ニコンFM10がグッドデザイン・ロングライフデザイン賞受賞2012年10月04日 00時00分00秒

Nikon FM10(2012年グッドデザイン・ロングライフデザイン賞受賞)

ニコンのフィルムカメラFM10がグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞したそうだ。
2012年度グッドデザイン賞で4製品がグッドデザイン賞、2製品がロングライフデザイン賞を受賞
フィルム一眼レフカメラ [ニコン FM10] | 受賞対象一覧 | Good Design Award

概要

「FM10」は、絞り、シャッタースピード、ピントを自分で決定し、シャッターを切るというシンプルで確実な基本機能を備え、撮影者ならではの写真表現を可能にするマニュアルフォーカス一眼レフカメラです。デザインは撮影操作に最適化した各操作部材のレイアウトをベースにカメラとしてシンプルで普遍的なデザインを目指しました。

(略)

発売 1995年12月
販売地域 国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
映像表現の継続的広がりを考慮し、当社AF-NIKKORレンズ群との互換性を持たせたシステム構成を構築しました。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
ホールディング、フォーカシング、絞り・シャッタースピード設定等、各操作部材は人間工学にもとずいたレイアウト、基本形状になっています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
デジタルでは表現できない35mmフィルムならではのアナログ写真の魅力とカメラの基本機能の学習を提供できます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
本機35mmフィルムマニュアル一眼レフの写真表現の楽しさを知る事により、写真文化及び写真産業の向上に寄与しています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
35mmフィルム写真の文化を後世にまで残せる基本機能を搭載したカメラです。

ユーザー・社会に伝えたいこと
デジタルカメラが普及した今日、原宿や表参道でFM10を首から下げて歩いてる若者をたまに見かける事があります。35mmフィルムの写真表現が好きで所有している人、本機をファッションアイテムの小物として所有している人と所有の動機はさまざまだと思いますが、一世代を築いた35mmフィルムカメラがデジタル時代でも細々と生き延びている様は担当デザイナーとして嬉しくもあり、考え深いものでもあります。

「映像表現の継続的広がりを考慮し、当社AF-NIKKORレンズ群との互換性を持たせたシステム構成を構築しました。」なんて言うんならやっぱり新しいレンズにも絞り環付けるべきですな。

「35mmフィルム写真の文化を後世にまで残せる基本機能を搭載したカメラです。」後世にまで伝えたいのだが、そのフィルムが…。

おっさんだがFM10を買って原宿や表参道をうろうろしてみるか(笑)。

FM10はAi Zoom-Nikkor 35~70mm f/3.5~4.8SレンズとのセットよりもAi AF NIKKOR 50mm f/1.8Dとのセットで売った方がいいんじゃないかなぁ。Ai AF NIKKOR 50mm f/1.8DだとCPUとかAFとか無駄なんだけど、デジタルカメラでも使えるというのはメリットだろう。ただ、デジタル一眼レフの廉価機ではボディ内AFモーターがないのでAi AF NIKKOR 50mm f/1.8Dではオートフォーカスが効かないから、本当は超音波モーター内蔵のAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gに絞り環付いたものがあればいいんだけどなぁ。ニコンはどうしてわざわざこんなややこしいことをするのか。やっぱりレンズには絞り環付けるべきでしょ。

あと、言っても仕方ないが、FM3Aにこの賞を取らせたかった。

そうそう、我が家の防水コンパクトデジカメNikon COOLPIX S30も2012年度グッドデザイン賞を受賞している。

あとこれはグッドデザイン賞側の誤植かもしれないが、「考え深い」じゃなくて「感慨深い」だろうね。こういう間違いをする人って「間違い」を「間違え」とか言う方言の人なのだろうか。「考え深い」のなら、レンズには絞り環を、ボディにはAFモーターを(笑)。【追記】もう1箇所間違いを見つけた(泣)。「人間工学にもとずいた」ではなくて「人間工学にもとづいた」ですな。どこに原因があるのかわからないが、これ大丈夫なのか。【追記ここまで】

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