ミラーレスカメラ・テクノロジー(デジカメWatch:豊田堅二氏 )2020年03月13日 00時00分00秒

カワヅザクラ(久留里城入口):Huawei P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm(35mm版26mm相当)、F2.2開放、1/367.4秒、ISO50、プログラムAE、AWB

デジカメWatchに豊田堅二氏執筆のミラーレスカメラ・テクノロジーという記事が2019年1月9日から2020年3月3日まで1年以上にわたって全部で7回連載されていた。いまはデジカメWatchのトップページからは探しにくくなっているので、自分の備忘録としても記録しておきたい。

ミラーレスカメラ・テクノロジープロローグ:既視感 2019年1月9日
ミラーレスカメラ・テクノロジー(その1)EVFと一眼レフファインダー 2019年2月5日
ミラーレスカメラ・テクノロジー(その2)ミラーレスカメラのシャッター 2019年3月26日
ミラーレスカメラ・テクノロジー(その3)ミラーレスカメラのオートフォーカス 2019年5月29日
ミラーレスカメラ・テクノロジー(その4)ミラーレスカメラの手ブレ補正 2019年9月9日
ミラーレスカメラ・テクノロジー(その5)ミラーレスカメラのレンズマウント 2019年12月11日
ミラーレスカメラ・テクノロジー(最終回)まとめ。一眼レフは消えるのか? 2020年3月3日

特に最終回のミラーレスカメラ・テクノロジー(最終回)まとめ。一眼レフは消えるのか? 2020年3月3日について取り上げたい。

このように、ミラーレスカメラには、まだまだ解決すべき課題が残っている。と、いうことは、ミラーレスカメラがまだまだ進歩するということだ。一方で一眼レフカメラはどうだろう?よくよく考えてみると、ミラーレスカメラが一眼レフカメラよりも格段に優れていて、一眼レフがどうしても追いつけないというような要素はあまりない。

背面のモニターによるローアングルやハイアングルの撮影は、ライブビューモードにすればよいわけで、現代の一眼レフカメラはいつでもミラーレスカメラに化けることができるのだ。ミラーレスの方が小型化に有利と言われるが、一眼レフでもキヤノンやニコンのエントリークラスの機種はけっこうコンパクトにできている。むしろ最近のフルサイズミラーレス機をみていると、レンズがどんどん大型化して、せっかくの利点を生かしていないような感がある。ショートフランジバックのレンズマウントにしても、オールドレンズをマウントアダプターで使う、いわゆる「レンズグルメ」のユーザーは喜ぶが、一般ユーザーにとってはそれほど大きな要素ではない。

このように考えてみると、意外と一眼レフカメラはのちのちまで生き残るような気がする。レンズ交換式カメラの主役はミラーレスカメラになるにしても、一眼レフカメラも技術が成熟した、電池のもちの良い万能カメラとして一定の市場を形成していくのではないだろうか? 先に述べた機械式時計のようなものとはちょっと違う、もう少し積極的で実用的な存在となる。少なくともVTRのように人々の記憶からも消え去ってしまうようなものにはならない。いや、なってほしくないのだ。

「背面のモニターによるローアングルやハイアングルの撮影は、ライブビューモードにすればよいわけで、現代の一眼レフカメラはいつでもミラーレスカメラに化けることができるのだ。」と豊田氏の記事にはあるが、デジタル一眼レフのミラーアップ(ライブニュー)によるミラーレス化については、ライブビュー時のオートフォーカスがいまいちだった。

しかし、ニコンD780で「ニコンのデジタル一眼レフカメラとして初めて像面位相差AFを採用し、ライブビュー撮影時のAF性能が飛躍的に進化」した。やっとミラーおろせば一眼レフ、ミラー上げればミラーレスのいいとこどりのカメラが出てきたのだ。

このハイブリッドはライブビュー撮影時に便利なだけでなく、一眼レフで動画を撮る時にもオートフォーカスが素早くなって実用性が増すだろう。

機構が複雑な分、こういうハイブリッドカメラは価格的にも不利だろうが、ミラーレスカメラしか作れないメーカーと、一眼レフもミラーレスも作れるメーカーの違いが出てくるのではないかと思う。そういう意味でもニコンには期待したい。

ただ、ニコンには私が言う「嫌がらせ仕様」があって、様々な機能制限をいつも載せてくるのでそれが気がかりだ(幸いにもD780にはあまりないようだが)。だからキヤノンもソニーもペンタックスもハイブリッドカメラを作ってほしい。そうすれば万能カメラとしての一眼レフのよい競争になるのではないか。各社に期待したい。


カワヅザクラ(君津市森林体験交流センター入口):Huawei P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm(35mm版26mm相当)、F2.2開放、1/367.4秒、ISO50、プログラムAE、AWB

たぶんカワヅザクラ(河津桜)だと思うのだが、久留里から月崎の方に行く千葉県道32号線の君津市森林体験交流センター入口(久留里城裏手)のところできれいに咲いていたのでUターンして撮影した。

ロシア製GfotoのNikon1用チップは電源OFFでも電池が減る2020年01月27日 00時00分00秒

Gfotoのタンポポチップ付きマウントアダプターを付けたままにした今朝のNikon 1 V1の電池残量。昨晩には95%あったのが86%になっている。

今日から明日にかけて関東地方の平野部でも積雪があるかもということだ。東京は1cmも積もると大混乱なので心配だ。さて、荒野の故障ブログへようこそ。

Nikon 1 V1では、CPUチップのないレンズを付けると自動露出も効かないし内蔵露出計も効かないしフォーカスエイドも効かないし、ISOオートも効かない仕様だ。それで、CPUチップをロシアのGfotoというところが販売していて、それを装着したマウントアダプターも発売している。最初は4年前にニコンFマウントレンズをNikon 1ボディに装着するマウントアダプターを購入した。AEやフォーカスエイドができて便利だ。

今回いろいろあったが、CマウントのレンズをNikon 1 V1で使いたくて買ったが、使い始めて1週間で電気的に壊れて、販売元のGfotoに連絡したら交換用のチップを送ってきて、自分で交換したところまでは書いた。前回Gfotoのタンポポチップ交換作業(その1) ― 2020年01月24日Gfotoのタンポポチップ交換作業(その2) ― 2020年01月24日参照。

以前の電気的に壊れたチップは、8mm F3.8のCマウント魚眼レンズが年末に届いてから本格的に使い始めたのだが、Nikon 1 V1が丹沢でうんともすんとも… ― 2019年12月28日ということがあった。

その日は未明から車で出かけて現地は氷点下であったので、そのせいかなと思っていた。ところがその後もこのタンポポチップ付きマウントアダプターをNikon 1 V1に付けたままにしておくと一晩でひどいときには20ポイントぐらい電池が減るのだ。前の日の晩に90%表示だったのに朝見ると70%ぐらいになっていたりする。このチップは元旦に壊れたので、そのチップの不良かと思っていた。このチップをNikon 1 V1に装着していない場合には一晩で数値は変わらないか減っても1ポイントぐらいだった。

そして今回新しく届いた交換チップをマウントアダプターに付けて満充電で試してみた。昨日の日中に電池を充電してちょっと使ったりして、チップをNikon 1 V1に付けたままにしておいた(電源OFF時に97%)。寝る前には95%になっていた。やっぱり減っていると思う。朝起きてバッテリー残量を確認すると86%になっている。

以前の壊れたチップほどではないが、電源OFFにしているのに明らかに電池が減るようだ。このチップを付けていないと何日経っても1ポイント減るか減らないかだ。

以前買ったGfotoのニコンFマウントレンズをNikon 1に付けるマウントアダプターはずっと付けっぱなしにしたことがないので気づかなかった。なぜなら、持っているニコンFマウントレンズはほとんどがマニュアルフォーカスレンズで重くてかさばるからだ。自宅や近辺で撮るときにしか使ったことがなかった。

今回Cマウントの8mm F3.8魚眼レンズはコンパクトで軽いので付けっぱなしにしていた。

Fマウントの方のマウントアダプターでも電池が減るのか試してみたい。

とりあえずGfotoのマウントアダプターは付けっぱなしにはしないようにしたい。うーん、なんか使いにくいな。それにしても電源OFFなのになんで電池減るんだろう。【さらに追記】思い出したが、Nikon 1では沈胴式のレンズは、レンズを引き出すだけでボディの電源がONになる仕様だった。そのために電源OFFでもレンズ側に電気が流れるようになってるのだろう。ちなみに沈胴式レンズを収納させてもボディの電源はOFFにはならない仕様だ(呆)。【さらに追記ここまで】

【追記】使っている電池は2016年に新品でヨドバシカメラで買ったEN-EL15だ(Nikon 1 V1増殖中+ 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 ― 2016年02月23日のあとに買い増ししたもの)。「Li-ion20」表記のあるものだ。【追記ここまで】

なんかGfotoが悪いように見えるから一言書いておくが、ニコンがわざわざチップなしレンズの使用でいろんな制限掛けるからこんなキワモノ(すまん)のマウントアダプターをロシアから買わなければならなくなる。ニコンの「嫌がらせ仕様」だと思っている。そんな仕掛けにコスト掛けるんならポストビュー強制とか背面液晶とEVFの強制自動切り替えとかクルクル回りすぎるダイヤルとかPSAMのモード切替をメニューの深いところに置いているとか普通のスピードライトが使えないとか改良しろよ。改善しないままにシステムを終了しやがって(怒)。1 NIKKORレンズの絞り機構も次々と壊れていくし(泣)。レンズが壊れるのでこれ以上1 NIKKORレンズを買い増さないでNikon 1を活用しようとすることも妨害される最悪システムですな。

Gfotoのタンポポチップ交換作業(その2)2020年01月24日 00時00分02秒

【写真1】左:"Aluminium Alloy Lens Mount Adapter Converter fr C-Mount Lens to Nikon 1 DSLR"(DSLRと書いてあるが、Nikon 1はDSLRではなくミラーレスデジタルカメラだ)にGfotoの薄型タンポポチップを接着したところ、右:GfotoのПереходник C-mount - Nikon 1 SLIM Gfoto с чипом AF/EXP

Gfotoから送ってきたタンポポチップを、中国製の"Aluminium Alloy Lens Mount Adapter Converter fr C-Mount Lens to Nikon 1 DSLR"(DSLRと書いてあるが、Nikon 1はDSLRではなくミラーレスデジタルカメラだ)に貼り付けたら、なんと8mm F3.8魚眼レンズとの組み合わせで無限遠が出ないというところまで書いた。
代替用に買ったCマウントレンズ→Nikon1ボディマウントアダプターが届いた ― 2020年01月24日
Gfotoのタンポポチップ交換作業(その1) ― 2020年01月24日

この新しく届いた方の"Aluminium Alloy Lens Mount Adapter Converter fr C-Mount Lens to Nikon 1 DSLR"(DSLRと書いてあるが、Nikon 1はDSLRではなくミラーレスデジタルカメラだ)は少なくとも8mm F3.8レンズでは使えないのでチップを剥がすしかない。

カッターナイフでチップを剥がすことにした。

チップが薄いのでめくりながら剥がそうとすると途中までいったところでチップが反りそうになる。内部には電子部品が入っているはずだからこれはまずい。反対側からもナイフを入れてそうっと剥がした。

チップの裏側を見ると、あれ?こんな四角い模様あったっけ?

【写真2】剥がしたGfotoの薄型チップ裏側とマウントアダプターに残った破片を剥がしたもの

ルーペでよーく見ると、四角いのはICチップやんけ!Σ(゚д゚lll)ガーン

ICチップと基盤が見えとるがな!荒野の故障ブログへようこそ(泣)。

やってしまったのか。いや、カッターナイフはマウントアダプターに沿うようにしか動かしてないからナイフの先端がICチップや基盤には触れていないはずだ。問題は台座部分の薄皮がはがれた時にICチップと基盤などの配線を切っていないかだ。これはNikon 1 V1に装着して試してみないとわからない。

【写真3】左:"Aluminium Alloy Lens Mount Adapter Converter fr C-Mount Lens to Nikon 1 DSLR"(DSLRと書いてあるが、Nikon 1はDSLRではなくミラーレスデジタルカメラだ)から接着したGfotoの薄型タンポポチップを剥がしたところ、右:GfotoのПереходник C-mount - Nikon 1 SLIM Gfoto с чипом AF/EXPからチップを剥がしたところ

Gfotoのマウントアダプターから壊れたチップも剥がした。こっちはチップに厚みがあるのできれいに取れた。

Gfotoのマウントアダプターのチップが装着してあったところをきれいにしてからもういちどICチップがむき出しになった新しいほうのチップをエポキシ樹脂で貼り付けた。チップの位置決め用の治具がロック用の穴にうまくはまらない。マウントアダプターも治具もGfoto製なのになぜだ。マウントアダプターのロック用穴がレンズの中心方向に少し穴が小さいのだろう。治具がぐらぐらするので、テープで治具を止めて接着作業をした。

エポキシ樹脂が乾燥するのを待って、Nikon 1 V1に恐る恐る装着してみた。

「MF OK」の文字やフォーカスエイドが表示されている。よかった。壊してなかった。

新しい薄型チップのせいか、Gfotoのマウントアダプターも以前よりは装着がスムーズになった。

これでまた快適に8mm F3.8魚眼レンズがNikon 1 V1で使える、めでたしめでたし。

【追記】
Gfotoが
Переходник C-mount - Nikon 1 с чипом AF/EXP

Переходник C-mount - Nikon 1 SLIM Gfoto с чипом AF/EXP
の両方を発売していて、eBayで前者を注文したら後者が届くというのは、前者がレンズの組み合わせによっては無限遠が出なかったりするからではないかと想像する。

【関連追記】
中国製Cマウント魚眼レンズ8mm F3.8が気になる ― 2019年08月26日
Cマウント8mm F3.8魚眼レンズとGfotoのチップ付きNikon1用マウントアダプターを購入 ― 2019年11月20日
Gfotoのチップ付きNikon1用マウントアダプターがなかなか発送されない ― 2019年11月29日
Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプターやっと発送 ― 2019年12月02日
ロシア製Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプターはミンスクに ― 2019年12月03日
Cマウント8mm F3.8魚眼レンズとGfotoのチップ付きCマウント‐Nikon1用マウントアダプターともに国内通関 ― 2019年12月09日
中国製8mm F3.8魚眼レンズが届いたが… ― 2019年12月09日
Gfotoのタンポポチップ付きCマウント‐Nikon1用マウントアダプターが届いた(即席作例あり) ― 2019年12月10日
eBayに注文した"8mm F3.8 CCTV Wide Angle Fisheye Lens"が広州の国際局交換局を出た ― 2019年12月13日
AliExpressで届いた不良品はOpen Disputeで全額返金要求した ― 2019年12月15日
AliExpress不良品は全額返金・返品で合意してEMSで送り返した ― 2019年12月17日
eBayに注文した"8mm F3.8 CCTV Wide Angle Fisheye Lens"が無事到着 ― 2019年12月25日
中国製8mm F3.8 魚眼レンズ + ロシア製Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプター作例(その1) ― 2019年12月26日
中国製8mm F3.8 魚眼レンズ + ロシア製Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプター作例(その2) ― 2019年12月27日
Nikon 1 V1が丹沢でうんともすんとも… ― 2019年12月28日
あけましておめでとうございます!荒野の故障ブログ発進(泣) ― 2020年01月01日
Gfotoタンポポチップ付きCマウントレンズ → Nikon1ボディアダプター故障その後 ― 2020年01月05日
Gfotoタンポポチップ付きCマウントレンズ → Nikon1ボディアダプターをeBayを介して交換交渉してみる ― 2020年01月05日
Gfotoから返事が来た ― 2020年01月07日
EMSで中国に返品したPixco 8mm F3.8 魚眼レンズが広州で通関中のまま ― 2020年01月10日
写真家・中井精也氏がバイクで撮影に行っているらしい ― 2020年01月12日
Gfotoから再び返事が来て交換チップを送るとな ― 2020年01月14日
Gfotoから交換用タンポポチップを送ったと返事が来た ― 2020年01月16日
AliExpressで買った方のPixco 8mm F3.8魚眼レンズが返金作業に入った ― 2020年01月17日
AliExpressからの返金を確認した ― 2020年01月21日
Gfotoの交換用チップが届いた ― 2020年01月22日
代替用に買ったCマウントレンズ→Nikon1ボディマウントアダプターが届いた ― 2020年01月24日
Gfotoのタンポポチップ交換作業(その1) ― 2020年01月24日
Gfotoのタンポポチップ交換作業(その2) ― 2020年01月24日

Gfotoのタンポポチップ交換作業(その1)2020年01月24日 00時00分01秒

【写真1】Gfotoの薄型Cマウントレンズ→Nikon1ボディ用マウントアダプターに交換用の薄型チップ(左側)を載せてみたところ。チップの正規の位置は右側。厚みと出っ張りを比較するためにチップを並べた。

元旦に電気的に壊れたロシアのGfoto製Cマウントレンズ→Nikon1ボディ用マウントアダプターの交換用Gfotoタンポポチップがベラルーシから届いたので、交換作業に着手した。

届いたNikon 1用タンポポチップが、Cマウントレンズ→Nikon1ボディ用マウントアダプターに元からついているタンポポチップよりも薄いのは既に報告した。

最初、これはチップ部分を薄く剥がなければいけないのかと思った。しかし、ルーペで壊れたチップと届いたチップをよく観察すると、届いたチップはチップ部分だけではなく台座もついているようなのであった。届いたチップにもスロープ部分があるので気づいた。

もしかして、この届いたチップは改良版なのではないかと思った。というのも、GfotoのCマウントレンズ→Nikon1ボディ用マウントアダプターは、Nikon1に装着時最後の方で接点のグリグリという感触とともにちょっときついのである。

【写真2】1 NIKKOR 10mm f/2.8の接点の出っ張り

ニコン純正の1 NIKKOR 10mm f/2.8レンズの接点を確認してみると、マウント座金からほんの少し接点部分が出ているだけだが【写真2】、チップが壊れた方のGfotoのCマウントレンズ→Nikon1ボディ用マウントアダプターは接点がかなりマウント座金から出ている。新しく届いたチップの方が、ニコン純正の1 NIKKOR 10mm f/2.8の接点と出っ張り具合が近い。【写真1】

Cマウントレンズ→Nikon1ボディ用マウントアダプターに届いた交換用チップを載せてみたら【写真1】、やっぱり新しく届いたチップの厚みの方が純正レンズのチップの接点の出っ張り具合に近い。

これは剥がさずにそのまま古いチップ(厚い)を新しいチップ(薄い)に置き換えるべきだと判断した。

さてここで、あることに気づいた。ロシア製Gfotoのマウントアダプターについている壊れたチップはそのままにして、深セン→台湾経由で届いたばかりの「質の良いマウントアダプター」(代替用に買ったCマウントレンズ→Nikon1ボディマウントアダプターが届いた ― 2020年01月24日参照)にこのチップを付ければ快適に使えるのではないかと。

エポキシ樹脂で"Aluminium Alloy Lens Mount Adapter Converter fr C-Mount Lens to Nikon 1 DSLR"(DSLRと書いてあるが、Nikon 1はDSLRではなくミラーレスデジタルカメラだ)にGfotoのタンポポチップを貼り付けた。

【写真3】"Aluminium Alloy Lens Mount Adapter Converter fr C-Mount Lens to Nikon 1 DSLR"(DSLRと書いてあるが、Nikon 1はDSLRではなくミラーレスデジタルカメラだ)にGfotoの薄型タンポポチップをエポキシ樹脂で接着しているところ

エポキシ樹脂の乾燥を待ってNikon 1 V1に装着してみる。おお、いい感じだ。マウントアダプターの脱着もGfotoの薄型マウントアダプターよりも軽くて反対方向に回らないのでよい。

そして、Cマウントの8mm F3.8魚眼レンズをマウントアダプターねじ込む。

ん?無限遠が出ない?夜で室内なので無限遠は確認できないが、2.5mぐらいの距離でレンズの距離指標のかなり無限遠寄りでないとピンボケだ。このレンズは魚眼なのでEVFで拡大して見てもピントの山は分からないのだ(距離指標のかなり広範囲でピントがあったように見える)。このアダプターでもピントが合ったように見えるんだがGfotoのマウントアダプターよりも無限遠寄りに合わせないとピントが合わない。5mぐらいの距離のもので無限遠マーク近くにしないとピントが合ったように見えない。

実際に撮影してピントの具合を確認する。2.5mぐらいの距離のものに可能な限りピントを合わせて撮ってみる(Gforoチップのお蔭でOKボタンで拡大機能が使える)。うーん、撮った画像を等倍にしてみるとなんか甘い。接点にパーマセルを貼ったGfotoのアダプターに交換してピントを追い込んでみて撮影した画像と比較してみると、Gfotoのアダプターの方が絞り開放で等倍で鮮明に写っている。

今回届いた"Aluminium Alloy Lens Mount Adapter Converter fr C-Mount Lens to Nikon 1 DSLR"は8mm F3.8の組み合わせでは無限遠どころか2.5mぐらいの距離もジャストピントにならないようだ。

しかし、もうGfotoの新しいチップを新しい"Aluminium Alloy Lens Mount Adapter Converter fr C-Mount Lens to Nikon 1 DSLR"に接着してしまったんだよな。Σ(゚д゚lll)ガーン

荒野の故障ブログへようこそ(泣)。つづく

【追記】つづき:Gfotoのタンポポチップ交換作業(その2) ― 2020年01月24日

【関連追記】
中国製Cマウント魚眼レンズ8mm F3.8が気になる ― 2019年08月26日
Cマウント8mm F3.8魚眼レンズとGfotoのチップ付きNikon1用マウントアダプターを購入 ― 2019年11月20日
Gfotoのチップ付きNikon1用マウントアダプターがなかなか発送されない ― 2019年11月29日
Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプターやっと発送 ― 2019年12月02日
ロシア製Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプターはミンスクに ― 2019年12月03日
Cマウント8mm F3.8魚眼レンズとGfotoのチップ付きCマウント‐Nikon1用マウントアダプターともに国内通関 ― 2019年12月09日
中国製8mm F3.8魚眼レンズが届いたが… ― 2019年12月09日
Gfotoのタンポポチップ付きCマウント‐Nikon1用マウントアダプターが届いた(即席作例あり) ― 2019年12月10日
eBayに注文した"8mm F3.8 CCTV Wide Angle Fisheye Lens"が広州の国際局交換局を出た ― 2019年12月13日
AliExpressで届いた不良品はOpen Disputeで全額返金要求した ― 2019年12月15日
AliExpress不良品は全額返金・返品で合意してEMSで送り返した ― 2019年12月17日
eBayに注文した"8mm F3.8 CCTV Wide Angle Fisheye Lens"が無事到着 ― 2019年12月25日
中国製8mm F3.8 魚眼レンズ + ロシア製Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプター作例(その1) ― 2019年12月26日
中国製8mm F3.8 魚眼レンズ + ロシア製Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプター作例(その2) ― 2019年12月27日
Nikon 1 V1が丹沢でうんともすんとも… ― 2019年12月28日
あけましておめでとうございます!荒野の故障ブログ発進(泣) ― 2020年01月01日
Gfotoタンポポチップ付きCマウントレンズ → Nikon1ボディアダプター故障その後 ― 2020年01月05日
Gfotoタンポポチップ付きCマウントレンズ → Nikon1ボディアダプターをeBayを介して交換交渉してみる ― 2020年01月05日
Gfotoから返事が来た ― 2020年01月07日
EMSで中国に返品したPixco 8mm F3.8 魚眼レンズが広州で通関中のまま ― 2020年01月10日
写真家・中井精也氏がバイクで撮影に行っているらしい ― 2020年01月12日
Gfotoから再び返事が来て交換チップを送るとな ― 2020年01月14日
Gfotoから交換用タンポポチップを送ったと返事が来た ― 2020年01月16日
AliExpressで買った方のPixco 8mm F3.8魚眼レンズが返金作業に入った ― 2020年01月17日
AliExpressからの返金を確認した ― 2020年01月21日
Gfotoの交換用チップが届いた ― 2020年01月22日
代替用に買ったCマウントレンズ→Nikon1ボディマウントアダプターが届いた ― 2020年01月24日
Gfotoのタンポポチップ交換作業(その1) ― 2020年01月24日
Gfotoのタンポポチップ交換作業(その2) ― 2020年01月24日

代替用に買ったCマウントレンズ→Nikon1ボディマウントアダプターが届いた2020年01月24日 00時00分00秒

Aluminium Alloy Lens Mount Adapter Converter fr C-Mount Lens to Nikon 1 DSLR(DSLRと書いてあるが、Nikon 1はDSLRではなくミラーレスデジタルカメラだ)

元旦にタンポポチップ付きのロシア製Gfoto製Cマウントレンズ→Nikon1ボディ用マウントアダプターのチップが電気的に壊れたので、代替用にeBayの別の業者(中国・深セン)からCマウントレンズ→Nikon1ボディ用マウントアダプターを購入した話はした。アルミ製で送料込みで395円だった。【追記】ebayでは"Aluminium Alloy Lens Mount Adapter Converter fr C-Mount Lens to Nikon 1 DSLR"問いう名前で売られていた。DSLRと書いてあるが、Nikon 1はDSLRではなくミラーレスデジタルカメラなので、これは間違いだ。【追記ここまで】

Aluminium Alloy Lens Mount Adapter Converter fr C-Mount Lens to Nikon 1 DSLR(DSLRと書いてあるが、Nikon 1はDSLRではなくミラーレスデジタルカメラだ)

このアダプターは、2020年1月5日に中国・深センで投函されて1月6日に深センの空港を出発したという情報のままずっと変化がなかった。

SFC tracking #SFC*****************
Jan 6, 2020 12:25am Departed from airport Shenzhen
Jan 5, 2020 7:25pm Departured from SFC warehouse Shenzhen
Jan 5, 2020 1:19pm Departured from SFC warehouse Shenzhen
Jan 5, 2020 12:04pm SFC driver pick-up Shenzhen
Jan 5, 2020 1:05am Tracking number provided

SFCという発送方法で、万国共通の追跡番号ではないので、これ以上の情報はなかった。SFCとはSend From Chinaの略らしく湘南藤沢キャンパスのことではない(笑)。

それが昨日いきなり配達された。受け取り印の必要な配達方法ではなく、郵便受けに投函されていた。

しかも、送り主をみると台湾の台北市になっている。消印も貼り付けてあるインボイスも台湾のものである。中国の深センから発送したというのは何だったんだ。届いた後にSFCのトラッキングを見てもやっぱり深セン空港を発したという表示のままだし。また届いた封筒に書かれていたUB*********TWという追跡番号を日本郵便の郵便追跡サービスに入れても「** お問い合わせ番号が見つかりません。お問い合わせ番号をご確認の上、お近くの取扱店にお問い合わせください。」としか表示されない。台湾の郵便である中華郵政でチェックすると執筆時現在でも以下のようになった。

輸送中
2020-01-15 14:00 臺灣, 出口
2020-01-15 07:30 日本, 預計抵達寄達國
2020-01-14 11:01 臺灣, 封發

ただ、表に貼ってある伝票の下部にUC*********YPという番号があり、その伝票の下に貼ってあるもう1枚の伝票にも同じUC*********YPという番号が透けて見える。

そして17track.netでUC*********YPを調べると以下のようになった。

2020-01-12 13:00 Arrive at destination country post office
2020-01-11 13:00 Arrive at destination airport
2020-01-09 21:00 Departure from airport
2020-01-09 01:00 In Transit
2020-01-08 09:22 Despatched from sorting center.
2020-01-07 05:39 Process completed in sorting center.
2020-01-06 22:49 Acceptance.

つながりましたな。

要するに1月5日に深センで荷受けしてSFC*****************の追跡番号が付与された。

1月6日に深セン空港で末尾YPの記号の業者、すなわちYanwen Economic Air Mailに受け渡されてUC*********YPの追跡番号に代わり、1月9日に深セン空港を発ち1月11日に台湾の空港に届いたのだろう。

そこで1月14日に日本あての伝票を上から貼り付けて中華郵政(台湾)によってUB*********TWの追跡番号になった。それが1月23日に日本のHaniwa宅に届いたということだ。これらは追跡サービスの対象ではないから日本郵政のサイトからは追跡できない、と。またYPという国記号の国はない。

【追記】封筒に貼られた伝票をよくみたら、"This Parcel is Transit in Taiwan Free Zone"と書いてあった。【追記ここまで】

ああ疲れた(笑)。

このマウントアダプターのよいところは、Nikon 1 V1にすっとはまってすっと回ることと、取り付け時・取り外し時に反対には回らないようになっていることだ。Gfotoの薄型のマウントアダプターは、取り付け時にも取り外し時にも反対の方向に回ってしまい、外せなくなる。今回のアダプターの写真に写っている銀色のねじのストッパーがないのである。今回届いたアダプターはGfotoのCマウントレンズ→Nikon1ボディマウントアダプターのうち厚みのある方に似ている。
Переходник C-mount - Nikon 1 с чипом AF/EXP

【関連追記】
中国製Cマウント魚眼レンズ8mm F3.8が気になる ― 2019年08月26日
Cマウント8mm F3.8魚眼レンズとGfotoのチップ付きNikon1用マウントアダプターを購入 ― 2019年11月20日
Gfotoのチップ付きNikon1用マウントアダプターがなかなか発送されない ― 2019年11月29日
Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプターやっと発送 ― 2019年12月02日
ロシア製Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプターはミンスクに ― 2019年12月03日
Cマウント8mm F3.8魚眼レンズとGfotoのチップ付きCマウント‐Nikon1用マウントアダプターともに国内通関 ― 2019年12月09日
中国製8mm F3.8魚眼レンズが届いたが… ― 2019年12月09日
Gfotoのタンポポチップ付きCマウント‐Nikon1用マウントアダプターが届いた(即席作例あり) ― 2019年12月10日
eBayに注文した"8mm F3.8 CCTV Wide Angle Fisheye Lens"が広州の国際局交換局を出た ― 2019年12月13日
AliExpressで届いた不良品はOpen Disputeで全額返金要求した ― 2019年12月15日
AliExpress不良品は全額返金・返品で合意してEMSで送り返した ― 2019年12月17日
eBayに注文した"8mm F3.8 CCTV Wide Angle Fisheye Lens"が無事到着 ― 2019年12月25日
中国製8mm F3.8 魚眼レンズ + ロシア製Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプター作例(その1) ― 2019年12月26日
中国製8mm F3.8 魚眼レンズ + ロシア製Gfotoのチップ付きCマウント-Nikon1マウントアダプター作例(その2) ― 2019年12月27日
Nikon 1 V1が丹沢でうんともすんとも… ― 2019年12月28日
あけましておめでとうございます!荒野の故障ブログ発進(泣) ― 2020年01月01日
Gfotoタンポポチップ付きCマウントレンズ → Nikon1ボディアダプター故障その後 ― 2020年01月05日
Gfotoタンポポチップ付きCマウントレンズ → Nikon1ボディアダプターをeBayを介して交換交渉してみる ― 2020年01月05日
Gfotoから返事が来た ― 2020年01月07日
EMSで中国に返品したPixco 8mm F3.8 魚眼レンズが広州で通関中のまま ― 2020年01月10日
写真家・中井精也氏がバイクで撮影に行っているらしい ― 2020年01月12日
Gfotoから再び返事が来て交換チップを送るとな ― 2020年01月14日
Gfotoから交換用タンポポチップを送ったと返事が来た ― 2020年01月16日
AliExpressで買った方のPixco 8mm F3.8魚眼レンズが返金作業に入った ― 2020年01月17日
AliExpressからの返金を確認した ― 2020年01月21日
Gfotoの交換用チップが届いた ― 2020年01月22日
代替用に買ったCマウントレンズ→Nikon1ボディマウントアダプターが届いた ― 2020年01月24日
Gfotoのタンポポチップ交換作業(その1) ― 2020年01月24日
Gfotoのタンポポチップ交換作業(その2) ― 2020年01月24日

Gfotoの交換用チップが届いた2020年01月22日 21時08分00秒

Gfoto(ロシア)のNikon1用タンポポチップ

ロシア製のGfotoタンポポチップ付きCマウントレンズ→Nikon1ボディアダプターを購入したのだが、使い始めて1週間もしないうちに元旦に電気的に壊れてしまった話はした。それでeBayのメッセージシステムを通じて交換してくれるように交渉したら、チップだけ送ってくることになった話もした。それがもう届いた。早い。
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わくわくして封を開けると、プチプチに包まれた中身はたったこれだけ。説明書も送り状もない。

それで、Gfotoのサイトを見に行ったら何か書いてあるんじゃないかと探してみた。しかし、まず、GfotoのサイトがGoogleで見つからない。なんか上位に自分のブログばかりが引っ掛かる(苦笑)。やっと見つけた。
https://gfotostore.ru/?hash=homeだ。

そしてNikon1用のタンポポチップだけの製品ページはAF/EXP чип для Никон 1だ。

おお、下の方にスクロールするとなんか説明が書いてあるぞ。

Инструкция по наклейке

Что нам понадобиться для наклейки чипы:

1. Клей. Почта запрещает пересылать клей, поэтому мы рекомендуем Вам купить супер Момент или Момент-гель в любом ближайшем магазине.

2. Зубочистки для нанесения клея и пару листков бумаги.

3. Ватные диски и спирт для обезжиривания и подготовки поверхности. Могут подойти любые пригодный для этого жидкости.

4. Комплект чипа для Никон 1 от Gfoto.

【Google翻訳】
ステッカー指導

ステッカーチップに必要なもの:

1.接着剤。 メールでは接着剤の送信が禁止されているため、近くの店舗でスーパーモーメントまたはモーメントゲルを購入することをお勧めします。

2.接着剤と数枚の紙を塗るためのつまようじ。

3.脱脂と表面処理のための綿パッドとアルコール。 任意の適切な液体が適切であり得る。

4. GfotoのNikon 1用チップキット。

以下写真付きで作業が説明されているようだ。ロシアのサイトは「重たい」ので、Google翻訳でページごと翻訳しようとするとなかなか表示されないので、文章ごとにテキスト翻訳した方がよさそう。

しかし、このページのチップをみると、チップは台座に接着されたものであるのに、届いたものは台座もなく薄っぺらいチップだけだぞ。マウントアダプターについているチップ台座からチップだけを剥がして貼れってことか。

ということでまずはナイフで古い壊れたチップを剥がすところから始めないと…。荒野の故障ブログの予感が…。

AliExpressからの返金を確認した2020年01月21日 00時00分00秒

安積澹泊(あさかたんぱく)像(水戸市立第二中学校前)::Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/1000秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、Jpeg撮って出しをリサイズのみ

最初にAliExpressで買ったPixco 8mm F3.8魚眼レンズはピントリングの動かない不良品だったのでAliexpressのOpen Disputeで返品・全額返金の合意が成立したことは既に報告した。そして私が不良品を送り返してから30日経過したのでAliexpressが預かっている代金が私に戻ることが確定したことも書いた。
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その返金が口座に入金された。ドル決済で$ 57.19の返金という合意だったのでちょっと円安を期待していたのだが、返金はドルを日本円に換算するのではなく、カード決済の取り消しという方法だった。具体的には購入時に引き落とされた日本円が取り消されて同じ金額の日本円が入金する形となった。

具体的な金額でいうと、$ 57.19の購入金額だったのだが、初めてのAliExpressでの購入クーポン利用でUS$3の割引があり、US$54.19をカード会社の換算レートで1ドル=112.34545円で計算して6,088円が11月に引き落とされていた。これが取り消されて6088円が口座に戻った。

不良品のPixco 8mm F3.8 Fisheye lensを送り返すのにEMSを使ったので送料が1400円かかった。結局1400円の損失ということになる。

ちなみに返品したPixco 8mm F3.8 Fisheye lensは去年の12月19日から中国広州市の税関で通関中のまま動いていない。売主に届いていないのだが私には返金された。AliExpressの規定でそうなっているので、売主には悪いような気もするが悪しからずということだ。

この場合6088円の製品だったので、もし半額返金で合意すれば3044円の返金で不良品は返さずに手元に残ることになる。この場合、不良品がちょっと修理すれば直るような場合なら、自分で修理して売り飛ばすなどすればもうちょっと被害額が少なくて済んだかもしれない。購入額と返送の送料(重さで変わる)と故障具合で、全額返金(ただし買い手の送料負担で返品の必要あり)と半額返金(不良品は手元に残る)とをうまく使い分ける必要がありそうだ。

AliExpressについていえば、不良品を送ってきたのは売主側の100%の責任なのに、お金を返してもらうのにどうして買い手が送料を負担しなければいけないのかがわからない。中国という国ではそういう商習慣なのか。

AliExpressでないと買えないものもあるようなので、今後絶対にAliExpressは使わないぞとまでは言わないが、不良品の確率の高い中国製品を「不良品の場合全額返金してほしければ買い手の送料負担で返品」という規定のAliExpressはあまり使いたくはないな。このブログはおそらく中国国内からは閲覧できないようなので(※)ここに書いても伝わらないとは思うが一応書いておく。
※以前コメント欄に中国からのコメントスパムが多数着弾して困り、いろいろ工夫した中で一番効いたのが、ブログに「天安門事件」「法輪功」といった文字を書き込むことだった。これで中国からのコメントスパムがピタッと止まった(笑)。いまなら「香港加油!」とかもいいかも(笑)。

【追記:2020年3月14日】ついでだから書く。上記の話をある人に話したら、「中国からの留学生は『中国国内からでもあるサイトを通せばTwitterなどにアクセスできる』と言っていたので、そんなことはない」と言われた。調べたらたしかに中国国内からVPNを張って国外のサーバー経由で、禁止されているサイトにアクセスする方法はあるそうだ。しかし、そういうルートはすぐに政府に潰されてしまうので恒常的にここにアクセスすればいいというところはないようだし、バレたら中国治安管理処罰法などの法律違反に問われる可能性があるようだ。このブログにスパムを飛ばしてくるような輩がそんな手間や危険性を冒してまでここに書き込むはずはないだろう。スパマーは、中国国内から合法的にアクセスできる踏み台を通して合法的にアクセスできるサイトに機械的に書き込んでるのだろうから、「天安門事件」とか「法輪功」とか書いてあるサイトにはスパムが来なくなるのだ。前からその人の論理はおかしいと思っていたが、どんな場合でも1つの反例挙げたら全部否定できると思ってるんだろうなぁ。その人と話すのはしんどい(笑)。【追記ここまで】

私は1400円の勉強代でインボイスが書けるようになったと思うことにした。何事も経験ですよ(泣)。

【追記:2020年3月14日】AliExpressで返品した不良品レンズが中国から送り返されてきた ― 2020年03月14日


写真は記事とは関係ない。
安積澹泊(あさかたんぱく)像(水戸市立第二中学校前):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/1000秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、Jpeg撮って出しをリサイズのみ

昨年末に水戸に出張に行った際に撮ったもの。色々撮ったのにブログに使うのを忘れていた。大人になって薪を背負わなくてよくなった二宮金次郎さんかと思ったら違った(笑)。

AliExpressで買った方のPixco 8mm F3.8魚眼レンズが返金作業に入った2020年01月17日 00時00分00秒

横浜グランゲート(ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ、SIPS):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/500秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、Jpeg撮って出しをリサイズのみ

最初にAliExpressで買った中国製Pixcoブランドの8mm F3.8魚眼レンズは、ピントリングの動かない不良品だった話はした。返金交渉をして送り返して中国・広州の税関にまで届いたところから一向に進まなかった。

EMSの送り状番号で追跡しても、今現在も広州の税関で通関中のままだ。2019年12月17日に日本国内から発送して2019/12/19 05:27からずっと通関中になっている。

それで、AliExpressの紛争解決では、合意から10日以内に買い手が返品を発送した場合には、売り手が返品受け取りの入力をAliexpressでするか、または紛争解決の合意から30日経ったら私の方に返金することになっていた。

昨日、「返品されたことを確認しました。 支払いはできるだけ早く返金されます。」という通知がAliExpressから来た。

Return of Order No. **************** Verified

Dear *******,
We have verified the return of Order No. **************** to the supplier. Payment will be refunded to you as soon as possible.

Tips: If no refund is made after 7-10 working days, please contact your bank or the AliExpress.com for more info.

Sincerely,
AliExpress.com
2020-01-15

This is an automated system email. Please do not reply to this email.

Google翻訳:
注文番号****************の返品確認済み

*******様、
注文番号****************がサプライヤーに返品されたことを確認しました。 支払いはできるだけ早く返金されます。

ヒント:7-10営業日後に払い戻しが行われない場合、詳細については、銀行またはAliExpress.comにお問い合わせください。

心から
AliExpress.com
2020-01-15

これは自動化されたシステムメールです。 このメールには返信しないでください。

Aliexpressは返品を確認したから返金すると言っているが、2020年1月15日というタイミングは、もうひとつの方の条件である紛争解決合意から30日経過の期限であることと、中国郵政の追跡ではまだ売り手に返品が届いたことになっていない(日本郵便の方にも配達されたらメールで知らせるように申し込んであるがまだ配達済みのメールが来ていない)ことから、正確には返品を確認したのではなく期限徒過で返金することに確定したのだろう。

これを書いている時点で口座を確認したが、まだ返金されていないようだ。しかし、7~10営業日経過しても返金されないときは問い合わせろということなので10日以内には返金されるはず。

ということで、まだお金は戻っていないので安心はできないが、あともう少し。本当に荒野の故障ブログだよなぁ。

【関連】
中国製8mm F3.8魚眼レンズが届いたが… ― 2019年12月09日
AliExpressで届いた不良品はOpen Disputeで全額返金要求した ― 2019年12月15日
AliExpress不良品は全額返金・返品で合意してEMSで送り返した ― 2019年12月17日
EMSで中国に返品したPixco 8mm F3.8 魚眼レンズが広州で通関中のまま ― 2020年01月10日


写真は記事とは関係ない。
横浜グランゲート(ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ、SIPS):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/500秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、Jpeg撮って出しをリサイズのみ

今年の冬は暖冬ということで、太平洋側で快晴が続かず、2~3日に1回は雨が降る感じになっている。雨の日の前後も快晴ではないので、写真のような快晴の写真がなかなか撮れない。不満だ。

写真の清水建設の大規模賃貸オフィスビル「横浜グランゲート(YOKOHAMA GRANGATE)」は、 ソニー、みなとみらい地区にカメラ事業の拠点(日経新聞 2018/11/27 22:00)によると、SONYの子会社ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ(SIPS)が一棟借りしていて、ミラーレスカメラや企業向けの放送用カメラ、内視鏡検査機などの企画開発の社員が1カ所に集約されるらしい(2020年10月をめどに)。

αシリーズのカメラもここで開発されるそうなので、カニの着ぐるみを着てEマウントレンズに絞り環付けろと叫ぶのはここになるのだろう(違)。

Gfotoから交換用タンポポチップを送ったと返事が来た2020年01月16日 00時00分00秒

はまみらいウォークからベイクォーター方向を望む(横浜市西区):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/800秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、Jpeg撮って出しをリサイズのみ

Nikon 1用のロシア製Gfotoチップ付きCマウントレンズ→Nikon1ボディマウントアダプターのチップが壊れた話の続き。Gfotoから交換用チップを発送したとeBayのメッセージシステムを使って連絡が来た。

We send you a new chip for the C-Nikon1 adapter. The old chip needs to be removed, a new one must be glued. It's very simple, but everything will work. Package with a new chip and template: RR*********BY
1. Remove the old chip with a knife
2. Insert template on the adapter
3. Paste a new chip on the template Suitable for any superglue or fast epoxy adhesive
Googleの日本語訳:
C-Nikon1アダプタ用の新しいチップをお送りします。 古いチップを取り外す必要があり、新しいチップを接着する必要があります。 それは非常に簡単ですが、すべてが機能します。 新しいチップとテンプレートを含むパッケージ:RR*********BY
1.ナイフで古いチップを取り外します。
2.アダプターにテンプレートを挿入します。
3.新しいチップをテンプレートに貼り付けます。接着剤または高速エポキシ接着剤に適しています。

壊れたチップはナイフでマウントアダプターから取り外せ、と。マウントアダプターはスチール製でそこにプラスチック製っぽいチップがエポキシ樹脂で接着してあるっぽいので、ナイフで削ぐようにすれば取れるのだろう。

追跡番号も知らせてくれたので、ベラルーシの郵便組織であるBelpostで調べると以下のようであった。

15.01.2020 Receive item from customer (Otb) BREST
15.01.2020 Send item to domestic location (Otb) BREST
15.01.2020 Send item to domestic location (Otb) BREST

ということで、例によってベラルーシのブレストから発送されたようだ。中国と違ってベラルーシと日本の間の郵送は安定して早いようなので、10日もすれば新しいチップが届くかもしれない。はやくNikon1で快適にCマウントレンズを使いたいな。


写真は記事とは関係ない。
はまみらいウォークからベイクォーター方向を望む(横浜市西区):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/800秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、Jpeg撮って出しをリサイズのみ

横浜そごうと日産グローバル本社の間に架かる「はまみらいウォーク」からベイクォーター方向をみたところ。左端が横浜そごう、正面下がベイクォーター。このうちのどれかの高層マンションに某官 房 長 官のお住まいがあるとか…。腐 敗 し た 政 権 をどこまで許すのかね、わが国民は。

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Gfotoから再び返事が来て交換チップを送るとな ― 2020年01月14日

Gfotoから再び返事が来て交換チップを送るとな2020年01月14日 00時00分00秒

帆船日本丸(横浜市西区みなとみらい):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/800秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、Silkypix developer studio 6でRAWから現像(フィルム調V1)

元旦からいきなり壊れたロシアのGfotoのタンポポチップ付きCマウントレンズ→Nikon1ボディマウントアダプターの交換交渉を(eBay.comを通じて)していた話はした。
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Gfotoから返事が来た ― 2020年01月07日
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それで、今朝またGfotoからeBay.comを介して返事が来た。

Thank you, I understand the situation. We will send you a new replacement chip kit for the C-Nikon1 adapter.

おお、送ってくれるのか。やったー\(^o^)/

ん?待てよ。"We will send you a new replacement chip kit for the C-Nikon1 adapter. "って、交換のマウントアダプターを送ってくるんじゃなくて、交換用のチップを送ってくるのか。どうりで壊れたアダプターは送り返せとか言わないはずだ。

交換用チップ単体(AF/EXP chip for Nikon 1 Gfoto)はeBayでUS $39.00だ。C-mount lenses to Nikon 1 adapter with AF/EXP chip Gfotoの方は、US $52.00だ。どちらも送料$8.99が別途かかる。13ドルしか変わらないんだからマウントアダプターごと送って来いよとも思った。

それで、Gfotoには「それは自分でチップを交換しろということなのか?壊れたチップは簡単に取り外せるのか?」と返事してみた(Google翻訳の英訳を使った)。製品を見た感じではエポキシ樹脂でアルミ製スチール製(Gfotoのロシア語サイトの説明によるとスチール製らしい)のマウントアダプターにチップ部分を接着しているような感じだ。簡単にはがれるのか?

壊れたチップが簡単にアダプターから外せるのであれば、「チップだけを送る」で了承しようと思う。壊れたのか壊したのか微妙な線なので、タンポポチップだけでも送ってくれるのはありがたい。

【追記】今頃気づいたのだが、eBayのサイトに載っているC-mount lenses to Nikon 1 adapter with AF/EXP chip Gfotoは、厚みのあるПереходник C-mount - Nikon 1 с чипом AF/EXPの方だが、送られて来たCマウント→Nikon1アダプターはПереходник C-mount - Nikon 1 SLIM Gfoto с чипом AF/EXPのスリムの方だ。値段は同じだし、アダプターの厚みが薄いほうが無限遠が出ない可能性が低くなるので私はスリムの方でよかったのだが。Gfotoのロシア語のサイトを見るとほかにПереходник C-mount - Nikon 1 PRO Gfoto с чипом AF/EXPというPROタイプもあるようだ。ロシア語の部分を読んでもPROはアダプターのデザインが違う以外何が違うのかわからん。なお、eBayのGfotoのサイトでは上記の厚みのある(PROではない)方1種しか売ってなくて、買うとSLIMの方が送られてくる。謎だ。【追記ここまで】

いつ届くのかわからないが、Nikon 1 V1とCマウントレンズでまた絞り優先AEやフォーカスエイドやISO感度オートが使えるようになるのはありがたい。Nikon 1 V1は、プレビュー画面に露出が反映されないので(常に適正露出に見える)、マニュアル露出も撮影しにくいのだ。まあ、こんなカメラよく発売したよな。当時投げ売りされてたはずだよ。


写真は記事とは関係ない。
帆船日本丸(横浜市西区みなとみらい):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/800秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、Silkypix developer studio 6でRAWから現像(フィルム調V1)

なんとなく冴えない感じがしたのでRAWから現像してSilkypix developer studio 6の「フィルム調V1」にしてみたが、なんかGRの良さがなくなってしまったような気がしないでもない。GRの持ち味はやっぱり渋さなのかなぁ。

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