Ai Nikkor 105mm F2.5 その2 ― 2006年07月14日 00時00分00秒
Ai Nikkor 105mm F2.5報告第2弾。
AiレンズとAi-Sレンズの機能上の差は、絞りレバーの動きが絞りリングの動きと完全にリニアな関係になっているのがAi-Sで、小絞りになるほどレバーの動きが小さくなる傾向が残っているのがAiレンズだ。それ以外にAi-Sレンズでは、焦点距離ごとに、ピントリングの回転角とレンズの繰り出しの関係が決められて、同じ焦点距離のレンズは特殊レンズを除いて同じ回転角になっている。そして決められたピントリングの回転角とレンズの繰り出しの関係は、以前のものよりもクイックになっている。
しかし、このピントリングの回転角の「適正化」は、Ai-Sレンズで統一されたものの、それ以前に「適正化」がなされていなかったわけではない。レンズによっては、Newニッコールになるときにピントリングの回転角が「適正化」されたり、Ai(非S)になるときに「適正化」されたものもある。
Ai Nikkor 105mm F2.5のピントリングの回転角は、Ai Nikkor 105mm F2.5Sと同じようなので、Ai-Sになるよりも前にピントリングの回転角が小さくなる「適正化」が行われたようだ。 同じAi(非S)でも、Ai Nikkor 135mm F3.5の方は、ピントリングを大きく回さないと最短撮影距離までいかない、「適正化」前になっている。
何を撮影するかによるが、Ai Nikkor 105mm F2.5のピントリングの回転角(無限遠から最短撮影距離の1mまで180度)というのは、ちょうどいい感じである。Ai Nikkor 135mm F3.5の無限遠から最短撮影距離1.3mまで220度ぐらい回るのは、動かないものをじっくりピント合わせするにはいいのだが、動くものを撮るときはちょっと辛い。
写真は、85mmF2用のフードHS-10をつけた状態。Ai Nikkor 105mm F2.5用のHS-8やHN-8は持っていないので、とりあえずHS-10を使っている。細身のフードで禁欲的な感じがいい(笑)。ただ、フードが細く、ピントリングが太くてむっちり\(^o^)/なので、フードを逆さ付けで格納できない。やはりHS-8あたりを手に入れたい。なお、Ai Micro Nikkor 105mm F2.8S用のフードHS-14もAi Nikkor 105mm F2.5に使えるようだ。しかし、HS-14は現在品薄で、ニコンオンラインショップ改めニコンダイレクトでは品切れ中だし、ヨドバシドットコムでは「次回の入荷予定が未定のため販売休止中」となっている。とほほ。
コメント
_ りー ― 2006年07月14日 15時54分35秒
_ Haniwa ― 2006年07月14日 16時24分49秒
しかし、どんなストーリーやねん(笑)。F2フォトミック、あれは初めて見たときは、こんなデザインありなのか!と思いました(笑)。
Aiレンズの絞り連動レバーの動きは、昔のスクリューマウントほどではなくて、F11~16以上で詰まってくる程度みたいです。
そうなんですよ、HS-8あまり見かけません。HS-10の内蔵フードみたいな細身も悪くないな、と思っているのですが、逆刺しできないと収納に困るんですよねぇ。フード付きで105/2.5が出てたら買って、レンズだけ売っ払うか(なにやってんだか-笑)。
_ りー ― 2006年07月14日 16時27分15秒
_ Haniwa ― 2006年07月14日 16時33分55秒
うちの親父はPentax SV使いこなせなかったヤツですから(笑)。実直も何も(笑)。
_ りー ― 2006年07月14日 21時28分11秒
じゃあRICOHオートハーフで人物豆粒写真を量産して、「もっと前に出て撮らないからダメなんだ」とお袋に怒られてた私の親父なんて(笑)。あ、私はお袋に似たのか。
_ SHIDA ― 2006年07月15日 15時45分31秒
刻印の有無や、細かな型番まではみませんでしたが、
木曜の夜に、○野の○ジヤカメラのジャンク館のウィンドウに2.1千円で2コ在庫がありました。
他に中○ではフ○ジヤ以外でも日東商事で出物があるかもしれません。
_ りー ― 2006年07月15日 18時49分09秒
2.1千円とは微妙な値段ですね。
Fマーク入りとかにしては安い?し、普通の印刷タイプにしては高い?し。しかしHS-8やHN-8はAi時代のものだから印刷タイプって無いのかな。Haniwaさま。中野へ急げ~。
_ Haniwa ― 2006年07月15日 20時45分32秒
情報ありがとうございます。今日は中央線方面に別用で行ったのですが、落雷の影響受けて足止め食らいました(笑)。近々覗いてみます。しかし、危険だなぁ。HS-8のはずが、帰りにはなんかもっと重たいものを持って帰っていたりして(笑)。
りー様
行ってみますぅ。HS-8,HN-8の歴史も調べておかなきゃ。しかし、もともと105/2.5のフードは高めだった記憶があります。なんで高めなのかは分かりませんが。
_ りー ― 2006年07月16日 19時38分44秒
まだあるかどうか分かりませんが。
非sタイプでヘリコイドむっちりと言えば
Ai28/2なんかも、お買い得だなあ。ふっふっふ。
_ Haniwa ― 2006年07月18日 08時35分58秒
28/2はDistagon待ちです(笑)。いつでるのか。買えるのか(笑)。
_ りー ― 2013年12月12日 19時53分14秒
この記事の(その1)はコメントが盛り上がっていて(懐かしい)書き込めなかったのでこっちに。
Nikkor-P・C Auto 105mm F2.5(Ai改)を英世先生4枚で掘り出しました。程度も悪くなくAB+ランクと言えるでしょう。出会いがしらの衝動買いです。HS-4もゲット。D800で撮影してみましたが使えそうです。ニコンFブラックに付ければ、ベトナム戦争従軍カメラマンごっこも出来ます(笑)
いやあ望遠の単焦点なんて、マイクロ以外では物凄く久しぶりに買いました。
_ めがねのパイロット ― 2013年12月12日 21時31分09秒
そのスペックのレンズは、一つ欲しいと思っていてまだ買っていないものですね。
羨ましいです。
週末はブロニカの用のレンズを探しに、都区内を歩く予定です。
_ りー ― 2013年12月12日 21時46分05秒
お声掛けありがとうございます。
まさに出会い頭でした、全く欲しいと思っていなかったレンズなのですが・・・。今、室内でいろいろ撮ってみましたがD800で十分使えます。素晴らしいキレの良さです。
ちなみに私と105mmについては以下の記事のコメント欄に詳しいです。
ttp://haniwa.asablo.jp/blog/2006/07/10/439248
ブロニカですか。私も昔々、S2を持っていました。レンズは75mmと中望遠と無理して40mmも買いました。懐かしいです。
さあ!ここを呼んでいる皆も、どんどん書き込んでHaniwa様を困らせよう(笑)!
_ めがねのパイロット ― 2013年12月13日 21時01分22秒
S2ですか、いいですね。
私はECです。
AEがつく前なので、ちょっと露出が面倒ですが、いいカメラですね。
持っているのは75mmと50mmです。
ニッコール40mmも欲しいですが、さすがに外部露出計で超広角は露出が面倒なのと、レンズを増やし過ぎても困るので(笑)、欲しいけど今のところ自重します。
中判超広角はマミヤ7Ⅱに43mmあるので、それで凌ぎます(笑)
_ りー ― 2013年12月14日 11時28分31秒
75mmと50mmですか。私も以前、ニューマミヤ6とその組み合わせで撮っていました。50㎜を付けて街をスナップするのが大好きでした。6×6で50㎜は使いやすい画角ですよね。
マミヤ7Ⅱに43mm!いいなあ。マミヤのこのシリーズは手持ちで撮れる中判カメラとして貴重な存在です。
_ Haniwa ― 2013年12月28日 22時24分29秒
■ りー様
7年半も前の記事じゃないですかぁ(笑)。
そのときに生まれた子はもう小学校1年生ですよ(笑)。
Nikkor-P・C Auto 105mm F2.5(Ai改)ご購入おめでとうございます!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
肉厚の3枚貼り合わせレンズがあるタイプですね。
ttp://www.nikon-image.com/enjoy/interview/historynikkor/2000/0007/
HS-4も手に入りましたか。素晴らしい。Ai改というのもいいですね。
D800でも十分使えるとはさすがニッコール単焦点ですね。
>さあ!ここを呼んでいる皆も、どんどん書き込んでHaniwa様を困らせよう(笑)!
うう、うれし泣き状態です。
>マミヤ7Ⅱに43mm!いいなあ。マミヤのこのシリーズは手持ちで撮れる中判カメラとして貴重な存在です。
欲しいですね。どこかに転がってないですかねぇ。「Haniwa君、もう使わないから持って行きたまえ」でもいいです(笑)。
■ めがねのパイロット様
私も光学系の違うNikkor-P・C Auto 105mm F2.5(Ai改)は欲しいと思います。
105mm F2.5って各世代とも名玉だと思います。
ブロニカのニッコールもいつか使ってみたいと思いつつ今日まで来てしまいました。
マミヤIIですか。よいですね。マミヤIIの広角レンズもそそりますね。43mmはヨーロッパの街並みの作例を見たことがありますが、すっきりまっすぐの素晴らしい写りを見て使ってみたいと思いました。
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ピントリングの回転角の事は知ってたけど、絞りリングと絞りレバーの関係の違いまでは知らなかった。「小絞りになるほどレバーの動きが小さくなる傾向」これがそのまま絞りの回転角に反映してるのが、昔のスクリューマウントのレンズとかですね。
しかしやはりHS-10ではちょっとアンバランスな気が(笑)。
ところでHS-8やHN-8の中古はほとんど見ないですね。
HS-14は見かけますが。
HS-8の刻印タイプをオススメします。
ストーリーとしては、父親から譲り受けたF2フォトミックAとAi28/3.5とAi50/2とAi105/2.5で写真を始めたHaniwa少年がやがて成長し、自分で稼いだお金でF3を購入。レンズはいたずらに増やさず、非sタイプを大事に使って中年に至る。というのはどうでしょう?