ZaurusでUSBメモリや外付けHDDを自動マウント ― 2010年01月12日 00時00分00秒
今日はカメラネタでなくてすまん。Linux Zaurus SL-C3200ではいままでUSBメモリなどを使っていなかった。PCなどからデータを移す場合にはSDカードに書き込んでザウルスのSDカードスロットに挿して読みとっていたので不自由は感じなかった。
しかし、ザウルスはSDカードしか読み込めず、SDHCもSDXCにも対応していないのだった。ザウルスに今挿しているSDカードの上限4GBを超えるファイルを移すことなどあんまり考えられないが、いちおうUSBメモリや外付けHDDを簡単に使えるようにしておこうと思った。なお、CFカードなら4GBを超えてかなりの容量まで扱えるはず(シャープが公式に確認したCFカードは最高8GB)。
SL-C3200には、USBホスト機能があるので、USBホストケーブルを使えばUSB機器が使える。キーボードはUSB接続するだけで使える(一部対応しないキーがある)。しかし、HDDやUSBメモリはターミナルからマウントしないといけない。これは面倒だ。それでUSBメモリや外付けHDDをUSBホストケーブルに繋ぐだけで自動マウントするようにした。
automounter-c3000というアプリケーションをインストールするだけでOKだ。具体的にはautomounter-c3000_0.5.0_arm.zipをダウンロードして解凍してインストールするだけ。
SILICON POWERの2GBのUSBメモリは認識した。HDDはNOVACの2.5HDDはい~るキット(NV-HD161U)に入れたToshiba MK8025GAS(80GB)は認識した。/dev/sda5として認識し合計78,121,024KBとなっている。このザウルスは何GBまでOSが認識するんだろう。写真は、SHARP Zaurus SL-C3200に外付けHDD 80GBを接続時のシステム情報のスクリーンショット。
USBメモリは電源は不要だが、外付けHDDは別途電源が必要。汎用リチウムイオン電池電源のPocket MOBA(ポケットモバ)でちゃんとHDDが動いて認識された。
ただ、外付けHDD内にあるGR DIGITALで撮ったJPEG画像はクリックしただけでは開けなかった。ザウルスに標準で入っている「フォトストレージ」というソフトウェアが、内蔵HDD(マイクロドライブ)とSDやCFカードからしか読み込めないようだ(開く先のフォルダがそれらしか表示されない)。一旦内蔵HDDかスロットに挿したSDカードかCFカードにコピーしないと開けないようだった。そのほかのPDFファイルなどは外付けHDDからそのまま開くことができた。大きなJPEG画像が開けるほかのソフトアウェアがあれば直接外付けHDDから開くことは可能だと思う。
一番の問題は、ザウルスのUSBが1.1であること。やっぱり大きなファイルはSDカードやCFカードから読み込んだ方が早いと思う。
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