ニコンD600のためのSDメモリーカード選び(デジカメWatch) ― 2012年10月15日 00時00分00秒
デジカメWatchにニコンD600のためのSDメモリーカード選び(デジカメWatch)という記事が載っていた。D300ユーザーの私にも参考になった。
というのは、ニコンD300で某アマチュアスポーツ撮影をしていて、チャンスが連続しているときに連写していたらそれまで8コマ/秒で撮れていたものが急に息継ぎが入って肝心の場面が飛んでいることがたまにあったからなのだ。
これの原因が分からず気になっていた。普段使っているメモリカードは、サンディスク エクストリームCFカードの32GBと8GBだ。UDMA対応で読取り書き込みが最大60MB/秒のものだ。日本国内向け仕様のものを買っている(ちょっと高い)。D300の仕様だと、さらに高速転送のサンディスク エクストリームプロCFカードでなくてもいいだろうという判断だった(お金ないし)。
あとは、バッテリーグリップが純正品のMB-D10ではないBP-D10というものなので、もしかしたら連写によって電圧が低下してそうなるのかもしれないと思っていた。これはMB-D10を買ったら試してみないといけないと思っていた。
この記事がきっかけになってD300の使用説明書をもう一度読み返してみたら、ISO800以上だと連続撮影枚数が半減することが分かった。ISO-AUTOの設定で連続撮影枚数が半減するのは知っていたので、某スポーツ撮影の場合は手動で細かくISOを上げ下げしていた。D300は左肩にISOボタンがあるので、背面の液晶画面でメニューに入らなくてもすぐにISO感度が変えられるからこれでなんとかなっていた。
そこで連写時の息継ぎがどういうときに起こるのかを思いだしてみたが、どうやら暗くなってきたときにISO800以上にしているときのようだった。それで使用説明書で再確認したらISO800以上では連続撮影枚数が少なくなることが分かった。私の設定でのD300のシャッター半押しでの連続撮影枚数表示はISO640までは26枚、ISO800以上だと12枚の表示になっていた。12枚だと8コマ/秒では2秒もシャッターボタンを押し続けていると到達してしまう。もっとも12コマに達しても撮れなくなるわけではなく、D300の場合だと、一瞬息継ぎが入る程度で済んでいる。しかしその0.何秒かの息継ぎのときにいい瞬間がくることがあって気をつけなければいけなかったのだ(26コマ連続で撮れる場合には私の撮り方では息継ぎは出なかった)。
それで昨日は曇り空で途中から雨が降ってきたのだができるだけISO640までで我慢して、それで耐えられなくなったらISO800以上にしたのだが、高感度の場合は連写に気をつけていたので、大事な瞬間に連写の息継ぎが入ることはなくなった。CFカードの転送速度の問題でもバチモンバッテリーグリップBP-D10のせいでもなかった。
今度CFカードを買うときは並行輸入物のサンディスク エクストリームプロ(90MB~100MB/秒)のものにするかなぁ。
【追記】
デジカメWatchの記事中、「Exifには0秒以下の記録がないため、1秒間の誤差を考えて5回計測し、その平均枚数を小数点第1位まで掲載した。」とあるのだが、D300の場合、ViewNX2で閲覧すると画像に1/100秒までの撮影時間が表示される。Exifの仕様には1秒未満の時間記録がないかもしれないが、D300で撮影した画像の画像データには「ユーザーコメント」欄に「SubSecTime」、「SubSecTimeOriginal」、「SubSecTimeDigitized」の3つの項目で1/100秒の数値が書き込まれている。
【追記ここまで】
写真は記事とは関係ない。
ぼくは王さま:Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F2.8AE、Kodak PORTRA 400、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり、GEMなし、ROCなし)
先月末まで神奈川近代文学館で開催されていた、寺村輝夫「ぼくは王さま」展入口の撮影可能なディスプレイ。会期中に掲載したかったのだが、なかなかスキャンできず今日まで来てしまった。
作例は、色味の調整などしておらず、デフォルトのスキャン画像をリサイズしただけだ。Kodak PORTRA 400は光源の色温度に左右されにくく、粒状性もよいフィルムだ。先代のPORTRA 400NCよりも色調の癖がなくなり万能フィルムになったと思う。
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