MFレンズAF化計画(ライカマウント編)(赤城耕一の「アカギカメラ」 第17回) ― 2021年03月14日 00時00分00秒
ちょっと公開されてから何日も経っていてすまんが、デジカメWatchに赤城耕一の「アカギカメラ」第17回:MFレンズAF化計画(ライカマウント編)が公開されている。
中国のTECHARTの「LM-EA7」というマウントアダプターで、ライカMマウントのレンズをSONTαのE]マウントに付けられて、しかもオートフォーカスまで実現してしまうというもの。日本では焦点工房が輸入しているようだ。焦点工房の直販価格では、¥42,800 (税込)だ。
TECHART(テックアート)LM-EA7 ライカMマウントレンズ - ソニーα.Eマウント電子アダプター
これ、いいなぁ。ライカMマウントレンズはすべてマニュアルフォーカスな訳で、これがこのアダプターが前後することでオートフォーカスになる。「重量500gを超えるレンズに使用する場合、動作不良や正常に駆動しない場合があります」と焦点工房のサイトに書かれているので、重いレンズは無理だが、常用の焦点域の単焦点レンズならAF化できそうだ。
それで、これはもしかしてニコンFマウントをライカMマウントに変換するアダプターとこのLM-EA7を2段重ねにしたら、ニコンFマウントのレンズがソニーαのEマウントで使えるんじゃないかと思った。
そうしたら、ちゃんとLM-EA7のページにもLM-EA7セット販売とあって、TECHART LM-EA7 + K&F Concept KF-NFM|ニコンFマウントレンズ用マウントアダプターセットで¥45,630 (税込)とお得になってるやん。
いいなぁ。ニコンのAFレンズをニコンのカメラで使ってもAFにはならないどころかAEやフォーカスエイドも拒否されることがあるのに、ニコンのMFレンズをソニーのαでAFで使えるとは。素晴らしい。こういうアダプターを排除しないソニーも偉い。
ただ、LM-EA7には以下のような注意書きがある。
本製品はカメラに装着している間は、カメラの電源がオフであっても常にカメラ本体のバッテリーを消耗します。撮影時以外は(保管、長時間の持ち運びなど)本製品をレンズやカメラ本体から取り外すことをおすすめいたします。
それかぁ。Nikon 1用のチップ付きロシア製Cマウントアダプターも、カメラの電源がOFFでも電池が減るんだよね。このロシア製マウントアダプターは、チップが付いているのでNikon1のボディでフォーカスエイドやAE撮影ができる優れものなのだが、唯一の問題点が電源OFFでも電池が減ること。このため、使用回数が減ってしまった。すぐに使えるようにマウントアダプターとCマウントの魚眼を付けっぱなしにしておくと4日ぐらいで電池がすっからかんになる。
ロシア製GfotoのNikon1用チップは電源OFFでも電池が減る ― 2020年01月27日
LM-EA7にはそういう弱点がありつつも、これはニコンFマウントのレンズをそのままSONYαで快適に使えるアダプターなので、Nikon Fマウントユーザーが Nikon Zマウントに移行するよりも、このアダプターでSONY Eマウントに移行した方が幸せになれるアイテムだ。スポーツ撮影などに使えるようなAF性能ではなさそうだが、そもそも重たいレンズには不向きなアダプターだから、そういう用途には素直にSONY αの望遠レンズを買えばいい。あるいは以前からあるニコンFマウントのDSLRを併用すればいい。SONY αは夢が広がりまくりんぐですな。
【追記】ニコンFマウントだけでなく、ライカMマウントに変換可能なマウントのレンズであれば、マウントアダプター2段重ねでAF化して使えるというのもメリットだ。特殊なマウントでない限り、一眼レフ用のマウントはライカMマウントに変換するアダプターが存在するので、そういう意味でも夢が拡がりまくりんぐ。【追記ここまで】
写真は記事とは関係ない。
エスパースライト:Nikon1 V1、Ai Nikkor 50mm F1.2(35mm判135mm相当)、F1.2開放、絞り優先AE(1/250秒)、ISO140(オート)、ピクチャーコントロール:ポートレート、AWB、Nikon L37cフィルター、 ロシア製Gfoto社CPUチップ付きマウントアダプター使用
eBayでロシア製CPUチップ付きNikon 1- Nikon Fマウントアダプター購入(追記あり) ― 2015年07月08日やロシア製CPUチップ付きNikon 1- Nikon Fマウントアダプター到着 ― 2015年07月16日で報告したマウントアダプターで撮影した。F1.2の開放だが手持ちでもきれいに撮れた。
コロナ禍でずっと家に居て息が詰まるので、リビングに山岳テントを張ってみた。なんか落ち着く(笑)。交代で誰かが寝たりしている。
このエスパースライトは30年ものの旧型だ。3シーズン用なので冬には使えない。いまのエスパースライトとほとんど同じだと思うが、フライシートの色がいまのとは違う。私の使っているものはフライシートが黄色だった。キャンプ場だとときどきアブとかが寄ってくる(泣)。
遂に携帯電話キャリアメールを捨てて格安ブランドに行く決意をする ― 2021年03月14日 00時00分01秒
家人のガラケー(フィーチャーフォン)に対してついにauから2022年3月末でお使いの携帯電話が使えなくなりますというダイレクトメールが来た。
提案された移行内容は、0円でガラケー(かんたん携帯)を提供する、980円(税抜)/月のVKプランS(N)というものだった。
このVKプランS(N)は税抜表示というのもやらしいが、もっと罠があった。メールなどをするのに、インターネット接続サービス(LTE NET)・・・月額300円税抜が必要だ。さらに、データ定額サービス(ダブル定額(ケータイ))月額500~4,200円税抜も必要になる。いままではダブル定額スーパーライトの409円税込/月でどれだけメールを使っても409円だったのだ。
これがVKプランS(N)+インターネット接続サービス(LTE NET)+データ定額サービス(ダブル定額(ケータイ))だと、データ定額サービス(ダブル定額(ケータイ))料金が190.6MB以上利用してしまうと一番高い4,200円税抜になってしまうので、980円+300円+4200円=5480円(税抜)で税込だと6028円/月にもなってしまうのだ。かんたんケータイでこの値段だよ。こんな罠があるか?
【追記その3:2021年3月15日】
送られて来たパンフレットの一部を掲載する。VKプランS(N)のデータ通信量の罠については全く掲載がなく、「詳しくは店頭スタッフまたはauホームページへ」と書いて誤魔化している。
【追記その3ここまで】
それで色々検討した結果、家族全員キャリアメールを捨てる決意をした。ezweb.ne.jpやau.comのアドレスのメールを捨てる決意をするだけで全然価格が違ってくる。電話番号は維持するから、キャリアメールで連絡が付かなくて困る人は電話掛けてくるだろうと勝手に判断することにした。
それで、我が家のガラケー組は、ガラケーで通話とSMSをし、これが各2000円前後。データ通信はIIJmioで安く買ったHUAWEI P20 liteにIIJmioのデータ通信SIMを刺してミニマムスタートプラン 900円税抜にSIMカードをもう1枚追加して(400円税抜)で2枚のSIMで1430円税抜(3GB/月まで)にしている。合せて5430円/月になっている。IIJmioはテザリングもできて便利だし、2人で3GBも使わないのでこれはこれでありがたかった。
そこでガラケーの移行先としてauのpovoを検討してみた。20GB/月で2728円税込だ。テザリングは無料だ。メールはない。通話無料分もない。これに移行するといままでの長期契約のメリットはすべて失われる。
https://povo.au.com/
ガラケー組2台がpovoに移行すると2台で5456円税込/月になる。ガラケー2台とスマホ2台の5430円税込ぐらいとほとんど同じだが、使えるデータ上限が2台で3GBから各20GBになる。
とすると、いまうちにある他のスマホ契約も5千円/月以上しているから、これもpovoに移行してしまえ。このスマホ契約はテザリングが無料ではないので7GBを十分に使えていないし、外でPCをネットにつなげられないので困っていた(それで楽天モバイルを契約したのだった楽天モバイル、自宅では楽天回線44011がバリ5 ― 2021年03月06日)
これもpovoにすると、テザリングできない7GBが20GB/月になって5千円強/月が2728円税込/月になる。問題点はezweb.ne.jpやau.comのメールアドレスを捨てることになることと無料通話分がないことだけだ。
キャリアメールを捨てることを嫌がる家族を説得して、いまあるauの契約を全部povoにすることにした。まあここまで人を馬鹿にしたauに決別してdocomoに行くという手もあるのだが、MNPすると障害時に不利になるのではないかと思っているので(一旦もとの電話番号割り当て業者に行ってから、MNP先の電話業者に繋がる仕組みだと聞いた)、auで割り当てられた電話番号はauで使い続けた方がいいのではないかと思っている。
もう少しpovoに問題点がないか検討してみる。
G'zOne TYPE-Xを使っている私の回線分にはいままでも何回か機種変更の案内は来ていたが、無料端末の罠の案内はまだ来ていなかったように思う。G'zOne TYPE-Xを使っている人はウルサイ人が多そうだからもう少し練っているのかもしれない(笑)。G'zOne TYPE-Xの方は月額が数百円上がってしまうのだが、3Gエリアしか使えないG'zOne TYPE-Xがpovoに移行するとP20 liteの4Gのエリアでも繋がるようになるので、メリットはある。auは周波数再編があったので、僻地のエリア拡張が3Gではなく4Gで行われたのだ。3GのFOMAプラスエリアで僻地のエリアを拡大していたdocomoとはそういう点で異なる。山に行ったときにdocomo回線のP20 liteだと繋がるがauの3GのみのG'zOne TYPE-Xだと繋がらない場所はかなりあったのだ。まあ山では通話しないというか通話そのものをほとんどしないので実用上の問題はなかったけど。
povoに移行するとしたら、IIJmioは解約することになる。IIJmioにはお世話になったので、IIJを儲けさせる方向でなんとかしたかったのだが、スマホの契約が今月中に変更しないと解約料を取られるという縛りがあるからだ。IIJmioの新プランは4月1日からで1日間に合わない。またデータ量の契約が細かく分かれているのもちょっと面倒だ。ただ、スマホ以外のガラケーはIIJmioに移行した方が月に1台あたり1000円ぐらい安いのでもう少し検討の余地はあるかもしれない。ガラケーはIIJにMNPでスマホはpovoに移行とか。なお、IIJmioもいまのデータ通信のみのプランをMNPで通話ありにすることはできない(電話番号が違うから)上に長期契約特典はちゃらになる(新プランに長期契約特典はない)。
携帯電話って本当に契約がややこしいし、ずっと使い続けられればそれで満足なのに、いちいち調べて損しないようにしなければならないのはうっとうしい。携帯電話会社って注意していないと今回の0円かんたんケータイの6000円/月のような罠を平気で仕掛けてくるからな。そう考えるとIIJmioにMNPした方がよいのか。auを懲らしめるためにも。振り出しに戻る(泣)。
【追記その2】
auのキャリアメールに来ているメールをチェックして、auのキャリアメールで登録しているサイトやサービスを片っ端からgmailに変更している。驚いたことに、生協のパルシステムの場合、パソコンからだと携帯メールのアドレスを変更できず、モバイル端末からログインして変更しようとするとgmailだと「エラーF73:入力されたメールアドレスは、対象外のためご登録いただけません。」といわれてgmailを登録できない。サイトもiモードやezwebのサイトみたいなつくりだし、これは前時代的といわざるを得ない。パルシステムにキャリアメール以外も登録できるようにしろと要求してみる。
【追記その2ここまで】
【関連追記:2021年3月31日】いよいよ明日からIIJmioのギガプラン ― 2021年03月31日
【関連追記:2021年4月22日】
家人のガラケー落下で画面映らず ― 2021年04月04日
まずはauガラケー1台をMNPでIIJmioに転入させた ― 2021年04月05日
IIJmioの長得クーポンをギガプランに適用する方法 ― 2021年04月11日
【追記】写真がなくて寂しいので追加した。写真は記事とは関係ない。
ハニワニワのホトケノザ:Nikon D300S、Voigtlander(フォクトレンダー) Macro Apo-Lanthar(マクロアポランター) 125mm F2.5SL、(35mm判換算187.5mm相当)、F5.6、1/500秒、ISO-AUTO(200)、Kenko L37 Super PRO、専用角形フード、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス 、高感度ノイズ低減:標準
【追記ここまで】
最近のコメント