富士フイルム黒白フィルムおよび黒白印画紙ともに全種類販売終了 ― 2018年04月06日 15時17分00秒
かねてから販売店には通知があったという、富士フイルムの黒白フィルムおよび黒白印画紙ともに全種類販売終了の一般向け公表があった。
黒白フィルムおよび黒白印画紙 販売終了のご案内(2018年4月6日 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社)
1. 対象製品および出荷終了時期の見込み
(1) 黒白フィルム
サイズ 製品名称 出荷終了時期の見込み 135
ネオパン 100 ACROS 36枚撮 単品
2018年10月
ネオパン 100 ACROS 36枚撮 3本パック
120
ネオパン 100 ACROS 12枚撮 5本パック
(2) 黒白印画紙
製品名称 サイズ 出荷終了時期の見込み フジブロWP
FM2号四切(25.4X30.5cm)
2019年10月
六切(20.3X25.4cm)
カビネ(12X16.5cm)
大カビネ(13X18cm)
フジブロWP
KM2号四切(25.4X30.5cm)
2019年10月
六切(20.3X25.4cm)
カビネ(12X16.5cm)
大カビネ(13X18cm)
フジブロWP
KM3号四切(25.4X30.5cm)
2018年10月
六切(20.3X25.4cm)
2020年3月
カビネ(12X16.5cm)
大カビネ(13X18cm)
フジブロWP
KM4号四切(25.4X30.5cm)
2019年3月
六切(20.3X25.4cm)
カビネ(12X16.5cm)
大カビネ(13X18cm)
※出荷終了時期は、販売状況により前後することがございます。
2.今後の推奨品
黒白フィルムおよび黒白印画紙ともに、全種類販売終了となりますので、ご使用推奨品はございません。
なんと、富士フイルムではモノクロフィルムの方が先に終わってしまった。リバーサルフィルムの方が先になくなると予想する人が多かったのに。
モノクロフィルムは海外製のものがまだ種類も多いからかなぁ。
ネオパンアクロス100は、かつてカタログの作例のおねえさんがきれいでよかったなぁ。あとでカタログ探してみよう。
【追記:2018年4月8日】
2000年頃のネオパン100ACROSのカタログを発掘したので画像を追加した。表紙のおねえさんは、カメラ雑誌の表4広告にも大きく出ていたように記憶している。広告の方が写真が大きかったなぁ。ACROSで画像検索すると階調豊富なよい写真作品がたくさんアップされている。このフィルムがなくなるのは惜しい。なくなる前に買ってみたい。自分はネガはISO400が基本なんだけれども。
【追記ここまで】
【追記:2019年6月10日】
なんと、ACROS II を2019年秋に新発売だそうだ。
こんな時代に、富士フイルムが黒白フィルム「ネオパン 100 ACROS II」を今秋新発売! ― 2019年06月10日
【追記ここまで】
コメントのお返事はお待ちください。m(_ _)m
コメント
_ いつもとおりすがり ― 2018年04月06日 19時20分05秒
_ Haniwa ― 2018年04月08日 10時41分28秒
正直残念に思っていなかったのですが(失礼)、カタログ作例のおねえさんがないかと画像検索しましたら(動機が不純)、皆様のACROSの作例が素晴らしく、これは良いフィルムだったんだなと認識しました。これは残念です。
>いずれにせよ、イルフォードや他のメーカーのものに、また戻るしかないようです。
モノクロの場合、カラーフィルムに比べてまだ種類が多いので代替品は見つかるのでしょうね。現像やプリントによって調子も全く変わるのでしょうし。
ACROSはなくなる前に買ってみます。
_ タロウカジャ ― 2018年04月08日 15時41分59秒
ただ、次にネガカラーやポジの国産が無くなると、現像等に極端な費用と時間が必要となるかもしれません。
そうなると自然とフィルム撮影と訣別しなければなりません。
小さな会社がNPO法人でも作って安定的に供給と後処理をしてくれるといいのですが、自分でやれと言われそうですね。
_ Haniwa ― 2018年04月09日 08時56分42秒
ほとんど使ったことがなかったのですが、あらためて見てこれは残念ですよね。こんど買って使ってみます。また10年冷蔵にならないようにしないと(汗
>ただ、次にネガカラーやポジの国産が無くなると、現像等に極端な費用と時間が必要となるかもしれません。
御意に。富士フイルムって日本国内ではシェアが大きいですから、その会社のフィルムが無くなるというのは大変なことですね。
>小さな会社がNPO法人でも作って安定的に供給と後処理をしてくれるといいのですが、自分でやれと言われそうですね。
モノクロの現像に関しては小さなラボが存続すると思いますよ。薬品も富士以外のが手に入りますし。これは安心していいと思います。ネガカラーやポジは富士がやめてしまうとコダックに頼るしかないですね。もともとグローバルスタンダードはコダックですし。
今のコダックアラリスをみていますと、10年ぐらいは写真フィルムは大丈夫なような気がします。
_ ノーネームしたん ― 2018年04月11日 18時29分58秒
とおもいたい……、
次は何でしょうね…………
_ Haniwa ― 2018年04月13日 08時39分03秒
「うちがやめても他があるので大丈夫」「わざわざうちがやらなくても」みたいな感じですかねぇ。
コダックがリバーサルを復活させて安定供給したら、富士はやめるかもしれませんね…。
_ いつもとおりすがり ― 2018年04月16日 06時40分09秒
ロモグラフィーのブランドのフィルムって、価格は手頃ですね。ISO100の36枚撮りが、¥1,880など、いろいろと:
ttps://shop.lomography.com/jp/lomography-earl-grey-b-w-100-iso-35mm-3-pack
試してみる価値は、ありそうです。
_ いつもとおりすがり ― 2018年04月16日 06時43分01秒
上記のは、3本パックの値段です。
_ Haniwa ― 2018年04月17日 08時28分31秒
情報ありがとうございます。
Lomography Earl Grey B&W 100 ISO 35mm 3 Pack、たしかに手ごろな価格ですね。
どこのOEMなのでしょうね。
ただ、気になるのは、モノクロフィルムなのにデータシートが見あたらないということですね。どういう現像条件なのかが分かりません。箱に書いてあるんでしょうかねぇ。
あと、サイトの作例はいいフィルムなのかどうか分からない作例ですね(笑)。
もっとちゃんとしたレンズで撮ってくれと思いました(笑)。
私がロモグラフィーのフィルムに手を出していないのは、そんなこんなでキワモノ感があるからです(ロモグラフィーファンの方、すまん)。
安定した性能で安定供給してくれればよいなぁと思います。
ちゃんと写真が撮れるフィルムがあって、そのうえであそびや意外性があるんだと思います。ロモグラフィーがフィルム使用者を広げる役割を果たしているのはよいことですので、そこから定番フィルムの常用につながって行けばよいですね。
_ Haniwa ― 2018年04月17日 08時34分17秒
ttps://www.thephoblographer.com/2017/09/07/film-review-lomography-earl-grey-100-black-and-white-35mm-and-120/
というレビューがありますね。
Googleによる翻訳(かなり雑な訳ですね 泣)
ttps://translate.google.co.jp/translate?sl=en&tl=ja&js=y&prev=_t&hl=ja&ie=UTF-8&u=https%3A%2F%2Fwww.thephoblographer.com%2F2017%2F09%2F07%2Ffilm-review-lomography-earl-grey-100-black-and-white-35mm-and-120%2F&edit-text=
_ Haniwa ― 2018年04月17日 08時42分53秒
"Lomography’s Earl Grey 100 used to be an older emulsion of Kodak T-Max 100. But that’s changed over the years. It’s now a Fomapan emulsion. "
とあるので、フォマパンのOEMのようですね。
FOMAPAN 100 CLASSIC 135-36EXと同一かもしれませんね。
ヨドバシで1本税込864円です。
FOMAPAN 100 CLASSIC 135-36EXのデータシートは、
ttp://www.foma.cz/en/fomapan-100
です。
_ いつもとおりすがり ― 2018年04月17日 19時59分40秒
リサーチありがとうございます。東欧メーカーだろうというのは、なんとなく想像していました。過去のフィルムや印画紙の印象から言えば、品質は、往年のコダックやフジ、イルフォードよりは劣るかもしれませんが、今日の「ニッチ」市場で生き残れるのであれば、問題無いように思います。
とにかく、名を変えても、リーズナブルな価格帯で「流通」していることが、何よりかと。
_ Haniwa ― 2018年04月19日 07時59分00秒
FOMAPANですと、安定していますし、データもありますから安心して使えますね。
>とにかく、名を変えても、リーズナブルな価格帯で「流通」していることが、何よりかと。
御意に。
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残念ですね、これは。ただ、現時点で、それほど魅力的な商品が残っていたわけでもないので、あまりショックも無いですが。
いずれにせよ、イルフォードや他のメーカーのものに、また戻るしかないようです。