ADSLのリンクが切れまくり2019年07月16日 00時00分00秒

JR池袋駅保線車両:HUAWEI P20 lite(機種 : ANE-LX2J)、3.81mm、F2.2開放、1/687.8秒、ISO50、プログラムAE、AWB

荒野の故障ブログへようこそ(泣)。

またまた故障ネタだ(泣)。これも6月中の話だ。忙しくてなかなか書けなかった。

いまどきまだADSLを使っている人も少数派とは思うが、ICT総研のデータによると2018年3月で215万件の加入者があるそうだ。その方々の参考になれば。

6月のある土曜日の朝にPCを立ち上げると、どうもネットの速度が遅い。ホームページの画像の表示がかつてのダイヤルアップ接続のように少しずつ上から表示されていくのである。ルータの方を見ると、アクセスランプがほぼ点きっぱなしになっている。通常アクセスランプが点きっぱなしになるときは大容量ファイルをダウンロードしているときだ。

ルータの管理画面を見るとスマホがWi-Fiで接続しているのが確認できたので、スマホが疑われた。しかし、スマホはほとんどなにもダウンロードしていなかった。

それで、ADSLのリンク速度をみてみると、なんと125Kbps!このADSLは12Mbpsの契約で、通常5000~6000Kbpsは出ているはずなのであった。それで、再接続してリンクを確立させると7000Kbps以上のリンク速度になる。

しかし、しばらくするとリンクが切れてしまう。そうするとリンク速度がどんどん下がっていく。下がっていくだけならいいのだが、リンクがしょうっちゅう切れるのだ。

有線電話の受話器を上げてみると、サーというノイズと、カサカサカサカサというコンビニ袋をがさごそさせたような音が聞える。それで116番に電話した。

そうすると自動受付のメッセージを聞いているうちにノイズが段々としなくなっていき、録音メッセージをする頃にはほとんどノイズがない。

折り返しオペレータから連絡があり、ADSLを利用していてリンクが切れることと電話にノイズが入ることを伝えた。

さらに別の保線担当者から電話があり、今掛けてみても掛かるしノイズは聞えないし、リモートからチェックしても異常はないという。

それでもそちらに伺って点検を希望するなら手配するが、故障の原因がNTT側ではなかった場合には出張料として7500円(税抜)を戴くことになるがよいか?という。その時点ではノイズはしなくなっていたので、一旦は出張点検はしなくてよいと言った。

それでプロバイダのアサヒネットの方には、リンクがたびたび切れる、NTTはリモートからのチェックでは回線に問題ないというが、リンク切れが急に酷くなったので点検して欲しい旨の連絡を入れた。

数時間様子を見ていたが、リンク切れの間隔が数分に一回になってきた。受話器を上げるとさっきのサーというノイズと、カサカサカサカサというコンビニ袋をがさごそさせたような音に加えて、ピシッとかいう雷鳴時のノイズのようなものもときどき聞える。

それで、もう一回116に掛けて、さっきは様子を見ると言ったが、一度点検に来て欲しいと言った。そうするとその土日は埋まっていて一番早くても月曜の午後からだという。仕方がないのでその次の火曜の朝イチにしてくれと頼んだ。

火曜の朝、NTTの人が一人でやってきて、電話線を点検していく。家には来なかったが、交通整理員1名も連れてきているようだった。

結局、特にここが異常だという箇所は見つからず、保安器内部の接点がやや腐食気味なのを磨いて付け直しと、外の電線に付いている端子函の中のコネクターもやや腐食気味だったのを新型に交換して、ノイズがないことを確認して帰って行った。保安器よりも外側はNTTの持ち分なので、原因がNTT側ということで出張費も取られず全部無料だった。

この時点では、ADSLのリンクも7000Kbpsぐらいあり、受話器を上げてもノイズは出なかった。

しかし、2~3時間後頃からぽつりぽつりとリンク切れが出始め、その間隔が段々と短くなっていった。まあ、数時間に一回リンクが切れるぐらいならもう少し様子見かなぁという感じだった。フェライトコアをあちこちにつけるとノイズが治まったかのように見えるのが厄介だった。

それが木曜日の夜には、受話器を上げるとガサガサガサガサ、ピシッ、ピシッ、ガサガサガサといった状態でほとんど通話不能な感じになっていた。116番は24時間対応だが、メッセージを録音してから60分以内に折り返し連絡してくるというシステムなので、早く寝たいのでその日はそのままにして寝た。

翌朝5時に起きてすぐに116番に電話した。折り返し掛けてきたオペレーターにはあまりノイズは聞えないようだ。しかし、2回目ということで、今回は今日すぐに午前中に派遣しますということになった。

前回と同じ人がまた点検に来たが、さらにもう一人連れてきた。この人がイマイチだった(後述)。ほかに交通整理員を連れてきていた。この時点でうちの有線電話にNTTが電話を掛けたが通じない状況だった。電話機も鳴らない。

前回修理したはずなのに再発というのが内部的にまずいらしく、前回来た人は表情が硬かった。もういちどチェックするのだが、随分と時間が掛かる。その間、家の中に待機していた今回初めて来た方の修理要員が、うちのADSLモデムの後側を見て、電話機から来た線はこのモデムの後ろのここに挿すのではないかという。

うちのモデム兼ルーターは、当時のイーアクセスから買い取ったNEC Aterm WARPSTAR WD605CVというもので、スプリッタを内蔵していないので、壁のモジュラーコンセントから出た電話線はスプリッタでネット回線と通話回線に分けている。それを、スプリッタを前置するからノイズが乗るんじゃないかというのだ。NTTで支給しているモデムはスプリッタ内蔵型しかないという。

仕方ないので、NEC Aterm WARPSTAR WD605CVの説明書をIIJmiuoの回線でダウンロードして確認してみたが、 WD605CVにはスプリッタを内蔵しておらず、電話と併用する場合は必ずスプリッタを使うように書いてあった。 WD605CVの背面のモジュラーコンセント(メス)はIP電話用だと書いてある。

それを説明しても、そのNTT修理員は納得していない感じだった。あとで調べてみるとNTT東日本のフレッツADSLでも「フレッツ・ADSLのご利用にあたっては、まず、『ADSLモデム』と『スプリッタ』が必要です。(電話と共用しない場合、「スプリッタ」は不要です。)」って書いてある。(フレッツ・ADSL 必要な機器(NTT東日本))。このNTT東日本の説明だとモデムにスプリッタが内蔵されているのかや接続方法が分かりにくい。この点、NTT西日本の方が分かりやすい。NTT西日本にはモデムの前にスプリッタをつなぐ方法しか書いていない(フレッツ・ADSL(DSLアクセスサービス) 必要機器の接続方法(NTT西日本))。NTT東日本の修理員、デタラメ言うなよ。NTT西日本のhttps://flets-w.com/user/support/setting/adsl/setsuzoku_houhou/img/img_01.jpgが分かりやすい。

結局もう一人増員の作業員が駆けつけて2人で外で2時間ぐらい電線をチェックした結果、うちの保安器から端子函まで一本線だと思っていたら、途中に接続部が電柱にあった。その接続部が腐食していたという。【追記:2020年10月20日】原因はここに書いてあるとおり電話線の末端しか点検していなかったら途中で線がつないであってそこが腐食していたことだ。ここを読み飛ばしてメールで原因はあれじゃないかとかこれじゃないかとか前置きもなく書いてこられた方があったので(コメント欄に書けなかったのかもしれないがそれにしても前置きもなくいきなり知らないアドレスからgmailでコメント書かれたらびっくりするよね、これがSNS時代のメールなのか)、赤で強調しておきます。私宛に書いたものかも分からないのでお返事は致しません(他の人相手に書いたものを間違って私に送った可能性もあるので)。【追記ここまで】

それで、その接続部を廃して端子函まで一本線にできないのか?と聞いたが、できないと言われた。

内部で待機していた修理員は帰るときにもまたスプリッタがノイズの原因になるとかほざいていた。あのなぁ、あんたところの回線が原因だったんだろ。すみませんでしたぐらいいえよ、と思った(実際には言わなかった。ほかの修理担当者はちゃんとしていたから)。ちなみに、うちに2回来るハメになった修理員は説明も丁寧でちゃんと謝罪して帰って行った。

その後リンク速度は7800kbpsぐらいにまでアップしたが、この速度でリンクすると、数時間でリンク切れになるようだ。結局下り6688Kbps、上り1088Kbpsの状態だと安定することが分かったので、そのまま触らないことにした。そうしたら2週間以上リンク切れなしで来ている。

あと、アサヒネットからは内部機器の異常は見つからなかったが、機器が古いので別の機器と念のため交換したと連絡があった。どこにあるどういう機器かは分からない。アサヒネットには今回のNTT回線修理の顛末を報告しておいた。

あと、今回電話線修理とは別にノイズ対策のためにやったことは、壁のモジュラージャックからスプリッタまでとスプリッタからモデム兼ルーター(NEC WD605CV)までと、スプリッタから電話兼ファックスまでのモジュラー線を、サンワサプライの「フェライトコア付きシールドツイストモジュラーケーブル」に交換した。以前から1本だけはこの「フェライトコア付きシールドツイストモジュラーケーブル」だったのだが、他の2線も同じものに交換した。効果があるのかどうかは分からない。なお、壁の中の配線をちらっと見たが、なんのシールドもされていない2本線だった。ここはNTTからのレンタルということになっていて毎月使用料を払っている。レンタル料払うのをやめて自分でシールド線に変えたいなぁ。まあその部分がノイズを拾ってどうのということは今のところなさそうなのだが。

ほかには、家中にあったフェライトコアをかき集めて、モデム兼ルータ以降のイーサネットケーブルに噛ませてみたりした。これも効果があるのか分からない。

ちなみに、電話にピシピシノイズが入っていたときは、受話器のカールコードの根元にフェライトコアを被せると、受話器から聞えるノイズが明らかに少し消えた。しかし、受話器の根元に付けてもADSL側のノイズには効果がなかったので、いまはここには付けていない。

あと、スプリッタは当時のイーアクセスが送ってきたものではなく、エレコムのLD-ADSLSP3というものに換えてある。これは何年も前に買ったものだが、今回うちにある1.5Mbps時代のスプリッタと12Mbps契約の時に送ってきたものと比べてみたが、明らかにLD-ADSLSP3の方が数百Kbpsリンク速度が上になるので、LD-ADSLSP3を使い続けている。1.5Mbps時代のスプリッタと12Mbpsのときのスプリッタは、どちらも同じリンク速度だった。違うものだが、機能は同じなのだろう。LD-ADSLSP3の方は、ノイズフィルターと雷サージ機能があるということになっている。

いまのところ、雨が続こうがADSLは切れずにずっと安定している。なお、ADSLって音声の上の25KHzから1099KHzぐらいまでを使っているので、外部にノイズ源がある場合、中波AMラジオの放送局のないところに周波数を合わせてあちこち回るとノイズ源が分かることがある。以前ADSLが絶不調になったときは、電話兼FAXが原因だった。別の部屋で聞いていたラジオにノイズが乗るのでラジオを持って家の中を探って回ったら、当時使っていた電話兼FAXがものすごいノイズを発していた。そのときはすぐに買い換えた。


JR池袋駅保線車両:HUAWEI P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm、F2.2開放、1/687.8秒、ISO50、プログラムAE、AWB

HUAWEI P20 lite(SIMフリー版)をIIJmioで12800円でぽちっと ― 2019年07月03日で買ったHUAWEI P20 liteで撮った写真である。等倍で見るのでなければ細部まで解像していて十分使える。ただ、見ての通りシャープネスがかなり掛かっているように思う。こういうごちゃごちゃした構図ではより一層ごちゃごちゃ見える。

【追記】よくみたら、ちょっと指が写ってますな(汗)。撮影者から見てレンズが左上にあるので、左手の指の位置に気をつけないと。【追記ここまで】

HUAWEI P20 lite(SIMフリー版)についてはまた別に書きたい。もちろん荒野の故障ブログとしてではなく。

【関連追記:2019年8月6日】
HUAWEI P20 lite(ANE-LX2J)その1 ― 2019年07月20日
ガラケー(G'zOne TYPE-X)のアドレス帳をスマホに移す(HUAWEI P20 lite(ANE-LX2J)その2) ― 2019年07月22日
P20 liteのパノラマ撮影(HUAWEI P20 lite(ANE-LX2J)その3) ― 2019年07月26日
P20 liteのRAW撮影(HUAWEI P20 lite(ANE-LX2J)その4) ― 2019年08月05日

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