Kenkoミラーレンズ400mm F8を新発売 ― 2012年02月01日 00時00分00秒
昨日は結局更新できなかった。すまん。さて、ケンコートキナーが400mm F8のミラーレンズを2月3日に発売するそうだ。価格は「2万2,000円前後の見込み」とのこと。
ケンコー、マイクロフォーサーズとEマウント用400mmミラーレンズを正式発表~EF/A/F/Kの各マウント用もラインナップ
最初、大見出しでソニーのEマウントとマイクロフォーサーズ用などのミラーレス機用だけなのかと思っていたら、よく読むとキヤノンEFマウント用、ソニーAマウント用、ニコンFマウント用、ペンタックスKマウント用もあるじゃない。どうしてこんな大見出しにするかなぁ(小見出しには一応書いてあるけどさ)。デジカメWatchは頭の中がミラーレス一色なのか。
400mm F8で2万2,000円前後でいいなぁと思ったが、よく考えたらおもしろレンズ工房どどっと400(400mm F8)を持っていた。
ミラーレンズだから絞りは固定で絞りリングがないのは問題ないのだが、せっかくニコンD4がF8でもオートフォーカスが効くようになったんだから、少なくともニコン用はAF出来るようにして欲しかったなぁ。400mm F8で安価で、ミラーレンズなので画質がよい(ミラーの反射作用からは色収差が発生しない)というのだけが売りなんだろうなぁ。
ミラーレンズは色収差が発生しないメリットがあるが、他方で特徴的なリング状のボケが周辺で三日月状(c状)になるようなレンズも多い。この点、Reflex-Nikkor 500mm F8 <New>は周辺部でもちゃんと◎になっているので、どうせMFでしか使えないのなら、高くてもReflex-Nikkor 500mm F8 <New>の中古を買った方がいいと思う。リング状のボケはそれだけでも結構うるさいから、それが三日月状になっていると耐え難いと思うぞ。このKenkoミラーレンズ400mm F8はその辺どうなのか気になる。
ニッコール千夜一夜物語~小さな巨人 "レフレックスニッコール"~ 第十三夜 Reflex-Nikkor 500mm F8 <New>参照
まあ、デジタルなんだから、リング状のボケも修正して普通のボケにするようなソフトアウェア処理もそのうち簡単にできるようになるだろう。というか、そういうソフトもセットで売ったらどうか。ミラーレンズのリング状のボケを知らない人が買って「騙された!」と騒ぐ前に(笑)。
しかし、マイクロフォーサーズ用とソニーEマウント用は、なんかデザインがアレですなぁ。これで沈胴するんならまだいいけど、構造的に沈胴は無理そうな感じだ。
写真は記事とは関係ない。
Oゲージ鉄道模型大パノラマ(横浜市電保存館):Nikon D300、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F4、1/30sec、ISO-Auto(ISO720)、ピクチャーコントロール:PORTRAIT、アクティブDライティングON、L37c
横浜市電保存館の鉄道模型大パノラマは、OゲージとHOゲージの両方がある。Oゲージ(実物の1/45)のパノラマ(レイアウト)は珍しい。博物館などのレイアウトは大抵がHOゲージ(実物の1/87)で、個人に普及しているのはさらに小さいNゲージ(実物の1/150)なので、この横浜市電保存館のOゲージレイアウトはかなりの迫力だ。日本の鉄道模型の主流はどんどん小さくなっていっている。こどもの頃友達のお父さんがOゲージの鉄道模型を持っていて、遊びにいったときにその大きさにびっくりしたことがある。当時は主流がHOゲージからNゲージに移りつつある時期であったのでなおさら大きさにびっくりした。ちなみに、トミー(タカラトミー)のプラレールはHOゲージ相当の縮尺だと思う(車両長が短くデフォルメされているが)。Nゲージは小さい子どもがお年玉でも買える値段だが、小さな子どもが扱うには大きさが小さすぎるように思う(市電保存館にはNゲージのレイアウトもあって車両持ち込みが可能。幼稚園から小学校低学年の子がNゲージを持ち込んでいるのを何度か見たことがある)。
楽しい中古カメラが見つかる!「CAMERA fan」(カメラファン) ― 2012年02月02日 00時00分00秒
玄光社は、中古カメラ検索ポータルサイト「CAMERA fan」(カメラファン)を1日にオープンしたそうだ。
中古カメラ検索サイト「CAMERA fan」がオープン(デジカメWatch)
楽しい中古カメラが見つかる!カメラ・レンズ検索サイト CAMERA fan:カメラファン
「CAMERA fan」(カメラファン)のサーバー、初日は負荷に耐えられなかったみたいですな。
それは改善されたようなのだが、「CAMERA fan」(カメラファン)のフォントが気になる。デジカメWatchに掲載されているスクリーンショットではそうではないのだが、うちのWindows XP Professional SP3では、Internet Explorer8でもFirefox 10.0でも、Opera11.61でも、ぎざぎざした見難いフォントの部分がある。特にオールドレンズの奇跡エルンスト・ライツ Summarit f =5cm 1:1.5の記事では本文がそれになっていて見づらい。ソースを見ると、ヒラギノ明朝を指定したりしているようだが、うちの環境ではヒラギノは入れていないし、メイリオも入れていない、新たに入れたフォントはIPAフォントぐらいなので、たまにこういうサイトがある。デザインに拘ってフォントを指定しているのだろうが、紙の媒体と違ってこういうWeb上のものは、特に指定せずにユーザーの環境で見易い設定になるように配慮して欲しい。Linuxザウルス(SL-C3200、Oper7.25)で見た場合には、LCフォントというシャープ製の見易いフォントで表示されているからまだいいのだが、おそらく多くのWindows XPユーザーのところで、汚く読みづらい表示になっていると思われる。なんだかなぁ、の「CAMERA fan」(カメラファン)だ。
【追記:15:46】
「Camera Fan・カメラファン」公式ツイート(2/2 15:22)によると、改修してくれたそうだ。素早い対応に感謝します。いま見え方が確認できる環境にないのだが、少なくとも記事中のソースからフォント指定がなくなったのは確認した。ありがとうございます。
【追記:20:45】
オールドレンズの奇跡エルンスト・ライツ Summarit f =5cm 1:1.5の記事本文のフォントがよくなっているのを確認した。対応ありがとうございました。
ただ、あちこちにヒラギノ指定の部分が残っているっぽい。スタイルシートでヒラギノを指定している部分があるのではないか。たとえば以下の部分にまだ見づらいフォントが残っている。「オールドレンズの奇跡~エルンスト・ライツ Summarit f =5cm 1:1.5」の部分や、TOPページの「ハッセルブラッド 500C、NIKON D700、ライカ」「キーワード入力」など。いずれもWindows XP Professional SP3、Firefox 10.0 のスクリーンショット。
muk selectのミラーレス機向け「コーワ」と「ペンタックス」インダストリアルレンズ ― 2012年02月03日 00時00分00秒
「エムユーケイ カメラサービス横浜関内は、コーワおよびペンタックス製インダストリアルレンズを1月下旬に発売した。オンラインショップ『muk select』で取り扱っている。」のだそうだ。
muk select、ミラーレス向け「コーワ」と「ペンタックス」インダストリアルレンズ(デジカメWatch)
現行のミラーレス機は、実はあんまり興味がないのであった。35mmフルサイズのライカMマウントだったら欲しいが…。ただ、これらのレンズは写真で見ても質感がいいですな。特に質感に凝って作っているわけではないのだろうが、金属製で必要な操作部分が必要な限りで配置されている機能美がある。すごく惹かれる。
特にNikon 1 J1に装着された「16mm f1.4 1"LM16HC」はそそりますなぁ。16mm f1.4 1"LM16HCならお値段も手頃ですなぁ。なんかこのレンズを使いたいが為にNikon 1を買うというのもありという気が…。まあお金ないんだけどね(苦笑)。
しかし、そうなると今度はUltra Micro NikkorとかMACRO Nikkorとか気になってくるなぁ。ああそうか、焦点距離がNikon 1ではちょっと長すぎか。
エムユーケイカメラサービス横浜関内というのは、横浜市中区太田町1-20 三和ビル2階 2-Aにあって、「クラッシクカメラ修理業務と muk selectマウントアダプタの店頭販売しております」という。今度近くに行ったときに寄ってみよう。
写真は記事とは関係ない。
JRタワーホテル日航札幌(2010年1月撮影):GR DIGITAL、28mm相当、F7.1、1/310sec、ISO64、-0.3EV、プログラムAE
急に2年も前の写真を出してきたのは、田中長徳氏のブログにこのホテルのことが書かれていたから(サッポロJALタワーホテルはカフカの城のようだな)。チョートク先生の作例の眺めが、泊まったホテルの部屋からの眺望と似ていたのでJALタワーじゃなくてJRタワーなんじゃないかと調べたら、同じホテルだった。正式名称は「JRタワーホテル日航札幌」だ。チョートク先生の仰るように、ホテルの入口は分かりにくいし、車寄せのところが殺風景なのもチョートク先生の仰るとおりだ。展望台とホテルとを別にしているからだとも思うが、同じように展望台とホテルとオフィスが入っている横浜ランドマークタワーはそんなことはないので、これは設計した人や会社のセンスの悪さだと思う。いいホテルなのにものすごく損をした設計だと思う。
Distagon T* 2/28 ZFとPORTRA400VCで札幌の夜景 ― 2010年01月25日参照
本日の寝台特急カシオペアは3時間遅れ ― 2010年01月15日
寝台特急カシオペア、遅れ3時間半に拡大中 ― 2010年01月16日
無事戻りました ― 2010年01月19日
2010年1月15日上野発下りカシオペア顛末その1 ― 2010年01月20日
2010年1月15日上野発下りカシオペア顛末その2 ― 2010年01月21日
ペンタックス、Kマウント採用のミラーレス機「K-01」を海外発表(デジカメWatch) ― 2012年02月06日 00時00分00秒
ペンタックス、Kマウント採用のミラーレス機「K-01」を海外発表(デジカメWatch)なのだそうだ。
しかし、このミラーレスデジタルカメラの変わっているところは、ペンタックスのKマウントそのままで、マウントがそのままなだけじゃなくて、フランジバックまで既存のKマウントと同じだという点だ。
たしかにアダプターなしで既存のKマウントレンズが使えるメリットはあるが、このミラーボックス相当部分はどういうメリットがあるのか謎だ。せっかくミラーレスなのだから、フランジバックを短くしておいたら、色んなレンズが使えるのにねぇ。レンズ設計はミラーのないのを利用してバックフォーカスの短いものを設計して、マウントは出っ張っているという、言わばボディにレンズがめり込んだような状態にできるから、フランジバックは一眼レフと同じでも、レンズ設計の自由度はあるということかな。他社のフランジバックの短いレンズを使えないから、自社のレンズの売れ行きも落ちないという発想か。
要するにミラーレスの流行に流されて新たなマウントやレンズを増やすのはしたくないが、ミラーレスはやってみたいということなんだろう。ある意味堅実かもしれない。なんといってもミラーレス機でマウントアダプター遊びをする人というのはカメラで撮影する人のうちの極一部に過ぎないからね。情報発信力のある人がミラーレスデジタルカメラでマウントアダプター遊びをしていることが多いので、よく目に付くような気がするが、実際にはそんなにいない。写真趣味の人には、陥りそうな沼なんだけれども(笑)。
あと、「K-01」のデザインについては何も言うまい(笑)。
写真は記事とは関係ない。
JRタワー展望室のトイレ(札幌、2010年1月撮影)::GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/12sec、ISO400、-0.3EV、プログラムAE
またまた2年も前の写真ですまん。JRタワーホテル日航札幌の上の展望室(JRタワー・スリーエイト)のトイレがすごかったのを思い出したので、出してみた。これって外から丸見えやん、と思ったが、よく考えるとこれと同じ高さのビルが他にないから丸見えではないのだろう。ただ、遠くの山から超望遠レンズで撮られたらヤバイのではないかとか、考えてしまうのだが(笑)。【追記】ガラスが膝下ぐらいまであるので、近くのビルからでも超望遠レンズで狙えそうだな(笑)。
トキナー、手ブレ補正・超音波モーター採用の「70-200mm F4」をCP+2012に参考出品(デジカメWatch) ― 2012年02月07日 00時00分00秒
トキナー、手ブレ補正・超音波モーター採用の「70-200mm F4」をCP+2012に参考出品(デジカメWatch)なのだそうだ。これも先週のニュースですまん。
キヤノンには70-200mmにF2.8とF4の2種類があるが、ニコンはずっとF2.8しかない。それでときどきEF 70-200mm F4 L IS USMを見かけて「コンパクトでよさそうだなぁ」と思っていた。今回のトキナーの「70-200mm F4」は「レンズマウントは公開されていない」とあるが、写真を見るとマウント部の電子接点はどう見てもニコン用だ(笑)。しかも超音波モーターはリングタイプでトキナーブランド初の手ブレ補正登載とか。期待できるかも。
ただ、F4通しのズームは軽くてよさそうなのだが、私が使うとすれば某アマチュアスポーツ撮影の用途なので、やっぱりレンズは明るい方がいい。スポーツなのでシャッタースピードをあまり落としたくないし、APS-Cサイズのデジタル一眼レフ(D300)で使っているので、35mmフルサイズのデジタル一眼レフに比べて高感度が弱い。1段の差がシャッタースピード1段の差に繋がってくる。特に被写体がアマチュアなので、夕方まで掛かったとしても照明は期待できない(屋外照明設備がないか、あっても使用を申し込んでいない)。体育館も暗いことが多い。そう考えるとやっぱり重くても嵩張ってもF2.8の方が…となりそうだ。
ただ、風景撮影などの目的の場合は、F2.8開放で撮ることも少ないだろうから、ニコンユーザーにはこの「70-200mm F4」はありがたいかもしれない。あと35mmフルサイズの高感度の性能のよいボディで使う人もこの「70-200mm F4」は歓迎かもしれない。
惜しいのは、やっぱり絞りリングがなさそうなこと。これで絞りリングがついていれば、この手のズームではスポーツ撮影用途が主の私でも、買いたいなと思うのだが。F4通しなのでマニュアル露出がやりやすく、フィルムカメラでも使いやすそうだからだ。絞り環があれば接写リングでもベローズでも使える。絞りリングを付けるとどのくらいコストアップになるのか分からないが、なんとかならないものかねぇ。超音波モーターに手ブレ補正も付けたから、コスト的に絞り環は無理なのかねぇ。値段だけがサードパーティの差別化じゃないと思うんだよねぇ。
写真は記事とは関係ない。
横浜市電保存館(大パノラマHOゲージ側):Nikon D300、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F2.8開放、1/30sec、ISO250、-0.3EV、マルチパターン測光、L37c
以前にはなかったパノラマの中に入れるボックスができていた。しかし、オッサンは入ってはいけないらしい(笑)。
「ニコン D800 / D800E」発表 ― 2012年02月07日 14時00分00秒
ニコン、有効3,630万画素のフルサイズデジタル一眼レフ「D800」 ~“ローパスフィルターの効きをなくした”「D800E」も(デジカメWatch)なのだそうだ。
デジタル一眼レフカメラ「ニコン D800 / D800E」を発売(ニコン)
「有効画素数は世界最高※の36.3メガピクセル」だって!ええーっ、それじゃ高感度は…。連写は…。アカン、これだとD700が値下がりしないやん(笑)。
連写性能は、MB-D12なしでFX時4コマ/秒、DX時5コマ/秒。MB-D15装着時はFX時4コマ/秒、DX時6コマ/秒。
えー、そんな…。まるでF100のMB-15のような(笑)。MB-D12つけてDXでようやくD300単体と同じっすか…。MB-D12とMB-D10が互換性あるとかそういう情報はないのか。なんか形が似ているので期待してしまうのだが…。【追記】底面の写真を見ると接点部分の形が違うので、互換性はないようだ。【追記ここまで】
店頭予想価格は40万円前後の見込み。
さ、さよならー(泣)。【追記:2012年2月8日】40万円は「D800とAF-S NIKKOR 28-300mm F3.5-5.6 G ED VR」のレンズキットの値段だった。D800ボディのみでは30万円前後、D800Eボディ単体は35万円前後とのこと。
コシナ、カールツァイス「Distagon T* 2/25」ZE・ZF.2を国内発売(デジカメWatch) ― 2012年02月08日 00時00分00秒
コシナ、カールツァイス「Distagon T* 2/25」ZE・ZF.2を国内発売(デジカメWatch)なのだそうだ。
コシナは8日、カールツァイスの一眼レフカメラ用交換レンズ「Distagon T* 2/25」を国内発売すると発表した。発売日は未定。ZE(キヤノン用)、NF.2(CPU内蔵ニコン用)を用意し、価格はいずれも16万8,000円。9日に開幕する「CP+2012」のコシナブースに展示する。
NF.2ってなんだよ(笑)。また新しい仕様にしたのかと悩んだじゃないか。Distagon T*2/25 ZE,ZF.2(コシナ)見ると、ちゃんとZF.2って書いてある。
開放F値2の広角レンズ、いいですな。
非球面レンズを用いた設計により、カラーフリンジおよび倍率色収差を極力抑えたほか、フローティング機構の採用により近距離の収差変動にも配慮したという。
コシナやツァイスにしては、非球面レンズ使うのは珍しいねぇ。カラーフリンジはいいけど、フィルムでのボケ味とかどうなんだろう。作例を楽しみにしている。カメラ雑誌はフィルムでの作例も忘れないでね。デジタルだと比較しにくいから。まあ小さな作例だと分からないかも知れないけど、そういわずにフィルムで作例頼むよ。
Stress test for lenses (Carl Zeiss Camera Lense Blog) ― 2012年02月09日 00時00分00秒
世間がCP+に向けた新製品で盛り上がっているところすまん。今日はCarl Zeiss Camera Lense BlogのStress test for lensesだ。「ストレステスト」っていう言葉、ドイツでも注目されているのだろうか。
内容は、Carl ZiessのZFレンズを落としたり冷やしたり揺すったりして虐めているものだ(笑)。レンズを落として壊してしまったことのある人は悪夢が蘇るので見ない方がいいかも。しかし、このテストをしているNorbert Wittekindtさんは、どうしてうれしそうなのだろう(笑)。
コダック コンシューマービジネスにおける収益力向上のための戦略を発表、デジカメから撤退 ― 2012年02月10日 00時00分00秒
コダックが、コダック コンシューマービジネスにおける収益力向上のための戦略を発表 消費者、店頭および現像所におけるプリント製品・サービスに注力 コマーシャルビジネスに変更なしというアナウンスをだしている。
2012年2月9日
コダック株式会社
[リリースNo. 12-007GE]コダック コンシューマービジネスにおける収益力向上のための戦略を発表 消費者、店頭および現像所におけるプリント製品・サービスに注力 コマーシャルビジネスに変更なし
2012年2月9日、米国 ニューヨーク州、ロチェスター発:イーストマン・コダック社(以下、コダック)は本日、収益力向上のために、コンシューマービジネスの焦点を消費者、店頭および現像所における出力製品とそのサービスに当てることを発表しました。コダックは、コンシューマービジネスにおいて利益を伴う成長をもたらす最大のビジネス機会である店頭およびオンラインでの消費者向け写真プリント、婚礼、学校、観光写真等のコマーシャルプリントビジネスに注力します。結果、コダックは、デジタルカメラ、ポケットビデオカメラ、デジタルフレームという消費者向けデジタルキャプチャー製品の販売から2012年上半期中に撤退する予定です。
コダックは第1四半期でデジタルカメラ、ポケットビデオ、デジタルフレーム製品の生産を中止しますが、小売チャネルパートナーと緊密に連携して、これらの製品の保証、技術サービス及びサポート提供を継続します。
コンシューマービジネスのプレジデント 兼 チーフ・マーケティング・オフィサーであるプラディープ・ジョットワニは、「これまで製品ポートフォリオ、販売地域、そして販売店数の縮小という戦略をとることによってデジタルキャプチャービジネスの利益改善を行ってきました。本日の発表は、この戦略の延長であり市場トレンドの分析の結果です」と述べています。
コダックはコンシューマービジネスセグメントに加えて、デジタルプリンティング、ファンクショナルプリンティング、企業向けサービス&ソリューション、グラフィックス、エンターテインメントフィルム、コマーシャルフィルムを含むコマーシャルビジネスセグメントを主要事業分野にしており、コダックのデジタルビジネスは現在、全売り上げの4分の3を占めています。
写真がスマートフォン等の多機能モバイルデバイスによって撮影される機会が増加する中、コダックはパーソナルイメージング市場において強いリーダーシップを発揮しています。コダックは消費者が、プリントからフォトブック、グリーティングカードそして個人作成のカレンダーなど多種多様な写真製品をいつでも、どこでも店頭、自宅そしてオンラインで簡単に作れることを可能にしています。
コダックは以下を含むコンシューマー製品およびサービスの供給を継続します。
●店頭フォトキオスクやデジタルドライラボ
コダックは店頭フォトキオスクやデジタルドライラボ市場において、世界のリーダーです。コダックは店頭フォトキオスク市場を開拓し、現在世界中に10万台以上のキオスクとドライラボシステムを設置しています。また、これらのうち3万台は世界で最も人気の高い写真シェアサイトにリンクされています。●コダック・フェイスブック・アプリ
個人のフェイスブック・アルバムから写真製品を簡単に作成します。●コダック・カメラアクセサリーおよびバッテリー
これらの製品にはスマートフォンの充電器などが含まれ、メーカに関わらず幅広いコンシューマー製品に使用できます。●銀塩製品であるフィルムやペーパービジネス
高品質かつ革新的な製品やソリューションを消費者、写真家、小売店そして写真現像所に今後も提供し続けます。●コンシューマーインクジェットプリンター*
コダックのインクジェットプリンターは、過去数年にわたって市場成長率を上回る成長を続けています。コダックのインクジェットプリンターは、消費者に最も経済的なインクコストで、高いプリント品質を提供します。ユーザーは、WiFi等を使ってどこからでも書類や写真をコダックプリンターに送ることができます。
(*日本を含むアジア・パシフィック・リージョンでは販売されていません)※これは現地時間2012年2月9日、イーストマン・コダック社が発表したプレスリリースの抄訳です。
「●銀塩製品であるフィルムやペーパービジネス 高品質かつ革新的な製品やソリューションを消費者、写真家、小売店そして写真現像所に今後も提供し続けます。」というのは非常にありがたいのだが、他方で「コダックは、コンシューマービジネスにおいて利益を伴う成長をもたらす最大のビジネス機会である店頭およびオンラインでの消費者向け写真プリント、婚礼、学校、観光写真等のコマーシャルプリントビジネスに注力します。結果、コダックは、デジタルカメラ、ポケットビデオカメラ、デジタルフレームという消費者向けデジタルキャプチャー製品の販売から2012年上半期中に撤退する予定です。」というのは、いいのかそれで。
プリントに注力というが、世間はあんまりプリントしなくなってるぞ。まあセンサー部門を売却した時点でなんか先は見えていたような気もするが…。
銀塩部門だけの小さな会社をスピンアウトしてしまうのならいいが、巨体を残して、先端部門をどんどん外に出していったら、残った事業で巨体を維持できないと思うんだけどなぁ。これでいいのかコダック。他の部門で思いっきり儲けて、遊びで銀塩部門維持するぐらいの会社になってくれよぅ。
【さらに追記】
瀕死のコダックと飛躍する富士フイルム 2012.01.18(水)に、英エコノミスト誌 2012年1月14日号の記事の和訳がある。
フィッシャー氏は、コダックの「かみそりの刃」の事業モデルを時代に適応させることにも苦労した。コダックは安いカメラを販売し、高額なフィルムをたくさん購入する顧客に売り上げを依存していた(ジレットがかみそり本体ではなく、かみそりの刃で稼いでいるのと同じ)。
このモデルは明らかに、デジタルカメラでは通用しない。それでもコダックは、最終的にデジタルカメラを大規模な事業にしたが、この事業はほんの数年しか続かず、その後はカメラ付き携帯電話によって壊滅させられた。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34331?page=4
コダックの経営陣は一貫性がなかった。何人かの新しいCEO(最高経営責任者)が就任するたびに戦略が変わった。2005年に就任した現CEOのアントニオ・ペレス氏は、コダックをデジタル印刷の大手に変身させることに力を注いできた(ペレス氏が勤めたヒューレット・パッカード=HP=で学んだもので、コダックは今なお、これが自社を救ってくれると主張している)。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34331?page=4
Nikon 18mm F1.8, 20mm F1.8 の特許(エンジニアの嗜み) ― 2012年02月14日 00時00分00秒
昨日は更新できずすまんかった。えがみ様のエンジニアの嗜みにNikon 18mm F1.8, 20mm F1.8 の特許の記事が載っている。
Ai AF Nikkor 18mm F2.8Dが製造販売終了になって久しいので、18mm単焦点レンズは出して欲しい。しかも明るさがF1.8だという。これは楽しみだが、焦点距離と開放F値を見ると値段は相当なものになりそうなので、まあ買えないだろうなぁ。20mm F1.8も楽しみだが、これは同じスペックのレンズがシグマにあって、シグマの方は手の届きそうな価格なので、ニコンの方はいくらぐらいになるか気になる。
シグマの20mm F1.8は、D300のお散歩用に欲しい気がするのだが、躊躇するのは、フィルター径が82mmと大きく、とてもお散歩用の感じじゃないからだ。デジタル(特にDXだと)だと開放F値は明るくなくてもいいような気がするので(なんか開放付近を楽しむという感じがしない)、もっと暗くてもいいからコンパクトな18mmレンズが欲しい。現行のAi AF Nikkor 20mm F2.8Dはいい大きさ明るさなのだが、Ai Nikkor 20mm F2.8Sを持っているのでそそらないのだ(買うときにあえてMFの方を買った経緯がある)。
肝心な点は、この18mm F1.8も20mm F1.8も絞り環が付くかどうかだ。動画撮影用に絞り環の付いた単焦点レンズの需要があるというのだから、ニコンも改心して絞り環を付けて欲しい。特に広角レンズ・超広角レンズはリバースリングで逆向きに付けると等倍以上のマクロ撮影が可能になるので、絞り環はあった方がいいのだ。
あとで写真を追加するかもしれない…。すまん。
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