週刊東洋経済「カメラ新世紀」2010年12月4日号 ― 2010年12月01日 00時00分00秒
更新が遅れてすまぬ。せいじん様に教えて戴いた、週刊東洋経済2010年12月4日号「カメラ新世紀」(2010年11月29日発売)を買ってきた。
雑誌 週刊東洋経済
せいじん様情報ありがとうございます。戴いたコメントのお返事は少しずつ致します。m(_ _)m
P38
COVER STORY
カメラ新世紀【産業編】
P.40 【図解】 日本メーカーは最後の砦を守れるか
P.44 一眼戦争の勝者は誰だ
キヤノン レンズ資産を強化。小型化も徹底追求/ニコン おしゃれをウリに若年ファンを拡大/ソニー 常識にとらわれず新しい価値を提案/パナソニック 自前の主要部材で正攻法の勝負/サムスン 目指すは世界シェア25%P.48 コンパクト市場 生き残り競争
P.50 カメラ産業は今後どうなる?
【ユーザー編】
P.52 最強達人5人の「写真術」
福原義春/資生堂名誉会長 東京都写真美術館館長
「偶然が必然になると写真は人の心をつかむ」古川 享 慶應義塾大学大学院教授/深澤里奈 パーソナリティ・茶道家/村山昇作 帝國製薬社長/リチャード・クー 野村総合研究所主席研究員
P.57 リチャード・クー/野村総合研究所主席研究員
「フィルムで『全部本物』にこだわる」P.58 自宅で練習できる写真上達4つの鉄則
(1)発見(2)フレーミング(3)アングル…P.62 メカ好き中高年の尽きない悩み。欲しいカメラがない!
P.64 心を揺さぶる写真はこうして生まれた。あの生保CMの秘話
P.66 iPhoneでここまで上手に撮れる!! コツをつかめばプロ並みに
P.68 写真をを撮った後の楽しみ方。デジタルフォトフレーム、共有サイト…
【マニア編】
P.70 中古カメラのディープな世界
P.72 名機Nikon F。本当の開発者は他にいた!
P.74 カメラ女子の間で大流行! リコーGRデジタル人気の秘密
P.76 シグマ わが道を行く“垂直統合経営”
P.78 写真コンテストの舞台裏
【開発編】
P.80 酒席から出発した超絶の反射防止膜/ノイズ克服し開発、裏面照射型CMOS/
プロが飛びつくおまけの動画機能/30年かけ磨き抜いた手ぶれ補正に活路P.85 COLUMN| 「記憶を撮る」トイカメラ
Nikon F100コマンドダイヤル接触不良が直った ― 2010年12月02日 00時00分00秒
またニコンF100ネタですまん。ニコンF100のサブコマンドダイヤル(人差し指側)が不調で、使わないようにしていたらますます不調になっていた。ニコンF100を中古で購入後半年の保証が切れてしばらくした頃から(フ○ヤカメラタイマー笑)、サブコマンドダイヤルのある特定の1箇所のクリックの接触が悪いらしく、そこへ1クリックダイヤルを回転させても数値が変わらないようになった。それでももう1クリックストップ分動かすとちゃんと絞り値などは変えられたのでなんとかなっていた。
そのうち、ただその特定のクリックストップ部分が効かないだけではなくて、左に回すと絞り値が下がるはずなのにどんどん回していくと一瞬絞り値が逆に上がってまた下がるといった変な接触不良状態になった。これはすごく使いにくい。たとえばF16からF1.4に変更している最中にぐりぐりサブコマンドダイヤルを回していると途中で上がったり下がったりするのだ。
まだ途中でなる場合はいい。回し始めてすぐのときにその不良クリックストップ部分にあたるとどっちに回すと上がるのか下がるのか分からなくなる。また最大絞り値や最小絞り値から変更するときもその不良クリック部分にあたるとどちらに回しても一瞬隣のF値になってまた戻るような挙動になって、どちらにサブコマンドダイヤルを回せばいいのか分からなくなっていた。たとえば開放F値がF1.4のレンズで絞り値がF1.4のとき変更しようとして間違って左に回すと本来ならずっとF1.4のままであるべきところ、F1.4→F1.6→F1.4→F1.4となるのである。使いにくいと思って修理するまでサブコマンドダイヤルはなるべく使わないようにしていた。なお、カスタムセッティング12でメインコマンドダイヤルとサブコマンドダイヤルを入れ替えるとやはりサブコマンドダイヤルでシャッタースピードが同じような挙動になるので、あくまでもサブコマンドダイヤル自体の不良だろうと見当はつけていた。
それで使わないようにしていたサブコマンドダイヤルだが、このあいだ久々に動かすと、なんと3,4クリックストップが接触不良になっており、もはやサブコマンドダイヤルで大幅に数値を変更するのは至難の業になっていた。ずっと右に回しているのに、
F1.4→F1.6→F1.6→F1.4→F1.6→F1.8→F1.8→F1.6→F1.8→F2
となる。ああ、いつになったらF5.6にできるんだぁぁぁぁぁぁ(泣)
諦めて修理に出すことにしようと思ったが、修理代はおそらく2万円ぐらいはかかるだろう。ところがニコンF100の中古はもはや2万円前後で売られている。これはもう1台程度のいいのを買った方がいいのではないか。うーむ。
そこで、目に付いたのが裏蓋のべたべたを取るのに使った無水アルコールの瓶。よーし、サブコマンドダイヤルの隙間に無水アルコール垂らしてダイヤルぐりぐりして直らなかったら修理に出すか。
たらーり、ぐりぐり。スイッチオン。ぐりぐり。あれ?直ってる。あっ、でも何回もぐりぐりしてるとまだ接触不良のところがある。もう1回無水アルコールを。ぐりぐり。スイッチオン。おお、目出度く直った。そうか、サブコマンドダイヤルの接点が汚れて接触不良になっていただけなのか。しかし、よいこはマネをしないでね。マネをしてカメラが壊れても責任持ちません。あくまでも自己責任で。
これでサブコマンドダイヤルもばっちりだ。サブコマンドダイヤル、あんまり使わないけど(笑)。なお、F100ではカスタムセッティング22で絞りリングでの設定優先にすると、CPUレンズであれば絞りリングで絞り値を変更しても液晶に絞り値が表示される。しかし、その場合は1段ごとにしか表示されないのは残念。精度上仕方ない。やっぱり絞り値の光学読取り窓だよねぇ。
あと、ニコンF100のメインコマンドダイヤル(親指側)はボディからダイヤルが出っ張っているので操作しやすいが、サブコマンドダイヤル(人差し指側)はボディからの出っ張りがほとんどないので操作しにくい。絞り値を頻繁に変更する場合は、カスタムセッティング12で、メインコマンドダイヤルとサブコマンドダイヤルを入れ替えて、メインコマンドダイヤル(親指側)で絞り値を変更できるようにした方が使いやすい。
ついでだから、ニコンF100の中古価格が低いことをちょっと考えてみたい。もうフィルムカメラ自体が暴落しているからF100が2万円前後でも全然不思議ではない。ただ、コンパクトで動体のAF性能もよく、電磁絞り以外は最新レンズの全機能(AF-Sレンズ、VRなど)を使えるフィルムカメラなのにどうして中古価格に反映しないのか。
ひとつはファインダーだ。いまのデジタル一眼レフに比べたら相当いい方のファインダーだが、フィルムカメラのなかではそんなにピントの山が分かる方ではない。明るいスクリーンだがキレが悪い感じだ。それにファインダー倍率が0.70倍と低いのもピントの分かりにくさに関係している。DK-17Mでファインダー像を拡大して使っているが、それでもAi Nikkor 50mm F1.2のピントの山はマット面では分からない。フォーカスエイドのみが頼りだ。50mm F1.4だとなんとか分かる感じ。
マグニファイングアイピース DK-17MをニコンF100につける(追記あり) ― 2007年01月25日
もうひとつは、多機能で便利だが楽しいカメラではないということ。手巻きでゆったり撮る感じでもないし、ファインダーでピントを合わせて楽しいわけではない。マグネシウム合金のボディで質感は悪くはないが、夜中にウィスキー片手になで回すような感じでもない(キムタクは夜中にニコンのデジタル一眼レフをなで回しているかもしれないが-笑)。要するにF100は現代的仕事カメラなのである。そういうポジションはもはやデジタル一眼レフが占めている。私はデジタル一眼レフをいまだに購入していないので、いまだったらデジタル一眼レフで撮るべきシチュエーションでもフィルムで撮るからF100は重宝しているが、ほとんどの人はデジタル一眼レフとMFフィルムカメラの組み合わせだろう。F100はコンパクトでいいカメラなのだが不憫なカメラだのう。私はまだまだF100使うぞ。
「大切な一枚は銀塩プリントで」 ― 2010年12月06日 00時00分00秒
アローカメラ・我楽多屋さん二代目ブログに、ここにも龍馬という記事があった。それによると、富士フイルムが上野彦馬の撮った(彦馬の弟子井上俊三の撮影が通説らしい)坂本龍馬の写真を使って「銀塩プリント」を勧めているポスターがあるそうだ。
ニッポンの夜明けは写真とともにはじまった。開国に揺れた幕末の日本。
伝わったばかりの写真技術はまたたく間に広まり、
龍馬をはじめ多くの志士たちがその姿を写真に残しました。
今から約150年も前に撮られた写真があざやかに維新の時代を伝えます。
そして現在の日本。
気軽に何百枚と撮影された写真のほとんどが
目に見えないデータとして保存されています。
予測のつかない事故で瞬時に消えてしまうデータ画像。
5年先、10年先にどれだけの写真が残されているでしょうか。だから大切な1枚は銀塩プリントで。
※○○は判読不能。おそらく「開国」。
富士フイルムのサイトにこのポスターの画像がないか探してみたが、見つからなかった。どこかで見かけたら写真を撮って追加したい。
それで、デジタルデータのままで保管すると、瞬時に消えてしまう危険があるし、何十年かして撮影者が忘れてしまったり亡くなったりしてしまうと、そのメディアに写真が入っていることすらも分からなくなってしまって、写真が散逸してしまう危険があることはいままでに私も何度か書いてきた。だからいまだに目に見える形で写真が残るフィルムに拘っているし、ネガフィルムで撮った写真は必ずプリントするようにしている。富士フイルムの主張はまったくその通りだ。
しかし、ここで一言言ってよかですか。
だったら、最初から銀塩フィルムで撮れ!
あー、すっきりした。
しかも、ポスターの主は写真フィルムを製造している富士フイルムだ。だったら堂々と、大切な写真は銀塩写真フィルムで撮って、銀塩プリントでと書けばいいじゃないか。歯痒いねぇ。
【関連追記:2010年12月10日】
富士フイルム、写真印画紙を5~20%の値上げ ― 2010年12月10日
話は変わるが、週末に身内のイベントの撮影に行った。当然銀塩フィルムだ。薄暗い体育館と聞いていたので、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>とNikon F100とSB-28を持っていくことにした。フィルムはPORTRA800を切らしていたので、PORTRA 400NCだ。ストロボOKらしいのでSB-28頼みだ。先週は忙しくて腰の調子がいまいちなので、ほかにはGR DIGITALだけで、広角レンズの交換レンズも持っていかなかった。
そうしたら同行者にEOS 40Dを持ってきている人がいた。レンズはEF-S18-55mm F3.5-5.6 ISのようだった。同行者グループの長に「数名の記念写真を撮ってくれ」と言われたのだが、私はフィルムだし暗いし、第一今日は望遠レンズしか持っていないので断った。あちらのEOS 40D氏に撮ってもらった方がいいと言った。そうしたら、EOS 40D氏がシャッターを切ったら、ペチペチペチペチペチペチと秒5コマ以上の連写が何秒も続くではないか。唖然としていたら、さらに「動いてください」とか言って被写体に踊らせている。さらに唖然。思わず「動画で撮ったら?」と言いそうになった(笑)。EOS 40Dには動画機能はないから言ったら嫌みになるので言わなかったが(笑)。
あとでもっと大人数の集合写真も頼まれたので、断れなくて仕方なくAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>の80mm側でSB-28を光らせて撮った。被写体のみんなは後ろに下がる私に「どこまで行くの~」と思ったことだろう(笑)。
デジタル写真は新たな可能性を持っていて、写真の撮り方も変えてしまうが、それも善し悪しだなぁと思った。ああいう撮り方だともうシャッターチャンスとか自分で制御できない(偶然に期待するしかない)し、動画からの切り出し画像の質が上がったら、スチル写真は廃れてしまうだろう。
その集まりの写真はこんどからEOS 40D氏に全部任せたい。ワシは知らん。ああD700氏は良かったなぁ。D700氏はもとはフィルム写真で自家現像やプリントまでやっていた人なのでD700でシャッターボタン押しっぱなしの撮り方は絶対にしなかった。連続で撮る場合でも必ず自分の指で複数回押していた。
ちなみにEOS 40D氏のEF-S18-55mm F3.5-5.6 ISは故障でAFが効かなくなっていた。「でもマニュアルフォーカスで合わせられるから」と言っていたが、EOS 40Dのファインダーでピントを正確に合わせられるのならそれはそれで大したものだと思ったが、黙っていた(笑)。
高感度できれいに撮れるデジタル一眼レフが欲しいなぁ、と思ったのだが、具体的な機種を考えだしたらまたいつもの堂々巡り(ファインダーが、Ai連動が、ボディ内AFモーターが、単焦点広角レンズが、財布が…)なので考えるのをやめた。一瞬EOS 5Dの中古なら…とも思ったのだが、あれはミラーが外れるという私の常識を越えた故障があったし、御手洗氏の目の黒いうちはキヤノンには手を出さないつもりなのを思い出した(笑)。苦難の道は続く(笑)。
写真は記事とは関係ない。
七里ヶ浜(鎌倉市):Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F5.6、1/250sec、L37c、MD-4、MK-1、FUJIFILM SENSIA 100 III (RA3)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED (ICEあり)
Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dの絞り羽根に油が ― 2010年12月07日 00時00分00秒
Nikon F100のサブコマンドダイヤルが復活したので、サブコマンドダイヤルでちゃんと絞りが制御できているか試していたら、なんだかおかしい。プレビューボタンを押すと絞り羽根の出方が一定していないような…。よく見るとAi AF Nikkor 50mm F1.4Dの絞り羽根に油が付いている。がーん。不調は続くよどこまでも…。
Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dは以前、ピントリングのゴムの下のセロテープを剥がしてF-501につけてAF動作させたら、光学系がぽろっと取れたことがあった。
Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dのグリスアップ(Haniwaのページ)
組み直すついでにグリスアップしたのがまずかったか。いや、しかし、もう6年以上も前の話で、自分が塗ったグリスは乾いているんじゃないかなぁ。塗ったのはモリブデングリスだし。
しかし、絞り羽根にグリスが浮いているのは紛れもない事実。今年の夏は特に暑かったから溶けて出たのだろうか。やっぱりサブコマンドダイヤルなんかで絞りを変更するから祟りなんだろうか(笑)。
ともかくも早急にクリーニングに出さねば。
ところで、この絞り羽根に付いた油の写真をGR DIGITALで撮るのに苦労した。フォーカスポイントは任意の位置に出来るが、マニュアルフォーカスはできないので、レンズの反射の方にピントが来たりして何枚も撮り直した。こんなとき一眼レフだったらファインダーで見てマニュアルフォーカスで絞り羽根にピントを合わせて終わりなのになぁと思った。デジタル一眼レフの安いのでいいからあればなぁと思うのであった。しかし、ニコンの廉価機はレンズの制限が多いので(以下略)。フィルムカメラの代わりにDX機というのはちょっと躊躇するが、ブログの物撮り用にならD50の中古買ってもいいかなぁと一瞬思った。本当にコンパクトデジカメでこういうシチュエーションの撮影は時間が掛かって思うように撮れない。写真は、Ricoh GR DIGITAL + GT-1テレコンバージョンレンズ(40mm相当)で撮影。
【追記】
タイトルと記事の一部で「Ai AF Nikkor 50mm F1.4D」が「Ai Nikkor 50mm F1.4D」になっていました。訂正します。「Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D」と書いた方がいいのかなぁと後ろばかり気にしていたら、前の方の「AF」が抜けてました。
【関連追記:2010年12月8日】
Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dを修理に出した ― 2010年12月08日
Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dを修理に出した ― 2010年12月08日 00時00分00秒
更新が遅れてすまぬ。戴いたコメントのお返事は少しずつして参ります。絞り羽根に油の浮いたAi AF Nikkor 50mm F1.4Dを修理に出してきた。そんな寄り道をしてるから時間がなくなってしまったのだが(汗)。
Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dの絞り羽根に油が ― 2010年12月07日参照。
今はネット上で修理の見積りが出るので、それをやってからニコンのサービスセンターに行ったが同額であった。
工料: 5,800円
部品代: 4,700円
消費税: 525円
合計: 11,025円
であった。
分解して油を拭き取るだけなんだと思っていたのだが、部品代が約半分を占めるんだなぁ。何の部品代だろう。絞り羽根を交換してしまうんだろうか。
さて、ニコン新宿サービスセンターに寄ったのは、新しくなってから行っていないという理由もあるが、もうひとつ理由があった。それはNikon F3用モータードライブMD-4のキャップがなくなってしまったので、ついでに買いたかったのだ。前回改装前に新宿サービスセンターに行ったときに、カウンターの脇に、シンクロソケットのキャップとか、F100の底にあるゴム蓋(MB-15との接点の蓋)とかが展示してあったのを覚えていたのだ。
しかし、今回行くと改装されてなんだかバーみたいな感じになっている。夜はカウンターでカクテルを作っているような雰囲気だ。雰囲気にそぐわない、キャップ類の展示ボードはなくなっていた。でも、言えば奥から探して来てくれた。「キャップ中」と「キャップ大」各税込116円だった。
MD-4の「キャップ中」は以前から使用中によく外れて落としていた。今回どこかでなくした。「キャップ大」はMR-3とかMK-1の接点のキャップだが、これはMK-1を買って装着したときにどこかに保管したつもりでどこかに行ってしまった。大きなカメラ屋さんにもあるのかもしれない。
写真は、ニコン新宿サービスセンターで繰り返し流されていた鉄道写真家・中井精也氏によるD7000のインプレ動画。なんかα55の宣伝もしていたような記憶が…(笑)。HDR合成(ハイダイナミックレンジ合成)で背景の景色もばっちり写したかったなぁ。
フジカラー映画用カラーネガティブフィルム「ETERNA Vivid 250D」新発売 ― 2010年12月09日 00時00分00秒
写真用ではないのだが、富士フイルムからフジカラー映画用カラーネガティブフィルム「ETERNA Vivid 250D」が新発売だそうだ。
高彩度・高コントラストを実現したE.I.250のデーライトタイプ フジカラー映画用カラーネガティブフィルム「ETERNA Vivid 250D」新発売 : ニュースリリース | 富士フイルム
今回発売する「ETERNA Vivid 250D」は、上記の3つのテクノロジーを効果的に作用させることにより、E.I.250のデーライトタイプで高彩度・高コントラストを実現した映画用カラーネガティブフィルムです。
映画製作の現場では、主に屋外撮影向きのE.I.250のデーライトタイプと、屋内撮影向きのE.I.500のタングステンタイプの組み合わせが最もよく使われています。今回「ETERNA Vivid 250D」を導入することによって、近年人気が高まっている高彩度・高コントラストが特長のETERNA Vividシリーズで、この組み合わせを実現しました。タングステンタイプの「ETERNA Vivid 500」、「ETERNA Vivid 160」に階調や彩度をそろえ、組み合わせて使用することで屋内外のデーシーンからナイトシーンまで、メリハリのある鮮やかな映像を再現します。また「ETERNA Vivid 250D」は、オープンセットなど屋外での撮影に適しているだけでなく、デーライトとタングステン光など複数種類の光が混ざったミックス光源下でもご利用いただけます。
まあVividシリーズっていうのだから、高彩度・高コントラストでも仕方ないのかもしれないが、あんまり高彩度・高コントラストにしてしまうと、それだったらデジタルで撮った方がマシとかいう話になっていきそうで怖い。「近年人気が高まっている高彩度・高コントラストが特長のETERNA Vividシリーズ」って、近年人気なのか、高彩度・高コントラストは。
映画用フィルムとともに、写真用フィルムも末永く供給してくだされ、富士フイルムさん。できれば階調豊かでどぎつくないフィルムを。
写真は記事とは関係ない。
タンコロまつり(2010年):Nikon F3(MD-4 + MK-1)、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F5.6、1/250sec、富士フイルムSensia 100III(RA III)、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり)
これぞ、日本の奥ゆかしさ「KLASSE」(矢野渉の「金属魂」Vol.14) ― 2010年12月10日 00時00分00秒
矢野渉の「金属魂」のVol.14はこれぞ、日本の奥ゆかしさ――「KLASSE」だ。
このカメラの欠点は、カメラなのに撮影以外のことなのだ。富士フイルムという会社はきっと質実剛健、いい会社には違いない。でもカメラ好きオヤジの気持ちを理解しているとは言いがたい。所有することの喜びをくすぐってくれはしないのだ。
と、ここまで書いて、フジがフィルムメーカーであることに気づいた。もしかしたら、KLASSEのダサイ感じは計算だったのかも……という推測さえ生まれるのだ。
競合するカメラメーカーは、富士フイルムにしてみれば、主力商品であるフィルムを販売促進していただいている会社である。そのことに対する遠慮がなかったか。まったく日本人的な配慮で、発売前から争いを避けようとしていなかったか。レンズの焦点距離、販売価格など、細かいところまで既存のカメラと範ちゅうをずらし、摩擦を避けてはいなかったか。
そうなんだよねぇ、なんか、おおこれは買わねば!という気持ちになりにくいというか…。
でもいまさらほかのカメラメーカーに遠慮するような情勢でもあるまい。だからこそ2006年に「KLASSE W」が発売されたと矢野氏はいうのだが。それだったらKLASSE Wももうちょっと練って欲しいなぁ。色んな写真家にアドバイスを求めたりしたのだろうか。レンズ前枠の鍵穴型のフード取り付け穴がなくなったりしているので、世間の評判は伝わっているようだけれども。あとはもっと作例をばんばん出して欲しいな。買いたくなるような作例を。
ライバルたちが皆フィルムを見捨てる中、フィルムメーカーとして最後のけじめをつけようとしているかにも見えた。その行動がオヤジとしてはうれしいし、日本のメーカーとして誇らしい。縮小して行く銀塩市場で、大したもうけは見込めなくても、最後に腰を上げる姿勢がいい。実際、この市場をみとるのはフジ以外にはない。
富士フイルムという会社には、自分たちが作ったフィルムがこの世からなくなるまで、世界のどこかで現像所を維持してくれるだろう、と誰もが普通に信じてしまうまじめさがある。
よくぞ書いてくれました。これって、去年のノーベル平和賞がオバマ米大統領だったような感じですな(笑)。誉めることによって今後の行動を期待するみたいな。私も、富士フイルムなら写真フィルムを最後まで面倒見てくれると信じている。PRO400もASTIA 100FもSensia 100 IIIも維持してくれるよね。NEOPAN 1600 SUPER PRESTOも黙ってなくしたりしないよね。
写真は記事とは関係ない。
江ノ電極楽寺駅:Nikon F3(MD-4 + MK-1)、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F5.6、1/250sec、富士フイルムSensia 100III(RA III)、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり)
1976~77年に日本テレビ系で放送された「俺たちの朝」というテレビドラマで繰り返し登場した駅だが、当時とあまり変わっていない印象だ。
富士フイルム、写真印画紙を5~20%の値上げ ― 2010年12月10日 00時00分01秒
富士フイルム株式会社は、写真印画紙を2011年1月以降に5~20%値上げすると発表した。
富士フイルム、写真印画紙を5~20%値上げ(デジカメWatch)
理由について富士フイルムは、「昨今の銀を中心とする原材料コストの急激かつ大幅な上昇は企業努力の範囲を超える状況にあります」とコメントしている。
そんなにコストが上がっているのか。困ったなぁ。原材料は値上がりするし、銀塩プリントしない人も増えるし。「構造改革」とか言って、写真フィルムの削減はやめてね。
【関連追記】
「大切な一枚は銀塩プリントで」 ― 2010年12月06日
この件とは関係ないが、アサヒネットの接続が16時半頃から全国規模で障害発生中のようだ。障害情報にすぐに載らないのがよくないね。あと直近5件分しか障害情報載せてないとか駄目すぎますな。17時16分現在まだ障害情報に告知無し。【追記:17時54分】各地で復活しつつあるようだ。原因としてアサヒネットのDNSサーバーが一部で疑われている。DNSをアサヒネット以外にしていた人は、今回の障害中も接続できていたらしい。アサヒネットのDNSは昔から不調が多いように思う。
アサヒネットのDNSがおかしい件 ― 2008年04月30日
こんな時期に除湿器購入、Panasonic F-YHFX120 ― 2010年12月13日 00時00分00秒
乾燥する冬だというのに、除湿器を買った。以前使っていた除湿器が壊れたからだ。なんかものが壊れる時期に突入したようだ(泣)。
除湿器はこれで3台目であった。最初に買ったのはNationalブランドのコンプレッサー型で松下電器製であった。我が家に数少ない松下製品であった。これは10年以上活躍した。部屋の中に洗濯物を干すときに使ったり、除湿器購入当時住んでいた家で冬に結露しやすい部屋の除湿に使っていた。買い換えたときもまだ除湿は効いていたのだが、内部からがらがら音がするようになりうるさいし10年以上使っていたので買い換えたのだった。
2台目のものはコンプレッサー型の東芝のRAD-63DYXだ。これは6年で壊れた。3週間ぐらい前に風が出なくなった。これは衣類乾燥機に入れられない洗濯物の部屋干しのみに使っていた。あとは吹き出し口を前にしてそこに洗ったスニーカーなどを置くと、前の晩に洗った靴が翌日朝には乾いて履けると言う使い方だ。お子さんのおられる家庭だとこの使い方は便利だと思う。
今の住居は乾燥気味で梅雨時でもほとんど湿度が70%を超えることはない(冬も窓は結露しない)ので、壊れた際に家族から「もう除湿器は要らないんじゃないか」という声が結構あった。しかし、カメラ趣味の私としては除湿器で家全体を防湿庫計画というのがあるので(笑)、除湿器はないとこまるのだ。ダウンのジャケットやシュラフも除湿器がないとなかなか乾かなくて困るし(そんな状況年に何回あるのか-笑)。
それで、安い東芝の除湿機能しかないものを買おうと思ったのだが、家族から「以前から除湿器の音がうるさいと思っていたが、壊れて静寂が戻ってうれしい。うるさい機種は嫌だ。」と反対の声が。東芝の機種はWeb上では簡単なスペックしか載っていなくて、騒音の項目がないのだ。他社のは静かなことを強調したりとかで、騒音が何dbか書いてある。どうも東芝のその機種はうるさいらしい。コンプレッサー型だし。
それで買うなら静かなデシカント方式にしてくれという意見があった。しかし、デシカント方式は熱で乾燥剤を戻すので電気を食うのだ。常時乾燥気味にしたい私としては電気代は気になる。それにうちの場合は寒い時期は本当に湿度が低いので(今朝なんかなにも除湿していないリビングが33%ぐらいだった)、寒いときに除湿能力が落ちても困らない。
それで家人が「どうしてもコンプレッサーのついた除湿器買いたいのならこれにしろ」と指定してきたのが、ハイブリッド方式のパナソニックF-YHF100だった。たしかにカタログ値でも騒音が低い。しかし、このパナソニックのハイブリッド式の奴は高いなぁ。しかし、カメラ・レンズのためだ、奮発しよう。
それでヨドバシカメラのこの時期閑散とした除湿器売り場に行くと、上位機のF-YHFX120だけが値下げになっている。違いは、タンクがでかくてたくさん溜まるのと、ナノイー(←リンク先音が出ます注意)とかいう謎の物質が出るということ。前の東芝の除湿器はオゾンがでて臭いを消していた。効果あるのか分からなかった(笑)。ナノイーもよく分からない。よく分からないが価格差が縮まっていたF-YHFX120を買った。なんかデザインがMacのG4ぽい。製品写真よりも左右の部分が銀色で上に取っ手の穴が大きくあって、ナノイーのデザインがなんかリンゴっぽい。
家に帰って使ってみるとたしかにコンプレッサーのブーンという音は小さい。風量を多くすると風の音がうるさいが、これは家族は気にならないという。ハイブリッド方式ということなのだが、コンプレッサー方式とデシカント方式とを選択はできない。自動切替えらしい。だから純粋なコンプレッサー方式よりも電気は食うようだ。たしかにハイブリッド方式で低温時も除湿能力が高いというだけあって、前のコンプレッサー式の除湿器よりも水が溜まるのが早い。
これで梅雨時も安心だ。はやく梅雨にならないかなぁ(笑)。
【追記:2023年4月20日】
F-YHFX120-Sは、製品内部の除湿ローター付近から発火する可能性があるとしてリコールになったようだ。
ナショナルおよびパナソニック衣類乾燥除湿機
交換・引き取りのお知らせ
2万円で引き取りなのだそうだが、お金払って自治体の粗大ゴミに出してしまったよ(泣)。シャープ除湿器CV-L180をスチームで掃除したら… ― 2022年05月01日にも書いたが、このPanasonic F-YHFX120は吸い込み口の網が粗くて埃がものすごく内部に入り込むとともに、銅の配管の断熱処理が不十分で、そこに結露した水が滴って本体の下の方から水が漏れるという最悪な除湿器だった。
【追記ここまで】
【関連追記:2010年12月14日】
家電製品ミニレビュー パナソニック「ハイブリッド方式 除湿乾燥機 F-YHFX120」(家電Watch 2010年6月3日)
【関連追記:2010年12月20日】
パナソニックの「ナノイー」イオン、多剤耐性菌の抑制に効果(家電Watch 2010年11月18日)
パナソニック、“花粉に強い”ナノイーイオンの説明会(家電Watch 2010年12月2日)
【関連追記:2023年4月20日】
ナショナルおよびパナソニック衣類乾燥除湿機がリコール ― 2023年04月20日
Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dの修理完了通知が来た ― 2010年12月14日 00時00分00秒
絞り羽根に油が出たAi AF Nikkor 50mm F1.4Dを修理に出していたのだが、さっそく修理完了通知(Eメール)が来た。修理に出したのが12月8日なので、土日を挟んでいるのに早い。
Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dを修理に出した ― 2010年12月08日参照
Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dの絞り羽根に油が ― 2010年12月07日参照
機種 AFニッコール 50/1.4D
ご請求金額(修理料金+消費税):\ 6,090
修理完了日:2010年12月13日
見積りは11,025円だったので、実際には部品代は掛からなかったのだろうか。
これからAi AF Nikkor 50mm F1.4Dをよく使うようにしないと。絞り羽根に油が出た個体は再発しやすいと聞く。実はうちにあるAi AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5Sも絞り羽根に油が出て一度修理に出したことがあるのだが、滅多に使わないのでしばらくしてまたすぐに油が出てきた。これは羽根が粘っていないのでときどきF3 + MD-4かF100に装着して最小絞りにして空連写で油を飛ばしている(笑)。
写真は、新宿エルタワー28階からの眺め。
新宿エルタワー28階:GR DIGITAL、F3.5、1/620sec、ISO64、プログラムAE、-0.3EV
一番向こうに、東京スカイツリーが見えている。肉眼ではちゃんと東京スカイツリーの形が分かるのだが、広角レンズで撮るとなんだか分からない。やっぱりテレコンも持ち歩かないといけないか。
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