LEICA NOCTILUX-M F1.25/75mm ASPH.(ライカレンズの美学) ― 2018年07月02日 00時00分00秒
デジカメWatchの「ライカレンズの美学」でLEICA NOCTILUX-M F1.25/75mm ASPH.が紹介されている。
フィルターサイズがE67というのはライカMマウントとしては大きな方だ。そして重さが1055gもあるという。
レンズ構成は6群9枚だそうだが、断面図を見ると肉厚のレンズがぎっしりと詰まっている。すごいなぁ。これはずっしりだろうなぁ。なんか密度の高そうなレンズだよなぁ。
写りの方は大口径レンズにありがちな彩度低めな感じですな。Ai Nikkor 50mm F1.2SとかNikkor 55mm F1.2あたりと似た感じがする。
75mmという焦点距離はライカ以外ではあまりみない焦点距離だし、そもそもライカMマウントのボディを持っていないので、私がこのレンズを買うことはなさそうだ。なぜ取りあげたかというと、ずっしりとしたレンズ断面がなんかそそるからだ。ただ、それだけ。すまん。
馬車道で歌うピンク・レディー(1977年)(神奈川県立歴史博物館):Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、18mm(35mm版27mm相当)、F4.5開放、1/5秒、手持ち撮影、絞り優先AE、ISO 200、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF中央1点 、高感度ノイズ低減:標準
この写真は神奈川県立歴史博物館の廊下に展示されているので、入館料を払わなくても見られる。展示の札には「ピンクレディ」とあるが、正式には「ピンク・レディー」のようだ。博物館にあるまじきいい加減さ。
ISO感度AUTOにしていなかったので、1/5秒となってしまい、少しぶれている。すまん。
これ、どういうシチュエーションで歌っているんだろう。昼間だから、ザ・ベストテンの中継でもなさそうだし(※)。1977年とあるので、歌っているのは「ペッパー警部」(1976年8月発売)、「S・O・S」(1976年11月発売)、「カルメン'77」(1977年3月発売)、「渚のシンドバッド」(1977年6月発売)、「ウォンテッド(指名手配)」(1977年9月発売)、「UFO」(1977年12月発売)のいずれかだろう。【追記】※ザ・ベストテンの放送は1978年1月19日~1989年9月28日だそうなので、1977年にザ・ベストテンはあり得ないようだ。【追記ここまで】
場所は、「イナズマビル」という表記が写真に写っているので、現在の「ニューイナズマビル」のあたりか。【さらに追記】ピンク・レディーの後ろの「イナズマビル」表記の前の部分に「ニュー」という字がかすかに読める。ニューイナズマビルは1974年11月竣工だそうだから、このニューイナズマビル・アートビルの前の場所で間違いないと思う。
このピンク・レディーの画像を検索すると、神奈川県立歴史博物館のこの写真展示の左下に、以前は撮影場所を示した地図が付いていたようだ。しかし、その地図の場所はニューイナズマビルの前ではなく、馬車道通りから少しずれた場所を示していたようだ。間違っていたからその地図の札は外したのだろう。本当にいい加減な博物館だ。【さらに追記ここまで】
コメント
_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2018年07月02日 16時00分51秒
_ みっち ― 2018年07月02日 16時26分44秒
で、でも、買えないから云うわけじゃあないんですが(笑)、75mmF1.25って、どうしてこんな難しいスペックにする必要があるんですか。(謎)
『ピントはまさに紙のよう』とか云ってますが、ちょっと被写界深度を計算してみると、75mmF1.25の深度は、そこらの安価な85mmF1.8なんかと大差ないです。撮影距離3mで、数ミリ程度しか違いません。今どきのカメラなら、AFで易々と瞳にジャスピンを当てられる深度やないですか。
いったい、誰が買うのかね。ヨドバシカメラのページを見たら、『特別な1本、まずは買わねばならぬ理由作りから始めましょう。』なんて、書いてありました。(爆)ほんとに、惹句に困るよねぇ、こういう製品は。
そして、毎回好評の筆者近影シリーズへ。(違)
ほーぉっ、今回は筆者40年前の肖像だぁ。
これは間違いなく、ピンク・レディーの背後に座って、ボーッと見とれている少年がそうでしょう。まだお腹もしっかりしていて、髪の毛もある。(笑)
アートビルって、1階が宝石店(?)かなんかだったような。ディスク・ユニオンが入ってるとこですよね。まだやってるのかな。クラシック扱わなくなって、長いこと行ってません。
_ めがねのパイロット ― 2018年07月02日 21時36分49秒
75mmというと、一眼レフではコシナ・フォクトレンダーのカラーへリアー75mm F2.5くらいしか思い浮かばないですね。
たまに使っていますが、使いこなすほどには至らず・・・
マミヤ7ⅡのN150mm F4.5Lも換算だと75mm F2.2とかそのくらいですね。
結構ハマると、これ1本の画角でポンポン撮れますね。
ガラスがぎっしり・・・そそられますね(笑)
Ai Nikkor 135mm F2sも、割とぎっしりな感じのレンズで好きです。
_ Haniwa ― 2018年07月03日 15時29分01秒
>そのぶん財布は軽くなりますから…、
財布が軽くなった以上に重くなったレンズ!
札束じゃあ、この重さは出せません!
>>間違っていたからその地図の札は外したのだろう
>
>まだ削除・訂正するのでマシですよ…。
訂正もせずいつの間にか地図掲示がなくなっているというやり方ですね。
安倍政権方式を先取り!
■ みっち様
空間よりもレンズが詰まっている部分の方が多いというすごいレンズですね。
>で、でも、買えないから云うわけじゃあないんですが(笑)、75mmF1.25って、どうしてこんな難しいスペックにする必要があるんですか。(謎)
そ、それはM型ライカに75mmの視野枠があるからですよ(笑)。
ほら、そこに山があるからだというじゃないですか(違)。
>『ピントはまさに紙のよう』とか云ってますが、ちょっと被写界深度を計算してみると、75mmF1.25の深度は、そこらの安価な85mmF1.8なんかと大差ないです。
>撮影距離3mで、数ミリ程度しか違いません。今どきのカメラなら、AFで易々と瞳にジャスピンを当てられる深度やないですか。
仰るとおりです。しかし、M型ライカには85mmの視野枠がありません。90mmにはほかの名玉があります。
そこで「75mm F1.25や、どやぁ!」ですよ。
しかし、F1.25ってなんでしょうね。いままでに民生用スチルレンズで少数点以下2桁のf値を公称しているレンズってありましたかねぇ。
>いったい、誰が買うのかね。ヨドバシカメラのページを見たら、『特別な1本、まずは買わねばならぬ理由作りから始めましょう。』なんて、書いてありました。
>(爆)ほんとに、惹句に困るよねぇ、こういう製品は。
ヨドバシカメラ、さすがです(笑)。
買う理由がないことを見抜いています(笑)。
こうやって話題作りになるレンズなんですよ。宣伝効果大じゃないですか。
撮影名所にこのレンズを持って現れると人だかりができて思わずゴンッとコンクリに落としてしまうというハプニング付き!(泣)
>ほーぉっ、今回は筆者40年前の肖像だぁ。
>これは間違いなく、ピンク・レディーの背後に座って、ボーッと見とれている少年がそうでしょう。
>まだお腹もしっかりしていて、髪の毛もある。(笑)
いやいや、だから髪の毛はまだあるって言ってるじゃないですか(泣)。
>アートビルって、1階が宝石店(?)かなんかだったような。ディスク・ユニオンが入ってるとこですよね。
>まだやってるのかな。クラシック扱わなくなって、長いこと行ってません。
まだディスク・ユニオンが入っていると思います。この写真にも写っていますね。
店の面積はかつてよりも縮小していると思います。
有隣ファボリという文具店が入っていた時期もあったように記憶します。
■ めがねのパイロット様
COLOR-HELIAR 75mm F2.5 Lが最初に出て、それをニコンFマウントやM42用にして出したんだったと思います。
元はやはりライカの75mm視野枠に合わせたものなんじゃないでしょうか。
>たまに使っていますが、使いこなすほどには至らず・・・
COLOR-HELIAR 75mm F2.5 SLお持ちですか。よいですね。
雑誌やネットでしか見たことがないですが、現代的ですっきりとした写りだったような。
>マミヤ7ⅡのN150mm F4.5Lも換算だと75mm F2.2とかそのくらいですね。
あまりない焦点距離シリーズなんですかねぇ。
そういえばCOLOR-HELIAR 75mm F2.5 SLの後に出たマクロアポランターも125mmという変な焦点距離でした。
これは元のマクロアポランターが125mmだったからですかね。
>結構ハマると、これ1本の画角でポンポン撮れますね。
75mmって85mmや90mmほど画角が狭いわけではなく、50~60mmほど広くもないので、案外スナップに向いている焦点距離なのかもしれませんね。
APS-Cフォーマットに50mm付けた画角と同じですし。
>ガラスがぎっしり・・・そそられますね(笑)
>Ai Nikkor 135mm F2sも、割とぎっしりな感じのレンズで好きです。
Ai Nikkor 135mm F2Sは憧れのレンズですね。
最近状態のいい同レンズを見かけなくなりました。
135mm F2は、DC NIKKORよりもAi-Sの方がよいと複数の写真家の方が書いていましたね。
Ai Nikkor 135mm F2Sが買える値段で出ていたら買いたいですね。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
そのぶん財布は軽くなりますから…、
>間違っていたからその地図の札は外したのだろう
まだ削除・訂正するのでマシですよ…。