SONY ICF-R354MとICF-R350の感度は同等だった2018年05月21日 00時00分00秒

SONY ICF-R350(左)、ICF-R354M(中央)、十円玉(右)

SONY ICF-R350の液晶画面が…、ICF-R354Mこんにちは ― 2018年04月24日で試してみると言っていた感度比較を報告したい。

ICF-R350のシリーズは、写真のように名刺サイズで非常に小さいのだが、AMの感度が非常に良い。関東地方南部で昼間に山梨放送(765KHz、5KW)が聴けたり、夜ともなれば多くの放送局が内蔵バーアンテナで聞こえる。

それで、ICF-R350とICF-R354Mの感度を比べてみたのだが、ほとんど同じように高感度であった。片方で聞こえてもう片方で聞こえないという放送局はなかったし、聞こえる場合でも同じような電波強度で聞こえた。

NHK東京第二(693KHz、500KW)が深夜停波した後には、関東地方南部の木造建物屋内でIBC岩手放送(684KHz、5KW)が、両方のラジオで聞こえた。

ただ、音質には違いがあった。どちらも内蔵の巻き取り式モノラルイヤホンだが、ICF-R354Mの方が豊かな音だ。ICF-R350の方が硬い感じの音質だ。イヤホンが違うからなのか、内部の何かが違うからなのかは分からないが、明らかにICF-R354Mの方が音がよい。内蔵スピーカーの音は比べていないので分からん。すまん。

それ以外に大きな違いは、バックライトボタンを押したときだ。バックライトボタンを押すと「ピッ」という音とともにバックライトが点灯する。その「ピッ」と言っている間、ラジオの音は聞こえない。ただ、ピッという音は0.5秒も鳴っていない。この挙動が両者で違うのである。ICF-R350の方はライトボタンを押すとすぐにピッと言ってライトが付く。ところがICF-R354Mの方は、ライトボタンを押すと一瞬ラジオの音が聞こえなくなってからピッと言ってライトが付くのである。「ん、ピッ」という感じ。だからICF-R354Mの方が、ライトボタンを押したときに放送が聞こえない時間が長い。これは、寝床でラジオを操作するときに結構な違いとなる。

試しに、ライトボタンを連打してみると分かる。ICF-R350の方は何度ライトボタンを押しても、放送の内容は聞き取れるが、ICF-R354Mの方は、ライトボタンを何度も押すと無音の状態とピッという状態が続いて放送が聞き取れない。ライトボタンを何度も押すことは極端な例だが、ICF-R354Mはボタンを押したときの放送が聴けない状態が長すぎると思う。新しい方が必ずしも優れているとは限らない例である。電池の持ちも、古いICF-R350の方がよい。こちらは実用上気になるほどの差ではないが。

あと、ICF-R350の筐体の液晶窓部分にひびが入ったところには、KenkoのGR用の液晶保護シートをサイズが合うように切って貼った。同じようにICF-R354Mの液晶窓にも貼った。KenkoのGR用は反射も抑えられているし、少し硬いので保護になるだろう。

ICF-R354Mは、よく見ると表面が梨地になっている。妙なところに凝っているなぁと感心した。滑り止め効果を狙っているのだろうか。附属のビニルケースに入れて使っているので、梨地の恩恵には預かっていないのだが。

ちなみにICF-R350もICF-R354MもAMはアジア・ヨーロッパ・アフリカ仕様の9KHzステップだ。これを北米・南米仕様の10KHzステップに切り替える方法は説明書には書かれていない。なにか裏コマンドがあるはずと思いつつ見つけられていない。

ICF-R354MK付属のACアダプタAC-ET603はICF-SW7600GRで使えなかった2018年04月26日 00時00分00秒

ICF-R354MK付属のACアダプタAC-ET603

SONY ICF-R350の液晶画面が…、ICF-R354Mこんにちは ― 2018年04月24日のつづき。ICF-R354Mが販売終了なので慌てて購入しようとしたが、ラジオ単体のものは手に入らず(探せばあるんだろうがヨドバシのポイントを使いたかった)、仕方なく充電台とセットになったICF-R354MKの方を買ったのは書いた。

それで、使わない充電台のACアダプタがDC6Vなので、おなじくDC6VのICF-SW7600GRに流用できるのではないかと考えていた。私のICF-SW7600GRは北米版なのでACアダプタは付いていなかったのである。
SONY ICF-SW7600GR北米仕様ゲット ― 2012年09月14日

ICF-R354MKに付属していたACアダプタの型番はAC-ET603で、

INPUT:AC 100V~
50/60Hz 4W

OUTPUT:DC 6V 300mA

とある。

コンセントにAC-ET603を挿して、DC側のジャックをICF-SW7600GRのジャックに差し込んだ。どちらも中央が+極の仕様だ。

あらら、NHKラジオ第一(594KHz)の声が震えている。NHK第二にしてみたが同様に声が震えている。DCジャックを抜いたら、内蔵のエネループに切り替わりちゃんと音は普通に聞こえる。もう一度AC-ET603を繋ぐ。やはり声が震えている。駄目だな。ICF-SW7600GRも販売終了になっていて壊れたら困るのでこれ以上は試さなかった。

テスターでAC-ET603の出力電圧を測ってみた。デジタルテスターではDC 10.05Vとでた。アナログテスターでは9.6Vぐらいを挿している。デジタルとアナログとでなんか誤差が大きいな。アナログテスターでは特に針が震えたりはしていないようにみえる。定格ではDC 6Vとあるのだが10V前後あるのは、無負荷なので電圧が高いのかもしれない。

何が原因なのか分からないが、AC-ET603はICF-SW7600GRには流用できないようだ。300mAとあるので、AC-ET603では出力が足りないのかもしれない。

ICF-SW7600GRの国内版に付属しているACアダプタの型番はAC-E601で、ヨドバシカメラだと税込5940円もする。
ソニー SONY AC-E601 [ラジオ用 ACアダプター 147612215](ヨドバシドットコム)

AC-E601がなぜこんなに高いのかというと、AC-E601は100~240V対応なのだ。海外でもトランス無しでコンセント用のアダプタのみで使えるように100~240V対応になっているのだろう。だからACアダプタAC-E601等が付属していない北米版ICF-SW7600GRは安かったのだろう。

ということで、ICF-SW7600GRはこれまでどおり単3形エネループ4本で使うことにする。エネループ運用で困るのは、電池が減ったときに警告マークが出ないで、いきなり終了してしまうことぐらいだ。いきなり終了したときに電池マークが点く。これはアルカリ電池で使うことを予定している機器でニッケル水素電池を使うとよくあることなので、常に横に予備の単3形エネループ4本を置いてある。なお、電池警告マークはエネループでは役に立たないが、電池が切れる直前は音が少し小さくなって、ボリュームを上げても満充電の時と比べてあまり音が大きくならない。これがICF-SW7600GRをエネループで使っていて電池が空になりそうな予兆である。

【追記】
なお、ICF-SW7600GRの取扱説明書には「ACパワーアダプター(日本国内モデル、ワールドモデルはAC-E601(付属)、他地域はAC-E60HG(別売り))をDC IN 6V端子につなぎます。」(日本語版10ページ)とあるので、AC-E60HGもICF-SW7600GR用ACアダプタのようだ。でもAC-E60HGって国内では売ってないっぽいなぁ。【追記ここまで】

SONY ICF-R350の液晶画面が…、ICF-R354Mこんにちは2018年04月24日 00時00分00秒

SONY ICF-R350

荒野の故障ブログへようこそ!(泣)

今日の故障は、名刺サイズラジオSONY ICF-R350だ(泣)。先週、ふとみると、液晶画面にクラックが…(泣)。

ICF-R350は、2008年に買ったものと記憶する。出かけるときはカバンに放り込んでいつも持ち歩いていて、夜寝付けないときに聴きながら寝たりしていた。ICF-R350はOFFタイマーがあるので寝ながら聞くのに最適なのだ。
SONY ICF-R350(FM/AM・TVアナログ1-12ch)PLLシンセサーザーラジオ(現行品ICF-R351) ― 2008年12月04日
SONY ICF-R350のイヤホンを修理に出した、が… ― 2016年09月23日

それが、先週バイクに乗る時に使っているウエストバッグの底から液晶画面が割れた状態で発見された(泣)。おそらくその前にバイクに乗ったときに携帯電話か何かの角が当たって割れたんだと思う。行った先の駐車場でUターンするときにウエストバッグにハンドルがギューっと当たった記憶がある。そのときかも。

ただ、この割れた透明プラスチック部分は、液晶とは別の筐体部分らしく、液晶はちゃんと表示されていて、ほかの動作も問題ない。何か保護シールを貼っておけばよかったなぁ。今さらだが、保護シールを貼って使い続けようと思う。どこかでICF-R350のジャンク品があったら筐体を交換してみたい。

割れていて見てくれは悪いがICF-R350は問題なく使えるので、新しい名刺サイズラジオを買うつもりはなかった。

しかし、SONYのサイトをみるとこの数ヶ月でどんどんラジオが販売終了になっている。新製品も出てはいるが、無くなっていく機種の方が多い。

ICF-R350の後継品ICF-R354Mも販売終了在庫限りのようだった。ICF-R354Mの後継品そのものはないようで、FMがステレオのSRF-R356が新製品としてラインナップされている。

ただ、新しい機種ほど電池駆動時間が短くなっていて、しかも単4形1本だったものが2本になっていたりする。うーん。だったら、家族用に以前買ったICF-R354Mを在庫がなくなる前にもう1台買っておくか、と思った。以前、ICF-SW23やICF-SW22(JE)を買うかどうか迷っているうちに販売終了になって後継品がないままになってしまったのも背中を押した。ICF-SW23ってアナログ表示だけれどもカセットケースサイズで高感度でキャンプなどに最適だったんだよね。買っておけばよかった。

SONY ICF-R354MK

ICF-R354Mの単体はヨドバシカメラでは販売終了だったので、割高だが(だからまだ売れ残っている)、充電台付きの方を買った。ACアダプターはICF-SW7600GRに流用しようかと思う。
【追記:2018年4月26日】ICF-R354MK付属のACアダプタAC-ET603はICF-SW7600GRで使えなかった ― 2018年04月26日参照・【追記ここまで】

さて、ICF-R350は名刺サイズの小ささなのに、高感度で、夕方以降は関東地方南部で大阪朝日放送ラジオ1008KHzとか普通に聴けてしまう。鉄筋コンクリートの場合でも窓際に行けば朝日放送ラジオが聞こえる。東北放送ラジオ(1260KHz仙台)やSTVラジオ(1440KHz札幌)なども聞こえる。RCC中国放送(1350KHz広島)も聞こえる。

ラジコで遠方のラジオ局が雑音無しで聴けるこの時代にわざわざ中波の電波で聴く必要性がどこにあるかといわれれば、それはタイムラグのないリアルタイムで聴けるところにあると答える。

たとえば、横浜ベイスターズの試合中継は、東京のキー局が巨人の中継に重点を置いているので、なかなか放送されない(横浜の放送局であるはずのRFラジオ日本1422KHz(旧ラジオ関東)は読売系)。横浜スタジアムで行われている試合なのに関東地方では中継が放送されていないということが普通にある。ところが相手チームの地元局では横浜スタジアムから試合を中継しているのである。

だから、広島カープ対横浜ベイスターズの試合を横浜スタジアムで観戦しながら広島のRCCラジオを聴くのである。これがラジコだと何十秒から1分以上遅れているので、観戦しながら聴くのには向いていない。電波は光と同じ速度(約30万km/秒)で進むのでほとんどタイムラグがないのである。横浜から広島に送って広島からの電波を横浜で受信してもアナログなら事実上タイムラグがない。
ICF-SW7600GRで横浜の試合観戦しながら広島からの電波で聴く ― 2015年05月22日

ということで、ICF-R350とICF-R354Mの感度が同じぐらいなのかどうかなど聞き比べてみたいと思う。いままでうちにあったICF-R354Mは家族が使っているので比べられなかったのである。
【追記:2018年5月21日】SONY ICF-R354MとICF-R350の感度は同等だった ― 2018年05月21日

ICF-R354Mは、山ラジオICF-R100MT とICF-R350・ICF-R351系の統合後継品なので、「山エリアコール」機能も搭載している。また、親送信所の電波が届きにくい箇所にある「中継局」を簡単に選べる機能もある。さらに、メモリーボタンの「1」が必ずそのエリアのNHK第一になるようになっているらしい。基本機能はICF-R350と同じでさらにいろいろと進化しているようだ。

【追記】
なお、ICF-R350もICF-R351もICF-R1000MTもICF-R354MもFMは76~108MHzの受信範囲なので、FM補完放送(AM放送局が90~95MHzの範囲で送信している新サービス)は受信可能。欧米ではもともと108MHzまでがFM放送の範囲であるため、これらのラジオは海外で使うことを考慮して76~108MHzになっていた。

GPSBabelでGT-740FLのデータを取り出す2018年02月27日 00時00分00秒

小湊鐵道月崎駅「森ラジオ ステーション」:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm(35mm版15mm相当)、F8、1/30秒、手持ち撮影、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 2200)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、51点AF-AUTO 、高感度ノイズ低減:標準

GT-740FLは感度がよくて、胸ポケットに入れているだけでちゃんと軌跡を記録できるよいGPSロガーである。

ところが、これまで書いてきたようにGT-740FLにはいくつか問題がある。まず。シリアル接続なのでCanWayというソフトウェアでないとデータを取り出せない。CanWayはWindowsにしか対応していない。

しかし、GPSBabelというオープンソースのフリーソフトウェアでもGT-740FLのログを取り出せるということを検索で知った。GPSBabelはWindows用だけでなくMac用、Linux用もある。

それで、GPSBabelをWindows7にインストールしてGT-740FLからデータを取り出せるか試してみた。

GPSロガーGT-740FLをMac/Linuxでも使えるGPSBabelを参考にさせて戴いた。

GT-740FLはSkyTraq 準拠のデータ方式で記録しているらしく、GPSBabelのinput設定でDeviceはSkyTraq Venus based loggers (download)を選択する。

Device Nameは、Windowsのコントロールパネルからデバイスマネージャを参照してどのCOMポートにGT-740FLが接続されているか調べて選択する。うちにあるPCだとCOM5とかCOM8が割り当てられていた。

inputのOptionsでは、上記ブログを参考にbaud=115200,initbaud=115200とした。Optionsを押した先の画面でBaud rate used for downloadにチェックを入れて115200を入力、Baud rate used to init device (0=autodetect)にチェックを入れて115200を入力する。

大事なのはFiltersである。これを指定しないと、GT-740FLに記録されているログがすべて1つのログファイルとして出力されてしまう。自分の場合今年の1月に一回データ消去して以降ずっとデータを溜めたままなので、Filtersを指定しないとものすごく巨大なGPXファイルができてしまい、KMLファイルに変換したら2ヶ月分の軌跡がごちゃごちゃに書き込まれていてGoogle Earthが途中で動かなくなってしまった。Filtersで日付時間指定で取り出す。

そうしてGPSBabelで取り出したGPXファイルを見てみると、速度がやはり約半分になっていた。そうするとCanWayが悪いわけではなく、GT-740FLが速度をkm/hで記録しているのが悪いんだろう。SkyTraqの規格は知らないのだが、SkyTraqも速度はノットで記録する決まりなのだろう。GT-740FL駄目じゃん。

だとするとCanWayはGT-740FLのメーカーが出している純正ソフトなのだから、エクスポートするときにkm/hをノットに変換して出力すべきだろう。あるいは、GT-740FLをファームアップしてノットで記録するように変えるかする必要がある(その場合CanWayもバージョンアップしてノットで扱うようにする必要がある)。

ともかく、GPSBabelというオープンソースでフリーのソフトウェアでGT-740FLのデータが取り出せることが分かったので、CanWayが今後新しいWindowsに対応しなくなってもGT-740FLを使い続けることができそうだ。MacやLinuxでもGT-740FLのデータを取り出せることになる。GPSBabel、ありがたい。

【関連】
GPSロガーGT-740FL(Sport LogBook)を買った(追記あり) ― 2018年01月10日
GPSロガー GT-740FL(Sport LogBook)は加速度センサーがネックか ― 2018年01月11日
GPSロガー GT-740FLのCanWayの代わりにGPS PhotoTrackr ― 2018年01月12日
CanWay 1.1.12とGT-740FLはタイムゾーンを触らなければなんとかなる(解決編) ― 2018年01月15日
CanWay 1.1.12とGT-740FLでログをエクスポートすると速度が半分になる ― 2018年02月26日


写真は記事とは関係ない。小湊鐵道月崎駅「森ラジオ ステーション」:Nikon D300S、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、Nikon NCフィルター、HB-23フード、10mm(35mm版15mm相当)、F8、1/30秒、手持ち撮影、絞り優先AE、ISO-AUTO(ISO 2200)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、51点AF-AUTO 、高感度ノイズ低減:標準

写真は小湊鐵道の月崎駅にあった使っていない保線小屋をアート作品にした「森ラジオ ステーション」の内部だ。天井が抜けて天窓が壊れてブルーシートで覆ったりしていて修復中だった。今年のゴールデンウィークに公開できるように修復しているとのことであった。また行きたいですな。

SONY ICF-R350のイヤホンを修理に出した、が…2016年09月23日 00時00分00秒

SONY ICF-R350

非常時の情報収集用に毎日持ち歩いているカードサイズラジオのSONY ICF-R350のイヤホン部分にヒビが入った。

寝るときに聞いたまま寝落ちしたりするので、体の下敷きになったのかもしれない。一応音は鳴っていたのだが、耳に挿入する部分なので、修理することにした。

ヨドバシカメラの修理部門経由で修理に出したら、見積もりが7128円とのこと。後継のICF-R354Mが買える値段だが、修理することにした。SONYは部品を出してくれるメーカーらしいので、イヤホンの部品だけ出してもらって自分で半田付けしてもよかったかなとも思ったが、修理の需要があるということを示すのも大事だと思って修理に出した。ビニルカバーがボロボロになったので、それも注文した。

ICF-R350

古い方のカバーはカビが生えているみたいに見えるがそうではない。表面の擬革風の部分が剥げて下地が見えているのだ。

約10日で修理から帰ってきたのだが、小さなラジオなのに、プチプチでぐるぐる巻きにしてあってすごく大きな商品みたいになっていた。ヨドバシカメラの修理窓口の店員が「確認しますか?」と聞くので、中身を確認することにした。すると、店員は、そのぐるぐる巻きのプチプチをかなり強引に破いて取っていた。

そのときは光線の関係で気が付かなかったが、持ち帰ってみてみると、新しくなったはずのビニルカバーがもう剥げている。表と裏の2箇所だ。おそらく、梱包のプチプチを止めるテープか何かがそこに止まっていたのだ。それを強引にはがしたときに、疑似皮革の表面のビニルを一緒に剝がしてしまったんだと思う。がっかりである。乱暴に剥いていた店員のせいだと思うがその時点では気が付かなかったので泣き寝入りだ。

ちなみの以前のビニルカバーは、かなり長いこと剥けてなかったのだが、1箇所剥けてくるとそこからどんどん剥げていった。だからこの新しいカバーもじきにボロボロになるんだろうなぁ。

ICF-R350

ヨドバシカメラ某店の修理受付部門は、空いているのに早口でとっとと処理したいという感じがしてよい感じがしないのだが(その店員の個性かもしれないが)、このラジオを見るたびにそれを思い出すことになるので嫌な感じだ。SONYのサービスセンターにもう一度ケースだけ注文しようかと思う。

こんどからどんな商品も修理はヨドバシカメラを通さずに直接メーカーに出すことにしよう。

ヨドバシカメラ経由の修理と言えば、この記事(「恥知らず企業ニコン」(ダイヤル式カメラを使いなサイ!))を思い出したのだが、この記事の時点では、修理受付は売場が担当していたんだなぁ。それにこれはヨドバシは悪くないみたいだし。

【関連】SONY ICF-R350(FM/AM・TVアナログ1-12ch)PLLシンセサーザーラジオ(現行品ICF-R351) ― 2008年12月04日

ちなみにさらに現行品はICF-R354M(ICF-R354MK C)となっていて、これはうちの家人が使っている。

ICF-SW7600GRで横浜の試合観戦しながら広島からの電波で聴く2015年05月22日 00時00分00秒

SONY ICF-SW7600GR at YOKOHAMA Stadium:Nikon 1 V1、1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6、焦点距離10mm(35mm判換算27mm相当)、F4 開放、1/125秒、AF-A、AFエリア:中央1点、マルチパターン測光、ISOオート (ISO 320)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、ニュートラルカラーNC 55mm、バヨネットフード HB-N106

今日はカメラネタでなくてすまん。順位が下がっているとの指摘を受けて急遽更新(笑)。米軍基地の騒音問題を扱っている記事がトップにあると困る政権側が必死で他のアサブロ記事をクリックしまくって順位を下げようとしているに違いない(嘘)。

写真は、4月に横浜スタジアムで撮ったもの。横浜スタジアムの試合って、巨人戦だと東京のラジオ局が中継するが、それ以外のカードだと地元の中波ラジオ某局が読売系でかつ神奈川県域局として免許を受けているにもかかわらず事実上の本社機能を東京に置いていて東京のラジオ局のフリをしているので、ベイスターズ戦は中継されない(除く対巨人戦)。ごく希にNHKの横浜FM局(81.9MHz)がベイスターズ戦を中継することがあるが、どこも中継しないので見るに見かねてという感じだ。

この日の対広島戦の場合、広島のRCC中国放送のみが試合を中継していて、インターネット経由のラジコプレミアムで聴くか、直接広島からの電波(1350KHz)を受信するしかない。ラジコプレミアムは有料の上に、タイムラグがあるので生の試合を見ながら聞くには適切ではない(TVKテレビ神奈川のワンセグもタイムラグがあって同様)。

それでこの日は、SONY ICF-SW7600GRを持って行って、広島からの電波を受信して聴きながら観戦した。日没後で屋外で特に電波を遮るものもないので、広島からの電波は安定して受信できた。電波は光と同じ速度で進むので、アナログ放送の場合人が感じられるタイムラグはない(デジタル放送だとデコードに時間が掛かるし、インターネット中継はバッファの時間が掛かる)。

しかし、横浜の試合を横浜から中継して広島からのラジオ放送(RCC 1350KHz)で聴かなければいけないとは…。

対戦相手が中日だと名古屋のラジオ局が、阪神だと大阪のラジオ局が中継するので、同じように名古屋や大阪からの電波を受信すればリアルタイムで試合中継が聴ける。交流戦で対日ハムだと札幌のラジオ局、イーグルスだと仙台のラジオ局、ホークスだと福岡のラジオ局、対西武だと東京の文化放送が中継するからそれを聞けばいいのだが、対ヤクルト、対オリックス、対ロッテの場合、ラジオでは中継されないことが多い。不憫よのぅ。

地元に密着していない某神奈川県域局の免許剥奪して、地域に根ざした別のラジオ局に割り当てればいいのに。同様のことは某兵庫県域局にも言えて、オリックス戦を中継せずに「関西唯一熱烈ジャイアンツ応援ナイター」なんてやっている。免許剥奪だな(笑)。まあ某兵庫県域局が阪神を応援しないというのは、多様な選択肢を用意しているのでよいことなのだが。これが某神奈川県域局になると、他の関東広域局(除く文化放送)と同じ巨人戦を中継するから選択肢がない。

このままベイスターズが優勝しそうになったら東京のラジオ局の扱いも変わるかねぇ(某神奈川県域局は読売系なので変わらないと思う)。


SONY ICF-SW7600GR at YOKOHAMA Stadium:Nikon 1 V1、1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6、焦点距離10mm(35mm判換算27mm相当)、F4 開放、1/125秒、AF-A、AFエリア:中央1点、マルチパターン測光、ISOオート (ISO 320)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、ニュートラルカラーNC 55mm、バヨネットフード HB-N106

1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の広角端で至近距離にフォーカスしているが、無限遠が二線ボケ傾向ですな。まあその分シャープなレンズだということで。高倍率ズーム(27~270mm相当)ということも考えると許せる。

SONY ICF-SW7600GR北米仕様ゲット2012年09月14日 00時00分01秒

SONY ICF-SW7600GR北米仕様 + Ai Nikkor 28mm F2.8S + Kodak PORTRA 400

9月1213日の午前中にamazon.co.jpでポチったSONYのワールドバンド短波ラジオSONY ICF-SW7600GR北米仕様が今日(14日)に届いていた。早い。

これはアメリカ向けに輸出したものを日本にもう一度輸入したものらしく、税込15450円だった。国内向けのものはヨドバシカメラで買うと税込33600円(定価税込42000円)するのでほぼ半額である。

ただし、北米向けのものには、ACアダプターが附属していない。また保証書もアメリカ合衆国内限定の保証書なので1年以内に故障しても自費で修理ということになる。あと、ステレオイヤホン、アルカリ単3電池4本、アンテナアダプターも北米仕様には附属していない。

SONY ICF-SW7600GR北米仕様同梱品

北米仕様のICF-SW7600GRに附属しているのは、
1.アメリカ国内限定の保証書
2.コンパクトアンテナ
3.英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ノルウェー語・ポルトガル語の取扱説明書
4.WAVE HANDBOOK(英語)
5.キャリングケース
だ。

説明書は英語が嫌な人は日本語版のICF-SW7600GR取扱説明書を検索してくだされ。SONYの取扱説明書ダウンロードのサイトにはICF-SW7600GRの日本語取扱説明書はアップされていない。

さっそくエネループ4本を入れて時間を合わせる(説明書参照:英語でも分かると思う)。問題はアメリカのAMラジオ(中波放送)は10kHzステップなので、日本やヨーロッパの9Hzに変更しないと使いにくいということだ(もちろん1KHzステップでも使えるが聞こえる局を探すときに面倒)。電源を入れてみるとやはり北米向けなのでAMは10KHzステップだ。これは以下の方法で変更できる。

1.電源を切る(POWER OFF)。
2.DIRECTを押す。
3.10秒以内に数字ボタンで「9」または「1」「0」を押す。
4.EXEボタンを押して決定する。

あと、アメリカのFM放送は周波数が87.5MHz~108MHzで、日本では76~90MHzなので日本のFM放送が受信できるか不安な人もいると思う。しかし、ちゃんと76.0~108.0MHzまで受信可能であった。FM放送は北米仕様ICF-SW7600GRでも問題なし。

ACアダプターはなくても困らないし、説明書も何とかなる。アンテナアダプターはICF-SW7600GRのアンテナ端子に専用外部アンテナ用の電源が来ているために、専用以外のアンテナをアンテナ端子につなぐときにあったほうがよいものだが、検索すると代替品や対策がたくさんヒットする。やはり一番のネックは日本での製品保証がないということだろう。私は「SONYタイマー」を信用しているので1年間は壊れないと思っている(笑)。以上のようなことが嫌な人は素直に国内版のICF-SW7600GRを買った方がいいと思う。

使い心地等はまたいずれ。遠隔地のAM局がよく聞こえる。さて、たね蒔きジャーナルを…。

皆様よい週末を!

au携帯電話用イヤホン変換アダプタ&平型ステレオイヤホンマイク2011年04月19日 00時00分00秒

au純正「平型ステレオイヤホンマイク」(0201QMA)と「外部接続端子用イヤホン変換アダプタ01」(0201QVA)

カメラネタでなくてすまん。今日は携帯電話ネタ。auのタフネスケータイG'zOne TYPE-Xに機種変更した話は既に書いた。それで先週の月曜日(2011年4月11日)の夕方に大きな余震があって、ヨドバシカメラには寄らずにまっすぐ帰ったのだが、その日に限ってカードサイズラジオ(SONY ICF-R350)を持ってくるのを忘れた。前の晩に寝ながらラジオを聞いていてカバンに入れるのを忘れたのだ。福島第一原発がどうなったか気になったので携帯電話のワンセグを帰りに点けて見たのだが、イヤホンがないので音が聞けない。画面には東電の人が映ってなにか説明しているのだが、こういうときはワンセグ用の字幕も出ない。携帯電話のスピーカーから音を出せるのだが、さすがに公共交通機関の中でワンセグの音を出すのは憚られる。それで、イヤホンマイクを買おうと思った。

平型のモノラルイヤホンマイクは持っていたはずなんだが、全然使わないのでどこかへ行ってしまった。ステレオである必要はないが、ステレオ用だと非常時に2人で片耳ずつ聴けるのでステレオイヤホンマイクを買うことにした。イヤホンマイクでなくても別に普通のステレオイヤホンでもいいのだが、聴いているときに電話が掛かってきたら面倒なのでそのまま話せるイヤホンマイクにすることにした。購入したのは、au純正の「平型ステレオイヤホンマイク」(0201QMA)。ヨドバシカメラで1144円(税込)だった。

そこで、さらに問題が。最近のauの携帯電話には平型イヤホン用のジャックが装備されていない。その代わりに充電したりする外部接続端子にすべてが集約されているようだ。ここに「外部接続端子用イヤホン変換アダプタ01」(0201QVA)を挿して平型イヤホンマイク用に変換する必要がある。これはヨドバシカメラで829円(税込)だった。このアダプターは、携帯電話の外部接続端子に挿して、反対側には平型イヤホンマイク用の端子とステレオミニプラグ用の端子がある。こういうアダプターは法林岳之氏の言うように標準添付品にして欲しい。ヨドバシにも在庫は少なかった。
災害時も心強いタフネスケータイ(ケータイWatch)

なお、購入したお店のヨドバシカメラ店員は、サードパーティ製でステレオイヤホンの先がauの外部接続端子用になったものの方が安いと勧めていたが、私は上記の組み合わせで買った。特定のメーカーだけの仕様のものを標準仕様に変換できるアクセサリーはあるうちに手に入れて置いた方がいいということと、アダプターさえあればあとは標準仕様の平型なり普通のステレオミニプラグなりを繋げられるからだ。

あと、G'zOne TYPE-XにはBluetoothが登載されているので、Bluetoothのヘッドセットも使える。Bluetoothの方が防水ケータイのパッキンを開けて接続する必要がないので、防水のG'zOne TYPE-Xに向いているとも言える。ソニーエリクソンのワイヤレスステレオヘッドセットMW600などはそそるものがあったが、ヘッドセット自体も電源が必要で充電しないといけないので、災害用としては電源の要らないイヤホンマイクの方がいいだろうということでこちらは買わなかった。普段Lismoなどを利用して携帯電話で音楽を聴いたりしている人はMW600の方がいいだろう。

携帯電話の電池がなくなるので普段はワンセグを見ることはほとんどないが、これで非常時も安心だ。これらが活躍することのない方がいいのだが。

非常用・手回し充電多機能ライト(野澤産業)2011年03月23日 00時00分00秒

非常用・手回し充電多機能ライト(野澤産業)

我が家には何台かラジオがあるがそのうち一番最近に買ったものがこの「非常用・手回し充電多機能ライト(野澤産業)」だ。去年の防災の日前後に生協(パルシステム)で「防災セット」が売られていてそのセットに入っていたものだ。単体で5千円ぐらいするところもあるようだ。単体でその値段なら買わないなぁ。

それだったらSONYの手回し充電ラジオICF-B02の方がよさそうだ。もっと安い値段でこの「非常用・手回し充電多機能ライト(野澤産業)」を買えるのなら考える余地はありそうだが。

まず、一番の売りの手回し発電関連だが、ハンドルは折りたためてボディのへこみにノブがはまるようになってはいるが、ハンドル自体は出っ張っているので、本体が安定して置けない。デザインを見ると筒状の底の部分に足のようなデザインが少しあるので、塔のように立てて使うことを想定しているらしい。でも余震の続く中その使い方はちょっと違うだろうと言いたい。横置きのSONY ICF-B02が正しい。内部に4.5V分のニッケル・カドミウム電池が内蔵されていて、手回し発電でラジオやライト類がまかなえる。別に単3型電池3本を入れるところもあるが、そこに電池を入れていなくても手回し発電で全機能が使える。手回し発電で別に入れた電池を充電することはできない。手回し発電は内部の取り外し不可能なニッケル・カドミウム電池と外部出力端子にしか給電できない。なお、DC6Vの外部入力端子もある。内部のニッケル・カドミウム電池を使うか、単3型電池を使うかはスイッチで切り替え可能。私は単3型の部分にエネループ3本を入れている。

手回し発電の能力だが、SONYのICF-B02は手回しで約120回転/分でハンドルを回して1分間充電した場合、AMラジオが約60分聴ける 。それに対して、この「非常用・手回し充電多機能ライト(野澤産業)」は、(120回転/分で3分間充電した場合)、AMラジオ:約20分(音量半分)なのであんまり性能がよくない。まあ電池無くても聴けるだけ無いよりははるかにましなのだが。

手回し発電は早く回そうとすると重いが、約120回転/分ならそんなにしんどくはない。女性や子どもも可能な感じだ。ハンドルもプラスチック製だがしっかりしている。

外部出力端子とケーブルが付属していて、携帯電話の充電が出来るようになっている。「DoCoMo用Vodafone用Tu-Ka用」と「FOMA用Vodafone3G用SoftBank3G用」と「au用」の3種のコネクターが付属している。こういうケーブルやコネクターはなくしやすいので、本体のどこかに収納できるようになっていればよかった。あるいはSONYのICF-B02ように専用巾着袋をセットにしてそこの内ポケットにケーブル類がが入るとか考えて欲しい。

ライトのうち「ランタン」という細長いLEDはそこそこ明るくてよい。ただ光の色がやや紫っぽい。

ラジオについて。AMの感度はあまり高くない。ただ、地元のAMラジオ局は十分に聴ける感度だ。よその地方のラジオ局は夜間でもほとんど聞こえない。感度は地元局を聴くのに十分な感じではあるが、分離が悪い感じだ。チューニングダイヤルをかなり回してもずっとその局が聞こえる。私のところでは送信所はそんなに近くないし、周波数もそれぞれ離れているからこれでよいが、近くに送信所があったり、近接した周波数に地元局が複数あると、きちんと分離して聞こえないのではないかと思われる。

FMについてもそんなに感度は高くない。ロッド式のアンテナのようなものはなく、ハンドストラップにアンテナが内蔵と書かれている。これはなかなかよいアイデアだ。FM受信時にはストラップには手を通さず垂らしておくのがよさそうだ。FMも地元がサービスエリアになっている局は十分聞こえる。ただ、受信周波数範囲が76~108MHzと高い側に広くなっているので、下側の周波数の部分がダイヤルの回転角が無くてチューニングしにくい。日本では76~90MHzにしかFM放送局はなく、90~108MHzには地上波アナログTV放送の1~3chの音声放送があるだけなので、76~84MHzの部分が詰まっているのは使いにくい。FMなので分離はそこそこよい。地上波アナログ放送の音声が聴けるので、7月のアナログ停波までは東京などではNHK総合TV(1ch)とNHK教育テレビ(3ch)の音声が聴ける(大阪だと2chのNHK総合が聴けるはず)。ただし、3chのNHK教育テレビはなぜか総合よりも入りが悪い。

あとFM・AM切り替えのスライドスイッチがサイレンと兼用なので、FMからAMに切替えるときに行き過ぎてついサイレンを鳴らしてしまうのはなんとかしてほしい。

ラジオとライト、ラジオと警告灯は同時に使用可能。サイレンかランタンに切替えるとラジオは鳴らなくなる。

SONY ICF-B50 + 「非常用・手回し充電多機能ライト(野澤産業) + Kodak GOLD 100 135-24」

そんな感じで、やっぱりSONYのICF-B02が欲しくなってしまうのだった。家には手回し式ではないがSONYの非常用ラジオICF-B50もあるのだが。そのICF-B50を買う際に、ICF-B50に手回し式部分を付けたICF-B200とどちらを買うか迷った。ICF-B200は手回し発電が付いている分重くて大きいので結局ICF-B50を買って帰ったら家族に「買うならICF-B200でしょうが」とぼろかすに言われたのを思い出す。いいじゃん、バイクツーリングに持っていくつもりだったから少しでも軽くてでも音が大きく出る防滴ラジオが欲しかっただけなんだよう。ICF-B200には携帯電話の充電機能がなかったので、今から考えるとICF-B50でよかった。姉妹機にはICF-B100というICF-B50よりも大きなラジオもあった。このICF-B100が意外と売れたので小型のICF-B50も発売して、それに手回し発電を付けたのがICF-B200だった。

SONY ICF-R350(FM/AM・TVアナログ1-12ch)PLLシンセサーザーラジオ(現行品ICF-R351)2008年12月04日 00時00分00秒

SONY ICF-R350(中央)、SONY ICF-EX35(右)、FUJIFILM Sensia III 135Film(左)

なんかカメラネタもなさそうなので、小物ネタでとりあえず更新。すまん。

SONYのカードサイズラジオ、ICF-R350を少し前に買った。FM/AMにアナログの1-312chTV音声が聞けるPLLシンセサーザーラジオだ。

普段ラジオを聞くわけではないのだが、これは常にカバンに入れて持ち歩くようにしている。災害等非常時用なのだ。

以前は同じくSONYのICF-EX35という小型のラジオをカバンに放り込んでいた。ICF-EX35は多分買って20年になると思う。キャンプやハイキングなどの山歩き、バイクツーリングなどに活躍した。最近は鞄の底で眠っていた。このあいだロッジに宿泊する機会があって久々に取りだしたらどうもAMの感度が悪いというか音が大きくならない。電池の問題かと思って帰宅してから新品電池に替えてみたが同じ。それで思い返してみれば買って20年なので、新しいのを買うか、となった。

新しく買ったICF-R350は小さくて軽い(乾電池込みで約71g)。ICF-EX35が単4電池2本で作動するのに対してICF-R350は単4電池1本で作動する。ICF-R350は感度も悪くない。この時期だと関東南部で夕方には大阪のAM局が普通に聞こえる。壊れる前のICF-EX35よりも感度はいい。ICF-R350にはノイズカットボタンもある。イヤホンも巻き取り式で邪魔にならないし、それ以外にミニジャックのイヤホン端子も装備されている。

表示部分は液晶だが、オレンジ色のバックライトがついている(バックライトはバックライトボタンを押したときのみ点灯する)。バックライトは5秒ほどで消えるが、選局操作中などは操作が終了するまで継続して点灯する。

あと、時計機能があって、アラーム機能もある。電池交換を3分以内にすると時計を合わせ直さなくてもいいようだ。電池はアルカリ/マンガン乾電池以外に、ニッケル水素充電池にも対応している。単4形ニッケル水素を入れて、別売の充電スタンドBCA-TRG2KITを買うと、電池をICF-R350に入れたまま充電できるようになっている。しかし、説明書によると、この充電台は電池の充電状態を把握しておらずいつも充電開始から3時間充電するようになっているとのこと。充電池によくないので、これは単4形ニッケル水素電池を取りだして充電状態を把握しつつ充電する充電器で充電したほうがよさそうだ。というかこんな充電台要らないだろう(笑)。

AMは日本国内対応の9kHzステップのみ。ただし、なんらかの10kHz対応がなされているようで、FAQに、

Q エリア設定ができないです。

A AMの周波数ステップが「10kHz」に切り替わっていませんか?
電池を抜いて1時間程放置してください。
工場出荷状態に戻りまして、「9kHz」になります。

※ 時計の設定や、記憶させた周波数がクリヤーされますので再度設定してください。

http://www.faq.sonydrive.jp/faq/1040/app/servlet/qadoc?003200

とあるので、なんらかの裏コマンドで10KHzステップにすることができるのかもしれない。

あらかじめ各地方の主な放送局とJR東海道新幹線・山陽新幹線の車内ラジオの周波数ががプリセットされている。それとは別に自分で好きな放送局を登録するマイメモリー選局も記憶させておくことができる。私はマイメモリー選局を既定にしている。

ほかに、ホールドボタンというスライドスイッチがあって、これをホールド状態にしておくと一切のスイッチ操作が受け付けられなくなる。これはICF-EX35にはなかったのでいいと思う。以前、バイクで走っていたらずっとNHK第一の音が聞こえるのでこのあたりの町は町内有線放送でNHKを流しっぱなしにしているのかなぁと思いつつ山の中に入ってもまだNHK第一が鳴っているのでこれは変だとバイクを止めたら、カバンの中で自分のICF-EX35が鳴っていたということがあった(笑)。ICF-R350ではそういうこともなさそうだ。

購入時の比較対象は「山ラジオ」こと、SONYのICF-R100MT。これはICF-R350の色違いで、「ジャストケース」と山の名前から選局が簡単にできる機能が加わっただけのようだ。ケース好きの私は少し心が揺らいだが(笑)、ICF-R100MTのケースは大きくて、普段カバンに入れっぱなしにする用途向けじゃなさそうのでやめた。なお、ビニール製のカバー(キャリングケース)はICF-R350にも付属している。「山エリア一覧カード」もなくしそうでイマイチ。それで値段は大幅にアップするので、ここは基本性能が全く同じICF-R350の方がお得と判断した。

あと、ICF-R350にあったらよかったと思う機能は、サーチスキャンぐらいだろうか。

この手のラジオの難点は、警察関係者と間違われたりする可能性があることだ(笑)。駅頭で人と待ち合わせするときは無表情で視線を左右に走らせたりしないように気をつけなければならない(笑)。

【追記:2013年2月15日】
TVの地上波アナログ放送が終了したので、TV音声(アナログ1-312ch)受信機能を削ったICF-R351が現行品となっている。それ以外の機能はICF-R350とICF-R351とで同じと思われる。

【追記訂正:2014年9月3日】
いまごろになって気づいたのだが、ICF-R350はFMバンドでアナログテレビの1-3ch、テレビバンドでアナログテレビの1-12chを聴けたのだった。タイトルと記事中の1-3chを1-12chに訂正した。地上波アナログテレビが終了して、こんどはAM放送局がFMでのサイマル放送を90MHzよりも上の周波数で行うことになったようだ。TBSラジオ(954KHz)が90.5MHzで、文化放送(1134KHz)が91.6MHzで、ニッポン放送(1242KHz)が93.0MHzで、東京スカイツリーから7KWで2015年春から送信するようだ。
ICF-R350(ICF-R553V/R550V)やICF-R351(ICF-R353)ではFMのバンドが76-108MHzまで対応しているので、これらのFM補完中継局も聴ける。
関東広域AMラジオ3社のFM補完中継局に予備免許(総務省関東総合通信局)

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