富士 PRO 160Cフィルムのパープル被り2010年04月19日 00時00分00秒

鎌倉・高徳院:CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+1.0EV、Kenko L37 Super PRO、富士PRO 160C、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICE:標準、ROCなし、GEMなし

富士の海外向けネガカラーフィルムPRO 160Cが紫被り傾向だと書いてもよく分からないので、画像で示したい。スキャナの設定は基本的にスキャナのデフォルト設定である(トーンカーブとかいじっていない)。

上の写真の撮影データは、CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+1.0EV、Kenko L37 Super PRO、富士PRO 160C、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICE:標準、ROCなし、GEMなし

写真はなんかパープルがかってあやしい夕方の感じなのだが、時間は4月半ばの午後2時ぐらいだったりする。実際にはこんな感じではなく、曇りの昼下がりであった。

鎌倉・高徳院:CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+1.0EV、Kenko L37 Super PRO、富士PRO 160C、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICE:標準、ROC:1、GEMなし

下の写真は、同じコマをDigital ROC(退色補正)を「1」(一番弱い)にして掛けたもの。CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+1.0EV、Kenko L37 Super PRO、富士PRO 160C、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICE:標準、ROC:1、GEMなし

褪色しているわけではないのだが、全体に変な色被りをしているときは、Digital ROCを掛けると簡単に普通っぽい色になる。PRO160Cの場合は、紫被りをROCで取ると、緑色の鮮やかさが失われて普通の緑色になってしまう。この辺は好みや表現に関わるので、一律にROCを掛けたりしないでコマ毎に試行錯誤するしかない。そう考えると、PRO 160Cはスキャンに手間の掛かるフィルムと言えるかもしれない。

なお、このフィルムは冷暗所保存とはいえ買ってから撮影するまで随分時間が経っている(ただし、撮影後はすぐに現像に出している)ので、このフィルム本来の実力でない可能性もある。ただ、ほかのユーザーさんのサイトの作例を見てもPRO 160Cは似たような色傾向であったので、おかしくなってはいないと思う。

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