Linux Zaurusでついにradikoが聴ける ― 2010年11月12日 00時00分00秒
「IP(Internet Protocol)サイマルラジオ」( radiko)の実用化試験配信が始まって久しいが、Flashを使ったプレーヤーを前提にしているので、Flashの再生できない機器では接続できても聴取できなかった。ただFlashが絶対に必要というわけではなくて、iphone用にはFlash無しで聴ける公式アプリケーションが用意されたし(その後android用も)、Ubuntuではrtmpdumpというアプレケーションで録音も可能のようだ。そこでぷちのいずのbucchi様がついにLinux Zaurus用のradiko playerを完成させてくださった。bucchi様ありがとうございます。
zaurus 用 radiko player 完成!(ぷちのいず)
さっそくZaurus SL-C3200(スペシャルカーネル v18j)にradiko_0.1.0_arm.ipkをインストールしてみた。自宅のアサヒネットADSL回線では、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオNIKKEI、INTER FM、TOKYO FM、J-WAVEがきれいな音で聞こえた。ステレオ放送されている局についてはAM放送でもちゃんとステレオで聞こえる。ABC ラジオ、MBS ラジオ、ラジオ大阪、FM COCOLO、FM80.2、FM OSAKAについては無反応でなにも聞こえなかった。これはradikoは聴取できる地域を選別していて、IPアドレスから聴取地域内からのアクセスかどうかを判定しているからだ。
radiko Q&A参照。
以前使っていたKWINSだと別の結果で別の(以下省略)。地域判定の結果radikoが聴けない場合にzaurus 用 radiko playerでなにかメッセージがでればいいと思った。
ちなみにb-mobile U300回線でも関東地区のradikoのみが聞けるが、回線の制限からときどき途切れる。運が良ければ長く途切れることなく聞ける。これはb-mobile U300の回線が遅いからではなく、そういう特性をもった回線だからだ。10kobps48kbpsあれば十分といわれるradikoだが、たぶんb-mobile契約者の何割かがradiko流しっぱなしにしただけで帯域が不足してしまうんだろう。ああ、Zaurusでradikoが聴けるようになるんだったら、KWINSをもう1年契約しておけば良かったかなぁ。まあそれでもKWINSの個人向けサービスは来年の12月末までだから仕方ない。どうしても関西地区のradikoが聴きたかったら関西の親戚の家に…とか方法がないわけではないし…。
radikoの聴取地域制限については不満がある。せっかくインターネット経由で聴けるようにしているのになにかおかしい。それに関東に住んでいて関東のラジオ局が聴きたければラジオを持ち歩けばいいのであって(SONY ICF-R350(FM/AM・TVアナログ1-3ch)PLLシンセサーザーラジオ ― 2008年12月04日参照)、インターネットで流す必要がない(特に東京局は出力が大きいので聴ける範囲が広い)。ラジオの電波が受信できない地域で生でラジオの放送が聴けるからインターネット配信の意味があるんじゃないのかなぁ。難聴取地域対策というわけでもなさそうだし。全国のラジオ局の番組が生でインターネット上で聴けると、旅行に行きたくなったり、故郷の情報が得られたり、これから行く先の情報を得られたり、色々と効果があると思うのだが。
ともかくもLinux Zaurusでradikoが聞けるようになってうれしい。ありがとうございました、bucchi様。あとは録音機能があれば…(旧版で可能のようですが統合を…)。
写真はザウルス用のリモコン付ステレオヘッドホン CE-RH2だ。リモコン部分とヘッドフォン部分はステレオミニジャックで繋がっているので分離して好きなヘッドフォンに交換することができる。ザウルスのヘッドフォンジャックに直接ヘッドフォンを挿してもちゃんと聞こえるのだが、厳密にはザウルスの端子はステレオミニジャックよりも1極多いので、ステレオミニジャックを挿していると調子が悪くなるという説がある。このリモコンはデフォルトでインストールされているMusic Playerの操作ができるものだが、それ以外のアプリケーションの操作はできないようだ。今回のzaurus 用 radiko playerの音量調節もリモコン側からはできない。
【追記】
なお、radikoとは直接関係ないが、Zaurusを音楽プレーヤとして使う場合に便利な拡張機能がある。SL-C1000、SL-C3xxxxでてつ様のスペシャルカーネルv18iかv18jを導入済みの場合は、Andre Beckedorf氏のEnhanced audio driver for Zaurus SL-C1000/C3x00 (拡張オーディオドライバ)で、高音、低音、3Dステレオサウンドの制御、サウンドチップの各種カットオフ周波数の制御、出力先の選択(自動、内蔵スピーカ、ヘッドフォン)が可能になる([Zaurus]拡張オーディオドライバでLinux Zaurusをドンシャリサウンドに(旧式ひとりぶろぐ)参照)。Zaurus SL-C1000/C3×00に内蔵されながら未使用だったWM8750 mixerを使えるようにするものだそうだ。
Enhanced audio driver for Zaurus SL-C1000/C3x00 available(katastrophos.net)
Distagon T* 1.4/35 ZF.2、ZEのカタログ ― 2010年11月12日 00時04分00秒
Distagon T* 1.4/35ZF.2、ZEのカタログ(PDF)が独Zeissのサイトにあるのを見つけた。いや、それだけなんだが。相変わらず作例は例の爆乳おばさんだけだ(笑)。
Distagon T* 1.4/35 ZF.2、ZE(PDF 1.3MB)
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