AF-S NIKKOR 70-200mm F4 G ED VR発表2012年10月25日 00時00分00秒

新港パークからみなとみらいを臨む:CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、某社 L37 Super PRO、F8AE、+2/3EV、Fuji NEOPAN 400 PRESTO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

ついに来ましたな、F4通しのAF-S NIKKOR 70-200mm F4 G ED VRが。
ニコン、ズーム全域F4の「AF-S NIKKOR 70-200mm F4 G ED VR」(デジカメWatch)
焦点距離70-200mm、開放F値4固定のニコンFXフォーマット対 望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR」を発売(ニコン)

トキナーが今年2月のCP+2012で70-200mm F4を参考出品していたのだが、それよりも先にニコンが出してしまいましたな。
トキナー、手ブレ補正・超音波モーター採用の「70-200mm F4」をCP+2012に参考出品(デジカメWatch) ― 2012年02月07日参照。

こうなったらトキナーが挽回するには絞り環付けるしかないですな(笑)。カニの爪も付けて差別化を図ってくださいまし。

トキナー、手ブレ補正・超音波モーター採用の「70-200mm F4」をCP+2012に参考出品(デジカメWatch) ― 2012年02月07日にも書いたのだが、キヤノンの70-200mm F4を使っている人を見るたびに「ああニコンにも70-200mm F4があればなぁ」と思うのだが、冷静に考えるとやっぱり1段でも明るい方がいいので…となる。

ただ、デジタルカメラの高感度は相当よくなってきているので、F4でも明るさの足りない分は1段高感度を使えばよいと言える(D300の場合はその1段が厳しいのだが)。また新しいニコンのFX機は、F8でもオートフォーカスが効くようになったので、F4のレンズに2倍のテレコンAF-S TELECONVERTER TC-20E III などを使ってもAFが可能になってきている。開放F値4のデメリットはかなりなくなってきているように思う。F8でAF可能なデジタルカメラとの組合わせでさらに生きてくるレンズだと思う。そうなるとF5.6まででしかAFが効かないD700やD3シリーズは見劣りしてくるなぁ。

シャッタースピード約5段分の手ブレ軽減効果を発揮する手ブレ補正機構(VR)。これまでのNIKKORレンズの最大手ブレ軽減効果は「約4段分」でしたが、今回初めて「約5段」を実現
http://www.nikon.co.jp/news/2012/1024_nikkor_02.htm

というのも魅力ですなぁ。VR付きのレンズは、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRで初めて使ったが、あんなどんぶらこと揺れる船で夜景が撮れるとは思わなかった。しかもあんな入門用の安レンズで。「ちゃんとホールドすれば手ブレ補正なんて要らないぜ」と思っていたが、ちゃんとホールドしていても撮影場所自体が揺れているとどうしようもなかったのが、手ブレ補正機構(VR)で止まって写る。これはすごいことだと思った。それがさらに5段分というのだから頼もしい。

三脚座が外れるのもよいですな。三脚座がないとなんか直進ズームみたいな感じに見える。どうせなら、例の被写界深度指標の「ヒゲ」をデザインだけでも入れて欲しかった(笑)。

残念だと思うのは、フードが花型ではない点だ。フード取り付け枠がズーミングかフォーカシングで回転してしまうんだろうか。Fotodioxの花型フードをAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>につけてその絶大な効果を体験しているだけに、ぎりぎりまで遮光してくれる花型フードであって欲しかったなぁ。

あとは値段ですな。希望小売価格税込199,500円というのはなぁ…。AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II が希望小売価格税込315,000なので、両者を比べたら妥当に見えるのだけれども、EF70-200mm F4L IS USMが希望小売価格:165,9000円なのでちょっと高いような。トキナーが70-200mm F4を出すとすれば、値段でも勝負できるかもしれない。

最後にお決まりの「絞り環があったらなぁ」と書いておく(笑)。なお、AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VRの製品紹介のページには、「アンケートご協力のお願い」というものがあるので、最後の「『AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR』について、どのようなことでも構いませんので、ご自由にご記入ください。 (全角500文字前後まで)」という自由回答欄に絞り環の件を書くのがよいと思う。


写真は記事とは関係ない。
新港パークからみなとみらいを臨む(ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その41):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、某社 L37 Super PRO、F8AE、+2/3EV、Fuji NEOPAN 400 PRESTO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

Google
WWW を検索 haniwa.asablo.jp を検索
asahi-net.or.jp/~sp5j-hys/ を検索
※ブラウザで「保護されていない接続」「安全ではありません」などの表示が出る場合はSSL対応のhttps://haniwa.asablo.jp/blog/の方にアクセスしてください。お気に入り・ブックマークもSSL対応の方に変更をお願いします。(2021/02/23)