レッツノートCF-SX2JのホイールパッドをWindows10できちんと動かす2019年11月27日 00時00分00秒

成田エクスプレス(JR池袋駅):Huawei P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm(35mm版26mm相当)、F2.2開放、1/403.1秒、ISO50、プログラムAE、AWB

沢尻エリカ容疑者のニュースを聞くと「そういえば『桜を見る会』の件はどうなったんだっけ」となぜか両方のニュースが頭の中でリンクしているHaniwaです。

【以下すべて自己責任でお願いします】
さて、Windows10へのアップグレードをメーカーがサポートしていないPanasonic Let's note CFSX2JEQDRをWindows10にアップグレードした話は既にしたが、調子よく動いていると思ったホイールパッド(タッチパッドでくるくる指を回すとマウスのホイールと同じ役割をする機能)が、一部で動いていないのに気づいた。
まずはレッツノートCF-SX2をWindows10にアップグレード ― 2019年11月12日参照。

具体的には、ブラウザのFirefoxなどではスクロールしたいときに、タッチパッド上で指をクルクルするとちゃんとスクロールするが、ブラウザEdge上ではできないとか、エクスプローラでウィンドウからはみ出るぐらいファイルがあるときにホイールパッドでスクロールしないなど、である。これはWindows7時代のCF-SX2J向けSynapticsタッチパッドドライバCF-SX2J、SX2K、NX2J、NX2K、B11Yシリーズ用 フラットパッド ドライバー mouse_15.2.20_b11_1_win7_64_d110923.exeCF-SX2J、SX2K、NX2J、NX2K、B11Yシリーズ用 ホイールパッドユーティリティ wheelpad_v4.05l11m00_b11_1_win7_64_d120202.exeの組み合わせでWindows10にしたときに起こった。
各種ドライバはCF-SX2JEADR、CF-SX2JEBDR、CF-SX2JEPDR、CF-SX2JEQDR、CF-SX2JETDR、CF-SX2J/SX2Kマイレッツ倶楽部モデル Windows 7(64bit) 導入済みドライバー参照。

それで、CF-SX2JはWindows8用のドライバも提供されていないようなので、他機種用(CF-S10E、S10F、S10Tシリーズ)のフラットパッドドライバーとホイールパッドユティリティを使うとよいそうだ(この2つについては他機種でもインストール可能だ。Let's noteはある時期から機種が違うとドライバがインストールできないようになった。ファイル名に機種名が入るようになった。)

具体的には、ホイールパッドユティリティv5.01L11M00 wheelpad_5011100.exeをインストールすると、どの場面でもWindows7のときのようにくるくるスクロールできるようになる。なお、wheelpad_v504l11.exeの方が番号が大きいようにみえるが(よく見ると桁数が違うしLと1も違う)、wheelpad_v504l11.exeでは、Edgeではホイールパッドが効くがWindowsのエクスプローラでは効かないなど少し進歩しているが全部解決はしない。wheelpad_5011100.exeを探してインストールしたほうがよいようだった。
CF-S10E、S10F、S10Tシリーズ Windows 8クリーンインストール対応モジュールからホイールパッドユーティリティ wheelpad_5011100.exe / 2,232,336 bytes

あと、wheelpad_5011100.exeをインストールする際には注意することがある。ファイルを実行するとc:\utl2\wheelpad以下にドライバが展開されてc:\utl2\wheelpadpinatall.batを右クリックして「管理者として実行」するのだが、すでにドライバがインストールされている場合はまず古いドライバがアンインストールだけされる。そして再起動が促される。ここで必ず再起動すること。

そして再起動後にもう一度c:\utl2\wheelpadpinatall.batを右クリックして「管理者として実行」すること。最初のc:\utl2\wheelpadpinatall.batを右クリックして「管理者として実行」は古いドライバがアンインストールされただけなので、新しいドライバはもう一回実行しないとインストールされないのだ。そして再起動して2回目のc:\utl2\wheelpadpinatall.batを右クリックして「管理者として実行」でインストール後にもう一度再起動する。これでCF-SX2JでWindows10でのホイールパッドがうまく動くはず。あくまでも自己責任でお願いします。またwheelpad_5011100.exeがPanasonic以外のサイト上にもアップされているようだが、出所不明のexeファイルを実行するのはお勧めしない。

結局、CF-SX2JEQDRでWindows10(64bit)でホイールパッドがちゃんと動く組み合わせは以下の通り。

Synaptics PS/2 Port TouchPad ドライバ バージョン19.0.19.1
ホイールパッドユーティリティ V5.01L11 M00

【訂正:2021年1月14日】
Synaptics PS/2 Port TouchPad ドライバ バージョン19.3.10.45(後述追記参照)
【訂正ここまで】

【追記:2020年11月22日】この組み合わせ(Synaptics PS/2 Port TouchPad ドライバ バージョン19.0.19.1ホイールパッドユーティリティ V5.01L11 M00)で不具合というか使っていて困る現象があるが、検索しても他に書いてあるサイトが無いので追記しておく。それは、「タップしてクリック」を無効にしていてもいつのまにかチェックが入って有効になっていること。誤タップして誤操作に繋がるので「タップしてクリック」のチェックは外しているのだが、気づくと復活している。仕方ないので、Windows10の「設定」の「タッチパッド」のショートカットを分かりやすいところに置いて、すぐに「タップしてクリック」を無効にできるようにしている。タップしてクリック以外は問題はなさそう。【追記ここまで】

Synaptics PS/2 Port TouchPad ドライバについては、デバイスマネージャから「マウスとそのほかのポインティングデバイス」のところから、Synaptics PS/2 Port TouchPad のドライバの更新をしたら、バージョン19.0.19.1になった。

【追記:2021年1月14日】
Synaptics TouchPad Driver 19.0.19.1よりも新しい19.3.10.45 を見つけてCF-SX2にインストールしてみた。
パナソニックパソコン搭載 Synaptics社製タッチパッドドライバーに関するセキュリティ脆弱性について
CF-SV7、XZ6、SZ6、RZ6、LX6、SZ5、RZ5、MX5、LX5、RZ4、MX4、SX4、NX4、LX4シリーズ CF-AX3、MX3、SX3、NX3、LX3、C2シリーズ Windows 10、Windows 8.1用 タッチパッドドライバー アップデートプログラム(19.3.10.45)
タッチパッドドライバー アップデートプログラム SynapticsTouchpad_Win10_Win81.exe / 37,118,968 bytes
タッチパッドドライバーアップデート手順書 SynapticsTouchpad_rev100.pdf / 457,965 bytes
CF-SX2は対象機種に挙がっていないが、機種専用のプロテクトは掛かっていないようで、CF-SX2にもインストールできた(CF-SX2が書いていないのは、CF-SX2がPanasonicのWindows10のサポート対象外だからだろう)。いまのところ19.3.10.45は問題なく使えるようだ。しかし、設定項目が19.0.19.1とは変わっていて、19.3.10.45では「タップしてクリック」の設定項目がなく、常にタップしてクリックが有効になっている。まあ、いつの間にか設定が元に戻るよりは設定できない方が潔いか…(泣)。
【追記ここまで】

【さらに追記:2021年1月14日】19.0.19.1の「タップしてクリック」という機能の名称が、19.3.10.45では「タップ」→「タップ機能を使用する」に変更になっていた。これのチェックを外すと、タップしただけでクリックしたことにされないようになる。バージョン19.3.10.45をしばらく使ってみて、勝手に設定が有効になったりしないかまた報告する。
【さらに追記ここまで】

あと、「ネットセレクター3」についてもCF-S10E、S10F、S10Tシリーズ Windows 8クリーンインストール対応モジュールからネットセレクター3 nselect3_v121l10.exe / 6,284,968 bytesをインストールしたら、CF-SX2のWindows10(64bit)でも動いた。ただ、ネットの接続関係はOS(Windows)管理の方が使いやすいと思う人はネットセレクター3を入れる必要はないと思う。

私がネットセレクター3がよいと思うのは、勝手につながないという点だ。外でSIMを入れたWi-Fiルーターを使って携帯回線でネットに接続していたので、Wi-Fiだからといって無尽蔵に使っていいわけではない。ネットセレクター3は接続・切断がはっきりしていたので使っていた。Wi-Fiルーターは使わなくなってHUAWEI P20 liteのWi-FiテザリングでLet's noteを使っているが、事情は以前と変わらない。
【以上すべて自己責任でお願いします。】

【関連追記:2020年4月14日】
BluetoothのドライバもそのままではWindows10でうまく使えなかった。以下で解決。
レッツノートCF-SX2JEQDR Windows10のBluetoothドライバ ― 2020年04月14日参照。


写真は記事とは関係ない。
成田エクスプレス(JR池袋駅):Huawei P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm(35mm版26mm相当)、F2.2開放、1/403.1秒、ISO50、プログラムAE、AWB

このスマホのカメラ、ISO50というのもあるんだな。ときどき妙に正確なというか細かいシャッタースピードの数値を挙げてくるのだが、こんなん誤差も含めたら1/400秒なんじゃないかと小一時間…。もしかしたら電子シャッターなので本当に1/403.1秒なのかもね。

Google
WWW を検索 haniwa.asablo.jp を検索
asahi-net.or.jp/~sp5j-hys/ を検索
※ブラウザで「保護されていない接続」「安全ではありません」などの表示が出る場合はSSL対応のhttps://haniwa.asablo.jp/blog/の方にアクセスしてください。お気に入り・ブックマークもSSL対応の方に変更をお願いします。(2021/02/23)