楽天モバイルSIMをMR04LNとクレードルで自宅固定回線にしてみた2021年03月16日 00時00分00秒

MR04LN + クレードル 楽天モバイルSIMを挿入

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それで、楽天モバイルは1年間無料で無料期間が終わってからも1GB/月以下だと0円、20GB/月を超えても3278円(税込)/月(2021年4月1日以降)なので、家族の別名義でもう1回線申し込んでみた。1年間無料の受付が2021年4月7日に終わるからだ。Rakuten Poket WiFiとのセットにしたかったのだが品切れ中なので、SIMだけで申し込んだ。
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それが昨日届いた。とりあえず前回に1円で買ったRakuten Poket WiFiにSIMを入れて開通させた。Rakuten Poket WiFiだと何も設定しなくてもSIMを挿してRakuten Poket WiFiの電源をONにするだけで開通するので便利だ。【追記】これら開通は不要なのかもしれないが、このSIMで通信できることを最初に確認しておかないと、いきなりMR04LNに楽天SIMをいれてもし通信できないときに問題の切り分けが面倒だからだ。また、Rakuten Poket WiFiは標準SIMでMR04LNはmicroSIMだから、切り取って小さくなる前に開通を確認した方がよいからだ。【追記ここまで】

このもうひとつの楽天モバイルの回線はなんのために申し込んだかというと、自宅の固定回線の代わりにならないかと思ってだ。自宅の固定回線は20年近く使ってきたADSLなのだが、そのADSLが2021年9月で終了になるとASAHIネットから連絡があったのだ。

楽天モバイルの回線は、自宅だと屋内のどこの場所でもうちのADSLの5Mbpsよりも速い速度で繋がることがわかったので、楽天モバイルを家庭内LANのWAN側につないで使ってみようという試みだ。

HUAWEI P20 liteを買ってからは使っていなかったAterm MR04LNをクレードルに挿すと、電源供給とイーサネットRJ-45で繋げられるようになるのだ。

まずは、Aterm MR04LNで楽天モバイルが使えるように設定する。MR04LNの設定→APN設定→SIM1かSIM2(楽天モバイルのSIMを挿している方のスロットを選ぶ)で以下のように入力(または選択)。

サービス名:rakuten
APN接続先:rakuten.jp
ユーザー名:(空欄)
パスワード:(空欄)
認証方式:チャレンジハンドシェーク認証プロトコル(CHAP)
接続方式:IPv4/IPv6

他は空欄のままで繋がった。
LTE/3Gに接続する|AtermRMR04LNユーザーズマニュアル開通手続き時にインターネットに接続できない、APN設定をしたい(楽天モバイル)も参照。

念のためMR04LNに何か端末を接続して自回線が楽天モバイルのIPアドレスになっているか確認くん診断くんで確認した。なお、楽天モバイルのIPアドレスは逆引きできないようだ。

ADSLのモデム兼ルータからスイッチングハブ(のWAN側)に繋がったLANケーブルをADSLのモデム兼ルータから抜いて、MR04LNのクレードルに挿してスイッチングハブ(のWAN側)とつなぐと、スイッチングハブにぶら下がっている家庭内のLANがすべてMR04LNの配下になる。楽天モバイルのSIMを挿したMR04LNは、ルータモード(デフォルト)にしてDHCPも有効(デフォルト)にしておくと、それだけで家庭内LANは楽天モバイルでインターネットに繋がる。

なお、うちのMR04LNは、デフォルトゲートウェイが192.168.179.1(設定画面から変更可能だが)になっていてほかのルーターやモデムがよく使っている192.168.0.1とは違うので、DHCPがうまく働かないときはコマンドプロンプトからipconfig /releaseとipconfig /renewなどでローカルIPアドレスの再割り当てをしないとうまくネットに繋がらないことがある。LANケーブルを抜き差ししたりOS再起動でもローカルIPアドレスの再取得は可能だが、作業中だとそれはしたくないだろうから要注意だ。

うちの家庭内LANはスイッチングハブから壁の中のPF管を通して CAT5eのLANケーブルでいくつかの部屋に配線している。またスイッチングハブの下に無線LANの5GHzや2.4GHzの親機も繋がっている。これでいつも通りに家庭内LANにつなぐと、(ADSLよりも数倍速い)楽天モバイルの回線を享受できる。

MR04LNをずっとクレードルに載せたままで使った場合に心配なのは、バッテリーだ。バッテリーにずっと充電しているとバッテリーはあっという間に劣化するからだ。

MR04LNを最初にクレードルに載せた際には、99%ぐらいあった電池残量が少しずつ減って1日経ったら66%ぐらいになった。これは充電されていなかったようだ。検索するとどうもACアダプターとクレードルの間をつなぐUSBケーブルや接点、クレードルとMR04LN本体のUSB接点などが少し汚れていたりするとUSBコネクタで回線は繋がってはいても充電されず(または充電が不十分で)電池が減っていくようだ。

うちのクレードルも使わないままにテレビの前などに放置していたので接点が汚れている可能性がある。クレードルやACアダプターなどの各接点を接点復活剤できれいにしたり、MR04LNのバッテリー端子とバッテリーの接点部分を無水アルコールなどで拭いたりしたら、電池は減らなくなった。

MR04LNの電源設定でロングライフ充電を有効にしておくと70%で充電が停止するので、その設定にした。いまはMR04LNをクレードルに置いて使っている状態で充電されておらず、かつ70%から減ることもなく使えているようだ(70%以上の状態の電池だとMR04LNをクレードルに挿したのち何秒か充電中マークが付いてその後充電中マークは消える)。

MR04LNのクレードルでAC電源で使う場合には、電池の残量をときどき確認してちゃんとAC電源で賄われているかをチェックした方がよい。【追記】ずっとクレードルで固定で使うのであれば、節電のためにMR04LNの設定の基本機能で無線機能とBluetooth機能のチェックは外して(=無効にして)おいた方がいいだろう。MR04LNは液晶がタッチ画面になっていてMR04LN単体で設定変更ができるから、無線機能OFFで持ち出しても設定変更可能なので安心だ(そうでないとUSBケーブルなどを持っていないと出先でMR04LNの設定変更ができなくなって詰む)。なお、一番上の写真のMR04LNは無線LANもBluetoothも有効になった状態である(アイコンが写っている)。【追記ここまで】

しばらくこれで使ってみてMR04LNが連続使用に耐えるか、楽天モバイルの回線が安定しているかを確認してみたい。

なお、MR04LNの設置場所は1階のほぼ建物中央だが、昼夜とも下り30Mbpsぐらいで安定しているようだ。
【追記その2:12:09】お昼になったら10Mbpsぐらいしかでないことがあるみたいだ。【追記その2ここまで】
【追記その3:13:05】13:00過ぎたら30Mbps近くまで戻った。ただ、午前中に比べると30Mbpsを少し下回ることが多い。【追記その3ここまで】

【追記その4】
楽天モバイルのサイトには「データ無制限は、楽天基地局に接続時。公平にサービスを提供するため通信速度の制御を行う場合があります。」とあるだけで条件は明らかではない。見せてもらおうか 楽天モバイル「容量無制限」の実力とやらを(ITmedia 2020年05月20日 16時00分 公開)によると、楽天モバイルRakuten UN-LIMITは、1日の通信量が10GBを超えると「上下最大3Mbps程度」になってしまうらしい。

そこで、MR04LNの「データ通信量設定」のところで「SIM1 LTE/3G通信量表示設定」で、

データ通信量管理機能:ディスプレイに表示する
データ通信量の管理方法:日次管理 1日
データ通信量の上限設定:9.9GB

に設定してみた。なお、MR04LNのデータ通信量の上限設定では9.9GBは設定できても9.99GBにするとエラーになる。GBでは小数点以下1桁までしか入力できないようだ。MR04LNのデータ通信量管理機能にはほかに「本機能を使用しない」と「ディスプレイに表示して通信を停止する」という選択肢もある。【追記その4ここまで】

【関連】Aterm MR04LN 3B モバイルルーター購入 ― 2018年10月16日

【追記:2021年6月10日】
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【関連追記:2021年7月12日】
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