【伊達淳一のレンズが欲しいっ!】トキナー AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 ― 2006年11月17日 00時00分00秒
昨日のニコンD40は予想されたことではあったが、ニコンファンとしてはがっかりなものだった。さて気分を変えて、今日はトキナーのAPS-Cサイズ用魚眼ズーム。デジカメWATCHの
【伊達淳一のレンズが欲しいっ!】トキナー AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 ~想像以上に使える魚眼ズーム。
興味深いのは、APS-Cサイズ撮像素子用のレンズなのだが、フルサイズでどこまで使えるかというリポート。
ただ、Kiss Digital Xの撮像素子サイズは、APS-Cサイズのデジイチ(デジタル一眼レフ)のなかでも、かなり小さめの部類だ。APS-Cサイズのデジイチとひとくくりにしているが、実際には、ニコンやペンタックス、ソニーのほうが、キヤノンよりもわずかに撮像素子が大きいので、その分、より周辺まで写ってしまう。もしかすると、Kiss Digital Xの撮像素子の小ささが有利に働いているのかも……、と思い、ほぼフルサイズの撮像素子を搭載しているキヤノンEOS 5Dで、イメージサークルとギリギリの周辺画質がどうなっているのかを確かめてみることにした。
すると、思わぬ収穫が得られた。ワイド端では明らかにイメージサークルが足らず、内蔵フードにもジャマされて画面周辺が大きくケラレてしまうものの、焦点距離14.5mm以上にズームすればケラレはなくなり、フルサイズ用の対角魚眼としても利用できるのだ。
もちろん、メーカー推奨外の使い方なので、使える画質かどうかは各自が判断してほしいが、手持ちのキヤノンEF 15mm F2.8 Fisheyeと比較してみても、むしろ周辺画質はトキナーのほうが上。EF 15mm F2.8 Fisheyeは超音波モーター駆動でもないし、実売価格もそれなりに高い。キヤノンEOSデジタルは、撮像素子サイズがバラバラなので、撮像素子サイズの大きな上位機種に買い換えるとデジタル専用レンズは使えなくなってしまうが、少なくともトキナーAT-X107は、フルサイズの対角魚眼として活用できる。そういう意味でも、投資がムダにならないレンズだと言える。
トキナー、いいぞ。頑張れ。しかし、ニコンD40じゃオートフォーカス(AF)が効かないのか。これはトキナーが悪いんじゃなくて、ニコンD40の仕様がしょぼいだけ。ああ、ニコンD40って、名玉トキナーAT-X 124 PRO DXでもAFが効かないのか。トキナー12-24はAFとMFの両立したレンズなのに。これはニコンのレンズメーカーに対する嫌がらせなのだろうか。
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