リコーGR PARTYに、ニコン後藤哲朗氏 ― 2010年10月13日 00時00分00秒
リコー開催の「GR PARTY」に、ニコン後藤哲朗氏がサプライズ登場(デジカメWatch)なのだそうだ。しまった、GR PARTYに行って後藤氏に直訴するんだった(笑)。
後藤哲朗氏はニコンの社員(いまは顧問)の頃から他社製品であるGR DIGITALについてよく言及していた。
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--今年のフォトキナは富士フイルムやオリンパスなど、高級コンパクトカメラの発表が相次いでいます。懐古趣味ではないとしても、ニコンにはこの分野で強みを発揮できる過去の資産、ファンがいるのでは?
以前から高級コンパクトはありますよね。COOLPIX P5000以降の一連の製品です。こうした製品はカメラとしての本質の部分を疎かにしてはなりません。GPSを積むならば横ではなく上面でしょうし、高性能なレンズというならば7倍はあまりに倍率が高すぎるでしょう。画質や使いやすさに工夫を凝らし、メカ設計の面では取捨選択が重要になります。画質を重視するなら諦めなければならないこともある。
もっとも、リコーのGR DIGITALに対抗する製品を作るならばどうするべきか、という考えは私の中にはあります。すぐにニコンから発売されることはありませんが、うまく行ったなら(後藤研究室の成果が製品に反映されるのであれば)発売されるかもしれません。
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うーん、後藤哲朗氏はGR PARTYに何をしに行ったんだろう。どんなユーザーが来ているのか偵察だろうか。それにしてもリコーが招いたわけだから、最近はリコーとなにか交流があるのだろうか。もしかしてGXRのユニットをニコンから発売とか。それはあんまりニコンにメリットなさそうだしなぁ。なにか新たな展開を期待したい。
GR PARTYだから、デジカメWatchの記事を見ての感想を述べておきたい。随分とサードパーティ製のアクセサリーがあるなぁという印象だ。しかし、どれを取ってみても撮影になくてはならないあるいは撮影の幅が広がるようなものでないのが残念だ。どうして2万円前後の防水ハウジングがないんだろう。ほかのメーカーからは出ているのに。
あと、私は速写ケースは結構好きな方で速写ケースが用意されていれば買うし、天気の悪いときは速写ケースに短めのレンズを付けたカメラを入れていくことが多い。しかし、GR DIGITALに関して言えば速写ケースは不要だと思っている。そもそもコンパクトで胸ポケットに入るから天気が悪くてもカバーは不要だし、GR DIGITALは最初からよく計算されたあのラバーグリップがいいのだ。指に吸い付くようなあの素材を面で貼ってあるのがいいのだ。「ニコンF5やF100のグリップのラバーと同じものを」と写真家の田中長徳氏がリクエストしたらしい。しかし、F100などは指先の当たるところだけにその吸い付くラバーが貼ってある(タラコ部分)のに対して、GR DIGITALは面で貼ってあるのだ。面で貼ってあるとどこに指を置くかは使う人の自由だし、どこを握っても吸い付く。それがGR DIGITALのいいところなのだ。それをケースで覆ってしまう必要は全くない。覆ってしまわない速写ケースならばケースとして意味があるのか疑問だし(枠だけみたいなケースに意味があるのか?)。もっともこれは好みの問題なのでGR DIGITALを速写ケースに入れて使う人のことをとやかく言うつもりはない。しかし、私は以上のように考えるのでGR DIGITALに速写ケースは要らないと思っている。
何色のリングとかストラップがどうのとかケースがどうのというのも楽しみのひとつだが、どうしてフィルターが直付けできないのか、どうして防水ハウジングが出ないのか、そこが私が初代GR DIGITAL以降買い換えたり買い増さない理由だ。もちろんIIやIIIの描写が初代に比べて好みから離れていく方向だというのもある。どら焼き作ってる暇があるなら防水ハウジング作って欲しい。
上記画像はデジカメWatchから直接読み込んでいるので環境や設定によっては表示されないことがあります。
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