CRF250Lにホンダ純正スポーツグリップヒーターその3 ― 2016年12月13日 00時00分00秒
12月も中旬だというのにまだ1回も更新してなかった。すまんです。しかし、このアサブロのサーバーは本当にレスポンス悪いなぁ。最近は更新頻度が低いので、ちょこちょこと下書きを書いて保存している。それを呼び出そうとアサブロログイン後に「記事の編集・削除」をクリックしてから記事一覧が出るまで2分近く掛かる。やってられん。OSとかブラウザとか回線に関係なく、「記事の編集・削除」がレスポンス悪い。
さて、寒くなる前にバイクCRF250Lに付けようと思っていたHondaスポーツグリップヒーター、なんとか装着できた。ここで、うまくいかなかった点を総括したい。
左のグリップヒーターがハンドルバー途中でとまってしまい奥まで入らない件。これは、ボンドの塗る量と使用するパーツクリーナーの問題だと思った。
ボンドはグリップが覆うであろうハンドル面すべてに行き渡るように塗らなければいけない。ちょいちょいと縞模様になるような塗り方では駄目。グリップヒーターの説明書の図にもべったりとボンドを塗った図がある。
そして、パーツクリーナーまたはイソプロピルアルコールをグリップヒーターの筒内部とボンドを塗ったハンドルバーに吹きかける点も重要。これはもういちどホームセンターにパーツクリーナーを捜しに行った。
ほとんどのパーツクリーナーには成分表示がなかった。第何石油類などの表示はあるがそれ以外に何が入っているのか分からん。KUREのもそうだった。
しかし、成分が書いてあるパーツクリーナーを見つけた。株式会社タイホーコーサイのクリンビュー パーツ&ブレーキクリーナー ドライというものだ。
成分・含有量 石油系溶剤(85%)、イソプロピルアルコール(15%)
やったーイソプロピルアルコールだ!15%しか入ってないけど、ほかにイソプロピルアルコールが入っていると書いてあるパーツクリーナーはなかった。
ちなみに近所の薬店(たまに薬剤師がいるが調剤の出来ない店)でイソプロピルアルコールを買おうとしたが、在庫もないし注文も出来ないと言われた。無水アルコールはいつもそこで買っているのだが、イソプロピルアルコールは注文すらできないとは。
それで、ハンドルバーの該当部分全体にべったりと、ホンダグリップボンドAをたっぷりと塗り、クリンビュー パーツ&ブレーキクリーナー ドライをその上から吹きかけ、さらにグリップの中にも吹く。これでぬるぬるっと奥まで入った。余分なグリップボンドがはみ出てウインカースイッチボックスとの間に溜まったが、無視した。
これで、あとは「ホンダ純正 スポーツ・グリップヒーター取付アタッチメント [CRF250L / CRF250M(MD38) 専用] 08T70-KZZ-920」の説明書のとおりに配線した。後部のリアフェンダー上下の間まで配線する意味が分からないので、ヘッドライト裏で束ねようと思ったのだが、CRF250Lのヘッドライト裏は案外余裕がなく、長い08T70-KZZ-920のハーネスを束ねるとヘッドライトの取り付けが苦しくなる。それで説明書どおりにリアフェンダーまで配線した。そこにはコントローラー本体とヒューズが収まる。この2つを水の掛かりにくいところに配置したいのでこのような配線になっていると思われる。
配線上の注意点は、ハンドルの動きを妨げない、他のケーブルの動きを妨げないことだが、これは「グリップヒーター取付アタッチメント [CRF250L / CRF250M(MD38) 用」添付の説明書に書いてあるとおりにやれば大丈夫。
【追記】なお、08T70-KZZ-920の添付説明書、Honda「グリップヒータアタッチメント取扱・取付説明書」(CRF250L用)(87942-KZZ-9200)は、A4サイズで15ページもあるものだ。【追記ここまで】
問題は、右グリップヒーターの配線がやや短いということだ。説明書に書いてあるように配線すると、スロットルを開ける方向に操作すると、かなりヒーターの配線が引っ張られる。これだといずれ内部で断線しそうだと思った。それで、スロットル全開でもヒーター配線に張力の掛からないように緩めに配線すると、線が短い。通るところを色々工夫したがやや短い。従って、メーターパネル裏の配線は説明書どおりにしなかった。説明書どおりに配線してもスロットル全開操作には影響しないから、説明書どおりでないと気が済まない人はその通りにした方がいいと思う。自分は、線が引っ張られている感じで断線しそうという強迫観念で頭がいっぱいになるので(笑)、緩く配線した。ただし、あまり緩く余裕を持たせると、ブレーキを握ったときにこんどは配線が当たるのでここは微妙なところだ。
ところで、このホンダスポーツグリップヒーター08T50-MGE-000は、各部品でも注文できる。グリップがすり減ったり、転んで破損したりした場合に、部品単位で注文できる。以下に自分が調べたパーツ番号を挙げておく。
スポーツグリップヒーター用補修品 グリップヒーター右側:08T50-MGE-8001
スポーツグリップヒーター用補修品 グリップヒーター左側:08T50-MGE-8002
スポーツグリップヒーター用補修品 コントローラー:08T50-MGE-80003
これらをまとめてアセンブリーにしたものが08T50-MGE-000。
なお、スポーツグリップヒーターには、08T50-MGE-000以外に、NC750X・NM4-01・CRF1000L用の08T70-MJN-A01がある。グリップなどの外観はそっくりだが、08T70-MJN-A01の方は最初からバイク本体にコントローラーが積まれているらしく、5段階の調整できてかつそれが色で表示される(バイクのメーターパネルに表示されるものもある)など、温度調整が3段階で単色LED表示の08T50-MGE-000よりも改善されている。【追記:2017年3月13日】CRF1000L用のグリップヒーターは型番が08T70-MJN-A01から08T72-MJP-G50に変わったようだ。【追記ここまで】
さて、このスポーツグリップヒーターを使ってみた感じだが、気温7~8℃ぐらいで高速道路100km/hで3段階の強だと、厳冬期用のグローブをはめていても熱い。ただし、ハンドルには大型のナックルガードを付けている。
普段は厳冬期用のウィンターグローブ(20年以上前の風魔プラス1製レッドホライゾンGORE-TEXウィンターグローブ)使用で、3段階の中か弱にして使っている。弱だともっと薄手のグローブには暖かさが伝わるが、ウィンターグローブだとあんまり暖かい感じがしない。これはグローブが熱を遮断しているからで、グリップヒーターが悪いわけではない。掌側が薄くなっているグリップヒーター対応のウインターグローブだと、弱でも暖かさが伝わるんだろうと思う。今使っている20年物のグローブが使えなくなったら、グリップヒーター対応のウィンターグローブを買おうと思う。ただ、最近のグローブは天然素材をあまり使っていないので、値段が高い割に長持ちしなさそうなのが気に掛かる点だ。
ホンダのスポーツグリップヒーターは、中に発熱の部材が入っているにもかかわらず純正のグリップ(31.0Φ)とほぼ外周が同じ(31.6Φ)というのがウリだ。ただ、グリップ部分の素材のゴムがややプラスチックっぽい固めの素材で滑りやすい感じはする。また、CRF250Lの場合、ノーマルのグリップはオフロード用の凹凸の大きいデザインのグリップだったのだが、このスポーツグリップヒーターは、他の種類のバイクと共用なので、デザインがオンロードスポーツモデルのデザインになっている。その辺もやや滑りやすい感じがする原因だと思う。滑りやすいといっても実際に滑るわけではないので、感触の問題だが。
あと、このHondaスポーツグリップヒーターのウリに電圧監視機能がある。電圧が低下したらバッテリー保護のためにグリップヒーターを自動停止するというもの。これは一度も発動していない。これが何V以下になったら発動するのかは調べたけど分からなかった。
この点、エンデュランス製のグリップヒーターは、グリップ外径(直径)が34.0ΦとHondaスポーツグリップヒーターの31.6Φよりも太い(Hondaのノーマルグリップは31.0Φ)が、電圧監視での自動OFF機能(エンデュランスでは「レギュレート機能」という)の作動開始電圧を10~13Vの間で設定できるようだ。しかも電圧計も付いているし。このあたり、Hondaスポーツグリップヒーターが改良されるときは取り入れて欲しい。またエンデュランスもグリップ外径をノーマルグリップに近づけるように頑張ってもらいたい。電圧計を付けたくなってきたな(笑)。デイトナのAQUAPROVA コンパクトボルトメーターとかよさそうだ。
【関連】
CRF250Lにホンダ純正スポーツグリップヒーターその1 ― 2016年10月22日
CRF250Lにホンダ純正スポーツグリップヒーターその2 ― 2016年10月23日
【関連追記:2017年3月13日】
石廊崎へ行ってきた(その2) ― 2017年03月13日
写真は記事とは全く関係ない。
岩本町・東神田ファミリーバザール:Ricoh GR、18.3mm(28mm相当)、F5.6、1/250秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF
JPEG撮って出しのものである。シャドー部分もいじってない。リサイズのみ。肉の万世の「万かつサンド」は美味い。よくばって、カツが2枚入った「弐万かつサンド」を買ったことがあるが、普通の「万かつサンド」の方がよかった。
【追記】別の機会に買った「弐万かつサンド」の写真を見つけたので追加しておく。
弐万かつサンド:Ricoh GR、18.3mm(28mm相当)、F3.5、1/60秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF
最近のコメント