フォクトレンダーColor Skopar 21mm F4 P(交換レンズ実写ギャラリー:デジカメWATCH) ― 2007年05月25日 00時00分00秒
コシナからフォクトレンダーブランドで発売されている、ライカマウントのColor Skopar 21mm F4 Pの実写ギャラリーがデジカメWATCHに掲載されている。
コシナ「Color Skopar 21mm F4 P」交換レンズ実写ギャラリー
旧タイプの「Color Skopar 21mm F4」はライカLマウント(ねじこみ)だったのだが、今回のColor Skopar 21mm F4 Pはより薄型になってかつライカMマウント(バヨネット)になった。光学系は変わらないのだろう。末尾のPは多分パンケーキタイプ(薄型)を表すのだろう。
LマウントからMマウントになったのはなぜだろう。かつてコシナの小林社長は雑誌のインタビューで「ボディはMマウント、レンズはLマウントがいい」と仰っていたように記憶している。というのは、LマウントのレンズはアダプターでMマウントのボディに取り付け可能だからだ。しかし、MマウントのレンズはLマウントのボディには付かない。LマウントのレンズはL/M両方のボディに付き、MマウントのボディはL/M両方のレンズが使えるということだ(一部例外あり)。
それを次々とMマウントにリニューアルしているのはなぜなのだろう。カメラ雑誌はそのあたり社長に直撃インタビューして欲しい。現行のコシナのボディはMマウントばかりなので、Mマウントのレンズでも問題ないのかもしれないが、初期のLマウントのベッサを持っている人は不満だろう。それとも、現行ベッサの最大の敵は中古のベッサというのだろうか。よくわからない。
デジカメWATCHの実写を見ると、ボディがデジタルカメラのR-D1のせいもあってか周辺光量落ちが大きい。F8に絞ってかつAPS-Cサイズの撮像素子なのに周辺が暗くなっている。周辺落ちも味だと思う私もちょっとこれはなんとかして欲しい(笑)。もっともデジタルカメラの場合、フィルムと違って斜めからの光が受光部に届きにくいのでどうしても周辺が暗くなりがちなので、レンズのせいだけではないと思うのだが。周辺光量を改善するために受光部のマイクロレンズを工夫したりオフセットしたりいろいろボディ側の対策もあるらしいのだが。
デジタルカメラの場合ボディによっても描写が変わるので、ここはライカM8でもテストして欲しかったところだ。
とはいえ、やはりこのレンズはフルサイズのフィルムで使ってみたい気がする。
ときどき、ふっとレンジファインダーカメラが欲しくなるときがある。(笑)
写真は記事とは関係ない。
廻り目平2:GR DIGITAL、28mm相当、1/810sec、F4、ISO64、-0.3EV、プログラムAE
夕方、雲が降りてきた。木に登れば手が届きそうな感じだった。
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