レッツノートCF-SX2ではAVX2に非対応のためSkypeの背景は変えられない(→変えられるようになった) ― 2020年05月13日 00時00分00秒
Skypeもビデオ通話の背景カスタマイズに対応(Engadget 日本版)というので、自宅のPCでも設定してみようと思った。
Skypeでバーチャル背景・背景ぼかしの設定方法と出来ない場合の対処法(App Story)などを参考にしてみたのだが、該当のところにメニューが出ていない。
【追記:2020年5月15日】Skypeのバージョン8.59.0.77でなぜか設定メニューが表示されるようになった。背景の合成も可能だ。取り急ぎ報告まで。【追記ここまで】
【さらに追記:2020年5月16日】
Ivy BridgeのLet's noteCF-SX2どころかLynnfieldでもSkypeの背景が変えられるようになった ― 2020年05月16日
【さらに追記ここまで】
Skype ビデオ通話の背景をカスタマイズする方法を教えてください。(Skype)を見てみると、以下のように書いてある。
ビデオの背景をぼかす、またはカスタマイズするオプションが表示されないのはなぜですか?
Skype で背景をぼかすには、コンピュータのプロセッサーが高度なベクトル拡張機能 2 (AVX2) をサポートしている必要があります。 詳細については、コンピューターの製造元に確認してください。
プロセッサーがAVX2に対応している必要があるのか。まずはどの世代のプロセッサからAVX2に対応しているのか調べてみた。
インテルCPU進化論 Haswellで導入されるCPUの改良 後編(ascii.jp)には以下のように書いてある。
AVX2命令は、Sandy Bridge世代で投入された「AVX」命令の機能と性能を拡張するものである。大きなポイントは以下の3点だ。
性能が2倍
浮動小数点のFMA(Fused Multiply-Add)演算をサポート
いくつかの新命令を搭載
HaswellからAVX2が使えるようになったみたいだ。ちなみにプロセッサの世代順は、Sandy Bridge → Ivy Bridge → Haswellだ。
自分のLet's note CF-SX2のプロセッサは i5-3320M vProなので、Ivy Bridgeだ。ということはAVX2には対応していないから、Skypeで背景を変えられないのか。残念。
ちなみにLet's noteのCF-SXシリーズのプロセッサを確認してみた。
生産終了品一覧 | パソコン(個人向け) | Panasonic Let'snote SXシリーズ(12.1型HD+液晶)
Let's note型番 | プロセッサ | 開発コード名 | ベース動作周波数 | ターボ・ブースト利用時の最大周波数 |
---|---|---|---|---|
CF-SX2JEQDR | Intel® CoreTM i5-3320M vPro | Ivy Bridge | 2.60GHz | 3.30 GHz |
CF-SX3YEQBR | Intel® CoreTM i5-4200U | Haswell | 1.60GHz | 2.60 GHz |
CF-SX4JDYWR | Intel® CoreTM i7-5500U | Broadwell | 2.40 GHz | 3.00 GHz |
CF-SX4HDPBR | Intel® CoreTM i5-5200U | Broadwell | 2.20 GHz | 2.70 GHz |
これを見ると、Let's note CF-SX3以降ならSkypeのバージョン8.59.0.77以降で背景を変更できることが分かる。
生産終了品一覧 | パソコン(個人向け) | Panasonic Let'snote SXシリーズ(12.1型HD+液晶)の表をみると、CF-SX2やCF-SX3はプロセッサの種類が少ないが、CF-SX4は色々なものがあったようだ。あと、プロセッサの動作周波数だけを見るとCF-SX2の性能が高い。CF-SX3以降は電池の持ちを重視していたようだ。CF-SX2のCore™ i5-3320M vPro( Ivy Bridge)のTDPは35Wなのに対して、CF-SX3のCoreTM i5-4200U(Haswell)はTDPが15Wしかない。
さて、CF-SX2ではSkypeの機能としては背景が変更できないようだが、別のアプリケーションで背景を合成できるものがあるようだ。Skypeでバーチャル背景・背景ぼかしの設定方法と出来ない場合の対処法(App Story)の記事の下の方で紹介されているXSplit Vcamだ。
このXSplit VcamをCF-SX2にインストールしてみたのだが、たしかに自動で顔や上半身がうまく切り抜かれて背景と合成されている。輪郭がチロチロして合成と分かってしまうが、設定をいじると輪郭のチロチロが目立たない組み合わせがあった。しかし、このXSplit Vcamはアンインストールしてしまった。
無料版だと背景にのみウォーターマークが入るということなのだが、私の場合は顔の上にまでウォーターマークが入ってしまって使い物にならなかったからだ。XSplit Vcamにお金を払ってウォーターマークを取り除くぐらいなら新しいPCを買った方がマシだと思った。だってCF-SX3やCF-SX4なら中古が安く売られているからだ(テレワーク需要で値上がってはいるが)。
それに背景変えてちょっと遊ぼうと思っただけなので、AVX2に非対応だというのなら諦めようと思った。
ということで、Let's note CF-SX2シリーズはプロセッサがIvy BridgeなのでAVX2に非対応でSkypeの背景変更は出来ないというお話でした。
【さらに追記:2020年5月16日】
Ivy BridgeのLet's noteCF-SX2どころかLynnfieldでもSkypeの背景が変えられるようになった ― 2020年05月16日
【さらに追記ここまで】
写真は記事とは関係ない。
【写真上】関内のコイン駐車場1:Huawei P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm(35mm版26mm相当)、F2.2開放、1/336.1秒、ISO50、プログラムAE、AWB
【写真下】関内のコイン駐車場2:Huawei P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm(35mm版26mm相当)、F2.2開放、1/863.6秒、ISO50、プログラムAE、AWB
カーネルサンダースの作例の近くのコイン駐車場。一旦通り過ぎてから、なんかいまベイスターズの背番号が頭をよぎったなと思って戻ってみたら、駐車場の番号表示が横浜DeNAベイスターズのユニフォームの背番号と同じデザインになっていた。
よくよく見てみると、駐車場全体がベイスターズ色いっぱいだった。「1」の場所に「軽」と書いてあるのは角っこでスペースが小さいからだろう。こういう応援の仕方もあるんだね。
最近のコメント