富士フイルム「アルバムをDVD」「写真をDVD」サービス提供開始 ― 2013年02月12日 00時00分00秒
富士フイルムが、写真アルバム、写真プリントや撮影済みのネガフィルムなどをまとめてデータに変換してDVDに残すことができる、フジカラーリメイクサービス「アルバムをDVD」、「写真をDVD」を、2013年2月15日(金)より全国の写真店および「フジフイルムネットプリントサービス」(http://fujifilm.jp/netprint)でスタートするそうだ。
【追記:2013年2月13日】
情報元へのリンクが抜けていました。
大切な写真、アルバム、フィルムをまとめてDVDに変換 「アルバムをDVD」「写真をDVD」サービス提供開始(富士フイルム)
【追記ここまで】
3.サービスの主な特徴
(1)「アルバムをDVD」 思い出のつまった1冊のアルバムをまるごとデータ変換して、DVD2枚(①テレビ再生用DVD、②パソコン編集用DVD)と③フォトアルバムに仕上げます。
①テレビ再生用DVDは、DVDプレイヤーなどで再生可能です。大画面のテレビに映して、ご家族やご友人と懐かしい写真を楽しむことができます。また、より綺麗な画質で鑑賞することができる高解像度のブルーレイディスクも選択することができます。
②パソコン編集用DVDは、アルバムの写真を1枚1枚切り抜いた画像とページ単位の画像が入っています。画像データは、パソコンで編集・整理が簡単にできます。また、同じディスク内には、スマートフォンなどで再生可能なスライドショーのデータ(MPEG4)も入っています。
③フォトアルバムは、元のアルバムをそのままコンパクトサイズに複製した物で、持ち歩きなどに大変便利です。フォトアルバムのサイズは、大(210mm×210mm)と小(143mm×143mm)の2種類から選べます。
(2)「写真をDVD」
①写真プリントや、ネガフィルム、ポジフィルムなどを300万画素の画像データに変換して1枚のDVD(パソコン編集用)に保存します。
②1,000万画素相当で高品質にスキャンする、高解像度書き込みメニューも用意しています。
③たくさんの写真をまとめてデータ変換したいお客様のために、大量注文でお得になる料金プランをご用意しています。
フィルムをスキャンしてくれるサービスは、画質と値段が問題だ。いくら品質が良くても高価だと困るし。安価でも低画質なら要らない。
300万画素の画像データというのがちょっとなぁ。600万画素ぐらいは欲しい。あと、ちゃんと階調が出ているのかが心配だ。
1000万画素相当の高品質スキャンの方も用意されているのはよいのだが、なんと525円/コマ( ※Lプリント付き)だ。300万画素の方が473円/本なのに比べてきわめて高価である。1コマで525円も払ったら、36枚撮り全部を頼むと18,900円もしてしまう。あり得ないなぁ。
気が向いたら300万画素の方を頼んでみる。富士フイルムのフロンティアは色も悪いしコントラストも高くてアレなので、期待していない。
せっかくの新サービスなのだが、わくわくしませんなぁ。
写真は記事とは関係ない。
富士ゼロックスR&Dスクエア(横浜市西区みなとみらい):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+1/3EV、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)
コメント
_ WANI ― 2013年02月12日 12時33分51秒
_ 玉越 ― 2013年02月12日 12時49分39秒
私自身もこのサービスはいらないなあと思いますが、とはいえ一定の需要はあるかもしれませんね。
例えば、50年前のかわいい我が子の写真やネガがあって、パソコンやテレビの大きい画面で観たいと思うんだけど、自分でスキャンするなどの機械の知識はないおじいちゃんとかにはいいんじゃないでしょうか。
こういう場合には何よりも「思い出」が大事ですから、サービスとしては確かに画質と値段はキモですが、受け取る側としては思い出が蘇ることの方がずっと大事ですよね。
昔の写真ならそんなにたくさんもないでしょうから、これとこれ、合わせて100枚、5万円ならお金と時間があるおじいちゃんとしては悪くないかもしれません。
富士フィルムは震災以降、写真救済プロジェクトをやっていますから、こういったサービスも関係しているように思います。応援したい気持ちはありますね。
と擁護しつつ、とはいえ、私にはやっぱり不要なサービスですが…
普段使っているフィルムもKodakやRolleiだし…(^^;
_ Haniwa ― 2013年02月12日 12時50分36秒
フィルムを今後も使いながらデジタルの便利さも享有という感じだとありがたいですよねぇ。
525円/コマのものはまさに過去のベストショットをデジタル化という感じですかねぇ。私も36枚撮り1本で18,900円もするんなら私がやって小銭稼ぐわいと思いました(笑)。1日1本ずつスキャンしたら18,900×30で567,000円も稼いでしまいます。小銭じゃないですね。Haniwaスキャンサービス始めますか(笑)。
>そうやってフィルムユーザーを追い込んで諦めさせてデジタルへ追いやる戦術でしょうか?w
今でも拘ってフィルム使っている人の気持ちに立ってないんですよねぇ。
>あ、まずはフラットベッドスキャナとか安いスキャナモドキを買わせてがっかりさせると言うスキャナメーカーとの共同作戦も考えられますな。
諦めさせる作戦ならいくらでも思いついてしまいますね(泣)。
富士フイルムはミニラボ用のインクジェットプリンタも推していて、危険な方向なんですよねぇ。こういうことをすると銀写真プリントのメリットを宣伝できなくなります。
インクジェット方式「フロンティアドライミニラボ DL650 PRO」新発売
ttp://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0746.html
_ Haniwa ― 2013年02月12日 12時56分25秒
こんにちは。
一定の需要はあるかもしれませんが、どうもお年寄り向きみたいな感じですよねぇ。
富士フイルムはかなり以前からプリントからのスキャンサービスをやっていて、そこで傷やカビの修正もやっていました。
写真救済プロジェクトと関係していると思います。そこで得たノウハウを活かそうという考えもあると思います。
ただ、今後もフィルムを使い続ける人が便利なサービス、これがあるならフィルムでも撮ってみようというサービスになってないように思うんです。そこが残念ですね。
>普段使っているフィルムもKodakやRolleiだし…(^^;
現像と同時という限定がないサービスですので、他社フィルムも大丈夫だと思いますよ。ただ、富士のフィルムを使ったときと同じ品質かどうか、KodakやRolleiの良さが引き出されるサービスなのかは分かりませんが。
_ WANI ― 2013年02月12日 13時42分20秒
そこですねぇ、私が何と言っていいかと思っていたのもこういう事だと思います。
自家処理しかしないつもりの私が言うのもなんですが(:p)。
_ いつもとおりすがり ― 2013年02月12日 14時14分05秒
>1コマで525円も払ったら、36枚撮り全部を頼むと18,900円
これは高いですね。逆に、この価格設定ならスキャナの需要が高まるかもしれません。
私のところの近くのキタムラでは24枚撮りカラーネガ一本現像のみで630円だったと思うのですが、私の場合、全コマスキャンすることはないので、これまでのように気に入ったコマだけ自分で自宅でスキャンしても苦痛に感じることもないです。
私のクールスキャンVは今年で10年目、故障なしです...
_ おおた ― 2013年02月12日 16時29分42秒
そして、(1)の「アルバムをDVD」ってのは、私も始めて聞いたサービスですね。うちの実家にも、確か分厚い表紙のついた大きめのアルバムが何冊もありますが、そういうのをターゲットにしてるんでしょうかね。
大事なアルバムをデジタルデータ化しておくというのは、それなりの意義があるかもしれませんね。でも「大画面のテレビに映して、ご家族やご友人と懐かしい写真を楽しむことができます」ってのは、どうなんですかねえ。アルバム引っ張り出してきて、顔つき合わせてページをめくるほうが、私にはしっくりきますけどね。
遠方の実家に保管してあるアルバムを私の自宅でも見たいっていうような場合には便利かもしれませんけどね。
あと、個人的には複製のフォトアルバムのサイズはもう少し大きいのもあるといいなあと思います。昔は多分どの家庭でもそうだったと思うのですが、アルバムって、サービス版(Lサイズ)の写真をぺたぺた貼り付けていて、よっぽどのことがない限りカビネ版(今で言うLLサイズ、なんか懐かしい響き)とかに引き伸ばさなかったと思うんですよね。
なんで、210mmのサイズだと、結構一枚一枚の写真が小さくなってしまう気がします。
「持ち歩きなどに大変便利です」って、フォトアルバムってそんなに持ち歩くものなんですかね???
_ とんかつ ― 2013年02月12日 22時01分12秒
なあるほど。
これはビオゴンの表現です。フィルムのね。
G1にベルビア詰めたのも、先だってのネガで冬の青空を撮って今までに無い美しさに、衝撃を受けたからです。
この、スカッと抜ける空の抜け具合はリバーサルならではで、やはり一番しっくりします。
_ Haniwa ― 2013年02月13日 08時32分15秒
600万画素で十分だと思いますので、それで色や階調がちゃんと出たスキャンサービスを300万画素の値段でやってくれたらいいなぁと思いますね。そうしたらフィルム使おうという人がもう少し出てくるように思いますよ。
私も自分でスキャンすることがほとんどなのですが、スキャナを持っていない人や時間のない人などが手軽にフィルムで撮ってその結果を皆で共有できるといういいとこ取りをほんの少しの追加費用でできれば随分違うと思うんですよねぇ。
■ いつもとおりすがり様
1000万画素の方はどんなスキャン結果か分かりませんが、ちょっと高いように思います。
私はなんだか全コマスキャンをしてしまうので、苦痛に思うことがあります。ただ、今回Windows7 64bitでさくさくスキャンできることが分かりましたので、今後はもう少し気楽にはやくスキャンできるかなぁと思っています。
COOLSCAN V ED故障なしですか。よいですね。オーバーホールできるうちに一度オーバーホールをするのもよいかもしれません。ただ、以前5000EDを点検・修理に出した際(例のネガICEありスキャン失敗の件で)、「本体と付属のSA-21が別々の扱いになって代金がかさんですみません」とニコンに人に言われました。付属品なんだからまとめていくらにして欲しいですよね。
_ Haniwa ― 2013年02月13日 09時14分24秒
フィルムスキャンサービスはいままでなかったんですかねぇ。あったような気がしました。私はKodakの方しか頼んだことがないのですが。
プリントをスキャンするサービスはかなり以前からありましたね。傷やカビなどを修正するオプションもあったと思います。コピー機のような、プリントを自分で複写する機械も店頭にあったと思います。一度使ったことがありますが、家でフラットベッドスキャナ使った方が結果がよかったので、一度きりしか使いませんでした。
プリント複写サービスがデジタル化しているので、それをプリントしてアルバム化とDVDにデータを落とすんでしょうね。
私もアルバムを皆で顔つき合わせて見るのがよいと思います。
コンパクトな複製アルバムというのは、親戚がいろんな地方から集まって来るような場合に重いと持って行くのが大変といったことを考慮してのことだと思います。
DVDは仰るように遠方の親戚に送るなどの用途があると思います。孫の写真が欲しいとか、先祖の写真を皆で共有とか需要があると思います。
>あと、個人的には複製のフォトアルバムのサイズはもう少し大きいのもあるといいなあと思います。昔は多分どの家庭でもそうだったと思うのですが、アルバムって、サービス版(Lサイズ)の写真をぺたぺた貼り付けていて、よっぽどのことがない限りカビネ版(今で言うLLサイズ、なんか懐かしい響き)とかに引き伸ばさなかったと思うんですよね。
「サービス判」って時代によって変わっています(だんだん大きくなってきています)。私が子どもの頃はE判(EC判)がサービス判でした。うちの親父の若い頃だと名刺判がアルバムに貼ってあったりします。
大きなサイズと言いますか、原版プリントと同じサイズのアルバムも選べるとよいですね。小さいと確かに見づらいです。
>「持ち歩きなどに大変便利です」って、フォトアルバムってそんなに持ち歩くものなんですかね???
親戚の集まりにお年寄りが昔のアルバムを持って行くという場面が考えられますね。あと、鉄ちゃんはアルバム持ち歩いているようです。以前ケンコーのテレプラスのテストをしたときに(ttp://haniwa.asablo.jp/blog/2009/09/11/4572770)、陸橋に中学生か高校生ぐらいの人たちがいて、鞄にアルバムがぎっしり入っているのを見ました(汗)。アルバム見せられると時間食うので相手してあげませんでしたが(笑)。まあそういう子たちは持ち歩き用にプリントすればいいので、古い重いアルバムを持ち出さないといけないのとは違うと思いますが。
_ Haniwa ― 2013年02月13日 09時24分38秒
ビオゴン、ちゃんと撮れるとまた使いたいなとは思うのですが、やっぱりCONTAX G1がニコンよりも操作性が悪かったり、思わぬピンぼけがあったりでどうも萎えるんですよね。改造してライカで使う人の気持ちが分かります。ただ、改造はお金が掛かることもあるのですが、外観も変わってしまうのでちょっと躊躇しますね。
ベルビアは使ったことがないのですが、ビオゴンなら使ってみようかなぁという気になりますね。デジカメでこういう感じの写真は撮れそうにも思いますが、ほとんど同じとはいきませんね。特にこういう対称型のレンズでは同じようには写りませんね。周辺の空の青の深さはリバーサルフィルムならではだと思いますね。
_ みっち ― 2013年02月13日 10時47分42秒
みっちの記憶では、フジはフィルムスキャンしてCDに書き込むサービスをやってました。KodakのPhotoCDが健在なころです。
ただフジのは確か4BASEの150万画素で、ちょっとこれじゃあねと思ってました。
フロンティアでサービス版をプリントする際、ネガをスキャンしますが、それと同じ仕組みなんじゃなかったかな。
ですから、みっちはPhotoCDの方しか使ったことないです。御存知のとおり、これだと16BASEの600万画素まで行きましたからね。
_ ゆりこ ― 2013年02月13日 18時43分15秒
ストレージディスクは 120 フィルム未対応 (フィルムは 135 のみ) で JPEG のみですが、1シート目980円、2シート目以降600円で20シートまで書き込み可能です。今回のサービスよりはちょっと高いのですが、画素数4倍なのはいいですよね。
検索しても出てこないのでヨドバシ独自のサービスなのかもしれません。
_ Haniwa ― 2013年02月14日 09時07分40秒
そうですね、たしか富士もCD化やってましたね。150万画素とかあった記憶があります。あまり興味なかったので記憶も曖昧ですが。
>フロンティアでサービス版をプリントする際、ネガをスキャンしますが、それと同じ仕組みなんじゃなかったかな。
そうですね、どうせプリントする際にスキャンするんだからそのデータを書き込むみたいな感じでお得になっていたんだと思います。現像後に頼むのと価格差がありました。
600万画素ぐらいあれば細部の緻密な感じもでてかつ扱いやすいデータ量なのでいいと思います。問題は色や階調がちゃんと出ているか、ですよねぇ。その辺が納得いく品質ではなかったので皆さんスキャナを買ってスキャンしていたわけで…。
■ ゆりこ様
ヨドバシDEPを利用していますが、「StorageDisk」というサービスは気づきませんでした。富士の機械を使うという点で私の中で自動的に見なかったことになっていたのかもしれませんが(笑)。
>ストレージディスクは 120 フィルム未対応 (フィルムは 135 のみ) で JPEG のみですが、1シート目980円、2シート目以降600円で20シートまで書き込み可能です。今回のサービスよりはちょっと高いのですが、画素数4倍なのはいいですよね。
「StorageDisk」よさそうですね。フィルムで撮った意義があるような品質であれば1シート600円は安いと思うのですが、どうなんでしょうね。こんど色々試してみます。フロンティアの品質がよければ皆悩まなくて済むのになぁ…。
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しかし高画素のスキャンが1カット525円・・・スキャナ買って自分でやる方がいいじゃんと思うとスキャナも限られている罠・・・そうやってフィルムユーザーを追い込んで諦めさせてデジタルへ追いやる戦術でしょうか?w
あ、まずはフラットベッドスキャナとか安いスキャナモドキを買わせてがっかりさせると言うスキャナメーカーとの共同作戦も考えられますな。