Digital DEE(Nikon COOLSCAN 5000 ED・Nikon Scan 4) ― 2010年03月17日 00時00分00秒
皆様、戴いたコメントのお返事は少しずつ致します。m(_ _)m
今日もフィルムスキャナネタ。普段滅多に使わないDigital DEEという機能について。Nikon Scan 4にはDigital ICE4 Advanced(デジタルアイスクワッドアドバンスト)という機能が登載されている。Digital ICE4 Advancedは、Digital ICE、Digital ROC、Digital GEM、Digtal DEE機能の総称だ。このうち一番使わないのがDigtal DEEだったりする。
Digital DEEにはシャドー調整とハイライト調整があり、スキャン後に画像を処理しているようだ【追記】(Digital DEEを有効にすると再度スキャンしないとプレビューに反映しないので、スキャン時から設定が違っているのかもしれない。アナログゲインとか自動で変えている可能性がある)【追記ここまで】。D-ライティングのご先祖様のようなものだ。
Digital DEE[シャドー調整]
逆光やスピードライトの光量不足などで暗く写ってしまった被写体を、明るいところはそのままで、部分的に明るく補正することが可能。[ハイライト調整]
ハイライト部分のコントラストを補正し、白く飛び気味だった部分の階調やディテールを出すことができます。
Digital DEEをあまり使わないのは、これを多用するとフィルムで撮った感じがしなくなり、いわゆるデジタル臭い画像になるからだ。それで滅多に使わないようにしていた。
今回の作例は、CONTAX G1の内蔵露出計の癖を掴むために露出補正無しで撮ったものである(写真上)。案の定、背景の明るさに引かれて手前はアンダーである。通常は手前側でAEロックしたり手前に合わせてマニュアル露出するものである。
この手前アンダーの画像を、Digital DEEを50%自動で掛けると、上から2番目の写真のように結構救済されてしまう。リバーサルフィルムでアンダーなので情報が残っているのだ。今回の処理の場合そんなにデジタル臭くない。Digital DEEをネガカラーフィルムのアンダーの救済に使うとかなりデジタル臭くなってしまう。ネガカラーのアンダーは情報があんまりないところを無理に起こしてそのノイズを消して誤魔化すからだろう。リバーサルのアンダーにはDigital DEEは結構使えそうだ。
クイーンズスクエア(横浜・みなとみらい):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F2.8開放、絞り優先AE、Kenko L37 Super PRO、富士フイルム Sensia III 100(RA III)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICE有効(以上共通)、下の写真のみDigital DEE有効
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