ニコン金属フードHN-1・HN-2・HN-3・HS-9も旧製品に ― 2020年10月16日 00時00分00秒
昨日に引き続き八百富写真機店のツイッター(ヤオッター)からの情報で、ニコンの金属製フードHN-1・HN-2・HN-3・HS-9も旧製品になったとのこと。
NIKONさんの旧製品リストラの中に
— 八百富写真機店 ヤオッター (@yaotomicamera) October 15, 2020
● HN-1
● HN-2
● HN-3
● HS-9
NIKON F 創成期から今まで生産が続いてきたレンズフードあり
HNとはフード(H)のねじ込み式(N)のことで、その最初1番~3番という歴史的な製品。HS-9も50mm F1.4の発展形で初代はHS-1
どうしてそこまで割り切れる?率直な感想です pic.twitter.com/ttCKLvydwu
これらのフードは歴史も長く、多くのレンズの指定フードになってきた。HNはねじ込み式でフィルターネジ溝にねじ込んで使うし、HSはスプリング式だが同じようにフィルター溝に嵌まるので、フィルター径と画角さえ合えば多くの他のレンズ、とりわけ他社レンズにも流用可能な存在だった。
中古カメラ屋さんにいけば、かごや箱にごちゃごちゃと入っている存在とはいえ、私はなるべく新品で買ってきた。実に残念だ。
これもマニュアルフォーカスニッコールレンズやDタイプのAFニッコールを旧製品にしたことに連動しているんだろう。
こんな色んなレンズに使えるものを生産終了にしなくてもいいと思うんだが。私みたいに新品で買う人もまだまだ居たはずだ。だって中古屋さんのがらくた箱みたいなのをがそごそするのが面倒な時ってあるもの。特に新しくレンズを手に入れたときははやく実戦に投入したいから中古屋さんにいってがそごそしてる暇がないもん。すぐにヨドバシでフード買っていた。
こんなものまで生産終了にしないといけないぐらいニコンは追い込まれているのか、それとも、レンズが生産終了だからアクセサリーもとっとと終了という判断なんだろうか。本体製品が終了になってもユーザーは製品を使い続けているわけで、あとからフードの必要性を感じた人や使っていたフードをぶつけて曲げてしまったなどの理由でもう一度購入する人もいるはずだ。本体終了即アクセサリー終了って、ユーザーのこと考えていないよなぁ。まあ次に35mmフルサイズ買うときは他のメーカーもよくよく吟味して買わせていただきますよ。所有のほとんどのレンズは絞り環もピントリングもあるんでね。
写真は記事とは関係ない。身代り地蔵(横浜市神奈川区):Huawei P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm(35mm版26mm相当)、F2.2開放、1/123.9秒、ISO50、プログラムAE、AWB、RAW(DNG)ファイルからSILKYPIX Developer Studio 6で現像(HDR使用)
明暗差があったのでRAW(DNG)で撮影してSILKYPIXで現像した。Jpegだと旗の白抜きのところや後ろの空が白く飛ぶか、お地蔵さんが黒くつぶれるかでなかなか難しい被写体だった。
HUAWEI P20liteは廉価機ながら、RAW撮影ができるのが特長。後継機のP30liteではRAW撮影ができなくなってしまったらしい。たいしたコストではないから廉価機にもRAW撮影を搭載したら、中級機高級機が売れなくなるからやめたのだろう。HUAWEI P20liteのRAW撮影の不満点は、カメラアプリを終了させるとまたデフォルトのJPEGのみモードに戻ってしまうことと、RAWファイルは外部SDカードに保存されないこと。ダブルSIMスロットのうち片方がnanoSIMとmicroSDカード兼用になっていて、そこにSDHCカードなどを入れて設定すると、基本的にSDカードに優先的に記録保存されるようになるのだが、RAWファイルだけは本体に保存される仕様となっている。SIMフリー版のP20lite(ANE-LX2J)は全体で32GBしか容量がないので、これは結構きつい。いまはSanDiskのExtreme 128GBを入れているが、下手したらスマホ本体よりも高速大容量SDHCSDXCカードの方が高くなってしまう。次にスマホ買うときは容量の大きなものを買いたい。ちなみに同じP20liteでもauから発売されているバージョン(HWV32)は容量が64GBになっている(ただしau版P20liteはSIMはシングルスロットでもう片方はmicroSDカード専用スロット)。
【関連】P20 liteのRAW撮影(HUAWEI P20 lite(ANE-LX2J)その4)
以前にもフィルムで撮影したお地蔵さん。ソニーサイバーショットDSC-RX1【第4回】(気になるデジカメ長期リアルタイムレポート) ― 2013年02月14日 00時00分00秒
石碑には以下のようにある。
身代わり地蔵尊の由来 奉賛会
昔、尾張の國から幼い兄妹が武蔵の國府中に住む叔父を尋ねて旅を続けこの地蔵尊前まできた処、突然辻強盗が現れ太刀を振りかざして襲ってきました。兄妹はとっさに地蔵尊の蔭にかくれたため、太刀の手元が狂い地蔵尊の首を切り落しました。そのはずみで刀は折れ切先は辻強盗につきささり返り血で地蔵尊は朱に染まってしまったが、兄妹は危く難を免れたと伝えられています。以来、土地の人はこれを身代り地蔵尊または血染の地蔵尊と呼び益々信仰するようになりました。
幼い兄妹の命を救った地蔵尊のご利益により現在に至るも参詣者の後を絶たないのもむべなるかなと思われます。合掌
昭和五十二年十月 寄贈 赤津房美、坂本新一(刻)
コメント
_ めがねのパイロット ― 2020年10月16日 19時12分10秒
_ タロウカジャ ― 2020年10月16日 20時08分19秒
とにかく徹底して整理を始めたようです。
まだこんなものを販売していると言う趣味性の高い商売ができない状態なのでしょう。
カメラ部門以外で利益が上がれば余裕があるのでしょうがそれどころじゃないんでしょう。
ただ事業の絞り込みに失敗すると長くニコンを愛用した人たちが
さらにSONYに移動するでしょう。それにもうあまり話題にならないですがニコン1Vシリーズの迷走、ズームレンズの脆弱性、そしてDLシリーズを販売できなかった事など。これは愛用者にとってもニコンにとっても失敗体験として深く残っていると思います。
今日のミラーレスカメラになってマウントの制約が随分薄れたと思っている方が多いと思います。
なにしろZマウントカメラにSONYのEマウントレンズが取り付けられて自動機能が使用できてしまうアダプターが販売されているのですから。
今回のZⅡシリーズを見ているとデジタルカメラの静止画について性能はほぼ飽和状態に近づいているように思います。
もう一つ気になるのはD780、Z6Ⅱ、Z7Ⅱにはレンズキットがなくボデー単体のみの発売です。お得感がない売り方です。
ニコンよ頑張ってや。
_ Haniwa ― 2020年10月17日 13時34分43秒
> こちらは中古でも擦れて型番がわからなくなっているものもままありますから、新品である意義はありそうですが・・・
同じ型番のいろんな種類を集める趣味もあるとは思いますが、実用的にはきちんと型番表示が見えているものを買いたいということはありますよね。間違えて持っていってケラレていたとか嫌ですもの。
>必要とする人の絶対数はかなり少なく思うので、仕方ないのかな、と。
>だいたい、この手のMFレンズ使う流行はフードなしで迷光ハレーション万歳なので、フードは眼中にないかもしれません。
それは邪道かも(笑)。写真ってちゃんと写ってなんぼものなので、表現として利用することはあっても基本はちゃんと写っていることだと思います。あとフードがないとデジタルではパープルフリンジになったりしてフィルムとは違ったあまりうれしくない写り方になることも多いです。もう、ごちゃごちゃ言う奴のレンズの前玉に私の鼻の頭の脂塗ってやるぅ(笑)。
> 私は、Ai 50mm F1.4sと28mm F2.8sにはフードつけっぱなしでした。
>確かにかさばるけど、バッグの中からレンズひっばだす時に掴みやすくていいですね(←用途が違う)。
HNやHSのレンズはそれがありますね。私もつけっぱなしで持っていってフード掴みますね。ただ、カバンから出したときにそれをやると落下の危険がありますが。取り出すときに持ち変える必要はあります。
>もっとも、ラインナップにあってもすでに生産自体はとっくの昔にしていなくて、(在庫もほぼ掃けたから)ようやく対外的なアナウンスをという流れなのかもしれません。
>キヤノンのEOS-1Nも、終了のアナウンスのもっと前に生産自体は終わっていたように。
MFニッコールやAF-Dニッコールが終わったからといって急にやめることはないんじゃないかなと思いますね。数年はカタログに載せておけよとは思います。
>F6は今後どうなるのか、そっちも気になりますね。
>私ももう丸1年は使っていません。
>生産終了時にオーバーホールに出しておくか。
>究極のMFレンズボディとして、大切にしていきたいところはありますね。
F6の方がもっともう作ってなくて在庫だけの可能性はありますね。年に何台売れるのかにもよりますが。
_ Haniwa ― 2020年10月17日 13時49分44秒
>とにかく徹底して整理を始めたようです。
>まだこんなものを販売していると言う趣味性の高い商売ができない状態なのでしょう。
これらを販売終了にすることによるコストダウンと、ユーザーに与える印象のマイナスを考えますとどのくらい節約になるんでしょうね。私は「ああもうニコンも終わりだな」と思います。
>カメラ部門以外で利益が上がれば余裕があるのでしょうがそれどころじゃないんでしょう。
>ただ事業の絞り込みに失敗すると長くニコンを愛用した人たちが
>さらにSONYに移動するでしょう。それにもうあまり話題にならないですがニコン1Vシリーズの迷走、ズームレンズの脆弱性、そしてDLシリーズを販売できなかった事など。これは愛用者にとってもニコンにとっても失敗体験として深く残っていると思います。
事業の絞り込みというほどニコンは多くの事業を持っていないですよね。SONYのデジカメはニコンに比べたらヤワそうですが、暗箱としては十分な性能があり、機能制限もあまりないようなので、新しくレンズを揃えなくても移行できそうですよね。あとは必要に応じてSONYのレンズを買いそろえていけばよいのです。Zシリーズに移行するのとたいして変わりません。面白そうなサードパーティ製レンズはSONY Eマウントが多いです。
>今日のミラーレスカメラになってマウントの制約が随分薄れたと思っている方が多いと思います。
>なにしろZマウントカメラにSONYのEマウントレンズが取り付けられて自動機能が使用できてしまうアダプターが販売されているのですから。
>今回のZⅡシリーズを見ているとデジタルカメラの静止画について性能はほぼ飽和状態に近づいているように思います。
私もそう思います。ただ、現状ミラーレスデジタルカメラがDSLRの互換になっているかというと、いまだにスポーツ中継などを見るとプロがDSLRを使っているところをみますとまだまだなんでしょうね。1歩進んで2歩下がるのがデジタルカメラの出始めの頃からの習わしだと思っています。
>もう一つ気になるのはD780、Z6Ⅱ、Z7Ⅱにはレンズキットがなくボデー単体のみの発売です。お得感がない売り方です。
>ニコンよ頑張ってや。
初めて買う人を想定せず、取れる人からお金取ってやろうということなんではないでしょうか。昔は量販店などの安売り広告にカメラはニコン・キヤノンなのにレンズはシグマのセットが安い値段ででていて、知らずに買う人が多くて、カメラメーカーは悔しい思いをしていたと聞きます(レンズの方が利幅が大きい)。そういう売り方をしなくてよい機種なんだということでしょうね。あとキットレンズだけを新品同様で中古に流して欲しくないとか。まあそういうセコイ発想はいずれボディブローのように自分に効いてくるんだろうなと思っています。
_ ノーネームしたん ― 2020年10月17日 14時35分29秒
これからはHaniwa氏のような客も寄り付かなくなるのでしょうね…、
キヤノン・ソニーに吸い込まれていくんでしょうかねぇ、
あれらのマウント用にカニの爪対応のアダプターが発売されたらもう笑えない状態で……。
こっちに書きますが
>COOLPIX S30、3年半で壊れる
>これの「修理」と称した新品交換も委託業者に任せていたようで、故障はフィードバックもされずに捨て置かれていたのでしょう。カメラ以外にはステッパーぐらいしか主要事業がない会社にしては本当にお粗末です。
まあどこが良くなかったかわからないままだったんでしょうかねぇ、
技術の蓄積無くしていき、安い新興国で開発するのとそこまで変わらなくなってるとかだでも、10年以上前からの過去を大事にしてない臭いのせいでブランド商売できるとも思えないし…、
ステッパーも…………、
大東亜戦争に例えるともうすぐ新型爆弾投下されて壊滅しても被害軽微ナリのアナウンスが…、
そしてソ連}(S〇NY)とかが攻め入ってきて…
_ Haniwa ― 2020年10月17日 21時11分58秒
>これからはHaniwa氏のような客も寄り付かなくなるのでしょうね…、
「Haniwa氏のような客」どんな「客」と捉えられているんでしょうね(泣)。
>キヤノン・ソニーに吸い込まれていくんでしょうかねぇ、
>あれらのマウント用にカニの爪対応のアダプターが発売されたらもう笑えない状態で……。
フジヤカメラのツイートでZ6の中古が安くなっていたので「おおっ」となりましたが、そういうのでもなければEマウントに流れますねぇ…。
>10年以上前からの過去を大事にしてない臭いのせいでブランド商売できるとも思えないし…、
そうですね。過去も大事にしないし、この10年の故障の多さはもう別会社のような感じですよねぇ。
>大東亜戦争に例えるともうすぐ新型爆弾投下されて壊滅しても被害軽微ナリのアナウンスが…、
>そしてソ連}(S〇NY)とかが攻め入ってきて…
日(本光学)ソ(ニー)不可侵条約というのがあったりして…でもそれも突然破棄通告が…(泣)。
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おやおや、フードまで・・・
こちらは中古でも擦れて型番がわからなくなっているものもままありますから、新品である意義はありそうですが・・・
必要とする人の絶対数はかなり少なく思うので、仕方ないのかな、と。
だいたい、この手のMFレンズ使う流行はフードなしで迷光ハレーション万歳なので、フードは眼中にないかもしれません。
私は、Ai 50mm F1.4sと28mm F2.8sにはフードつけっぱなしでした。
確かにかさばるけど、バッグの中からレンズひっばだす時に掴みやすくていいですね(←用途が違う)。
もっとも、ラインナップにあってもすでに生産自体はとっくの昔にしていなくて、(在庫もほぼ掃けたから)ようやく対外的なアナウンスをという流れなのかもしれません。
キヤノンのEOS-1Nも、終了のアナウンスのもっと前に生産自体は終わっていたように。
F6は今後どうなるのか、そっちも気になりますね。
私ももう丸1年は使っていません。
生産終了時にオーバーホールに出しておくか。
究極のMFレンズボディとして、大切にしていきたいところはありますね。