ニコン「D600」第2回――DXレンズをフルサイズ機で使うのだ(ITmadiaデジカメプラス) ― 2012年10月18日 00時00分00秒
ニコン「D600」第2回――DXレンズをフルサイズ機で使うのだ(ITmadiaデジカメプラス)でDX専用レンズをFX機で使うことが取り上げられている。色んなDXレンズで試してくれているので、どのレンズだとどのくらいまでぎりぎり使えるのか分かってよい。どうせなら、ケラレない最広角の焦点距離をそれぞれのレンズごとに書いて欲しかった。あと、DXレンズでこういう使い方をするようになると、フィルムカメラも視野に入ってくるから、DXレンズといえども絞り環付けてくれと思うようになりますな(笑)。
わたしはDXレンズがいまほど豊富じゃないころ、FXレンズをメインに使っていたもののDXレンズが揃い出すと、その方がコンパクトで軽いのもあって(何しろカメラのレンズはセンサーサイズ……つまりイメージサークル次第でボディの大きさが全然違う)、しばらくはDXフォーマットで行こうと、古いFXレンズをDXレンズに買い換えてしまった。で、D600を手にしたときにはFXフォーマットのレンズは手元にはほとんど残ってなかった。今ごろ言っても後の祭りですな。
翻弄されていますな。ニコンが「DXで十分」と言い続けていた頃から、私はDXは中途半端でいずれFXがメインの時が来るとは思っていた。だって、一向にDXの広角単焦点レンズが揃わないのだもの。これは本気でDXをメインにしているとは思えなかった。
とはいえDXのD300でスポーツ写真を撮っているので、DXの良いところは享受している。D300はフォーカスポイントが画面全体にあるので、オートフォーカスの設定をうまくすれば、自動でかなり良いところまで追尾すると思う。私は親指AFで中央1点のみでしか使っていないが、家人に託すときなどは、この画面全体にある51点のAFポイントは心強い。
さて、DXレンズをFXで使うといっても、私の場合は、DXレンズはAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRしか持っていないし、FXフォーマットのデジタル一眼レフは持っていないから、試すとすれば、ニコンF100にAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRという組合わせになる。
ただ、何度も書いているがAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRは、細かい物があまり解像しないので、わざわざフィルムカメラで使うほどのものでもないような…。24mmだとケラレずに使えるようなので24mm レンズとして使う手はある。
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRを使う意義を見いだすのなら、このレンズは所有レンズの中で唯一のVR(手ブレ補正)レンズだから、そういうシチュエーションでフィルム撮影してみたいと思っている。なかなかF100を持ち出す機会がないので、作例はもう少しお待ちくだされ。AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRがもう少しカリッと解像してくれればねぇ…。
落日(辻堂海岸):Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、F11、1/500秒、ISO200、プログラムAE、-0.3EV、AWB、VR:ON、ピクチャーコントロール:ポートレート、Nikon NCフィルター
真ん中あたりに見えるオレンジ色のゴーストは、強い光源が画角ぎりぎりのところにあるときにもっとはっきりとまん丸に出てくる(いい作例があったのだが、身内が写っているスナップなので出せない、すまん)。色々ハレ切りして試してみたが、強い光源が画角ぎりぎりでオレンジ色の丸いゴーストがはっきりと出ているときは、純正フードHB-45では防げず、オレンジのゴーストが出ないようにするには画面内にハレ切りするものが写るような位置でないといけないようだった。要するに画角ぎりぎりでオレンジ色のゴーストが出るのはほんの少しトリミング覚悟でハレ切りしないと防げないようだ。なお、この作例は画面内に光源が入っているので、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRでこういうゴーストが出るのは仕方ないと思う。念のため。火球が出ているのはアレだが。
最近のコメント