05月18日参照。
【写真1】 濵口遥大投手(横浜DeNAベイスターズ):Nikon D300S、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、250mm(35mm判換算360mm相当)、F5.6、1/250秒、ISO-AUTO(1600)、Nikon NCフィルター、HB-36フード、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-C 中央1点 ダイナミック9点 、高感度ノイズ低減:標準
これがAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>の開放F2.8だと2段明るいので1/800秒でもISO800で済んでしまう。D300sのISO800とISO3200とでは全然画質が違うのである。新しいカメラだったら開放F値がF4.5~5.6のレンズでもいいんだろうけど。
それでVR手ぶれ補正が付いているレンズだが、1/500秒以上の速いシャッタースピードで撮る分にはVRがあってもなくてもあんまり変わらない。じゃ、1/250秒で撮ったらどうか。1/250秒だとボールが止まって写らない。
【写真2】髙橋大輔氏(東京ドームDJ):Nikon D300S、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、240mm(35mm判換算360mm相当)、F5.6、1/250秒、ISO-AUTO(2200)、Nikon NCフィルター、HB-36フード、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-C 中央1点 ダイナミック9点 、高感度ノイズ低減:標準
ということで、開放F値がF4.5~5.6と暗いがVR(手ぶれ補正)の付いたレンズは、被写体があまり動かない場合に1/50秒で撮ってもぶれないといった使い方に向いている(ビーバームーンの半影月食を AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDで ― 2020年11月30日とか)、あるいはスポーツに使いたかったら昼間に撮るか高感度特性のよい新しいカメラで使うということになる。もし、次にまた野球を撮ることになったらAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>を持っていこう。やっぱり開放F値が2.8って使い道が広い。
【写真3】菅野智之投手(読売ジャイアンツ):Nikon D300S、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、135mm(35mm判換算202.5mm相当)、F4.8開放、1/800秒、ISO-AUTO(3200)、Nikon NCフィルター、HB-36フード、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-C 中央1点 ダイナミック9点 、高感度ノイズ低減:標準
【写真4】佐野恵太外野手(横浜DeNAベイスターズ):Nikon D300S、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、155mm(35mm判換算232.5mm相当)、F4.8開放、1/800秒、ISO-AUTO(3200)、Nikon NCフィルター、HB-36フード、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-C 中央1点ダイナミック9点 、高感度ノイズ低減:標準
【写真5】山﨑康晃投手(横浜DeNAベイスターズ):Nikon D300S、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、240mm(35mm判換算360mm相当)、F5.3開放、1/500秒、ISO-AUTO(3200)、Nikon NCフィルター、HB-36フード、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-C 中央1点 ダイナミック9点 、高感度ノイズ低減:標準
【写真6】山﨑康晃投手(横浜DeNAベイスターズ):Nikon D300S、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、240mm(35mm判換算360mm相当)、F5.3開放、1/500秒、ISO-AUTO(3200)、Nikon NCフィルター、HB-36フード、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-C 中央1点 ダイナミック9点 、高感度ノイズ低減:標準
あと、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDのAF性能だが、D300sとの組み合わせだとボディ内モーターのAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>とあんまり変わらない。AF合焦性能はボディにも寄るのだが、打者から打球の飛んだ先の野手にカメラを向け直すと必ず防護ネットにピントが来てなかなかその先の被写体にピントを合わせてくれない(AF-C + 親指AF + 中央1点 + ダイナミックAF9点)。ピントリングが今まで使っていたレンズと違って根元側にあるので咄嗟にピントリングで無限遠に持っていくのも難しかった。しかも無限遠は突き当てではなく「浮いている」タイプなので行きすぎてやっぱりピンボケとか。慣れるまで難しい。自分はレンズの先にピントリングがある方がいいなぁ。
【写真7】ピントが防護ネットに来てしまった亀井義行外野手の開幕戦代打サヨナラホームラン(2021年3月26日(金)):Nikon D300S、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、90mm(35mm判換算135mm相当)、F4.5開放、1/500秒、ISO-AUTO(3200)、Nikon NCフィルター、HB-36フード、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-C 中央1点 ダイナミック9点 、高感度ノイズ低減:標準
【写真8】亀井義行外野手の開幕戦代打サヨナラホームラン(2021年3月26日(金)):Nikon D300S、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、155mm(35mm判換算232.5mm相当)、F4.8開放、1/800秒、ISO-AUTO(3200)、Nikon NCフィルター、HB-36フード、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-C 中央1点 ダイナミック9点 、高感度ノイズ低減:標準
試合の方だが、9回表に7-7の同点に追いついたものの、9回ウラに抑えの三嶋一輝投手が代打の亀井義行選手(背番号9)にサヨナラホームランを浴びて終了(泣)。ちなみに開幕戦の代打サヨナラ弾はプロ野球史上初だそうで、しかも亀井義行選手は38歳7カ月で、開幕戦のサヨナラ本塁打では69年山内(広島)の36歳11カ月を抜く最年長記録だそうだ(泣)。
【追記】書いている今2戦目が放送されているが、投手出身の三浦大輔監督は投手の起用や替え時がイマイチのような気がする。さらに打てなかった1番2番打者を今日も昨日とまったく同じ打順で並べているし。ワシはラミちゃんにもっと長くやってもらってもよかったと思うぞ。三浦大輔氏ももうしばらく2軍監督で修業しててもええやん。もう遅いけど(泣)。【追記ここまで】
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 7 |
巨人 | 3 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1X | 8 |
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