Katz Eye Optic ファインダースクリーン(デジカメアイテム丼)2007年06月15日 00時00分00秒

デジカメWATCHのデジカメアイテム丼にKatz Eye Optic ファインダースクリーン ~温故知新。デジイチにスプリットマイクロスクリーンを入れてみるが掲載されている。

独Carl ZeissのZFレンズサイトにフォーカシングスクリーンの情報が追加された(2007年05月28日)で紹介したサードパーティ製のフォーカシングスクリーンを丸橋馨氏が使われた報告だ。これはありがたい。

筆者は趣味の撮影ではMFの機械式一眼レフも使う。デジタル一眼レフはおもしろく使っているけれど、MFのフィルム一眼レフのスクリーンをのぞくたびにため息が出ることが多い。ああ、画像が大きく明るくよく見えるなあ。ピントが合わせやすいなあ、と。そうなのだ。APS-Cサイズセンサー機の小さいファインダーでは、目の悪い筆者にはピントがよくわからないことが多いのだ。

これは決して、撮像素子はフルサイズがいいとか、ファインダーはガラスプリズムじゃなきゃ嫌だという話ではないし、ファインダー視野率や倍率の問題だけでもない。スクリーンを明るくすればするほど、ピントが合わせにくくなるという事実も百も承知だ。それでもなお言いたいのは、最近のマットのスクリーンは確かに明るいけれど、このスクリーンのサイズではピントのヤマがつかみにくいということ。各社開発者のみなさん、コストを削れという上層部の圧力に屈せずカメラ部の改良もがんばってくださいな。

いや、本当に仰るとおりだ。

ただ、このリポートで気になるのは、スプリット部の話ばかりのようで、マット面でのピント合わせはどうなのかがわからないこと。私はマイクロプリズムやスプリットも使うが、一眼レフの基本はマット面でピントのヤマが分かることだと思っているので、スプリットプリズムが使えるだけだとフォーカスエイドとあんまり変わらないような気がする(フォーカスエイドには若干のタイムラグがあるので厳密には違うが)。

また、スクリーンを変えることによってボディ内蔵メーターの指示値の違いや自動露出(AE)がどうなるのかもリポートして欲しかった。スプリットが使えると快適だというのは、使わなくても想像できるので。そういう意味でこのリポートは続編を期待したい、というか肝心な点が抜けているように思う。


ファインダーつながりでもう一つ。デジタル一眼レフの中でもファインダーがいいカメラだと私が思っているPENTAX K10Dが、カメラグランプリ受賞を記念して記念モデルを発売するらしい。
ペンタックス、K10Dのカメラグランプリ受賞記念モデル(デジカメWATCH)
記念モデルというもの自体にはあまり興味はないのだが、「14日現在、K10Dの実勢価格は13万円台、バッテリーグリップ「D-BG2」の標準価格は2万4,150円。」であるところ、記念モデルは「ラバー部分を限定カラーのダークブラウンにしたK10Dとバッテリーグリップ、専用ストラップをセットにしたもの」で「店頭予想価格は14万円前後の見込み」だという。なんかお得感があるじゃないですかぁ。なんとなく背中押されるじゃないですかぁ。ニコンはこのところワクワクする発表がないじゃないですかぁ。危険だ(笑)。

DNPセンチュリア400が発売されていた&DNPセンチュリア200報告2007年06月15日 00時00分01秒

DNP CENTURIA 400 films (and Kodak PORTRA 160NC)

6月下旬発売と告知されていたDNPセンチュリア400フィルムがもう販売されていた。これでISO感度100、200、400と135-24枚撮りと135-36枚撮りの計6種類揃ったことになる。36枚撮りではなかなか撮りきれなかったので今回は24枚撮りを買った。


話は変わって、先行発売されていたDNPセンチュリア200フィルムの現像・プリントがあがってきた。36枚撮りを買ったもので、1回の週末では撮りきれなかったのだ。すまん。

DNP CENTURIA 200 作例1:Nikon F100、Ai Nikkor 20mm F2.8S、1/250、F8、L37c、Nikon Super COOLSCAN 5000ED

下手な作例&小さな画像ですまないのだが、アップしておく。DNPセンチュリア200フィルムの印象としては、ほんの少し黄色味があって彩度は低めという感じだ。使ったレンズがAi Nikkor 20mm F2.8Sというコントラスト高め彩度高めのレンズだったので、上手くうち消しあっていると思う。シグマの28mm F1.8(I型)だと、黄色味が強調されて彩度の低いものになったかもしれない。このフィルムは人物撮影に向いてるかも。なお、現像したネガフィルムの端っこにはメーカー名やフィルム名は入ってなく、「200-2」とあるだけだった。

DNP CENTURIA 200 作例2:Nikon F100、Ai Nikkor 20mm F2.8S、1/640、F11、L37c、Nikon Super COOLSCAN 5000ED

フィルムスキャナ(Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED)の設定はほとんどデフォルトのままで、リサイズしたもの。ただし、Digital ICE(ゴミ傷取り機能)はONでその他はOFF。
DNP CENTURIA 200 作例1:Nikon F100、Ai Nikkor 20mm F2.8S、1/250、F8、L37c、Nikon Super COOLSCAN 5000ED
DNP CENTURIA 200 作例2:Nikon F100、Ai Nikkor 20mm F2.8S、1/640、F11、L37c、Nikon Super COOLSCAN 5000ED
【追記:2007年7月9日】
アサブロの画像拡大機能追加に伴い、クリックすると作例が拡大されるようにした。作例1が約232KB、作例2が約275KB。【追記ここまで】

【関連】
大日本印刷株式会社、CENTURIA FILM(センチュリア フィルム)シリーズを発売!!(2007年04月20日)
大日本印刷株式会社 CENTURIA FILMの中身は?(2007年04月24日)
DNPセンチュリア100/200フィルムは5月29日発売(2007年05月24日)
DNPセンチュリア100/200フィルムはMADE IN USA(2007年05月30日)

【追記:2008年12月16日】
DNPセンチュリアフィルム生産終了らしい ― 2008年12月16日

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