ニコンAF-S NIKKOR 800mm F5.6 E FL ED VR、ルビコンを渡ったのか2013年02月05日 00時00分00秒

六角橋商店街仲見世通り(横浜市神奈川区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE(AEロック使用)、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

コメントのお返事はお待ちください。久々の更新でおます。一家で順番にインフルエンザに罹り大変な思いをした。去年はばたばたしていて予防接種をしなかった。だいたい、大流行時に罹る→懲りて翌シーズンは予防接種する→数年続くが流行は下火→まあいいかと油断した年に大流行→振り出しに戻る、という感じで全然学習していない。近所の医者が予約なしでインフルエンザの予防接種をしてくれればいいのだが、どうもアンプルに数人分入っているらしく、ぽつぽつと来られるとアンプルがもったいないらしい。なんとかしてくれ。

さて、ついにニコンからAF-S NIKKOR 800mm F5.6 E FL ED VRが4月に発売となるそうだ。
ニコン、「AF-S NIKKOR 800mm F5.6 E FL ED VR」を正式発表(デジカメWatch)

800mm F5.6に付属のAF-S TELECONVERTER TC800-1.25 E EDをつけて1,000mm F7.1相当ということは、甲子園のバックスクリーン横の撮影席から投手、捕手、打者を画面内に収めるにはまだ画角が広いということになる。知られざるニコンの歴史「AI Zoom-Nikkor 1200-1700mm f/5.6-8P IF-ED」 ― 2012年06月04日参照。1.4倍のテレコンで1120mm F8相当でD4などでAFが効くのはここまで。AI Zoom-Nikkor 1200-1700mm f/5.6-8P IF-EDの代わりにはならないようだ。トリミングするからこれでいいのか。

しかし、このデジカメWatchの記事、切れが悪すぎですな。絞り方式が電磁絞りによる自動絞りとなって、以下のカメラしか使えないレンズなのに全く触れていない。元のニュースリリースが触れていないからだろうが、大事なことに触れていないニコンのニュースリリースも悪いですな。そんなに隠したいことなのか。
焦点距離800mm、開放F値5.6の超望遠レンズ「AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR」を発売(nikon.co.jp)

AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR

使用できるカメラボディー:D4・D3シリーズ・D800シリーズ・D700・D600・D300シリーズ・D7000・D5200・D5100・D5000・D3200・D3100

http://www.nikon-image.com/products/lens/af/fx/singlefocal/af-s_800mmf56e_fl_ed_vr.htm

ニコンFマウントのフィルムカメラすべてがばっさりと切られ、さらにD1シリーズやD2シリーズなどのフラッグシップも切られ、ベストセラーだったD70やD200も切られた。名機D50、D40も切られた。

これは212万1,000円もする800mm F5.6というおよそ一般人が使うことのなさそうなレンズだからまあいいかというわけにはいかない。最初はPCレンズ、次は超望遠レンズその次は…とだんだんと電磁絞りの適用範囲を広げていくのが目に見えている。だから私は知り合いにはニコンを勧めない。もともと何が使えて何が使えないか分かりにくいのに、常に分かりにくい方向に邁進中だからだ。

使えるカメラが限定されていることには目をつぶるとして、まだまだ問題があると思う。

それは、電磁絞りでどこまで連射に追従するのか、である。ご存じのように某社の一眼レフでは、○○コマ/秒と書いてあってもそれは絞り開放時だけで、絞り込むととたんにそれらのカタログスペックは実現できないということがあった。ニコンは○○コマ/秒と書いてあれば絞りが開放だろうと最小絞りに絞り込んでいようとその連射速度が実現できていた。ニコンD4ではAF・AE追従で10コマ/秒であり、電磁絞りでもこれは制限がないのだろう。

問題は、今後もこの電磁絞りで大丈夫なのか、だ。一眼レフの性能が上がってもっと15コマ/秒とか20コマ/秒になっても追従するのか、あるいはこのAF-S NIKKOR 800mm F5.6 E FL ED VRを、一眼レフでないミラーレス機(たとえばNikon1シリーズなど)に装着して60コマ/秒で追従するのかが心配だ。Nikon1の60コマ/秒の場合、電子シャッターを使うので絞りも絞り込んだままなのかもしれないが、そうすると暗くなってAFに影響が出る。やっぱり絞り開放で測光・測距というのは捨てがたいのではないか。

この辺の電磁絞りと連射への影響の部分を、カメラ雑誌各誌はきちんとインタビューして聞き出してもらいたい。このレンズの電磁絞りはいったいどのくらいの連射まで対応しているのか、と。

もう一つ気になる点は、付属のテレコンが、同梱のレンズ本体と最適になるよう個別に調整しているという点だ。変だなぁ。たしかに昔はモータードライブがボディと一台一台調整していたとかの例もある。しかし、レンズと付属のテレコンとを個別に調整しているのって、一見ありがたいように思えるが、ちゃんと公差に入ったもの同士なら十分な性能が出るようにはできなかったということか。この手のレンズが何本もごろごろしている状況ってそんなにないだろうが、新聞社で2本ぐらい同時に使うこともあるだろう。その場合に、「あれ?このテレコンはどっちのレンズ用だっけ?」とか現場でやるのか。ニコンらしくないなぁと思った。

ざっとスペックを見ただけでもこれだけの疑問が出るので、カメラ雑誌での鋭いインタビュー記事を期待している。速報性ではネットに敵わないんだから、雑誌では根掘り葉掘り聞いてくだされ。


写真は記事とは関係ない。
六角橋商店街仲見世通り(横浜市神奈川区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE(AEロック使用)、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

ニコンの画像共有・保存サービス「NIKON IMAGE SPACE」を1月28日20時から開始2013年01月24日 00時00分00秒

キヤノンキャッツシアター(横浜市西区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+1.0EV、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)は、新しい画像共有・保存サービス「NIKON IMAGE SPACE」(ニコン イメージ スペース) http://nikonimagespace.com を1月28日20時(日本時間)から開始するとのことだ。
利便性、操作性を向上し、新しく生まれ変わったニコンの画像共有・保存サービス「NIKON IMAGE SPACE」を開始(nikon.co.jp)

ニコンは、画像共有・保存サービス「my Picturetown」を2007年8月から開始し、世界中で多くのお客様にご利用頂いてきました。このたび「my Picturetown」を全面的にリニューアルし、「NIKON IMAGE SPACE」としてサービスを開始します※。

※ 「my Picturetown」を現在、ご利用いただいているお客様のアカウント情報、保存画像は「NIKON IMAGE SPACE」に自動で引き継がれます。

※ 「NIKON IMAGE SPACE」 http://nikonimagespace.com へのアクセスは、1月28日20時以降可能となります。

my Picturetownは登録しているのだが、全然使っていない。個人的には、特定の人だけに写真を公開できて、なおかつ携帯電話(ガラケー)からでも閲覧できるように変換してくれる機能が欲しい。

というのは、内輪で撮った写真(飲み会とか)を配るのに便利そうだからだ。PCでそういう機能のサービスはいくつかあるのだが、特定の人に公開というのが、ランダムな長いURLで実現しているだけだったりする。あとJacvascriptを多用していてサクサク動かないサイトだったりするのもいやだ。

携帯電話用に変換というのは、グループによっては携帯電話(ガラケー)だけでPCを持っていない人が結構いるからだ。Picasaとか携帯電話からだと閲覧できないらしい。

ちょっとリサイズするだけでどかっとアップできて特定の人だけに閲覧可能で携帯向けにも自動的に変換してくれるサービスで無料というのが理想的。

某スポーツの写真などを撮影した晩にそこにどかっとアップロードして勝手に見てねという楽をしたい(笑)。さて、NIKON IMAGE SPACEはどんな機能を提供してくれるのだろうか。


写真は記事とは関係ない。
キヤノンキャッツシアター(横浜市西区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+1.0EV、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

逆光でゴーストも出てコントラストが低下しているが、画像処理などせず、あえてリサイズのみにしている。なるべくリバーサルフィルムをライトボックスで見た感じに近いように。

先日解体されてしまった、在りし日のキヤノンキャッツシアター。この敷地のすぐ横には地下の浅いところに高島貨物線(ヨコハマビオゴンモノクロ計画その7 ― 2011年04月14日の写真の先がこの場所に当たる)が斜めに通っているので、大きな建物が建てにくいと思う。跡地は何になるんだろう。

このKodak Elite Chrome 100(EB-3)は撮り終えるのに2ヶ月近く掛かってしまった。これではいけない。

“APS-C機でフルサイズ撮影”のマウントアダプターを試す(デジカメWatch)2013年01月23日 00時00分00秒

みなとみらい(横浜市西区):Nikon D300、、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、18mm、F3.5開放、1/6400秒、プログラムAE、-0.3EV、ISO400、VR-ON、マルチパターン測光、ピクチャーコントロール:ポートレート、AWB、HK-2、Nikon NCフィルター

35mm用レンズを実焦点距離で使用できるマウントアダプター(デジカメWatch) ― 2013年01月17日で話題にしたSpeed Boosterの作例が早速デジカメWatchに載っている。
“APS-C機でフルサイズ撮影”のマウントアダプターを試す(デジカメWatch)

ちょっと画角が足りないこともあるようだが、こんなんで十分じゃないか。どうせデジタルだからなんでもありだ。というか、十分すぎる性能だ。

ニコンのDX機にニコンFマウントも含めて各種レンズが装着できるようなアダプターもお願いしたい。あと、絞り環のないレンズも焦点を結ぶ位置を後ろに伸ばして間に絞り環アダプターを付けるようなものも考えて欲しい。こういう光学系でいろんなものが可能になるように思う。純正品では色んな事情から出なさそうなものをばんばん出して戴きたい。期待している。


写真は記事とは関係ない。 みなとみらい(横浜市西区):Nikon D300、、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、18mm、F3.5開放、1/6400秒、プログラムAE、-0.3EV、ISO400、VR-ON、マルチパターン測光、ピクチャーコントロール:ポートレート、AWB、HK-2、Nikon NCフィルター

暗いところで絞り優先AEで撮ったままだったのでISO400、F3.5開放で撮ってしまった。それでも1/8000秒まで可能だから普通に写っている。

真ん中の3連ビルの左端の一番高いビルが日揮本社ビルだ。テロはもちろんのこと、戦争自体を憎まないといけないんだろう。犠牲者のご冥福をお祈りします。

ニコンF5の意味したもの(赤城耕一写真日録)2012年12月04日 00時00分00秒

六角橋商店街(横浜市神奈川区):Nikon F100、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、24mm、F5.6AE、マルチパターン測光、Nikon プロテクトフィルター、HK-2、Kodak PORTRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり、GEMなし、ROCなし)

写真家・赤城耕一氏のブログに少し前だが、ニコンF5の意味したものという記事が載った。

ニコンの使用頻度が極端に減ったのは、ニッコールレンズがGタイプ化(絞りリングを省略した)したことにその大きな理由がある。MFニコンにニッコールGレンズは事実上使用不能だからだ。

いつまでもフィルム一眼レフカメラにこだわって、そんな意地を張るなと言われそうだけど、意地もなにも、新しいレンズが使えないカメラがあると不変のFマウントでも新しいレンズの購入意欲が失せてしまう私である。手もとにはたくさんのMFニコンがあるからレンズに本来あった絞りリングがなくなるのは困る。じゃあ、大人しく古いニッコールレンズ使えばいいじゃないのかと言われれば、それで話は終わってしまうのだけど。

ニコンはレンズ資産のほうはきちんと面倒をみますという方向なようで、最新のD600にもAi連動ピンや、ボディ内モーターを残しているのは周知のとおりである。

でもまあ、逆に最初っからフルに電子化されたEOSのほうが私にとっては潔くて、レンズの互換性など何ら気にすることがなく使えるので私など依頼仕事ではキヤノンをメインカメラに切り替えてしまったわけだ。

赤城先生、最近のお仕事用カメラはEOSのようで。しかもEOS Mもお気に入りのような…。この気持ちは私もよく分かる。私も以前から書いているが、知り合いにどんなカメラがいいか聞かれたら、ニコンではなくてキヤノンを勧めている。だってニコンのは一般向けの現行製品でもあれがこれに使えない、使えるけどそれはできないとか多すぎなんだもの。かといって最初から融通のきく値段の高い製品を勧められないし。ニコンはキヤノンとは違うのだから、キヤノン化を目指すのではなくて、ニコンの強みとして考えて欲しいなぁ。私も絞り環がないから新しいニッコールレンズの購入意欲が湧かない一人である。

先日、珍しいフィルムによる撮影依頼があり、久しぶりにニコンF5を引っ張り出して使用したのだけど、F5こそがニッコールをGレンズ化計画への大きな道筋をつけたというか加速をつけた機種なのではないかということを思い出した。

この理由を簡単に説明してみる。F5の場合にはSやDタイプのようなCPU内蔵の絞りリングのあるレンズを装着した場合、ボディ側のコマンドダイヤルでも絞りリングでもどちらでも絞り設定が可能になっている。前者の場合は最小絞りに設定してロックし、コマンドダイヤルで絞りを設定する。後者では従来どおり、絞りリングを動かして絞り値を設定する方式だ。一見、フレキシビリティな機能のように思える。

ところがだ、後者を主流にして使いたい人。つまり、常に絞りは絞りリングで設定している人の場合は、注意していないと大きなミスを起こしかねない。具体的にいうと、最小絞りで撮影していたつもりでも、それよりも開いた絞りになってしまうことがあるのだ。F5を使用してSやDタイプレンズを装着し、レンズの最小絞りで撮影する場合は、液晶表示パネルを確認し、絞りリングの最小絞り数値と、F5の液晶表示の絞り数値とが一致していることを必ず確かめる必要がある。

私がこのことに気づいたのは、たしかF5にポジフィルムを装填して、何かのマクロ撮影をした時にこのこと。現像が上がってきたコマに絶望的に露光オーバーのコマを発見したからである。自分は最小絞り値で撮影していたつもりだったけれど、カメラ側のコマンドダイヤルでの絞り設定は最小絞り値よりも開いていたのだ。

これ、結構深刻な問題だと思う。だからF100ではボディ側の設定値を優先するか、絞り環の設定値を優先するかの機能が加えられた。私は絞り環の設定値を優先にしている。最小絞りで撮ることはほとんどないが、失敗の可能性はなくなった。

F5も今のデジタルカメラのようにファームウェアのアップデートが頻繁に行なわれるような時代であったならば、F100発売時にF5のファームウェアのアップデートもあったろうにと思う。

しかし、「F5こそがニッコールをGレンズ化計画への大きな道筋をつけたというか加速をつけた機種」というのはちょっとかわいそうな気がする。F100以降は、絞り環で絞り値を設定してもミスが起こらないようになったし、F6以降はデジタルカメラも含めてレンズの情報を入力すれば、非CPUレンズでも液晶に絞り値が表示される機種も多い。ここまでやっておいて、やっぱり新しいレンズには絞り環がないんだよねぇ。なんだかもったいない。

F100は「F5ジュニア」の愛称だったけど、アニキよりも気配りされたカメラだったわけだ。もちろん絞りリングのないGタイプのレンズを使用する場合は、こうしたつまらないことに一切気を回す必要はないから安心して使える。でもなんだか釈然としないものだ。

ま、こんなこともあってかどうかは知らないけどニコンはGタイプレンズをより推進してゆき、私はそれとともに少し離れたところからみているという構図なわけである。

もちろんフツーのマジメなニコンユーザーにはどうでもいい話だけどね。

あ、あの、私も「フツーのマジメなニコンユーザー」のつもりなんですが…(泣)。ニコンが中級機から非CPUレンズで露出計を作動させなくなったり、絞り環のないレンズしか発売しなくなったり、ボディ内AFモーターをなくしたりしていく中で、離れたところから見るしかなくなっていったわけで…。だからこそ知り合いにニコンを勧めずにキヤノンを勧めるわけで…。

あと、光学式ファインダーがピントの確認できないものになっていったりとか…。「どうせピントが見えないんならEOSでも同じだよね」と思っていたが、先日あるところでEOS Kiss(デジタルだが細かい型番は分からなかった)のシャッターを押してくれと頼まれてファインダーを覗いて愕然とした。井戸の底を覗いたみたいに、目の前にすごく小さな長方形と広大な暗黒が周囲に広がっていたのだ。ま、まだD300はマシなんだなと納得させられて…

…堪るか!(怒)

こんなんだからミラーレスに追われる立場になるんだよ。仕事で写真撮ってるわけじゃないから楽しくなければ買わないよ。と、フツーのマジメなニコンユーザー(のつもり)は思うのだ。


とかなんとか言っておいて、絞り環のないDXレンズで撮影した作例だ(笑)。
六角橋商店街(横浜市神奈川区):Nikon F100、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、24mm、F5.6AE、マルチパターン測光、Nikon プロテクトフィルター、HK-2、Kodak PORTRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり、GEMなし、ROCなし)

本当はこんなレンズ買いたくないわけで…。D300とAi Nikkor 20mm F2.8Sでピントがさくっと合わせられればこんなレンズは必要なかった。一旦はTOKINA AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4を買ったのだが(これも絞り環のないDXレンズだ)、不良品連発で返品・返金してもらったので(Tokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4交換してもらったが… ― 2012年07月07日参照)、仕方なく買ったのがAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRだ。絞り環のないレンズやDXレンズにお金を掛けたくないので。結局そういう判断になってしまうんだよねぇ。あとあんまりFXに力を入れているように見えると、こんどはDXの値段の高いレンズが売れなくなったり、DXユーザーが捨てられた気持ちになったりするから、そこら辺の舵取りも大変だよねぇ。あんまり先行きがいいとは思えないな。

まあ、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRについては、VRが船からの夜景で役立ったので、値段の安いVRレンズとしてこれはこれで評価したいと思うが。
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの手ブレ補正は小型船で有効だった ― 2012年08月24日参照

レンズクリーン(関東カメラサービスブログ)2012年11月27日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その47(横浜橋商店街:横浜市南区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Ricoh GV-1、F5.6AE、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(フィルムタイプ:ネガ(カラー)、色空間:グレースケール、ICEありGEMなしROCなし)

関東カメラサービスの社長瓜生武志氏のブログにレンズクリーンという記事があった。

油分はクロスでは拭き取りきれませんので、クリーナーは必須だと思います。

そんなときは是非「修理屋さんのレンズクリーナー」をよろしくお願いします。

無水アルコールで拭く方もいらっしゃいますが、弊社ではお勧めしておりません。無水アルコールでは洗浄能力は足りてますが、油分除去に対する能力がさほど高くないことと、揮発性がそれほど高くないので拭き残しをしやすいという欠点があります。特に個人の方が使用すると拭き残ししやすいですので、なるべく揮発性高いクリーナーの方が良いです。拭き残しだけではなく、揮発が遅いと場合によってはレンズ内部に入り込む可能性が高くなります。是非「修理屋さんのレンズクリーナー」を使用してください。

先生!異議があります!

ニコンでは無水アルコールとシルボン紙と竹の棒(スティック)を推奨しており、サービスセンターでも同様の組合わせだとアナウンスされている。

たしかに無水アルコールは油分が残ることがあるのだが、きれいになるまでシルボン紙を替えて丁寧に何度もやることが、ニコンクリーニングキットプロ 附属のCDでも解説されている。
ニコンクリーニングキットプロ ― 2005年11月18日参照

たしかに無水アルコール+シルボン紙で数回やってもびくともしない汚れはある。その場合、私は東レのトレーシーに富士フイルムのレンズクリーナーを少し付けて拭き取る。そうするとクリーナーの拭き残しが出るので、それを無水アルコール+シルボン紙で丁寧に清掃する。そうすると拭く回数が少なくて油汚れが取れる。この段落のやり方はニコン推奨ではなく私のやり方なので自己責任で。ニコン流はあくまで無水アルコール+シルボン紙で取れるまでやることになっている。ちなみにトレーシーは微細な凹凸で汚れを取る仕組みなのだが、微細な凹凸に砂や金属粉のようなものが挟まっているとレンズに傷が付くので注意(私はそれで傷がついたことがないが)。いつもきれいなトレーシーを使うようにしている。

そして、「揮発性がそれほど高くないので拭き残しをしやすい」というのは、実は無水アルコールの付けすぎとスティックを動かす速さが適切でないからなのだ。このことは上述のニコンクリーニングキット附属のCDで説明されている。また、ニコンのクリーニング講習会が開かれている場合にも同様の説明のはずだ。

色んな道具があって色んなやり方があるので別に無水アルコールでなくてもいいと思うが、中身の成分が分からない液体を使うのはどうかと思うぞ。もっとも、成分を明かしてしまうとこの「修理屋さんのレンズクリーナー」が売れなくなってしまうから明かせないのかもしれないが、あんまり誠実な商売とは思えないな。ネーミングも怪しいし(笑)。揮発性が高い溶剤だと他の部分を侵したり、お子さんのいるご家庭では使いにくいこともあるのではないか。そこらへんどうなのよ、どうなのよ、どうなのよ(吉田照美風に)。

あと、この関東カメラサービスは先代がキヤノン従業員出身なので、クリーニングのやり方がキヤノン流だ。キヤノンではクリーニングペーパーを巻くスティックにピンセットを使う。どんな棒を使っても棒自体はレンズ表面に触れないからなんでもいいように思うが、以前からピンセットは怖いなぁと思っていた。別に私がニコンユーザーだからとか前経団連会長の御手洗氏はけしからんとかそういう理由じゃなくて(笑)、竹や木の棒でクリーニングした方が安心だと個人的には思う。お節料理用の箸なんかレンズクリーニングスティックに丁度いいと思っている。片側を平たく削ればベストだ。

ということで、なんか関東カメラサービスの商売の邪魔をしたみたいになったけど、ちょっと異議を差し挟みたかった。反省はしていない(笑)。


写真は記事とは関係ない。
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その47(横浜橋商店街:横浜市南区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Ricoh GV-1、F5.6AE、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(フィルムタイプ:ネガ(カラー)、色空間:グレースケール、ICEありGEMなしROCなし)

横町の干物屋さんの向かいに魚が干してあった。野良猫に持って行かれないのだろうか。不思議だ。

FILM&IMAGE VOL.29(2012 Autumn 秋)が届いた2012年10月22日 00時00分00秒

富士フイルム FILM&IMAGE VOL.29(2012 Autumn 秋)

富士フイルムのFILM&IMAGE(フィルム&イメージ)のVOL.29(2012 Autumn 秋)が届いた。
http://fujifilm.jp/personal/filmandcamera/promotion/film-image/index.html
↑この記事を書いている時点ではまだ前号の紹介のままです。

今号の主な内容は以下の通り。

・特集/ハービー・山口 やさしい視線
・世間遺産放浪記 藤田洋三
・津田 直 南方見聞録 1.薄明の琉球
・山口高志さんとベルビア(FILIMIST列伝25)
・青野恭典 日本列島 秋の水景色
・キヤノンVT(赤城耕一のフィルムカメラパラダイス第22回)
・チャレンジ!フォト広場 佐藤仁重

「赤城耕一のフィルムカメラパラダイス第22回」のキヤノンVTは、作例はキヤノン35mm F1.8とプロビア100Fの組合わせだ。1957年発売のカメラと同時代のレンズなのだが、作例の色が現代的なのには驚いた。古いレンズにありがちな黄色みがかってはおらず、富士フイルムのリバーサルフィルムの特長である青空がきれいに出ている。いいなぁ。秋晴れのよい日に富士のリバーサルフィルムで撮ってみたい気持ちになった。

ハービー山口氏の写真は、若い女性が溌剌と写っていて、目がいいんだよねぇ。表紙の写真は、ハービー山口氏の作品で、「きずな(2004)ネオパン 400 PRESTO」とある。本文記事中の作品にはカメラやフィルムは明記されていない。コダックかイルフォードで撮ったのだろうか(笑)。

そんなわけで、富士フイルムにまだまだフィルム使っている人がいることをフィルム購入以外の方法で知らせるためにも、FILM&MAGEは購入し続けようと思っている。

コシナ、Carl Zeiss Distagon T* 2,8/15とULTRON 21mm F1.8 Aspherical発表2012年10月19日 00時00分01秒

コシナが、Carl Zeiss Distagon T* 2,8/15とフォクトレンダーULTRON 21mm F1.8 Asphericalを発表したようだ。
コシナ、カールツァイス「Distagon T* 2,8/15」を国内発表(デジカメWatch)
コシナ、大口径広角VMレンズ「ULTRON 21mm F1.8 Aspherical」(デジカメWatch)

コシナは19日、カールツァイスブランドの交換レンズ新製品として、キヤノンEF互換の「Distagon T* 2,8/15 ZE」と、CPU内蔵ニコンAi-S互換の「Distagon T* 2,8/15 ZF.2」を発売すると発表した。価格はともに26万400円。発売日は未定となっている。

例のマジンガーゼットレンズですな。Carl Zeiss Distagon T* 2,8/15 ZF.2とZEの発表間近【追記あり】 ― 2012年03月14日参照。ちと高いですなぁ。しかし、ツァイスの15mm F2.8となれば26万円でも安いのかもしれない。

コシナは、フォクトレンダーブランドの交換レンズ「ULTRON 21mm F1.8 Aspherical」を12月13日に発売する。価格は12万3,900円。

ライカMマウント互換の21mm F1.8ですか、明るくてコンパクトでいいですなぁ。マウントアダプターで各種マウントへの装着需要も考えているんでしょうなぁ。リコーGXRのMOUNT A12で使ってみたいですなぁ。

コシナは元気ですな。ということで、カメラ雑誌のフィルムでの作例に期待したい。周辺の描写が分からない小さいフォーマットへの装着作例は辞めて戴きたい(泣)。

レンズキャップとフードが一体化した「Hoocap」(フーキャップ)(デジカメWatch)2012年10月17日 00時00分00秒

中区山手254番地:Nikon F3、、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F5.6AE、Kodak PORTRA 400、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

レンズキャップとフードが一体化した「Hoocap」(フーキャップ)(デジカメWatch)というものが発売されるそうだ。

フードが深いレンズの場合、レンズキャップはしないので、こういうニーズは私にはない。じゃ、不要かというとそうでもない。

最近のレンズのフードは花型でバヨネットで装着するものがほとんどで、ほぼ専用化されている。実際この「Hoocap」(フーキャップ)も最初に発売されるものは、キヤノンEF-S 17-55mm F2.8 IS USM専用だ。今後、他の交換レンズ用Hoocapも順次ラインナップするのだそうだ。

そこで、だ。順次ラインナップする際に、純正フードの欠点をカバーするような「Hoocap」(フーキャップ)にしてもらいたい。たとえば、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>(Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>)のフードだが、鏡筒のフード取り付け部はズーミングでもフォーカシングでも回転しないのに、花型フードではなくただの丸型フードである。この純正HB-7フードが短くて光源の位置によってはフレアっぽくなることがある。

ところが、Fotodiox 花型フードAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>用(HB-7互換)をつけて10か月近く経ってD300とAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>とで何万ショットも撮っているのだが、まったくフレアっぽい写真がない。どんな状況で撮った写真にもみごとに1枚もないのだ。Fotodiox 花型フードAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>用(HB-7互換)が届いた ― 2012年01月24日参照。

どうせ各レンズ専用に「Hoocap」(フーキャップ)を作るのなら、純正フードをそのまま真似るのではなく、こういう改良込みで作って戴きたい。そうすれば、別にキャップはどうでもいいよという人も「Hoocap」(フーキャップ)を買うだろう。「Hoocap」(フーキャップ)の発展には期待したい。


写真は記事とは関係ない。
中区山手254番地:Nikon F3、、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F5.6AE、Kodak PORTRA 400、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

港の見える丘公園近くの山手本通り(山手通り)に面した岩崎ミュージアムとなりの一等地になぜかこういうそそる物件が。

LENSBABY、絞りリング初搭載の「エッジ80オプティック」など(デジカメWatch)2012年09月20日 00時00分00秒

横浜そごう・横浜スカイビル・横浜ベイクォーター:Nikon F3、、ニコンおもしろレンズ工房ぎょぎょっと20(20mm F8)、専用フード TI.HK-1、F8AE、Kodak PORTRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

LENSBABY、絞りリング初搭載の「エッジ80オプティック」など(デジカメWatch)なのだそうだ。

LENSBABY(レンズベビー)もどんどん普通のレンズっぽくなってきましたなぁ。最初はトイカメラのレンズが一眼レフなどに装着可能という感じだったのに。絞りリングは付くし絞り羽根は12枚もあるし、光学系も4群5枚だ。

ただ、注意が必要なのはこのエッジ80オプティックだけではカメラに装着できず、コンポーザーが別に必要なことだ。これが分かりにくい。一応「仕様」のところに「※本製品のみで撮影はできません。別途、各種レンズベビー(コンポーザープロ、コンポーザー、ミューズ、コントロールフリーク、スカウトのいずれか)と、レンズベビーに対応するマウントの一眼カメラが必要となります。」と書いてあるのだけれども、仕様をみないとわからない。「レンズユニット交換システム 製品一覧」にはコンポーザーが載っていないので分かりにくいのだ。全体のシステム図みたいなのがあればいいのに。

まあコンポーザーがケンコー光学ショップで税込23,940円で、レンズベビー エッジ80オプティックの実勢価格は30,400円前後というのだから、ちょっと考えてしまいますなぁ。SamyangのTSレンズ(Samyang のチルト・シフトレンズT-S 24mm 1:3.5 ED AS UMCがそそる ― 2012年09月13日参照)も画角が違うが値段次第では競合するかもしれない。さてエッジ80オプティックの写りはどんな感じなんだろう。

最後になりましたが、ノーネームしたん様情報ありがとうございました


写真は記事とは関係ない。
横浜そごう・横浜スカイビル・横浜ベイクォーター:Nikon F3、、ニコンおもしろレンズ工房ぎょぎょっと20(20mm F8)、専用フード TI.HK-1、F8AE、Kodak PORTRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

おもしろレンズ工房のような安価で楽しめるレンズももうカメラメーカーからは出ないのかなぁ。いまから発売するならCPU搭載して電子接点付けなければいけないんだろうなぁ。そうするとレンズを組み替えると焦点距離やF値が変わる「ぐぐっとマクロ/ふわっとソフト」なんて無理ですなぁ。まあ工夫すれば無理ではないけれどもコストが…。

赤城耕一著「銀塩カメラ辞典」(平凡社)2012年09月19日 00時00分00秒

銀塩カメラ辞典、赤城耕一・著、平凡社・刊 、ISBN978-4-582-23122-9 C0072

買ってきました、赤城耕一先生の新刊「銀塩カメラ辞典」(平凡社刊)。

アサヒカメラに長年連載していた、エッセイを抜粋し、あらたに書き下ろしを入れている。作例写真は取り上げたカメラにフィルムを入れて撮影し、フィルムからプリントまで自家処理している。

「銀塩カメラ辞典」発売!(赤城耕一写真日録)

という気合いの入った本なのだ。

銀塩カメラたちはフィルムがある限りは、今後もこれまでと同様に活躍してくれるし、使ってみると、意外にも新しい発見があったりする。エラそうにそれを説こうとは思わないが、なぜ銀塩カメラ、写真はいまだに面白いのか、その理由を自分でも探るために書いたようなものだ。今さら、銀塩写真の優位性などを説こうとは思わない。面白いから使っている。それだけでいいと思う。

「銀塩カメラ辞典」発売!(赤城耕一写真日録)

「面白いから使っている」、いい言葉だ。フィルムの何が面白いのか、デジタルの何がつまらないのか、これは人によって色々あると思う。もちろん、デジタルの面白い面もフィルムのつまらない面もあるだろう。でもかなり多くの人が便利なんだけどなんかデジタルカメラにはのめり込めないと言っていることに写真業界は真剣に応えるべきだと思う。

一見ちょっと値段が高いようにも思えるが、装丁のしっかりした写真もちゃんとした本なので手に取ると高くはないと思った。じっくりと赤城耕一氏のエッセイを味わおう。

銀塩カメラ辞典 

赤城耕一=著

定価:1995 円(本体:1900 円)  四六判  296頁  2012.09
ISBN978-4-582-23122-9 C0072 NDC分類番号 742.5

ライカ、単体露出計、増感現象、ニコマート、APSカメラ……。デジタル世代には摩訶不思議な、銀塩(フィルム)写真の豊かな世界を蘊蓄とユーモアで伝える。アカギ式銀塩カメラ用語辞典。

(平凡社の新刊案内から)

アカギ式銀塩カメラの楽しみ方67。

交換レンズやアクセサリーへの偏愛、浮気性ゆえ集めすぎた数々の名機への思い、暗室作業に溺れる日々、亡きカメラメーカーへの追慕、そして今日もまた銀塩カメラを手にするヨロコビ……。誰よりもカメラを愛する写真家による、デジタルでは及びもつかない、銀塩カメラの楽しさを伝える、究極の用語集。

(「帯」より)
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