Nikon COOLPIX S30作例 ― 2012年05月07日 00時00分00秒
ニコンの低価格子ども向け防水・耐ショックデジカメCOOLPIX S30を晴天屋外で使ってみた。
近接時の適当新聞撮りでは、四隅までそこそこ写っていたが、細部は画像処理のためかもやもやしていた(防水・耐ショックデジカメNikon Coolpix S30購入 ― 2012年05月01日参照)。さて遠景ではどうか。
上の画像は、真ん中の山の緑の木々にフォーカスポイントを重ねて撮った。無限遠あたりにフォーカスしているはずである。
箱根:Nikon COOLPIX S30、4.1mm(35mm判29.1mm相当)、1/800秒、F3.3開放、シーンモード:クローズアップ、ISOオート(ISO80)、その他すべてオート
2番目の画像が同じ画像の真ん中を等倍で切り出したものだ。新聞作例と同じで細部がもやもやとしている。特に山の木々が絵の具で描いたみたいに描写されていてちょっとアレだ。これってニコンのフィルムスキャナ(COOLSCAN、NikonScan4)でICE(ゴミ・傷取り)を強力に掛け過ぎた時と似ている。あるいはGEM(粒状性軽減)機能の掛け過ぎとも似ている。たぶんmaple様の仰るようにノイズリダクションの副作用だと思う。子ども向けだが、ノイズリダクション無効モードとか欲しかったですなぁ。というか、もともとこんなにノイズリダクション掛ける必要ないでしょうに。看板の電話番号(小さい方)とか読めないじゃん。
あと、COOLPIX S30はフラッシュを光らないように設定しても、電源をOFFにするとまたフラッシュオートに戻ってしまうので、発光禁止の場所で使いづらい。ところが、クローズアップモード(「アップでとる」)にすると、デフォルトで発光禁止になるので、電源をOFFにしてまたONにしても発光禁止のままだ。常時クローズアップモード(「アップでとる」)で撮ってもいいかもしれない。ただ、クローズアップモード(「アップでとる」)だと若干AFが遅い感じがする。丁寧に合わせているのかもしれない。「カメラまかせ」モードだとAFはさくっと決まる。
メニュー操作にやや癖があるが、防水で気兼ねなく撮れる安価なデジカメとしてお勧めできると思う。夏までラインナップしておいて欲しい。夏の海や山、子どもの夏休みの観察日記などの用途に、夏前に需要の山があると思う。
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