Nikon MB-D10中古品ゲット2012年10月31日 00時00分00秒

MB-D10(中古) + MSD10(新品)

去年の今頃スポーツ撮影用にD300を購入したのだが、翌月に、MB-D10やD300SやD700が電気用品安全法の関係で国内販売終了になり、MB-D10を新品で買い損ねた。互換品にしては良質のAputure BP-D10で凌いできたのだが(ニコンMB-D10互換のAputure BP-D10 ― 2011年12月05日参照)、そろそろちゃんとしたMB-D10が欲しいと思って買ったらこれが模倣品だった(amazonマーケットプレイスでMB-D10模倣品を意図せずゲット(泣) ― 2012年10月30日参照)。

それでもう新品は諦めてMB-D10の中古品を現物を見て買うことにした。

某店でAランクのもので、外観のスレなどはほとんどない。底部のゴムの端っこがやや擦れていたり、単3型電池を入れるMS-D10の電池接点部分が電池で擦れた痕があるが、塗装が剥げてマグネシウムが見えていたりはしていないので、これに決めた。

MB-D10の初期のものは、シャッターレリーズボタンが軽くてまるでRTSのようだと不評だったのだが、この個体もややシャッターレリーズボタンが軽い。この点はBP-D10の方がD300ボディに近い感触だった。縦位置のシャッターレリーズボタンはほとんど使わないのでまあこれでよし。頻繁に縦横取り替えて使うと縦位置で不用意にレリーズしてしまいそうだが、縦ばかりで撮るとすぐに慣れるので暴発はなさそう。

心配の本物かどうかの問題だが、電池ボックスの蓋にあたる部分以外は少しひんやりとしていてマグネシウム合金っぽいので本物で間違いないだろう。デジタルカメラ用アクセサリーの模倣品について(ニコン)のどれもが純正品の方に該当している。

純正品のMB-D10は、マグネシウム合金製なので、D300に取り付けた場合にがっしりとした剛性感があり、安心感がある。Aputure BP-D10でも実用上問題なく使えていたのだが、BP-D10はきちんと取り付けノブを締め付けてもなにかムニムニした感じが残り、またBP-D10はエンジニアリングプラスチック製のためにBP-D10を三脚に取り付けたり、BP-D10を持って縦位置で撮るのには一抹の不安感があった(実際にはほとんど問題はなかったのだが)。

それでも純正品を買おうと思ったのは、もともと去年ボディ購入時に今年中にMB-D10を買うつもりだったこと以外に、BP-D10の電池部分のロックレバーが華奢で1回折れているからだ(Aputure BP-D10の電池蓋ロックレバーが… ― 2012年03月28日参照)。使っていない蓋と交換してから半年以上使っているが2度目の故障はなさそうだ。それでもいつ折れるか気にするのもなんか嫌だ。

それに加えて、単3型電池ボックスMS-D10もどきとBP-D10本体との接触不良らしきものがやや増えてきたことも、純正品MB-D10を買いたかった理由だ。もともとBP-D10と各種電池ケースの部分はかみ合わせが甘く、BP-D10内部のMS-D10モドキ用の接点のでっぱりもやや少ないので、不安はあった。MS-D10モドキをBP-D10に取り付けた状態でぐにぐに動かしてもボディのBPマークは消えたり点いたりすることはないのだが、連写していて急にボディ側の電池に切り替わって8コマ/秒が6コマ/秒になることがたまにある。これは純正品MB-D10でも発生するらしいのだが、BP-D10でも発生した。この場合MS-D10モドキを抜いてもう一度刺し直すと直るのだが、なにせロックレバーが折れやすいものだから頻繁に抜き差ししていてポキッと逝ったらそれ以降6コマ/秒でしか撮れなくなるわけで、それは困る(まだ折れる兆しはないが)。まあどうせ安物なのだから分解してBP-D10側の接点に細工をすれば直るのだろうが、MB-D10が安くなってきているのだからもうMB-D10を買うべきだと思った。Nikon D300 + Aputure BP-D10で初めて本体内蔵電池に切り替わる ― 2012年03月05日参照。この現象は寒くなってかつ電池がある程度減ってくると起こりやすいようだ。

というわけでMB-D10いいですな。もっと早く新品で買いたかった。

BP-D10はD700買ったときに活躍してもらうか(笑)。

皆様、ご心配をお掛けしました。m(_ _)m

なお、写真に写っている箱のMS-D10はヨドバシカメラで新品で購入したもの。MS-D10に単3型エネループ8本を装填してもうひと組持っておくと便利かと思って購入。MS-D10は新品でまだ売っているのだが、MB-D10本体はもう売ってないんだよねぇ。別売のMS-D10には、MS-D10本体とネオプレーン製のケースが入っている。

【追記】
なお、Aputure BP-D10附属の単3型ホルダーMS-D10モドキ「BP-AA」と純正品のMS-D10の互換性はないようだ。相互に入れ替えてみたが、何かがあたって奥まで入らない。しかし、EN-EL3e電池用の純正MS-D10ENとモドキの「BP-EL3e」とは互換性があるようだ。また純正のバッテリー室カバーBL-3(EN-EL4a電池用)は持っていないのだが、モドキの「BP-EL4」は、純正MB-D10にぴたっとはまるので、純正BL-3の代わりになるのかもしれない。混ぜておいておくと分からなくなりそうだ。Aputureの互換品はちゃんと別の型番を振ってあるのでよく見れば区別がつくのでまだよいが。

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