Nikon D300、「ミラーアップ」で「入院」 ― 2013年04月30日 00時00分00秒
1年半前に中古で購入したNikon D300なのだが、毎週末某スポーツ写真に大活躍してくれている。そのD300が先週末不調になった。撮影しようとファインダーを覗くと真っ暗なのだ。「あれ?さっきレンズキャップは外したはずなんだが」とレンズ先端をのぞき込むとキャップはない。「あれ?D300にはアイピースシャッターなかったよなぁ…」電源をOFFにしてもなぜかボディ上面の液晶表示が消えない。うーん。なんどか電源をON、OFFするとOFFになり、もう一度ONにしてシャッターを切るとミラーが下がって視界が開けた。
まずいなぁ。この1年半で相当撮影していて、いつ寿命が来るかと心配していたところだったのだ。ともかくその日は2000枚近く撮ったが、途中で1回ミラーアップしたままになっただけで済んだ(シャッターチャンスを逃したのはこの1回だけ)。あと、帰宅したらまたミラーが上がったままになっていて、この日は合計3回ミラーアップしたままになっていた。電源を切っているのにミラーアップになるというのは仕様なのかもしれない。故障を知らせるためにそういう仕様になっている可能性がある。撮る前におかしいなと気づくわけだから。
去年秋にノートPCのPanasonic Let's note SX2を買ったときは、実はD700を買いたかったのだ。どうしてD700が欲しかったかというと、毎週末D300で撮影していて万一D300が壊れたら修理中に撮影するデジタル一眼レフがほかにないからだ。D300をもう一台買うというのはない。DXフォーマットは嫌で嫌で仕方がなく、レンズの画角がうまくいかないのでスポーツ撮影以外には絶対にAPS-Cのカメラなんか使いたくない。D300にはかわいそうなのだが、本当にDXフォーマットは腹が立つ。それで予備にはFXフォーマットのD700が欲しかった。しかし、このときはD700の中古価格が底になっていて、中古カメラ屋さんにD700の在庫がなかった。それでWindows 7のノートPCがなくなる前にレッツノートSX2を買ったのだった。
さて、D300がこのままでは困るのでニコンの新宿サービスセンターに持って行った。新宿サービスセンターは連休中も開いていてよかった。しかも空いていた。まあそうだろうね。天気もいいから撮影に行きたいよねぇ。さて、見積もりは以下のようだった。
見積もり内容
技術料 \16,830
部品代 \20,700
消費税 \1,877
計 \39,407お客様ご指定内容
1.オーバーホール(使用頻度高いため)
2.連写時時々ミラーアップになる(現象確認済)
「オーバーホール(使用頻度高いため)」というのは私が指定したのではない。持って行って最初に言ったのは「時々ミラーアップになる」ということと、「10万ショット以上撮っている」ということだけだった。見積もりが上がってきてからオーバーホールは相談しようと思っていたら、向こうからオーバーホール指定にしてくれた。
このD300は中古で買ったときに総撮影枚数は約2万5千回だった。今回確認したら約12万5千回だった。1年半で約10万枚撮ったことになる。総撮影枚数はJpegAnalyzerというソフトを使ったが、自分が買ってから何枚撮ったのかは分かっているので、10万枚を越えているだろうなとは思っていた。十分オーバーホールすべき時期だよねぇ。
ちなみにミラーアップ現象はMB-D10をつけて高速連写したときの方が再現率が高いので、サービスセンターにはMB-D10を付けて持って行った。そうしたら、MB-D10も一緒に入院となった(見積もりにはMB-D10は反映されていないが「預かり品」に記載されている)。
あがりは5月13日の予定なので、連休後半ともう1回週末のあいだD300が使えないなぁ。
写真下はMB-D10。買ったときにはきれいな個体だったのだが、毎週末スポーツ写真を撮っていたら、塗装が剥げてきた。剥げてきたと言うよりも汗で腐食してきているのかもしれない。どれだけずっと握りっぱなしなのかがよく分かる。
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