Ai Nikkor 135mm F2.8とAi Nikkor 135mm F3.5の比較(外観編) ― 2007年08月17日 00時00分00秒
暑いし、お盆でカメラニュースネタはないしで、自分でネタを掘り起こさねばならない(笑)。
今回は、Ai Nikkor 135mm F2.8とAi Nikkor 135mm F3.5の比較(スペック編)に引き続き両者の比較の外観編だ。
まず、最初に気が付くのは、前玉の大きさだ。フィルター径はともに52mmだが、Ai Nikkor 135mm F2.8の方は枠一杯に前玉が来ている。Ai Nikkor 135mm F3.5の方は、レンズ名とシリアルナンバーの入った前玉押さえ環がある。これは口径比が違うのだから、F2.8の前玉が大きいのは当然だろう。
しかし、後ろ玉を比べてみると、なんとF3.5の方がF2.8よりも若干大きい。
また、コーティングを比べてみると、Ai Nikkor 135mm F3.5の後ろ玉のコーティングがあまりよくなく、反射が多めなのが分かる。Ai Nikkor 135mm F3.5は4群4枚でレンズ枚数が多くない割には、逆光にあまり強くなかった。これは後ろ玉のコーティングが響いているのかもしれない。
次に、組み込み式フード。これはAi Nikkor 135mm F2.8の方がF3.5よりも短い。前玉の口径が大きいがフードの直径は同じなので、その分短くしないとケラレるのだろう。しかし、ケラレるとかいうレベルの長さでもないような(笑)。
さらに、レンズ着脱用の銀リングの太さがF3.5の方が太い。F2.8の方がその後のAi-Sレンズの銀リング幅に近い。
あと、一番大きな違いは、ピントリングの回転角である。Ai Nikkor 135mm F3.5の方は無限遠から最短の1.3mまで210度ぐらい。Ai Nikkor 135mm F2.8の方は、無限遠から最短の1.3mまで270度ぐらいある。F2.8の方が回転角が大きいのである。個人的にはF3.5の回転角ぐらいのほうが素早くピントを合わせられてかつ微妙なピントも合わせられる丁度いい感じだと思う。
写真はすべてニコンCoolpix 2500で撮ったものだが、プログラムオートしかないしフォーカスエリアの指定もできないので一部にしかピントが合っていない。すまん。
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