ツァイス紀行(田中長徳著) ― 2006年01月17日 00時00分00秒
写真家の田中長徳氏の新著、『ツァイス紀行』を買った。
文章は、レンズ描写などの話はなくて、ほとんど過去の自慢っぽいんだけど(笑)、ニューヨークの写真が全体の半分を占めているので、見てるだけでも楽しい。
レンズはカールツァイスのZMレンズで、ボディはツァイスイコンが間に合わなかったということでライカ。フィルムは、ここ数年長徳氏愛用(?)のコニカミノルタSINBI 100(SRA)。
この本での発見は、SRA(SINBI 100)。いままでSRAの作例は地味な発色というよりはくすんだ感じのものが多かったのだが(印刷での評価だから当てにならないが)、この文庫本のSRAは結構イケている感じだ。いままでコニカミノルタのポジフィルムは使ったことがないけれども、今度買ってみようかという気にさせる。この結果が、レンズのせいなのか印刷のせいなのかは分からないが。ただし、横位置の写真は、文庫本の1ページの3分の1ぐらいの大きさでしか載ってないし、見開きの写真は少ない。紙は岩波文庫よりはいい紙だが、印刷もものすごくいいというわけではないので、あまり期待しないことだ。
気になる点といえば、"ビオゴン 35mm F2.8"といった誤植が散見されること。多分、"ビオゴン 35mm F2"のことだと思うが、、"ビオゴン 25mm F2.8"をコピーアンドペーストして直し忘れたんだろうが、きちんと校正して欲しい。
明日(1月18日)は、カールツァイスZFレンズ発表の日だ。ワクワク。
ツァイス紀行
田中長徳 著
えい出版社(「えい」は「木へん」に「世」)
ISBN4-7779-0485-7
定価680円+税
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