Zaurusの終焉?2008年04月25日 00時00分00秒

SHARP Zaurus SL-C3200 and KWINS KW-S101C

今日はカメラネタでなくてすまん。

シャープのPDA、Zaurus(ザウルス)が今月いっぱいで生産終了という噂がある。ザウルス関連のBlogなどでは確定情報のように扱われているので、おそらくその通りなのだろう。

私がSHARP ZAURUS SL-C3200を買った1年半前ですらもう終わりそうな感じだったから、仕方ないのかもしれない。

ザウルスは、外でちょこっとネットにつなげて何かを調べたり、メールをチェックしたり、このブログを管理したりするのに使っている。辞書も入っているので、オフラインで辞書(広辞苑や研究社英和中辞典など)を引くことも多い。またスケジュールを携帯のスケジュールとPCのOutlookとシンクロさせてもいる。少し重くて嵩張るのだが(約298g、幅約124×奥行約87×厚さ約25mm)、GR DIGITALとともに必ず持ち歩いている。

その便利なザウルスがなぜ終焉に向かっているか、なのだが、一つにはPCが小さくなって安くなって電池の持ちがよくなったというのがあるだろう。しかし、私はスイッチを押したらすぐに使えるザウルスの方がいい。また立って乗っている電車の中ではノートPCは使いづらい。

もうひとつは携帯電話の進化だろう。こちらはザウルスよりもはるかに電池が持つ。また定額制も導入されたり、「フルブラウザ」なども装備されて、携帯向けサイト以外の閲覧も容易になった。またメールもザウルスのように自分から読みに行かなくても向こうから来る。これはザウルスも設定次第では何分おきかにメールチェックするようにしたりできるのだが。携帯ではPDFが読めないとかWordやExcelも読めないといった点でザウルスの方が有利だが、ザウルスもすべてのPDFが読めるわけではないし(たまにどうしても開けないものがある)、WordやExcelはあくまで「開ける」「書ける」というだけで細かいことを言い出すと完全な互換ではない。ただ、ちょっとした文書や住所録ぐらいなら全く問題ないが。

だからPDFやWord、Excelが必要ない人は携帯で十分だし、必要で完全に同じでないと困るという人は、Windows PCを持ち歩くことになる。ザウルスは中途半端なのかもしれない。ただ、ザウルスは何でも一応できるので、中途半端でもできないよりはマシ、と思っている。

またKWINS for PDAbitWarp PDAなどの格安常時接続が用意されているのが私にとってザウルスを使う最大の理由だ。携帯電話でいくら定額だといっても使い出すと毎月上限にいってしまうし、サービスエリアの広さと絶対額の安さではザウルス + PDA専用PHSカード接続サービスがいいと思っている。

でも、そういう人は少数派なのだろう。ザウルスが終わってもKWINS for PDAやbitWarp PDAは続けて欲しい。これがなくなったら、困るのだ。

あともうひとつは、Windows Vista対応の問題だ。シンクロはできるが、他の機能は制限がある。またWordやExcel互換のHancomMobileOfficeはOffice 2007でかなり制限がある。
http://support.ezaurus.com/new_info/osirase_vista.asp
こういったVista対応の問題も終焉理由の一つだろう。ほんとうにVistaってやっかいなOSだな。

現行ザウルスが生産終了になっても、無線LAN内蔵、Bluetooth内蔵の新型がでてくれればいいのだが、それは期待できないだろう。携帯電話会社のお仕着せの仕様のザウルスもどきはでてもLinuxでユーザーの自由度の高いPDAはもう出ないような気がする。でも、シャープさん、それで本当にいいのか?目の付け所がシャープなシャープに限ってそんなことはない、いずれ「パーソナルモバイルツール」は復活すると信じたい。

【追記】
そうそう、ザウルスにシャープからもらった全部入り地図をコピーして、CF型GPSカードを買って、ナビ代わりに使おうかと思っていたのであった。頑張って地図を全部コピーしたまではいいのだが、モバイルマップNaviの起動に異常に時間が掛かるので、頓挫しているのであった。なにかやり方がマズイと思うのだが、究明できていない。とりあえず自分の行きそうな範囲だけでも地図をコピーしなおしてみるかなぁ。
【追記ここまで】

Kodak Professional New T-MAX 400 が「TIPA Award 2008」を受賞/フィルムカメラは終わってないぞ!2008年04月25日 00時00分01秒

左上:New T-MAX400(TMY)、右上:T-MAX400(TMY)、左下:400UC、中央下:100UC、右下:TRI-X 400 (400TX)

写真関係の記事も載せておかなきゃ(笑)。

欧州Technical Image Press Association(TIPA)は「TIPA Awords 2008」としてフィルム部門でKodak Professional New T-MAX 400を選定した。
欧TIPA、「TIPA Award 2008」を発表(デジカメWATCH)

The latest version of Kodak’s famous black & white emulsion proves that film still has much to offer photographers. The changes are subtle rather than spectacular, but the improvements in sensitivity and sharpness are clear. This ISO 400 film thanks to its fine-grain structure can easily compete with much slower, ISO 100 films. This makes the new T-Max 400 a truly versatile all-rounder. Its ISO speed is fast enough for quick-fire reportage work in low light, yet its fine-grain emulsion yields the detail required by landscapers. An excellent film that will be enjoyed by monochrome devotees across the board.
TIPA Awards:2008 Best Film: Kodak Professional New T-MAX 400

しかし、思うのだが、フィルムって作っている会社も減っているし、新しいフィルムもあまりでなくなってきているから、Film部門って意味あるのかと(笑)。

でも、こういう部門がちゃんとあって、しかも選定対象になる新しいフィルムがあるということが大事。
フィルム万歳!\(^o^)/

そういえば、新しいT-MAX 400まだ使ってなかった(汗)。

【関連】
新T-MAX400(TMY)でコダックはやる気満々 ― 2008年02月28日


【怒りの追記】
ついにフィルムカメラ市場終焉 CIPAが統計発表停止(ダイヤモンドオンライン)

カメラや映像機器メーカーの業界団体であるカメラ映像機器工業会(CIPA)は、フィルムカメラの生産・出荷台数の統計の発表を停止した。

CIPAは毎月、デジタルカメラとフィルムカメラ、カメラ用交換レンズの生産・出荷台数を発表していた。しかし、2008年4月に発表の2月分統計から、フィルムカメラの数値を空欄とした。

デジタルカメラに押されフィルムカメラの人気低下は著しい。前月の統計では、生産が1580台(約4600万円相当)、出荷は1万1573台(約1億7200万円相当)と、寂しい数字だった。

CIPAには、「集計値が一定数を下回った場合などに発表の対象としない」といった内部規定がある。2月分からはその規定にひっかかってしまったのだ。

(中略)

世界中の人びとに愛されたフィルムカメラだが、その終焉はひっそりと訪れていたのである。

勝手に終わらすな(怒)。統計発表しなくなったら終わりなんかいっ。フィルムカメラやフィルムよりも先にダイ●モンド社がなくなる可能(以下自粛)。出荷がほとんどないからと言ってフィルムカメラが終わった訳じゃない。フィルムカメラの新製品がほとんどないからこの統計の結果は仕方ない。また生産も毎月毎月しているとは限らない。「終焉」というのはひどすぎる。ただ、統計はコシナも入れてこの数字らしい。統計参加会社リスト(PDF 52KB)
まだまだ古いフィルムカメラを大事に使っている人も多いのだ。この記事を書いた人も、次回のタンコロまつりに来てみるといい(笑)。
【怒りの追記ここまで】

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