HARMAN Technology、イルフォード120フィルムの"斑点"について情報収集中(デジカメWatch) ― 2020年03月19日 00時00分00秒
イルフォードの120(ブローニー)フィルムにおいて、ネガ上に斑点が発生しているとの報告がSNS上などの投稿で増えているとのことで、製造元のHARMAN Technologyが情報収集を行っているそうだ。
HARMAN Technology、イルフォード120フィルムの"斑点"について情報収集中(デジカメWatch)
イルフォードフォト120フィルムについてのお知らせ(サイバーグラフィックス株式会社)
フィルムに斑点といえば放射性物質によるものが頭をよぎったのだが、以下のように低感度のフィルムで見られるということやシートフィルムでは見られないというので、放射性物質が原因ではなさそう。
これらの報告は2020年2月末までの18か月間にユーザーから届けられ、その割合はフィルム1万本に対し1.5件だという。主にPAN Fのような低感度の120フィルムで発生が見られ、135(35mmカメラ用)フィルムやシートフィルム製品では発生がないとしている。
2011年の3.11の後に富士フイルムが原発事故によって放出された放射性物質によってフィルムに黒点が発生する事象を報告していた。
X線フィルム撮影画像に黒点が発生する現象について ― 2011年04月20日参照
今回のはそれとは違うっぽいですな。
HARMAN Technologyでは、この現象の発生が湿度、温度、フィルムの経年などの要因に大きく影響されることがわかってきているとし、リスクを最小限に抑えるための管理方法を案内している。
写真は記事とは関係ない。
いすみ鉄道上総中野駅ホーム上の自販機:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/250秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB
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