森永卓郎氏、「安倍『再チャレンジ』施策の真の狙い」(日経BP)2006年10月31日 00時00分00秒

第55回安倍「再チャレンジ」施策の真の狙い(森永卓郎・構造改革をどう生きるか 日経BP)

再チャレンジ施策も同じことである。負け組がこれからも増え続けることを見込んでいるからこそ、安倍総理は再チャレンジを訴えているのである。もし、本当に負け組を減らして格差を縮小したいと思っていれば、企業が安易なリストラに走らないような政策をとるのが先決である。例えば、必要な規制を強化したり、雇用維持に補助金を出すといったことだ。

しかし、安倍総理がそうした政策を採用する気配はない。むしろ、規制緩和、弱肉強食の競争を促進させ、一部の企業だけが栄えるように仕向けている。労働者は次々にリストラされ、企業もどんどんと淘汰されるだろう。それによって転落する者が増えるから、再チャレンジの施策が必要となるのだ。

しかし、たとえ再チャレンジが何回できたとしても、それによって救われるのはほんのわずかの人たちだけだろう。社会自体が弱肉強食のままなのだから、弱者は何度チャレンジしても浮かばれることはない。

弱肉強食も怖いが、こっちの方がもっと怖いかもしれない…。

この国の将来を委ねた安倍総理一族の魑魅魍魎(立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」 日経BP)

ニコン、デジタルアーカイブズに「ニコンS3 2000年記念モデル」「ニコンSP復刻モデル」を追加2006年10月31日 00時00分01秒

ニコンは、デジタルアーカイブズのカメラの歴史に「ニコンS3 2000年記念モデル」「ニコンSP復刻モデル」を追加した。
カメラの歴史:ニコンS3 2000年記念モデル(ニコン)
カメラの歴史:ニコンSP復刻モデル(ニコン)

復刻された時にカメラ雑誌でさんざん特集されていたので、今更の感があるが、フィルムカメラ、それもレンジファインダーを忘れずにいることはありがたい。

しかし、FM3Aを生産終了にしておいて、いまさらNikon S3だのNikon SPだのの復刻苦労話聞かされてもなぁ。フォトキナでもニコンの歴史あるところを強調した展示だったようだが、そういうのは、象徴的なメカニカルなカメラを現行品としてラインナップしていて初めて活きてくる。FM10があるじゃないか、という人もいるかもしれないが、FM10はコシナのOEM製品だし。返す返すもFM3Aを生産終了にしたのは惜しい。象徴的な意味で現行品として残す意義もあったのに。いずれFM3A生産終了裏話を語って欲しい。

復刻ニコンSシリーズはまだ売れ残っているところもあるみたいだが、値段が高いし、交換レンズが中古でしか手に入らずやはり値段が高い(コシナのフォクトレンダーのニコンSマウントレンズも生産終了だし)。一眼レフのニコンFマウントでニコン直系のメカニカルカメラを残して欲しかった。

コダック、EPHフィルムなど生産終了2006年10月31日 00時00分02秒

ナショナルフォートのサイトによると、以下のコダックのフィルムが生産終了とのこと。
http://www.nationalphoto.co.jp/1F/051213_discon.htm

・コダックプロフェッショナルエクタクロームフィルム EPH 135-36
・コダックプロフェッショナルエクタクロームフィルム EPT 135-36
・コダックプロフェッショナルエクタクロームフィルム EPL 135-36
・コダックプロフェッショナルネガカラー・ウルトラカラー 100UC-120(5)
・コダックプロフェッショナルネガカラー・ウルトラカラー 400UC-120(5)
・コダックプロフェッショナルネガカラー・ポートラ 100T135-36/120(5)/4x5(10)/8x10(10)
 在庫払底予想時期:2006年11~12月
 コダックカラーリバーサルロールフィルムは、ISO200(E200)が最高感度になります。
 コダックのタングステンタイプカラーネガは消失します。

タングステンカラーネガフィルムがなくなるということは、写真館などの需要が急速になくなったのだろう。タングステン用のフィルムは学術用途で使っているのを見たことがある。記録する際にフラッシュ(ストロボ)だと影が出来たりライティングの結果が分かり辛かったから、(写真用)電球で照明していたのだ。しかし、デジタルカメラなら結果もすぐに見られるし、ホワイトバランスも取れるから、タングステンフィルム、それもネガタイプの出番はなくなったのだろう(私が見たのはリバーサルのタングステン用フィルム)。

ウルトラカラーはアグファウルトラ亡き後、その代替と目されていたものなのに、なくしてしまうのか。とほほ。(※)

また、高感度のリバーサルフィルムは、富士のプロビア400Xが優れているので、新開発で対抗するのは無理と諦めたのだろう。コダックも頑張れ。とりわけ、コダクローム(KR、PKR)は最後まで残してね(はぁと

【参考】
コダック プロ用リバーサルフィルム一覧
コダック プロ用カラーネガフィルム

※【追記:2006年11月1日】
コダックウルトラカラーの今回の生産終了発表は、120サイズだけなので、とりあえず135(35mm)サイズはまだ大丈夫のようだ。

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