二コン後藤氏が松本清張記念館で講演 ― 2012年03月15日 00時00分00秒
今日は早めの更新。戴いたコメントのお返事はお待ちください。m(_ _)m さて、二コンの後藤哲朗フェローが3月24日午後2時から北九州市立松本清張記念館で講演するらしい。
松本清張没後20周年記念・特別企画展関連講演「ニコンF3松本清張スペシャル作成の過程」
演題:ニコンF3松本清張スペシャル作成の過程
■講師:(株)ニコン ニコンフェロー・映像カンパニー・後藤研究室長 後藤 哲朗
■日 時
平成24年3月24日(土)14:00~15:00■会 場
松本清張記念館 地階ホール■募集定員 〈参加無料〉
60名(定員になり次第 締め切ります)■申込方法
3月21日(水)までに電話・FAXでお申込みください。
作家・松本清張は二コンに特別改造してもらったF3を持っていた。それは内部から配線を引っ張ってきて大きな液晶をペンタ部につけたものだった。
当時、講談社写真部を担当していたニコンプロサービスセンターの係員が「松本清張氏がファインダーの表示が見づらいと嘆いている」という話を聞きつけた。係員から「なんとかなりますか?」と相談を受けた後藤さんは、液晶を軍艦部上部に取り付けシャッタースピードと露出データを表示させるアイディアを提案。清張氏のカメラを預かって改造を施したのだという。液晶には当時の時計に使われていた部品を流用。F3の内部ICから二十本ほどのコードを外部に引き出してデータを大きな文字で表示させた。改造作業自体は「二、三日で終わる簡単なものだった」という。
「季刊クラシックカメラNo.7」(2000年4月双葉社刊)119ページ
「文士のカメラ」第5回『点と線』の二コンF3 松本清張」(中村宏美)
多分この改造を二コンが請け負った経緯などを話すのだろう。「3月21日(水)までに電話・FAXでお申込みください」だからまだ間に合うが、北九州市小倉区だものなぁ。ちょっと遠すぎ。九州行きの寝台列車がまだあればそれとセットで行くのになぁ(笑)。
しかし、後藤氏、最近消息不明だったがお元気そうで何よりだ。絞り環の重要性を訴えてくだされ(笑)。
写真は記事とは関係ない。
みなとみらい(横浜市西区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8、F5.6AE、Kodak EKTACHROME E200、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)
二コンF3の作例でなくてすまん。先頃コダックのリバーサルフィルムがすべて製造中止になったが、それよりも1年ぐらい前に製造中止になったエクタクロームE200の作例だ(2012年3月撮影)。
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