Nikon COOLPIX S30とAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)の修理完了(その2)2012年06月15日 00時00分00秒

Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF) + Nikon F100:Nikon D300、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF(35mm換算42mm相当)、F2.8AE(1/40秒)、ISO400、-0.3EV、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、marumi DHG Lens Protect Filter

広角端でボディに伝達される情報が「105mm F4.5」になってしまうAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)レンズと防水蓋のロック機構が壊れたNikon COOLPIX S30カメラの修理が終わって一昨日ヤマト運輸の代金引換便で届いた。今回はAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)編だ。
Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)ズームエンコーダー不調 ― 2011年12月19日参照
Nikon COOLPIX S30 さっそく壊れました(泣) ― 2012年05月18日参照
Nikon COOLPIX S30とAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)の修理完了(その1) ― 2012年06月14日参照

Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)の故障は去年からだったのだが、このレンズは新品で買って1年ぐらいしたら製造中止(生産終了)になり(ニコン、Ai AF Zoom Nikkor 28~105mm F3.5~4.5D (IF)なども生産終了 ― 2006年06月21日参照)、そこから5年経ったので故障発覚時点で補修用部品の保有期間が満了している。そのためニコンピックアップサービスの対象製品から外されてしまっている。修理センターへ送付する方法なら受け付けてくれるのだろうが、その方法だとちゃんと修理してくれるのか不安があった(大丈夫か、ニコン ― 2006年04月05日参照)。それでニコンのサービスセンターに持って行こうと思っていたら半年以上経ってしまったわけだ。

この故障はあくまでもCPU方式で使う場合にのみ困る症状で、うちのカメラでいえばF100とD300以外のカメラではなんの問題もなく使えたし、広角端以外のところで電源を入れるか、一旦広角端からズーミングしてまた広角端に戻すと28mm F3.5の情報になっていたので、誤魔化しながら使っていた。それでもやっぱり広角端で使うことが多いので不便であった。特にDX用の広角・標準ズームを持っていないのでこのズームを仕方なしにD300に付けたときは広角端(と言っても42mm相当の標準画角だが)ばかり使うことになって、不便だった。

それでCOOLPIX S30の故障修理のついでにニコンのサービスセンターに持って行ったのだ。案の定、生産終了後5年以上経っているので補修部品はないといわれ、色々あったが、結局「限定修理」ということで工場送りになった。交換部品を使わずに調整だけで修理できれば修理するが、故障の内容によっては部品がないと直せない場合があり、そうなった場合は修理せずに返却となる(その場合修理代金は0円といわれた)ということだった。

結局、修理代金6700円、部品代0円、消費税335円の合計7035円で修理されて返ってきた。ありがとう、ニコン。そしてこの場合は運送料は0円ということだった。以前は1050円ぐらい掛かっていたと思うが、ニコンのサービスセンターで「受け取りはどうされますか?送料無料で代金引換でご自宅等にお送りできますが。」と言われたのでそうした。

なお、修理の内容は以下の通り。

処置内容

1.AFエンコーダー出力不具合のためエンコーダー基板部を調整いたしました。

お客様への連絡事項

この製品は、補修用部品の在庫払底の為、再事故の責任は負いかねますので、ご了承下さい。

「再事故の責任は負いかねます」の意味が分かりにくいねぇ。裏面には同一箇所の不具合については6か月の修理保証をする旨の記載があるのだが、これを適用しないという意味なのか、交換部品使わないで修理したけど部品交換していないからまた壊れるかもよぐらいの意味なのかよく分からない。まあ半年以内にまた壊れたら相談だ。

D300で少し試し撮りした限りでは問題なさそうだ。35mmフルサイズのデジタル一眼レフは持っていないので、F100で試写してみる。

なお、修理から戻ってきてビニル袋を開けると鉱物油の匂いがした。そしてズームリングの動きが非常に滑らかになっていた。このレンズはズーミングしていくと途中でリングの重さが変わって(重くなって)ぐぐぐという感じになる部分があったのだが(買った当初からそうだったのか記憶が曖昧だが途中からそうなったという記憶もない)、全域で重さがあまり変わらずに滑らかに動くようになっていた。また、買った当初はそうでもなかったのだが、ズーミングで繰り出す鏡筒の方に少しガタ(あそび)が出てきていたのだが、それも直っていた。これらの点は修理の際に特に申し出なかったのだが、きちんと直してくれていた。ありがとう。


Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF) + Nikon F100:Nikon D300、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF(35mm換算42mm相当)、F2.8AE(1/40秒)、ISO400、-0.3EV、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、marumi DHG Lens Protect Filter

ハクバGW-PROショルダーバッグ(デジカメWatch)2012年06月18日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その29(横浜駅DeNAベイスターズ広告):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Kenko L37 Super PRO、F2.8開放AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

デジカメWatchのデジカメアイテム丼でハクバGW-PROショルダーバッグ(デジカメWatch)が紹介されていた。

普段ニコンD300にはAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>を装着して某アマチュアスポーツ撮影専用機となっているので、カメラバッグの上段に70-200mm F2.8を装着したボディがそのまま収納できるというこのハクバGW-PROショルダーバッグには「おおっ」と思ってしまった。

私は、D300とAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>を持って行くときは、レンズとボディを別々にキルティングポーチに入れて、リュックタイプのカバンに入れて持って行っている。背負うタイプのカバンの方が腰痛防止に良いような気がするからだ。ショルダーバッグだと片方の肩が凝るし、なんだか腰が痛くなってきたりする(途中で提げ方を変えても)。

このハクバGW-PROショルダーバッグもD300とAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>とが装着状態で入りそうなのでちょっとそそるのだが、これの下段にさらになにかレンズとか入れると本当に腰痛になりそうだ。便利そうなのだが、自分の身体が付いていかないような気がする。よさそうなカバンなのだが、ちょっと私には無理か。

あとD300やD700のようにバッテリーグリップ着脱式のボディの場合はよいが、D3シリーズやD4のようにボディ下部が固定で出っ張っているカメラはGW-PROショルダーバッグの上段に望遠ズームを装着したまま収納できないような気がする。


写真は記事とは関係ない。
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その29(横浜駅DeNAベイスターズ広告):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Kenko L37 Super PRO、F2.8開放AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

柱ごとにプロ野球横浜DeNAベイスターズの監督や選手の写真が貼ってあるのだが、なかなか人の流れが切れず、手前の中畑監督以外はちゃんと写せなかった。

コシナこだわりの理由2012年06月19日 00時00分00秒

JR池袋駅にできた柵:Ricoh GR DIGITAL、5.9mm(28mm相当)、F3.5、1/810秒、ISO64、プログラムAE、-0.3EV、AWB

更新が遅れてすまん。コシナのサイトにコシナこだわりの理由という記事がアップされている。

000 HISTORY コシナの歩み
001 「金属を原材料にする」ということ
002 レンズマウントができるまで
003 削り、作る。その道具立てについて
004 リングに施された、ローレット加工
005 サンドブラストで、サテンの手触りを

内容はリンク先をご覧くだされ。

コシナのサイトについては毎度いうことだが、テキストで書くべきことを画像にしてしまうので検索に引っかからないのがアホ過ぎるということだ。画像に文章を書くことは、企業が不祥事の謝罪文など検索にあんまり引っかかって欲しくないけど、謝罪を公表しておかないといけないような場合に利用される。製品紹介とか会社紹介とかみんなに知って欲しいときに使うやり方じゃない。せめて画像に代替テキストでも付けておけばいいのにそれもやらない※。【追記】※厳密にいうと代替テキストはついているのだが、「K-4」とか意味不明の同じ記号がついているだけ。たぶん、画像の代替テキストがなんのためにあるのか分かっていないと思う。【追記ここまで】タイトルを画像にしているなんてアホそのもの。検索エンジンはタイトルを重視している。そしてHTMLソースのタイトルも<title>004 リングに施された、ローレット加工</title>とはせずに、<title>こだわり-004</title>って書いてあるんだよねぇ(笑)。何が書いてあるか一目で分からないタイトルって困るでしょ。コシナの会社の文書もみんなこんな感じなのかねぇ。大丈夫かねぇ。期待しているんだから頼むよ。コシナのサイトのこういうアホさ加減はいつになったら直るんだろう。会社の製品や書いてある内容がいいだけに本当にもったいない。TOPページもブラウザによっては目茶苦茶に表示されそうな感じの文法具合だし…。


写真は記事とは関係ない。
JR池袋駅にできた柵:Ricoh GR DIGITAL、5.9mm(28mm相当)、F3.5、1/810秒、ISO64、プログラムAE、-0.3EV、AWB

JR池袋駅にできた頑丈な柵。この写真を撮ったときには青太郎(Plasser & Theurer社製 MFS50)は不在だったが、いまは戻っているようだ。

FILM&IMAGE VOL.28(2012 Summer)が届いた2012年06月21日 00時00分00秒

FILM&IMAGE VOL.28(2012 Summer)

昨日は更新できずすまんかった。富士フイルムの季刊誌「FILM&IMAGE」のVOL.28(2012 Summer)が届いた。

  • コンタツおじさんの山人生。山岳写真家 近藤辰郎氏
  • 8月の写真館 写真家 関めぐみ氏
  • FILMIST列伝24 稲垣徳文さんとプロビア100F
  • 北海道夏景色 写しの奥義 前田晃氏直伝
  • 赤城耕一氏のフィルムカメラパラダイス第21回ミノルタCLE
  • チャレンジ!フォト広場 写真家 飯島幸永氏
  • Q&A シリアス・フォトとは?

なんだか中身に勢いがなくなってきたような気がするのは気のせいか…。

近藤辰郎氏の山岳写真はいいですな。これは富士のリバーサルがぴったりのように思う。特に梅雨時だとこういう抜けるような青空が恋しい。

関めぐみ氏の作品だけはフィルムの銘柄が書かれていないのだが、どうみてもコダックのネガカラーそれもポートラ400NCの色合いだ(笑)。淡くてちょっと黄色っぽくて…。人物写真にはポートラはいいですな。ただ、海岸で撮っているなら抜けるような青空が欲しいような気もする。でもそういう記憶色ならデジタルでも可能だから、やっぱり作品としてノスタルジックにするのならポートラなんだろうねぇ。

CLEは10年にも及ぶロングランの製造販売になったが、総計3万台程度の生産と、成功したカメラとはいえなかったようだ。評価をしたのがベテランやプロしかいなかったからだろうか。しかし、CLEのファインダー設計者は、後にコシナに移り、現行のフォクトレンダー・ベッサの一部やツァイス・イコンのファインダー、外づけファインダー設計に携われている。これらのカメラのファインダー性能もたいへん見事なものだ。CLEの血脈は、後に受け継がれているのである。

赤城耕一氏のフィルムカメラパラダイス第21回ミノルタCLE(19ページ)

たしかにコシナ製品のファインダーの見え方は素晴らしい。私が持っているリコーGR DIGITAL用の外部ファインダーGV-1もコシナのOEMだそうだが(外観からしてコシナそのものだと分かるが-笑)、素晴らしい見え方だ。

FILM&IMAGE VOL.28(2012 Summer)表4

あと、最後のページにGF670WとGF670の3万円キャッシュバックキャンペーンのお知らせがある。8/31までだそうだ。GF670WとGF670の購入を検討されている方には朗報かも。
GF670W GF670 キャッシュバックキャンペーン
↑これも画像での告知だ。あまり知られたくないのか…。

【追記】
そういえば、今月はモノクロの作品がないなぁ。「モノクローム珠玉の名作選」もないし。もしかして…なんか嫌な予感がする。【追記:2012年7月13日】嫌な予感の通り、ネオパンSS、レンブラント、ダークレスが終了とのこと。富士フイルム黒白製品 一部製品販売終了および黒白写真処理薬品値上げ ― 2012年07月13日参照。【追記ここまで】

【さらに追記】Summerの綴り間違えてた(鬱)。コピペしたら全部間違ってた(泣)。

チャドクガの幼虫の毒毛にやられたかも2012年06月22日 00時00分00秒

国立科学博物館日本館:Nikon D300、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F4、1/30秒、ISO320、-0.3EV、L37c、ピクチャーコントロール:ポートレート

今日はちょっと写真から離れた話題ですまん。しかし、撮影中に起こったことなので無関係ではない。

先週末も某アマチュアスポーツを撮影しにニコンD300とAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>を持って出掛けた。ところが、行った先のグラウンド脇に植わっていた木がチャドクガの幼虫の大繁殖中だったようだ。その下に居た時間は長くはなかったのだが、風が強い日だったので毛虫(幼虫)が風で煽られてぱらぱらと落ちてくるような有様だった。

そのあと撮影当日に使っていたリュックタイプのカバンを持って電車に乗ったら、腕や太腿になぜか赤い斑点がでて非常に痒い。最初はネコノミかと思っていたので、着ていた服だけ全部洗濯した。

しかし、また新しく赤い斑点が出来て非常に痒い。まだ蚤がいるのか?どうやら撮影当日に使っていたカバンとウエストバッグに触れるとしばらくして赤い斑点が出来ることに気づいた。それらを触らない家族には全く被害がない。それでカバンとウエストバッグも2回ぐらい洗濯した。腕や太腿に被害が集中しているのは、カバンを前に抱えて電車に乗ったり、座ったときに膝の上にカバンを載せたりしたからだと思う。

それで新しく赤い斑点がまったくでなければいいのだが、ときどき増えている。全部で20箇所はないから軽い方だと思うのだが、なんだか調子悪い。

結局、チャドクガの毒毛がカバンやウエストバッグに付着して持ち帰ってしまったのが原因のようだ。もう少し気づくのが早ければその日のうちにカバンやウエストバッグも洗濯したのに。なお、調べると洗濯機で洗濯すると他の衣類に毒毛が移るからやめた方がいいという記述もあるが、洗濯する以外に除去する方法がなさそうなので、思いっきり洗剤を入れて洗濯するほかなかった。ガムテープで取れという記述もあるが、カバンみたいなものはどこに毒毛が付いているか分からず対処不能だ。チャドクガの毒毛は、断片化しても毒があって皮膚に刺さるらしいのでかなり厄介だ。

ということでこの季節毛虫がたくさん出てくるので皆さんお気を付けくだされ。私は家にあったステロイド軟膏を塗っているが、あまり酷ければ内服薬を処方してもらいに病院に行くかも。

【追記】
服やカバンに付いた毒毛が根絶しないのでどうしたものかと思っていたら、世田谷区のチャドクガについてのQ&Aというページに以下のような記述があった。
チャドクガについてのQ&A(東京都世田谷区)

Q8 衣類についた毒針毛をどうやって取り除けばよいのですか。

衣類に刺さった毒針毛は洗濯しただけではなかなかとれません。毒針毛は主にたんぱく質でできているので、熱で変性させると効果があります。具体的には次にような方法があります。

[除去方法]
・洗濯する前に掃除機で吸い取ります。その際、毒針毛に触れないように注意します。
・50℃の湯で洗うか、洗濯後乾かしてからスチームアイロンをかけます。(※衣類によっては繊維をいためることがありますので注意してください。)
・ほかの洗濯物とはいっしょには洗わず、すすぎを長めにします。

毒毛の付着した衣服等の処置についての情報があまりなかったのでこれは参考になった。うちの洗濯機のところには60℃のお湯が来ていて普段は水でしか洗ってなかったので、お湯で洗ってみよう。あと衣類乾燥機に掛けると完璧かも。これは朗報だ。
【追記ここまで】


写真は記事とは関係ない。
国立科学博物館日本館:Nikon D300、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F4、1/30秒、ISO320、-0.3EV、L37c、ピクチャーコントロール:ポートレート

国立科学博物館(東京・上野)の特別展「インカ帝国展」(6/24(日)まで)は既に見たので、企画展の「縄文人展」目当てで科博に行った。企画展は特別展とは違って、常設展の入場料金のみで見られるのだ。行列に並ばなくても見られるのもいい。縄文人展は骨ばっかりだった。骨マニアの人は必見。縄文人展は撮影不可だった。写真集を売りたいからのようだ(笑)。これがまた高い(「縄文人」美術出版社¥12,600)。図書館に購入してもらって見ることにしよう。縄文人展は7/1(日)まで。

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その302012年06月26日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その30(横浜市営地下鉄関内駅):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Kenko L37 Super PRO、F4AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

昨日は更新できなくてすまん。ネタもなさそうなので、ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画で。

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その30(横浜市営地下鉄関内駅):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Kenko L37 Super PRO、F4AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

天井の蛍光灯に自動露出が引っ張られてかなりアンダーなネガになってしまった。そのため粒状性が悪化している。あと、このコマの前後は傷がかなり多い。いくつか手で消したのだが、横1本の傷ではなく、斜めに途中から始まって途中で終わった傷が多いので、カメラ内部やパトローネの中での傷ではなさそうだ。フィルムの傷は内式カラーリバーサルフィルムやカラーネガフィルムではDIGITAL ICEを使えばきれいに消えるのだが、モノクロフィルムでは傷とフィルムとの区別がつかないので、DIGITAL ICEは使えない。

ここにも横浜DeNAベイスターズの広告がたくさんある。まあ横浜スタジアム最寄り駅だからここになくてどうするという感じだが。

話題は変わるが、例のニ コ ン サ ロ ン 新 宿の写 真 展は結局東 京地 裁の仮 処 分 命 令 に従って今日から開 催されているようですな。http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY201206220346.htmlhttp://www.nikon-image.com/activity/salon/schedule/参照。混乱のないことを祈る。表現の内容を言論で批判するのは自由だが、他人の表現自体を妨げるような輩は許せませんな。そういう方は、表現の自由のない北の某国とか某国何千年の歴史の国へ行ってくだされ。なお、このブログは私ことHaniwaが管理していますので、ここで暴れたら返り討ちに遭うので念のため(笑)。

【追記】
http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/12093/
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/06/26/kiji/K20120626003548330.html

【関連追記:2012年6月29日】
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その32 ― 2012年06月29日

ニッコールレンズ キャンペーン2012年06月27日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その31(京浜急行仲木戸-神奈川間):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Kenko L37 Super PRO、F5.6AE、+2/3補正、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

ニッコールレンズの累積生産本数7000万本達成記念で、ニッコールレンズ キャンペーンというのが始まった。

2012年6月30日(土)~9月30日(日)にNIKKORレンズ・1 NIKKORレンズ単品か、デジタル一眼レフカメラまたはNikon1のレンズキット、 ダブルズームキットを購入して応募すると以下のツアーに参加できるようだ。なお、「オーストラリアの大自然撮影体験コース」だけは製品を購入しないでも応募できるようだ。

【1】 『2014FIFAワールドカップブラジル アジア最終予選 日本×イラク』撮影体験ツアー
【2】 いすみ鉄道・和歌山電鐵貸切の車両撮影の旅
【3】 日光・嵐山を彩る秋の宝石 紅葉撮影会
【4】 美しき世界遺産 『知床八景』撮影ツアー
【5】 撮影を楽しみながら空中散歩 東京空撮ツアー
【6】 パティシエ特製スイーツ とても甘い撮影体験
【7】 みちのくの世界遺産 『平泉』撮影ツアー
【8】 日本屈指の夜景を撮りに『ナイトクルーズ』撮影ツアー
【9】 フォトスタジオでのモデル撮影会
【10】 おめかしした愛犬を撮る貸切ドッグラン撮影会

うーん、どれがいいかなぁ。【5】 撮影を楽しみながら空中散歩 東京空撮ツアーなんかよさそうだ。「空撮ツアー」が「空爆ツアー」に見えたのは内緒だ。

【追記】【2】 いすみ鉄道・和歌山電鐵貸切の車両撮影の旅もいいねぇ。貸し切り列車で写真家・中井精也氏による撮影講義・指導がある。【追記ここまで】

このキャンペーンの偉いところは、マニュアルフォーカスニッコールレンズも対象に入っていることだ。この手のキャンペーンってニコンが売りたいズームレンズだけが対象になっていることが多いのだが、AFのDタイプ単焦点レンズも対象になっている。偉い。

問題は、応募するにはなにかレンズを買わないといけないということだなぁ。今なくて困っているのはDXフォーマットのD300用の広角レンズかねぇ。Ai Nikkor 20mm F2.8Sでも間に合っているのだが、ファインダーでピントが見えにくいのでシャッターチャンスを逃しやすいんだよねぇ。F100とかF3などのフィルムカメラでAi Nikkor 20mm F2.8Sを使うときはさっと合わせられるんだけれども。だから何かDXフォーマットで広角になるAFレンズが欲しいと思っている。

しかし、絞り環のあるDX専用レンズというのはないし、FX用や35mmフィルム用のレンズでDXフォーマットで広角になるような焦点距離の短いレンズは非常に高価である。

Ai AF Nikkor 20mm f/2.8Dがいいと思うのだが、Ai Nikkor 20mm F2.8Sと光学系が同じなので、Ai Nikkor 20mm F2.8Sと重複して買うのは嫌だし。Ai Nikkor 20mm F2.8S購入するときにわざわざ値段の高いAi Nikkor 20mm F2.8Sを新品で選んで買っているのでいまさらAi AF Nikkor 20mm f/2.8Dに置き換えたくもない。そもそもAFでないと困るのはDXフォーマットのカメラのファインダーがよくないからだ。などと考えているとなんか腹が立ってくるのでAi AF Nikkor 20mm f/2.8Dの新品購入はありえないなぁ。

Ai AF Zoom-Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-EDはよさそうだが、広角端が18mmというだけで、20mmレンズを持っている身として焦点距離の重なっている部分が多くてなんだかなぁという気がする。

こうなったらDX専用レンズを考えてみるか。AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-EDは18-36mm相当で使いやすそうだが、これ、値段が高いんだよねぇ。Tokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4の方が安くて評判がいい。AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDもよさそうだが、これも結構な値段だなぁ。あとF値が変動するのでスピードライトSB-28の外部調光時に使いにくそうだ(結局デジタル対応のストロボを買わなくてはいけなくなる…)。

そうそう、AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G EDⅡ (ブラック)も対象製品なんだよねぇ。こういう安価なレンズも対象製品に入れていて偉いねぇ。II型の前の型は借りて使ったことがあり、安価だが逆光にも強くてシャープなレンズだった。同じく借りたことのあるAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRは全然駄目だった。等倍でGR DIGITAL初代に負けていた(京急ファミリー鉄道フェスタ2008でニコンD60を借りてみた ― 2008年05月26日参照)。

うーん、AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G EDⅡ (ブラック)は元キットレンズなので、単品で買うと損な価格設定なんだよねぇ(笑)。

こんなキャンペーンに惑わされず、D700の中古買った方がいいような気もする(爆)。でもD300とD700両方持って歩くわけにはいかないので、やっぱりD300用の広角レンズもあった方がいいなぁ。D300は80-200mm F2.8のレンズの望遠端で300mm F2.8相当になるので某スポーツ撮りには欠かせないのだ。余裕があったらD4買ってトリミングしたり、純正テレコン使える70-200mm F2.8に買い直すんだろうなぁ。デジタルってなんだかどんどん金が掛かる方向だよねぇ。それで思い出したが、今後D800以上に高画素化した場合に、いまあるレンズのうち相性が悪いというかカメラの性能が発揮できないレンズがもっと出てきそうで、発売年の古いズームレンズはなんだかリスキーな気もするねぇ。やっぱりなんだかなぁの世界だ。


写真は記事とは関係ない。
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その31(京浜急行仲木戸-神奈川間):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Kenko L37 Super PRO、F5.6AE、+2/3補正、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

+2/3補正したのだが、雲の切れ目の明るい空に引っ張られてまだ少しアンダーだったような感じだ。アンダーなネガなので暗部の粒状性がよくない。

レンズマウント物語(第3話):ニコンのこだわり(デジカメWatch)2012年06月28日 00時00分00秒

ニコンプラザ新宿:CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Kenko L37 Super PRO、F8AE、+2/3補正、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

デジカメWatchに連載中の「レンズマウント物語」の第3話はニコンFマウントだ。筆者の豊田堅二氏は元ニコン社員で、ニコンダイレクトの前身であるニコンオンラインショップの店長をされていたこともある。店長時代はニコンオンラインショップの掲示板で「とよけんさん」と呼ばれ、気さくに質問や要望に答えておられた。
レンズマウント物語(第3話):ニコンのこだわり(デジカメWatch)

細かいニコンFマウントの変遷はここでは取り上げないが、ニコンが互換性に配慮して少しずつ移行していく企業だというのはその通りだろう。

そこで2002年には、絞り設定リングを全くもたない「Gレンズ」が登場した。

実はこの「Gレンズ」は大変大きな意味を持っている。それまでは一部のものを除き、最新のレンズでも1950年代や1960年代のカメラに装着して使えた。AFレンズでさえも「カニの爪」を取り付けてもらえば、初期のニコンFで使用できて露出計も連動したのだ。これがニコンの互換性に対するこだわりだったのだが、「Gレンズ」はほとんどのマニュアルフォーカスの一眼レフでは使えず、このこだわりの一角が大きく崩れたことになる。しかし反面、過去のユーザーへの配慮は時として新しい機能を実現する上で足かせとなる。そのあたりを熟慮した上での決断であったのだろう。

問題は絞りリングのないGタイプレンズだ。たしかに最新のボディそれもDXフォーマットのデジタルカメラで「普通に」撮影する分には絞りリングは「通常は」なくても困らないとも言える。しかし、たとえDXフォーマットであっても、広角レンズをBR-2Aリングを使ってリバースして拡大撮影するとか、ベローズを使って拡大撮影する際に絞りリングがないと絞りの操作に困る。ニコンには等倍以上により大きく撮影できる専用レンズがラインナップされていないから、広角レンズをリバースする必要性は他社よりも高いはずである。だからDタイプの広角レンズやAiニッコールレンズも残してあるのかもしれないが、広角ズームレンズでもリバースしたい人はいるはずだ。フィルムカメラでGタイプレンズが使えないボディが多いというだけがGタイプレンズの問題じゃないのだ。たったひとつのBR-2Aリングで等倍以上の拡大撮影ができて画質も劣化しないと言うことをどうして捨てるかなぁ。
ニコン「BR-2A/3リング」 ~マクロレンズよりも大きく写せるアクセサリー(デジカメアイテム丼:デジカメWatch)参照

これにはニコンの他の仕様も関係しているのだろう。ニコンの廉価機は、レンズがCPUタイプでないとボディの露出計が働かない。レンズをBR-2AリングでリバースするとたとえCPUレンズであっても接点が接触しないから(反対向きに付いてるのだから当然)、CPUなしレンズと同じになってしまう。だから完全なマニュアル露出になってしまう。これはレンズキットの廉価機を買った層にBR-2Aリング一つで世界が変わりますよとは言いづらい。

おまけにデジタル一眼レフのファインダーはフィルム時代よりも格段に退化しているから、マニュアルフォーカスもむずかしい。ピントの浅い等倍以上の撮影でファインダーでピントを確認するのは難しいという問題もある。ただ、これはライブビューでフォーカスアシストがあれば解決するようにも思う。

そんなこんなでどんどん互換性を削いでいくと、一眼レカメラの万能性というメリットも同時に削いでいっていることになる。だからミラーレスなどの発展途上のカメラに地位を脅かされる。

いつのまにか作戦

2012年、Gレンズの登場から10年が経過した。現在ではいつのまにかニコンの一眼レフ用の交換レンズはGレンズばかりになっている。

こうしてニコンのレンズマウントの歴史を振り返ってみると、非常に興味深いことに気付く。マウントを介した情報の伝達などで新しい方式に移行する際、ニコンはすっぱりと切り換えることはせず、必ず旧方式も残して新旧を併存させるのである。そして「いつのまにか」古い方式が消えている。

MF一眼レフの時代には「カニの爪」とAi方式の絞り連動機構の両方がレンズに設けられていた。しかし「カニの爪」はいつのまにか姿を消している。そしてAFレンズでは機械的なAi方式の露出計連動ガイドと、CPU通信による設定絞り値伝達が併存していた。だが、Ai方式の方はGレンズになっていつのまにか消えた。いや、絞り設定のリング自身が消えてしまっているのである。AFの方式についても、初期のものはボディ内に駆動モーターがあったので、その駆動力を伝えるカップリングがマウントに設けられていたのだが、レンズ側にモーターを内蔵したAF-Sレンズが登場し、カップリングを備えたレンズはいつのまにかほとんどなくなってきている。

急激な方式の変更は、ともするとユーザーの反発を招くが、このようないつのまにか作戦でユーザーをつなぎ止めながら新しい技術にソフトランディングしているのだ。これがニコンのこだわりと言える。

では、次に「いつのまにか」姿を消すのは何だろうか? 注意深く見守っていこうではないか!

ニコンの「いつまにか作戦」の恩恵に浴している私だが、「いつのまにか作戦」にも問題がある。どの仕様が「いつのまにか」姿を消すのか分からないから、あるときに廉価版の新製品をみてありゃ?と思うことになる。たとえばいま新品でモーター内蔵でないAFレンズを買うのは得策じゃないだろう。今後DXフォーマットのカメラでボディにAFモーターが付いているという保証はない。現行ラインナップではDXフォーマットでAFレンズモーターをボディに持っている機種はD7000しかない。だったらはやく広角単焦点レンズをAF-S化しなければ。しかしAF-S化と同時にGタイプ化されて絞り環がなくなると、広角レンズをリバースして等倍以上のより大きい撮影が困難になる。ニコンのこういうやり方は一眼レフのメリットをどんどん殺していっていると思うぞ。

次かどうかは分からないが長期的には「いつのまにか」姿を消すのはずばり一眼レフだと思う。一眼レフは報道やスポーツ撮影用の特殊機材になるだろう。そういう方向へ追いやってしまったのは他ならぬニコンなのだ。


ニコンプラザ新宿:CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Kenko L37 Super PRO、F8AE、+2/3補正、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

新宿ニコンサロンや新宿サービスセンターのある新宿エルタワー28階から。

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その322012年06月29日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その32(中区吉田町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Kenko L37 Super PRO、F5.6AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

ネタもないので、ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画で。

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その32(中区吉田町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Kenko L37 Super PRO、F5.6AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

ミヤマ商会横浜店の近くのビル。きれいに手入れされてはいるが、築50年は経っていると思う。こういう古いビルを手入れして長く使っているのは何か惹かれるものがある。

今日の朝日新聞の社説(東京本社版)に例のニコンサロン問題が取り上げられていましたな。朝日新聞デジタル社説2012年6月29日付参照。もう少し背景の知識や教養がなくても分かるような書き方の方がいいと思うのだが、字数制限もあるし仕方ないのかなぁ。「そうして息苦しくなった世の中はどこへゆくのか。歴史の教訓に思いをいたすべきだ。」なんて言われても分からない人が多いから、石原氏や橋下氏に票が入るんじゃないか。あと、ニコンよ、恥を知れ(Arisanのノート)も鋭い指摘ですっきりする。恥知らずなカメラ会社が増えていますなぁ、色々な意味で色々な終わりの始まりですな。

【関連】
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その30 ― 2012年06月26日

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