AF-S Nikkor 50mm f/1.8Gのフライング公表2011年04月15日 00時00分00秒

AF-S Nikkor 50mm f/1.8Gレンズ構成図
AF-S Nikkor 50mm f/1.8G

ニコンのアメリカのサイト(nikon.com)で一時「AF-S Nikkor 50mm f/1.8G」というレンズが掲載されていたらしい(現在は削除されている)。
Nikon reveals AF-S Nikkor 50mm f/1.8G lens(dpreview.com)

6群7枚構成でGタイプ、フィルター径58mm、で35mmフルサイズのイメージサークルをカバーしているようだ。今は削除されているが、おそらくこのままのスペックで近いうちに発表されるのだろう。またGタイプで絞り環無しか、と一応苦言を呈しておく。距離指標あるだけましと考えるべきなのか…。

絞り環がないのも気になるのだが、一番気になるのは光学特性、とりわけ近接時の収差だ。これ以前の50mm F1.8(Ai AF Nikkor 50mm F1.8Dなど)は対称型のレンズ構成をなるべく維持していて、ベローズや接写リングで繰り出した場合の収差の悪化が少ないというのが特徴だった。単に少し暗くて安いレンズというだけではなく、ちゃんと50mm F1.4と棲み分けできるように考えられていたのだった。なお、Ai AF Nikkor 50mm F1.8D(Ai AF NIKKOR 50mm f/1.8D)は5群6枚構成だった。

今回はGタイプだから、ベローズや接写リングでの使用は考慮されていないのかもしれない。しかし、AF-S Nikkor 50mm f/1.8Gが発売されて、Ai AF Nikkor 50mm F1.8D(Ai AF NIKKOR 50mm f/1.8D)が製造販売終了になったら、接写に困る状況になるんじゃないかなぁ。もうニコンの一眼レフはなんでも撮れる万能システムを放棄したと言うことか。Gタイプ用のベローズや接写リングは作ろうと思えば作れるものなので、新しいAF-S Nikkor 50mm f/1.8Gが近接時でも収差の悪化が少ない光学系であることを祈る。いまのうちにAi AF Nikkor 50mm F1.8D(Ai AF NIKKOR 50mm f/1.8D)を買っておいた方がいいのかなぁ。そんなに好きな画角というわけではないのに50mmレンズが増えるなぁ…。

【関連追記:2011年4月27日】
ニコン、AF-S NIKKOR 50mm F1.8 Gを正式発表 ― 2011年04月27日

Carl ZeissのサイトからZFレンズが消滅、ZE、ZF.2、ZAのみに2011年04月15日 00時00分01秒

Carl Zeiss Camera Lenses SLR Lenses

Carl Zeissの写真関係のサイトがリニューアルされた。
Carl Zeiss Camera Lenses
一眼レフ用の交換レンズのサイトでは、ZE、ZF.2、ZAレンズのみの表示になっている。

ZF.2レンズが出たときにZFレンズがどうなるのかはっきりとアナウンスがなかったが、予想通りZFは終了か。だったらZF.2にもカニの爪を付けるべきだろ。なにやってんだコシナツァイス。ZSの場合も告知無しにZKに移行したし、結局ZKマウントはやめてしまった。信用ならないな。
Carl Zeiss がCPU登載のZF.2レンズを発表、節操のなさに呆れた ― 2009年11月17日

高い値段で買ったDistagon T* 2/28 ZFだが、もう生産終了となればあと何年修理可能なのだろう。そういうメンテナンスなどの告知もはっきりしないのがコシナツァイスの難点だ。場当たり的な対応をしているとだんだんとファンをなくしていくことを知るべきだ。京セラのツァイス(ヤシコン)の方がその辺はきちんとしている。

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