トキナー、超広角ズームレンズ「AT-X 116 PRO DX」をリニューアル(デジカメWatch)2012年01月26日 00時00分00秒

せんとくん(横浜駅東口):GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/97sec、ISO400、-0.3EV、プログラムAE

トキナー、超広角ズームレンズ「AT-X 116 PRO DX」をリニューアルなのだそうだ。

ケンコー・トキナーは、トキナーブランドのAPS-Cセンサー対応交換レンズ「AT-X 116 PRO DX II」(11-16mm F2.8(IF) ASPHERICAL)のニコン用を3月下旬に、キヤノン用を7月下旬に発売する。価格はいずれも9万4,500円。

「APS-Cセンサー対応」ってなんか分かりにくいよなぁ。35mmフィルム用のレンズだってAPS-Cセンサーには対応しているわけで。この「APS-Cセンサー対応」って、APS-Cサイズよりも小さなセンサーの側から見ている表現だよねぇ。

Nikon D300のファインダーがアレなので、広角レンズでマニュアルフォーカスが非常にやりにくい。なにかAFレンズを買わないとなぁと思っているので、選択肢が増えるのはありがたい。しかし、F2.8通しのズームレンズとあってか、9万4,500円かぁ。高いよねぇ。これだけの値段出すんなら、ニコン純正のDXレンズを買った方が…と思い始める値段ですな。

純正の方が・・・と思うのは、値段もあるが、超音波モーター(SWM)ではないからだ。超音波モーターなら、フルタイムマニュアルフォーカスが可能だからだ(本当はDCモーターでも工夫すれば可能なのだが)。このレンズにはワンタッチフォーカスクラッチが付いているが、クラッチしたときにフォーカスがずれるし、なにもしないでそのままAFからMFに移行できるニコン純正レンズとは使い勝手が違い過ぎる。ワンタッチフォーカスクラッチは、MF時に素晴らしい滑らかな感触が得られるのだが、これはレンズ内モーターではなく、ボディ内モーターだからこそ意義のある機構だと思う。レンズにモーター積むのなら、超音波モーターにしてフルタイムマニュアルフォーカスにするしかないと思う(あるいはDCモーターで工夫してフルタイムマニュアルフォーカスに)。まあ、超音波モーターにしてフルタイムマニュアルフォーカスにすると純正レンズと変わらない値段になって違いが出せなくなってしまうのかもしれないが。

【追記】
このトキナーのレンズの論評から外れるので書かなかったが、できれば35mmフイルムで使える方がいいし、絞り環もあった方がいいと思っている。念のため(笑)。サードパーティ製は、値段だけじゃなくて、純正にない仕様でも勝負して欲しい。
【追記ここまで】


写真は記事とは関係ない。
せんとくん(横浜駅東口):GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/97sec、ISO400、-0.3EV、プログラムAE

先週、横浜駅東口で奈良県の観光キャンペーンが行われていた。そこにいた担当の人に「中に入った動くせんとくんは来ていないんですか?」ときいたら、「来ていますよ。今休憩中です。」というので、残念ながら動くせんとくんは撮れなかった。あともう一回年内に、今度は近畿の各県と一緒にせんとくんが横浜に出張するそうだ。

1/97秒も出るのなら、ISO400にする必要はなかった。初代GR DIGITALの不満点の一つにISO-Autoにすると、ISO163までしか上がらないことがある。ISO400はたしかにノイジーだが、私はぎりぎり許容範囲なので、ISO400まで自動で上がってくれればよいのに。まあ後継機で改良されたのだけれども。後継機はセンサーが違って、画像の雰囲気が違うので、ISO-Autoの機能だけで買い換えるわけにはいかない。初代GRDの画像の傾向が気に入って買ったのだから。この辺がデジタルカメラの厄介なところだ。

「コンドラチェフの波」に乗り損ねたコダック、GMと異なる敗北の理由(日経)2012年01月26日 00時00分01秒

世間が、富士フイルムのFUJIFILM X-Pro1で盛り上がっているところ、日経のコダック分析記事ですまん。「コンドラチェフの波」に乗り損ねたコダック、GMと異なる敗北の理由(日本経済新聞)という「ニュースの深層」がアップされている。

近代マクロ経済学で景気循環の原因を説明する理論に当てはめると、コダックとGMの違いが浮かび上がってくる。

20世紀末に起きた産業構造の変化のうち最も大きなものが、アナログからデジタルへの転換だ。コダックにもそのインパクトの大きさは分かっていたはずだが、自社が変身することをためらい、他社に後れをとり、それが致命傷につながった。

1700年代後半に始まった産業革命以来、およそ50年周期で繰り返されるイノベーション(技術革新)が景気循環のうねりを生みだす「コンドラチェフの波」に乗り損ねたと理解することができる。

コダックは1935年に35ミリカラーフィルム「コダクローム」を開発し、大ヒット商品になった。同社はそれから40年後の75年に世界で初めてデジタルカメラを開発しながら、商品化では後手に回った。

コダックから遅れること10年。ソニーやカシオ計算機、富士フイルムなど日本勢がデジカメ開発に着手したが、今や世界の市場では日本製品が圧倒的なシェアを誇る。

フィルムの巨人、コダックの背中を追い続けた富士フイルムは、地道な研究開発と大胆なM&A(合併・買収)によって、医療機器や電子デバイスなどを含むデジタル製品や医薬品といった製品群を持つ多角化に成功している。

このあとGMの回復の話が長々と続いて、結局コダックがどうして経営悪化したのかはよく分からない。どうして肝心の部分をどの記事も避けるのか。まあ危機に陥る理由が分かっていれば危機には陥らなかったかもしれないから難しいのだろうが、分からないなら語るなよ(笑)。GMの再生と「コンドラチェフの波」とか「ジュグラーの波」って言いたかっただけちゃうんかい(笑)。

ともかくもコダックはプリンターで再生するらしい。コダックのプリンター、売れるかねぇ。かなり心配だ。まあたとえプリンターで再生したとしても写真フィルムをやめてしまったら、私には用のない会社になってしまいそうだが。

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