ニコンが考える“レンズの味”とは? (デジカメWatch) ― 2013年11月13日 00時00分00秒
最近更新が滞り気味ですまん。戴いたコメントにすべてお返事をしたつもりなのですが、漏れがありましたらご指摘ください。m(_ _)m
さて、デジカメWatchにニコンが考える“レンズの味”とは?AF-S NIKKOR 58mm F1.4 Gの設計に見るレンズ計測装置「OPTIA」の活躍 というインタビュー記事が載っている。
インタビューに答えているのは、ニコン映像カンパニー 開発本部 第二設計部 第二設計課 技監補の田中一政氏(OPTIAの開発支援を担当)、同第二設計部ゼネラルマネジャーの稲留清隆氏(レンズ開発全般のとりまとめを担当)、同第二設計部 第二設計課 主幹の佐藤治夫氏(AF-S NIKKOR 58mm F1.4 Gの設計を担当)だ。聞き手は写真家の杉本利彦氏。
――波面収差とはどのような収差ですか?
田中:光を波としてみますと、例えば星のように無限遠と見なせる被写体からくる光は平面波としてレンズに入射しますが、レンズを出た光は最終的に一点に集まりますので球面波となるはずです。また、有限距離にある一点から出た光は、球面波としてレンズに入射し、再び一点に結像しますので、レンズから出る光はやはり球面波になります。
理想のレンズの場合、レンズから出る波面の形状はきれいな球面波になるのですが、実際のレンズを通過した光の波面は、いろいろな収差や製造誤差などにより乱れが生じ、きれいな球面波にはなりません。このように、理想レンズの球面波からの波面のずれのことを波面収差と呼んでいます。OPTIAは、この波面のずれを測定していますが、この情報にはレンズの収差をはじめさまざまな情報が含まれており、これを解析することで、先ほどの諸収差をはじめレンズの各種特性を求めることができるのです。
「波面収差」の説明は分かったようで分からんですな(苦笑)。
興味深かったのは、「Ai AF Nikkor 85mm F1.4 D IF」(1995年発売)と、「AF-S NIKKOR 85mm F1.4 G」(2010年発売)をOPTIAで比較評価だ。
佐藤:シャープネスなどは最新設計のGレンズのほうが良いのですが、一世代前のDレンズが良くないのかと言えばそうではなくて、三次元的な特性などはむしろDレンズのほうが優れていると思われる部分もありました。Gレンズのほうが残存収差は全般に小さくなっているのですが、Dレンズは収差をうまく残すことでバランスの良い描写を実現している。そのような様子がOPTIAから得られたデータを解析することで理解できます。
(中略)
――Ai AF Nikkor 85mm F1.4 D IFの収差の残し方が良かったということですが、具体的にはどんな収差だったのですか?
佐藤:例えば、球面収差はマイナス方向に膨らませて残しているところですとか、コマ収差も若干残っていたりするのですが、MTFベースで考えても、点像の形状ベースで考えても破綻のない収差の残し方をしています。特に三次元的なMTF特性が優れていて、ピントの合ったところから手前にボケはじめる部分のMTFの落ち方と、後ろ側にボケはじめる部分のMTFの落ち方がよく似ていて、前後のボケのようすが両方とも類似し、バランス良く見えます。Ai AF Nikkor 85mm F1.4 D IFのボケ味が良いとされるユーザーが結構多いのですが、その理由がデータからもわかります。
――それに対して現行のAF-S NIKKOR 85mm F1.4 Gはどうなのですか?
佐藤:現行のGタイプは特に後ろ側のボケをよりきれいにしようと意識しています。前側よりもより後ろ側のボケがなだらかになるように設計しております。
――前後にボケを入れるような構図をとる場合はDタイプ、後ボケを優先する場合はGタイプがいい?
佐藤:好みにもよりますが、そうなります。
85mm F1.4クラスのレンズはいずれ欲しいと思っているのだが、絞り環のあるAi AF Nikkor 85mm F1.4 D IFの方が絞り環のないAF-S NIKKOR 85mm F1.4 Gに劣っているわけではないのでちょっと安心した。いずれAi AF Nikkor 85mm F1.4 D IFを買いたい。ただ、Dタイプの方はピントリングの感触やA-Mリングなど、もうちょっと改良されればよいのになぁとは思う(そういうのも含めて改良されたのがGタイプの方なんだろうが)。
でも、85mm F1.4を自分がどれだけ使うかを考えたら優先度はかなり低いなぁ。使うあてはなくても銘玉を所有したいという気持ちはあるのだが(笑)。
AF-S NIKKOR 58mm F1.4 Gの味に迫る
――それでは、このレンズのコンセプトからお願いします。
佐藤:先ほどからご説明していますレンズの三次元的ハイファイの考え方で設計したレンズを、お客様にこちらから提案をさせて頂くという意味では、初めてのレンズなのかなと考えています。すなわち、このレンズは無限遠におきましては、先ほどの評価方法の考え方の通り、平面対平面の評価で良いことになりますので、MTFが極力高くなるように設計しています。また、無限遠では点が点に写るようにサジタルコマフレアを極力抑えた設計になっているのもこのレンズの特徴です。
一方で、近距離撮影になるほど収差バランスを調整することで、ピントの合ったところから徐々につながりの良い美しいボケ味が得られるようにしています。つまり、無限遠付近では描写はあくまでシャープに、近距離ではピント面はある程度のシャープさを維持しつつも美しいボケ味が得られるという風に、1本のレンズで2通りのレンズの味をお楽しみ頂けるようになっています。従来はこのように、意図して撮影距離に応じて徐々に写り方が変化するレンズはなく、その点が初めての試みということです。
うう、欲しくなってしまうような説明じゃないかぁ。ヨドバシで¥179,500(税込)かぁ。いいなぁ。これも自分として使い道がそんなにある訳じゃないんだが。もう少しAi Nikkor 50mm F1.2とかAi AF Nikkor 50mm F1.4DとかNIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改)を使いこなすようにしよう。どうもね、D300を使うことが多いとレンズ交換する気がしなくなる。、D300は35mmフィルムと同じレンズで画角が違うということもあるんだが、一番の理由はファインダーで薄いピントの山が見分けにくいからだ。大口径単焦点レンズを使う気をなくすファインダーなのだ。もう暗いズームレンズでいいやという気持ちにさせる。新しいレンズを買う気も起こさせない。光岡研究室じゃなかった後藤研究室はそういうところ分かっていますか?
――奥が深いですね。ところでこのレンズは、旧ノクトニッコール58mm F1.2のコンセプトに似ていると思いますが、意識して設計されたのでしょうか?
佐藤:“点が点に写る”という設計思想はもともとノクトニッコールの設計思想を伝承したものです。当初は「ノクト」の名前を冠することも考えていました。しかし、点像の描写がさら良くなるように大きく改善していますし、MTFもさらに向上させていますので、ノクトニッコールを性能面で超えた部分もあります。そのため、ノクトの名称は敢えて使用しないことにしました。
――F1.2ではなく、F1.4になった理由は?
佐藤:F1.2のバージョンも設計はしていたのですが、中央の光量はF1.2であっても周辺部の光量を十分確保するのが難しくなります。その点、F1.4であれば周辺部の光量もお客様に満足して頂けるレベルを確保することができます。つまり絞り開放から使えない1.2を作るより、開放から使える1.4を作ったほうが良いとする考えです。サジタルコマフレアもF1.2ではここまで抑えることができなかったでしょう。
ノクトニッコールを性能面で超えた部分もあるからと言ってノクトの名称を使わずに普通のニッコールにしたらノクトを超えていないニッコールと区別が付かないような気もするが。ニコンでは、ノクトという名称は「万能レンズじゃないよ、特殊レンズだよ。ある面では優れた性能を持っているけど、どんなときでも平均以上とは限らないよ」という意味なのだろう。一般人はノクトと付いていると普通のニッコールの上を行くんだと思っている。そこの認識の違いなんだろうな。できればSuper Noct-NIKKORとかにして欲しかったなぁ(笑)。なんか安っぽいか。で、わざと何本かはSuper Nocf-NIKKORと刻印する、と(笑)。
写真は記事とは関係ない。
象の鼻パークから横浜税関方向(横浜市中区):Nikon F3、Ai Nikkor 45mm F2.8P、F8AE、Kodak PORTRA160、専用NC フィルター、HN-35、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEありROCなしGEMなし、Windows7 64bit、NikonScan 4.0.3
ごちゃごちゃした構図の作例ですまん。Ai Nikkor 45mm F2.8Pの作例は一見アンシャープマスクを掛けているように見えるが、実は掛けていない。このレンズで撮ったものはこんな風にエッジがシャープに写るのだ。好みが分かれるところだが、こういう特徴のレンズだ。構成枚数が少なくて非常にシャープに写るので昔は重宝されたレンズ構成だと思う(テッサータイプ)。
コメント
_ みっち ― 2013年11月13日 11時26分14秒
_ Haniwa ― 2013年11月13日 12時20分57秒
Ai Nikkor 45mm F2.8Pはシャープですよね。コントラストも高いです。軟調寄りとされるネガのPORTRA160でこんな写りですからね。
ヤシコン用のTessar 45mm F2.8と比べて、絞りの位置が違うのと高屈折率ガラスを使っている点が違うと発売当時のインタビューでニコンの人が応えていました。焦点移動も被写界深度内に納めたということで、開放でピント合わせして絞っても普通に使えます。この高屈折率ガラスもRoHS指令でもう使えないかもしれませんね。中古価格からすると今となってはコストパフォーマンスは高くないですが、そんなに高いレンズではないので興味ある方にはお勧めしたいレンズですね。
>年末新製品の発表は一段落のようですが、家中の有り金かき集めてカメラ屋に走りたくなるようなのはありませんねぇ。良いような、悪いような。(笑)
よいのです(笑)。消費税が上がるからと慌てて買うと、消費税上昇分よりも無駄に使ったりしますから(苦笑)。
>α7も微妙だしなぁ。あれ、いっそあの不細工なEVFを取り去って、背面液晶のみ、各種レンズ・マウント・アダプター付きで8万円ぽっきり(笑)とかで、出してくれませんかね。だったら走ってもいいが...
「そんなに欲しくないけれども安いんだったら買う」とか「悪くはないんだけれども高いなぁ」というのはありますね。α7は35mmフルサイズでどんなレンズでも一応付くというところが魅力なので、今の値段でも気になる機種です。でも付くだけでどうも描写はアレなことがありそうで…。デジタルは甘くないですね。フィルムの方が遙かによいです。
α7のボディ流用でピント合わせだけEVFのライブビューで、スライドさせるとフィルム面が表れてフィルムで撮れるとかそんなカメラでないですかねぇ。まあそれだったらCONTAX G1の方がマシな気もしますが(笑)。
_ タロウカジャ ― 2013年11月13日 12時35分28秒
かってライカ対コンタックスのどちらが良いかと論争があり、今日でもメイドイン・ジャパンのコンタックス等か同等品の何倍も価格で販売され、我々もコンタックスならと納得をしてしまっています。
それから、写真を撮ってどうしているか、プリント、印刷、パソコン画面と多様になっています。
特にコンパクトデジカメと携帯で撮影されている皆さんは、画面で見て完結しているのではないでしょうか。
印刷は、加工の工程が入っているし。
プリントだけがひっとするとレンズの味を比較的そのまま見れるのかな。
以前ならフィルム、現在は撮像素子と処理ソフトの能力に関係するのでなかなかむつかしいところです。
所詮、機械ですからとひたすら感性を磨くのも大切かもしれません。
カメラのボデーは、10万円程度。
交換レンズは、5万円程度を良しとしていますが、SONYのα7のレンズキットを買うと基準を超えるかな、まあボデーとレンズ合わせて15万円以下になったらマウントアダプターを使うため考慮してもいいでしよう。
防湿庫の肥やしになっているプラナー85ミリf1.4等を救出できるかもしれません。
宮本製作所さんもα7に対応したマウントアダプターを改良していると広報しています。
ニコンDfも発表されたし、写真道楽の世界は、ますます面白くなってきましたね。
_ ノーネームしたん ― 2013年11月13日 15時00分18秒
レンズの味の部分はフィルムとか撮像素子との絡みでも変わるので評価とか難しいですよねぇ、ニコン以外も各社してはいると思いますが数値で出されると何となく説得力が有る様な・・・、
まあ有る様な気になる・・・と言う事だけかもしれませんが・・・、
プラス2~5万円で絞りリング付のバージョンが有ればそのまま買うのですが・・、
しかしAi AF Nikkor 85mm F1.4 D IFの方もずいぶん褒めてますねぇ。
>でも、85mm F1.4を自分がどれだけ使うかを考えたら優先度はかなり低いなぁ。
有ればたまに使ったりしますが・・・まあ今85mm無くて困ってなければ10数万円出さなくても、
そんな金が有るなら後藤氏に裏から銭を渡して・・・・・
>ごちゃごちゃした構図の作例ですまん。
通勤中の龍と高層ビル群が今の横浜の日常の姿なのです(笑)。
ここに書きます
>>購入されるのですか。意外な感じがしました。
さんざん不満を述べている人も中古が12万円ぐらいで出ていたら買う人は多いかもしれませんね(笑)。そのぐらい値段と機能のバランスがアレなんだと思います。
D-200もいい加減古いのに加え画素数を抑えたフルサイズ、現有の絞り有レンズをD-4系でガンガン使うとかそういう気分にはなれない・・・と、
まあそこまで考えればDfで・・・と、まあファインダーとか操作性とか各部の大きさとか理想は有るんだけれどもDfの代わりにD-4買うのか?と聞かれれば何となく買わない・・、
今後出てくる交換レンズが絞りリング付Ai対応の奴も開発です~とかならD-4とD-800とか検討するかもしれませんが・・・・・、まあレンズ部門はあの調子ですからねぇ、それに比べてボディ部門は頑張ってると思いますよ。
>>後藤氏が腐敗勢力に妨害されながら社内で暗躍してたんですね・・・、
>なんか嵌められたんじゃないかという気もします。こんなカメラ出すために新入社員を中古カメラ屋に連れて行ったりしてたんですかねぇ。
まあ多数の意見を入れていくとぼやけていく・・とか、そんな感じじゃないですかね?、こういう機能を入れないで販売ならお前に責任取らすぞ!とか言われたらそういう機能を入れますし、部品用意する部門から、この部品でなければ~~とか言われるとそっちの方向に・・・、それでこうなった・・と。
>>今回の可倒式Ai連動レバーのように、なんの脈絡もなく苦し紛れに単発で絞り環付いたレンズが出る可能性はあると思います。みんなが「それじゃない!」というようなレンズに。
出るとしたらそんな風なんでしょうね、そしてあまり買わないのでAi付出しても売れないから~~とか言われるのです、まあニコンのレンズ部門は北からテ○ドンが飛んできて無くなった・・とでも悟っておけば・・。
_ とんかつ ― 2013年11月13日 22時13分14秒
Tessar ぽんわりしたフィルムでもぱりりと写る。レンズの枚数が少なく透過光が届くのと、比較的安価にできる。
焦点移動の問題もよく考慮されています。・・・被写界深度も同じ絞り(良い響き)ですと、プラナーより深い・・・
>この高屈折ガラスを使っている点
もっと長くFM2やFE2で、FM3で、・・・パーツが余りましたか。
_ Haniwa ― 2013年11月14日 08時25分33秒
Zeissのレンズは設計や仕様に拘りがありますから言われるだけのものはあると思います。
ただ、その値段に見合っているかというとその辺は微妙ですよね(笑)。
ある程度以上拘ると急にコストが上がってしまうので普通はその手前で妥協するんでしょうね。
写真の鑑賞方式は多様化していますよね。銀写真プリントは減ってきているんでしょうね。
画面での鑑賞も今まであんまりしなかった「等倍鑑賞」ができますし、ディスプレイによって色が違って見えたりとなかなか難しいですよね。可変要素が多すぎるんでしょうかねぇ。
>所詮、機械ですからとひたすら感性を磨くのも大切かもしれません。
御意に。私の感性は一向に磨かれていませんが(泣)。
>カメラのボデーは、10万円程度。
>交換レンズは、5万円程度を良しとしていますが、SONYのα7のレンズキットを買うと基準を超えるかな、まあボデーとレンズ合わせて15万円以下になったらマウントアダプターを使うため考慮してもいいでしよう。
良い方針だと思います。以前は35mm一眼レフですと30万円クラスが最高峰でした。デジタル時代になってから感覚が麻痺して来ているなぁと思っています。レンズもデジタル用に新規に出ると以前よりも高くなってしまったり…。
α7はレンズ好きにとってはよい方向性だと思いますね。ただ、対称型の広角レンズなどはまだまだだとは思いますが。Planar 85mm F1.4などは対称型広角レンズではないですし、ライブビューでピントを合わせるとフィルム時代よりもピントも歩留まりがよいかもしれませんね。
ただ、やっぱり一眼レフの光学ファインダーでスクリーンを見てピントを合わせるのが私は好きです。全体の構図とピントの確認が同時にできますから。
>ニコンDfも発表されたし、写真道楽の世界は、ますます面白くなってきましたね。
流れが変わればよいと思います。ただ、Nikon Dfについては、長く使って欲しいという割にはシャッターユニットの耐久性やスペックが落とされていますし、AFのターゲットも中央部だけとかその割にファインダーの見え方は向上しているわけでもなく、コマンダーとしての需要が増えている内蔵フラッシュもない…など、基本性能に拘りが感じられないのが残念に思います。
_ arayo-too ― 2013年11月14日 08時37分36秒
レンズの設計者の方々の記事、興味深く拝読しました。
小生の鈴のような頭脳には、内容が高尚過ぎるのかあまり理解できませぬ…。
最近、ボケ防止の為に物理や数学の本を読んだり問題集を解いたりしているのですが、
学生時代にこんな興味深い事を苦手にするんじゃなかった…と
反省の日々であります…。
_ いつもとおりすがり ― 2013年11月14日 12時09分55秒
α7やDf(「だっせー ふざけんな」の略?)でまたアダプター遊びは盛り上がるかもしれませんが、現状においてデジタルカメラのボディとフィルムカメラのレンズのコンビネーションというのは、運がよければそれなりにきれいに写るけれども、所詮、二流あるいは三流程度の画質にしかならないのかもしれません。それを「味」と評する人たちはいるでしょうけれど、純正マウントならまだしも、アダプターを介して取り付けるような場合ですと、結局のところアダプターの品質や性能も障害になるわけですので。
メーカーはどこもフィルムカメラ・レンズへのこだわりはないと思った方が無難です。ライカでさえもあの状態なのですから。
_ Haniwa ― 2013年11月14日 12時36分49秒
>プラス2~5万円で絞りリング付のバージョンが有ればそのまま買うのですが・・、
つくり分けるのが面倒だから全部に付けたら「そんなの外して安くしろ」と言われるので結局絞り環ないもののみ…という感じなんですかねぇ。私も絞り環あった方が色々と使い回せるので高くても欲しいと思いますね。
>有ればたまに使ったりしますが・・・まあ今85mm無くて困ってなければ10数万円出さなくても、
>そんな金が有るなら後藤氏に裏から銭を渡して・・・・・
絞り環廃止派をやみうch…(違)。
>通勤中の龍と高層ビル群が今の横浜の日常の姿なのです(笑)。
丁度中華街に向かってるところですね(笑)。
>D-200もいい加減古いのに加え画素数を抑えたフルサイズ、現有の絞り有レンズをD-4系でガンガン使うとかそういう気分にはなれない・・・と、
>まあそこまで考えればDfで・・・と、まあファインダーとか操作性とか各部の大きさとか理想は有るんだけれどもDfの代わりにD-4買うのか?と聞かれれば何となく買わない・・、
画素数押さえたFXのコンパクトなものを、と考えるとDfはよい選択肢なんですが、凝らなくてもいいところを凝ってその分基本性能が削られているのが私は嫌ですね。ニコンってもっと質実剛健だと思っていました。
>今後出てくる交換レンズが絞りリング付Ai対応の奴も開発です~とかならD-4とD-800とか検討するかもしれませんが・・・・・、まあレンズ部門はあの調子ですからねぇ、それに比べてボディ部門は頑張ってると思いますよ。
佐藤治夫氏もたしか10年ぐらい前は「私も絞り環なくなったら困ります」と言っていた人ですからね…。ボディ部門はD7000クラスにもちゃんとAi連動レバーとボディ内AFモーターを付けていますからまあ頑張っていると言えば頑張っていますね。
>まあ多数の意見を入れていくとぼやけていく・・とか、そんな感じじゃないですかね?、こういう機能を入れないで販売ならお前に責任取らすぞ!とか言われたらそういう機能を入れますし、部品用意する部門から、この部品でなければ~~とか言われるとそっちの方向に・・・、それでこうなった・・と。
船頭多くして船山に上るというパターンですかねぇ。まあ船が海底に沈むよりはいいんでしょう(笑)。渡りに泥船とか言いますし(違)。
>出るとしたらそんな風なんでしょうね、そしてあまり買わないのでAi付出しても売れないから~~とか言われるのです、まあニコンのレンズ部門は北からテ○ドンが飛んできて無くなった・・とでも悟っておけば・・。
58mm F1.4Gには絞り環欲しかったですねぇ。栃木ニコンから工業用途と称して絞り環付きでこっそり発売されませんかねぇ。
_ Haniwa ― 2013年11月14日 12時57分59秒
ネガなのでいかようにもできますが、COOLSCAN 5000EDのデフォルト設定でこんな風に写る3群4枚のテッサータイプってすごいですよね。ちょっとコントラストつきすぎのような気もしますが、それはプリントするときやスキャンするときに調節可能ですね。
>焦点移動の問題もよく考慮されています。・・・被写界深度も同じ絞り(良い響き)ですと、プラナーより深い・・・
絞りの位置を変えたのと高屈折率ガラスとで深度内に入るように工夫したんでしょうね。
ですからGN NikkorやTessarと写りが同じではないと当時の設計者が言っていましたね。
使いにくくても故障が多くてもGN Nikkorに人気があって、Ai Nikkor 45mm F2.8Pは代わりにはならないということなんでしょうね。
>もっと長くFM2やFE2で、FM3で、・・・パーツが余りましたか。
製造中止という噂が流れて市場から一旦消えた後にフ○ヤカメラから新品が次々と安く売られ始めたんですよね。シリアルナンバーもどんどん伸びていったと記憶しています。一説にはフジ○カメラの裏でAi NikKor 45mm F2.8Pを組み立てているんじゃないかといわれたぐらいです(笑)。私が買ったのもフジ○カメラでの安売りでした。悩んでいるうちにブラックは売り切れてしまったんですが。
ttp://haniwa.asablo.jp/blog/2005/12/22/185480
テッサータイプの楽しさが分かると、今度はリケノンが欲しくなってきますね。Pentax MXか何かとセットで使いたいです(マウントは増やさないというんじゃなかったのか>自分)。
■ arayo-too様
初めて聞く収差の名前もあってなんか分かったような分からないようなアレですよねぇ。
>最近、ボケ防止の為に物理や数学の本を読んだり問題集を解いたりしているのですが、
すごいですね。数学はまだしも物理とかなかなかもう一度やる気にならない人が多いと思います。
高校の参考書をもう一度買ってみるとかはなかなか新鮮ですね。私も高校の地図帳とか化学の本とかは社会人になってから買ったことはあります。問題集ですか。私も今のうちからやっておいた方がいいかもしれませんね。アレがアレだから、ほら、とか言い出してますから(笑)。
■ いつもとおりすがり様
>現状においてデジタルカメラのボディとフィルムカメラのレンズのコンビネーションというのは、運がよければそれなりにきれいに写るけれども、所詮、二流あるいは三流程度の画質にしかならないのかもしれません。
そうなんですよねぇ。使ってみたいレンズに限ってデジタルボディとの相性が悪いということが多そうです。
>メーカーはどこもフィルムカメラ・レンズへのこだわりはないと思った方が無難です。ライカでさえもあの状態なのですから。
ですねぇ。フィルムカメラ用に設計したレンズが性能を発揮するようにボディ側を改良するよりも、新しいレンズを買ってもらった方がお金になりますからね。
_ タロウカジャ ― 2013年11月14日 13時09分52秒
補足として
アダプター遊びで母艦になるボディーの能力で色々と問題点が在るようですが、その時は本来のフィルムカメラに好みのフィルムをセットして撮影をすればよいと思います。少し荷物が増えますが、それも楽しみということでいかがですか。
α7系にしてもシャッターに不満あり、ストロボはない、ボデーに手ぶれ補正がないとカタログ上だけでも改善して欲しい点がありますが、そこは腕と技でカバーしましよう。
15日に発売なるといろんな批評がでてくるでしょうから、値段が丸くなるのを待って決断したいと思います。
_ Haniwa ― 2013年11月14日 13時28分10秒
>アダプター遊びで母艦になるボディーの能力で色々と問題点が在るようですが、その時は本来のフィルムカメラに好みのフィルムをセットして撮影をすればよいと思います。少し荷物が増えますが、それも楽しみということでいかがですか。
そうなんですよねぇ。最初にボディのみで15万円の35mmフルサイズですから、値段がこなれてきたら結構ブレイクするかもしれませんよねぇ。
フィルムと併用ということになれば、ペンタ部やミラーボックスなどがないミラーレスのコンパクトさは活きてくると思いますね。
色んなレンズでどんな感じか楽しみにしたいと思います。そして普段使いには純正レンズで使えばいいんですからね。
_ とんかつ ― 2013年11月14日 22時52分49秒
>ネガなのでいかようにもできますが
>>もっと長く・・・
FEしかない。ペンタプリズムがビスどめで頭は丈夫。2が無いのは、nikonが止めたからね。
そうそうネガは、拾ってくれる。
リバーサルフィルムのほうが大変かしらねえ。
ジス接点のあるシューがあるのは、だいたい使えます。・というか使います。・・・いろいろすいません。
_ Haniwa ― 2013年11月15日 09時41分16秒
ペンタプリズムはバネで押しているとか糸で縛ってあるとか多いですね。
ネガは結構情報が残っていますので、スキャン時に軟調にしてもっと引き出したりできますね。それにしてもPORTRA160とAi Nikkor 45mm F2.8Pの組み合わせはぱりっとしていてびっくりでした。
>ジス接点のあるシューがあるのは、だいたい使えます。・というか使います。・・・いろいろすいません。
アクセサリシューがあるだけでも随分使い勝手が違いますし、JISの接点があるとさらに使いやすいですね。独自規格のシューとか、ホットシューなのにJISと干渉する独自接点とか嫌すぎます。
_ ゆりこ ― 2013年11月18日 22時44分48秒
単純に言うと「3次元の情報である」ということでしょうね。光が1点から出ていくと風船が膨らむように光は正確な球面状に広がっていくわけですが、レンズを通るとその球面に歪みが生じて波になってしまうのが「波面収差」なのだと理解しました。
従来の収差やMTFは2次元のデータなので、3次元のデータである波面収差から2次元にするのは計算で出せるということなのでしょう。
>できればSuper Noct-NIKKORとかにして欲しかったなぁ(笑)。なんか安っぽいか。で、わざと何本かはSuper Nocf-NIKKORと刻印する、と(笑)。
ニッコールならば赤字で Ultra とした方が合いそうですね。
もし Noct が復活していたのなら、限定で Nocf は作っていたでしょうね。
ここは Nikon Df の名入れサービスで「NOCF NIKKOR」と入れましょうよ。全部大文字なのでいまいちですが;-)
_ Haniwa ― 2013年11月26日 14時32分30秒
お返事が大変遅れてすみません。m(_ _)m
>単純に言うと「3次元の情報である」ということでしょうね。
なるほど。被写体は3次元ですしレンズも3次元ですから情報も3次元あったほうがいいんでしょうね。
>ニッコールならば赤字で Ultra とした方が合いそうですね。
>もし Noct が復活していたのなら、限定で Nocf は作っていたでしょうね。
ここは栃木ニコンが産業用と称してこっそりUltra Nikkor銘で絞り環ありでだしてくれるのを待ちましょう(笑)。
>ここは Nikon Df の名入れサービスで「NOCF NIKKOR」と入れましょうよ。全部大文字なのでいまいちですが;-)
いいですね。字に制限があるのは「ニコンは絞り環無くすな」とか名入れ注文できないようにということなんでしょうか(笑)。
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CONTAX用に同スペックのレンズありましたねぇ。
よく言われていたのは、F2.8は少しきつい(普通は3.5が限界、だから開放時の周辺描写とフォール・オフが難点)、絞り込むと焦点移動が結構大きい、でした。
Nikkorは新設計だから、工夫があるんですかね。
年末新製品の発表は一段落のようですが、家中の有り金かき集めてカメラ屋に走りたくなるようなのはありませんねぇ。良いような、悪いような。(笑)
α7も微妙だしなぁ。あれ、いっそあの不細工なEVFを取り去って、背面液晶のみ、各種レンズ・マウント・アダプター付きで8万円ぽっきり(笑)とかで、出してくれませんかね。だったら走ってもいいが...