【連載100回記念】アカギカメラができるまでを知りたい! 赤城耕一氏の撮影に密着してみた(デジカメWatch) ― 2024年09月17日 00時00分00秒
デジカメWatchで連載中の「アカギカメラ」の連載100回記念で「アカギカメラができるまでを知りたい! 赤城耕一氏の撮影に密着してみた」という豊田慶記氏の記事がアップされている。
【連載100回記念】アカギカメラができるまでを知りたい! 赤城耕一氏の撮影に密着してみた(赤城耕一の「アカギカメラ」 デジカメWatch)
「アカギカメラ」って「アサヒカメラ」休刊に際してもじったものらしい。どこかに編集長との対談で書いてあったのだが、検索しても見つからない。後で見つかったら追記する。
それで、その赤城耕一氏の「アカギカメラ」の連載が100回を越えたということで、今回の記念記事になっているようだ。
豊:アカギカメラを含む、インプレ仕事で何処か遠方へロケに行くことは?
赤城:遠方でのアサインメントがあれば、そちらで取材を進めることもありますが、基本的には近所です。
豊:自宅から半径2km以内に、あらゆる被写体はあると巨匠の言葉にもありますね。
赤城:その通りです。風光明媚な場所に行って撮るというのも良いですが、ご近所スナップもまた発見があり、町並みの変化に思いを馳せたり、まだ健在であることにホッとしたりすることもできますから。
重要な点ですね。『半径2km以内に、あらゆる被写体はある』、清書して額に入れて飾っておきたい。
豊:レビュー記事の仕事をするようになって、印象的な出来事はありましたか?
赤城:いろいろありますが、例えばストロボのTTL自動調光が出てきた時に世の中がひっくり返るくらいカメラ業界は騒いだことがあります。ただ、実際に撮ってみると期待したほどは調光が当たらないという現実がありました。コレを指摘して怒られたのは良く覚えています(笑)
赤城先生らしいエピソードですねぇ。だから我々アマチュアは赤城先生の記事を好んで読む。
豊:アカギカメラで、今後テーマにしたいことはありますか?
赤城:これまでのデジタルカメラは世代交代のスパンが短く、大袈裟に言えば少し長めのレビューをやっている間に新しいカメラが登場するような状態でした。そんな有り様だったので、カメラが持つ物語に触れる時間が無かったけれど、最近では1つの製品をそれなりに長く売るようになったので、インプレのお仕事でも脱力する余裕が出来ましたから、例えばカメラの裏側にある物語に注目したいですね。他にもディスコンになったけど、人気のある製品があったとして、なぜ人気が出たのか?を探るのも面白いと考えていますし、ひとつの機種を長期レポートするような企画ももっとやった方が良いと思います。
豊:時間を経ることで評価や認識が変わることはありますか?
赤城:後日再び触れ合ったりして、撮り進めるうちに「そういう事をやりたかったのか、君は」みたいな発見をすることはあります。
赤城先生は奥が深いなぁ。中古で買うことが多い我々にはそういった長いスパンで後から見た評価も大いに参考になる。
それで、今年の2月に発売された書籍の方の『アカギカメラ—偏愛だって、いいじゃない。』(赤城耕一著 インプレス2024年2月刊 ISBN:9784295018254)(当記事トップの写真参照)なのだが、発売直後に買ってそのまま紹介するのを忘れていた。
『アカギカメラ』は機材レビュー記事ではありません。いかにカメラという装置と戯れ、愉しむことが出来るかを読者のみなさまに発信することを基本としています。
(『アカギカメラ—偏愛だって、いいじゃない。』2ページ はじめに)
是非買ってみてください。
書籍『アカギカメラ—偏愛だって、いいじゃない。』に関してはひとつだけ言いたいことがある。本文の字が小さくて読みにくいのだ。ただ、小さいだけが問題なのではなく、おそらくフォントの問題だと思う。なぜなら、本文の字よりも小さいキャプションの方は読みやすいからだ。3月にメガネを新しくしてからはこの本をある程度長時間読めるようになったのだが、2月にこの本を買った直後は寝る前に読もうと思って目がチカチカして読むのをやめるというパターンだった。字の大きさではなく、フォントや行間とのバランスでこんなに読みやすさが変わるのかと思った。ごく一部の人にしか伝わらないたとえで悪いが、シャープのZaurusのフォントが小さいのに読みやすい工夫をしたものだった(LCフォント)。ピンチアウトで拡大できる電子書籍で買う人が多いという判断なのかもしれないが、紙の本で買うことを基本にしている私のような人もいるので、本文のフォントにはもう少し配慮してほしい。
『アカギカメラ—偏愛だって、いいじゃない。』(赤城耕一著 インプレス2024年2月刊 ISBN:9784295018254):Nikon Z6、NIKKOR ZNIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)、絞り優先AE(F8)、1/30秒、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(4980K)、マルチパターン測光、 ワイドエリアAF(L)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、Nikon HN-35フード(Ai Nikkor 45mm F2.8P専用フジツボ形フード)、Jpeg画像を少し明るくしてからリサイズ
NIKKOR ZNIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)のファームウェアがVer1.00 から Ver.1.10にアップされた(NIKKOR Z 28mm f/2.8 (SE)用ファームウェア)。変更内容は、
• カメラの[カスタムメニュー]>[フォーカスリングの角度設定](※)を[ノンリニア]以外に設定したときに、マニュアルフォーカスでピントを合わせる際にコントロールリングを回す速さに関係なく、設定した角度の範囲で至近側から無限遠側までリニアに動作する機能に対応しました。
※ 対応しているカメラは、Z 9(C:Ver.2.00 以降)、Z 8、Z6III、Z f、Z 7II(C:Ver.1.40 以降)、Z 6II(C:Ver.1.40 以降)です。(2024 年 8 月現在)
で、写りに関しては変わらないはずなのだが、ファームアップしたらなんかもうちょっと高解像になってないかなと期待してしばらく使ってみることにしてみた。
高周波部分でもう少し解像があれば、このレンズのサイズやデザインは好きなんだけどなぁ。おそらく倍率色収差が関係してそうなので、もうカメラ内で強制ですぱっと画像処理で倍率色収差修正してほしい。というか光学設計段階でもう少しなんとかしてほしかった。
「PENTAX 17」の魅力(赤城耕一のアカギカメラ) ― 2024年09月04日 00時00分00秒
以前から触れようと思っていた赤城耕一氏のアカギカメラのPENTAX 17の回、遅ればせながらやっと触れられる。
赤城耕一の「アカギカメラ」第100回:フィルムなのに量で押せる ハーフサイズカメラ「PENTAX 17」の魅力
天下のデジカメ Watchの連載の100回記念で、ハーフサイズフィルムカメラを取り上げようというのですからこれも無謀というか、よく編集長は許したな(笑)と。
いまやカメラ雑誌も少なくなり、フィルムカメラを扱う媒体も少ないので、「デジカメ」を名乗るデジカメWatchが扱ってくれないと困りますからね。デジカメWatchは以前からフィルム・フィルムカメラの話題を扱ってくれていました。
フィルムカメラを使う理由というのは単純で、周りに、現在でもまったく魅力が衰えていないフィルムカメラが身の回りにたくさんあることが第一の理由です。
それは手触り感であったり、フィルム巻き上げ感触であったり、ファインダーの機能だったり、シャッターの動作音にまで至ります。つまり、デジタルカメラではこれらの要件を満たすことのできる代用機がないわけです。
フィルムもずいぶんと高くなったので、制作にあたって経済的な苦労はありますけど、カメラにパトローネを装填し、きりきりとフィルムを巻き上げてゆく過程、フィルムの特性を念頭において、光を観察して露出を考えたりする行為が好きなので、やめることができません。
御意に。いまフィルムカメラを使うのであれば、フィルム給送がモーターのものよりも手巻きでフィルムが巻き上げられている感触を感じつつ撮るのがよいよねぇ。PENTAX17がちゃんと巻き上げレバーを装備したのはよい判断だったと思う。写ルンですみたいに巻き上げノブという方向もあり得たはずなのに。
そして、このPENTAX17はレンズが25mm(35ミリ判換算値37mm相当)F3.5の3群3枚というシンプルな構成なのに、よく写るようなのだ。Twitter(X)でPENTAX17の作例を拝見すると、ヌケもよい感じだ。そりゃ3群3枚だものね。素晴らしい。
そういう意味では、赤城耕一氏のこの回の作例がすべてネガカラーフィルムというのはちょっと残念だ。ネガカラーフィルムだとこのHD PENTAX 25mm F3.5レンズの抜けの良さが分かりにくいからだ。
記事後半のPENTAX17の細部を見ると欲しくなってきますなぁ。希望小売価格 107,000円(税別)ということだが、リコーイメージングストアでは、88,000円(税込)なので、かなり頑張った価格だと思う。
PENTAX 17
PENTAX 17 ダークシルバー オリジナルセット [1年保証]
写真は記事と関係ない。
名古屋市電1400型ボギー車(名古屋市科学館 名古屋市中区 2024年8月撮影):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、絞り優先AE(F8、1/160秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5150K)、マルチパターン測光、オートエリアAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85
名古屋市科学館の前に展示されている名古屋市電1400型だ。屋根のない展示だが、塗装もきちんと管理されて状態はよい。
市電1400型ボギー車(名古屋市科学館)
名古屋市電1400型ボギー車展示解説(PDF)
うしろにちょこっと写っているオレンジ色の車両は「SM50S型雪上車522号車」で、1989年から2012年まで南極で活躍したものだそうだ。
SM50S型雪上車522号車
SM50S型雪上車522号車展示解説(PDF)
ほかにB6型蒸気機関車も展示されているはずなのだが、整備中らしく2025年秋頃に戻ってくるらしい。このB6型は例の市長が「あおなみ線や名古屋城周辺などまちなかでの運行」と公約したらしく、ちょっともめているようだ。
1904年製のSLを動態展示へ 2025年秋から名古屋市科学館で(朝日新聞デジタル 2022年12月27日 10時00分)
作例は右端にポールが写っているが、当日気温36℃とか37℃とかで目茶苦茶暑くてポールに全然気づかなかった。トリミングしようかとも思ったが面倒なのでこのままで…(泣)。
ニコンが旧MF一眼レフカメラ・レンズのメンテナンスを期間限定で実施\(^o^)/ ― 2024年08月21日 00時00分00秒
ニコンが旧MF一眼レフカメラ・レンズのメンテナンスを期間限定で実施するのだそうだ。
【期間限定】MF旧製品メンテナンスサービス
株式会社ニコンイメージングジャパンは、「MF旧製品メンテナンスサービス」を9月2日(月)〜10月31日(木)の期間限定で実施する。有料サービスで、料金は製品によって異なる。
同社旧製品のうち、一部の一眼レフカメラおよび交換レンズを対象としたサービス。基本的に部品交換を不要とする作業としており、各部点検掃除や機能チェック、外観モルトプレーン確認、交換、レンズのヘリコイド油交換などを行う。
対象製品は、ニコンFシリーズ、F2シリーズ、F3シリーズ、FMシリーズ、FE/FE2などで、交換レンズは一部単焦点レンズのみとしている。
申し込み方法は、ニコン修理センターへの直送もしくは電話で依頼する。預かり期間は約3カ月としている。
同サービスは今回で4回目となり、前回は2021年に期間限定で実施された。旧製品を長年使用しているユーザーからの要望に応える形で実施されるという。
待ってました!前回2021年のときは、読者の方から戴いたAi Nikkor ED 180mm F2.8Sをメンテナンスしてもらったのだった。通常毎年か2年に1回ぐらいの間隔で実施されていたので、次の機会を待っていたのだが、なかなかやってこなかった。今回3年経ってやっと実施された。嬉しい。
Ai Nikkor ED 180mm F2.8Sを戴いた ― 2021年04月20日
Ai Nikkor ED 180mm F2.8SのMF旧製品メンテナンスサービス見積りが来た ― 2021年04月23日
Ai Nikkor ED 180mm F2.8SのMF旧製品メンテナンスサービス完了通知が来た ― 2021年07月19
Ai Nikkor ED 180mm F2.8Sは光学系がきれいになって戻ってきた ― 2021年07月21日
個人的にはAi Nikkor 50mm F1.2(非S)をメンテナンスに出したい。ヘリコイドグリスがスカスカしてきているし、レンズになにかゴミがあるので。
写真は記事とは関係ない。
羽田空港第3ターミナル展望デッキ(東京都大田区):Nikon Z6、AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D、300mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 140)、AWB(5280K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-15、FTZマウントアダプター、RAWファイルをNX Studioでピクチャーコントロール:最新のピクチャーコントロール スタンダードで現像、リサイズ
【期間限定】MF旧製品メンテナンスサービスとは関係ないのだが、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDは遠景が弱い ― 2024年08月06日の続きで、これだったら遠景はAI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dの方がよかったんじゃないかと持って行って撮影したもの。
羽田空港の第3ターミナルは国際便のターミナルで、2020年3月14日に第2ターミナルでも国際線運用開始したことに伴い、「国際線ターミナル」の名称が「第3ターミナル」に変更となったものだ。第3ターミナルになってから行ってないので、今回見送りに行ってついでに展望デッキからレンズを試してみたわけだ。
やはり、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDの遠景よりも、AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dの遠景の方がきちんと解像していた。ニコンZボディでは、AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dはマニュアルフォーカス(MF)になってしまうのが残念。こんなんだったらD610買おうかなという気になってくる。Biogonが使えると思ってZ6にしたのだが、Biogonだと像面湾曲は凹レンズで補正できても、周辺の色被りは残ってしまうので。
【関連】
Ai AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dはカリッとしたニコンらしい描写 ― 2014年05月11日
朝日良一写真展(2024年10月) ― 2024年08月20日 00時00分00秒
【追記:2024年10月4日】日程表は朝日良一写真展日程表 ― 2024年10月04日をご覧ください。【追記ここまで】
りー様としていつもコメントを戴いている朝日良一様が写真展を開かれるそうだ。
https://haniwa.asablo.jp/blog/2024/06/14/9692977#c9709830
写真展開催のお知らせ(朝日良一|note)
【追記:2024年9月1日】
みっち様のブログにも「朝日良一写真展」の記事が載りました。
長年のブログお友達、朝日良一さんが10月に写真展を行われます!、の巻。(If you must die, die well みっちのブログ 2024年9月1日)
【追記ここまで】
永福町 朝日良一写真展
2024年10月3日(木)~10月7日(月)
12:00~20:00
於:永福和泉地域区民センター
東京都杉並区和泉3丁目8番18号
永福和泉地域区民センターのGoogleマップ
10月7日(月)15:00よりギャラリートーク
【追記】10/3(木)・10/6(日)・10/7(月) 終日在廊【追記ここまで】
光景 朝日良一写真展
2024年10月9日(水)~10月14日(月)
12:00~20:00
於:永福和泉地域区民センター
東京都杉並区和泉3丁目8番18号
永福和泉地域区民センターのGoogleマップ
10/11(金)15:00よりギャラリートーク
【追記:2024年9月4日】10/11(金)・10/12(土)・10/13(日)・10/14(月祝)終日在廊
【追記ここまで】
【追記】10/11(金)・10/14(月祝)終日在廊
10/12(土)は微妙だが12~15時在廊【追記ここまで】
ギャラリートークは人数制限あり
希望者多数の場合は抽選
永福町の方が面白くなりそう
光景はシリアスになる
永福町にゆかりがない人にも、
両方見てほしい。
光景 朝日良一写真展
2024年10月23日(水)~10月28日(月)
18:00~01:00
於:JazzBar「サムライ」
東京都新宿区新宿3丁目35-5 守ビル5F
JazzBar「サムライ」のGoogleマップ
10月26日(土)
15:00~トークライブ
16:00~パーティー
18:00中締め
パーティは会費3,500円前後を予定
【追記:2024年9月12日】トークライブとパーティは中止とのことです。
2024年09月12日 07時16分03秒のりー様のコメント
【追記ここまで】
【追記】10/26(土)終日在廊
バーなので他の日は気まぐれに出没【追記ここまで】
杉並の展示とは内容が一部異なります
ワンドリンクの注文をお願いします
【追記:2024年8月23日】りー様のコメントから、在廊予定を追記しました。襲撃計画や恥ずかしくてこっそりご覧になりたい方や不在時に「○○参上!」などと痕跡を残したい方はご参考に(違)。【追記ここまで】
【追記:2024年8月29日】
チラシを追加しました。画像の著作権はりー様こと朝日良一様にあります。
元データはhttps://30d.jp/r-asahi0502/10 からダウンロードできます。合い言葉は「ありがとう」。
”朝日チルドレンはデータか紙で拡散するように!”とのことですが、交番とか大使館とか怖い人の家の塀などに貼るなよ、絶対に貼るなよ(違)。
2024年08月29日 09時32分43秒のりー様のコメント
【関連追記:2024年10月7日】
朝日良一写真展日程表 ― 2024年10月4日(会期終了までTOP掲載のため10月28日表記)
討ち入り果たしました-「永福町 朝日良一写真展」 ― 2024年10月06日 20時23分53秒
永福町駅周辺の日常を写す 写真家・朝日良一さん初個展 厳選した35点を展示 杉並で7日まで(東京新聞 2024年10月5日 07時38分)
【追記:2024年10月31日】
りー様こと朝日良一氏の写真展の様子がご自身のnoteに挙っています。
写真展「永福町」(朝日良一 note)
写真展「光景」」(朝日良一 note)
写真展「光景」サムライ編」(朝日良一 note)
【追記:2024年11月14日】
コメント数の上限(50)に達して、これ以上コメントが書き込めないので、続きは朝日良一写真展日程表 ― 2024年10月04日の方に書き込んでください。
【追記ここまで】
NIKKORレンズのFX・DX表記なくなる、Z6IIIスペースなくなる ― 2024年06月27日 00時00分00秒
ニコンZ6IIIに続いて、NIKKOR Z 35mm f/1.4まで発売されてしまったが、色々調べて書く時間がない(泣)。それで、小ネタ兼備忘録として、NIKKORレンズのFX・DXが表記なくなったことと、Z6IIIでZと6の間のスペースがなくなったことを記しておきたい。
ニコンは従来、35mmフィルムフルサイズ対応のカメラやレンズを「FXフォーマット」と呼び、APS-Cサイズ対応のカメラやレンズを「DXフォーマット」と呼んできた。
FXフォーマットとDXフォーマットの違い(ニコンイメージング)
しかし、ここ数日以内に、FXを「フルサイズ」、DXを「APS-Cサイズ」と表記するようになったようだ。【画像1】参照
製品情報>NIKKORレンズ(ニコンイメージング)
また、いままでニコンのZシリーズは「Z 6」「Z 7」のように、Zの後ろにスペースが入っていたのだが、「Z6III」からは正式にZと6の間にスペースが入らなくなっている。【画像2】参照
製品情報>ミラーレスカメラ(ニコンイメージング)
あいだにスペースを入れると、検索の時に面倒だし(検索側が賢いから「Z 6」と「Z6」とを両方検索してくれているが)、ハッシュタグはスペースを入れるとそこで途切れるし、ずっとよくないと思っていた。「Nikon 1」「1 NIKKOR」のときからなんでスペース入れるんだよと思っていた。やっと改まってよい。
ということで、FX・DX表記がなくなったことと、Z6IIIであいだにスペースがなくなったことを記しておきたい。
【追記】
上記のFXフォーマットとDXフォーマットの違い(ニコンイメージング)に、FXフォーマットのカメラには「カメラにFXフォーマットを表すマークがつきます。」、DXフォーマットのカメラには「カメラにDXフォーマットを表すマークはつきません。」とあるが、Z6IIIの画像にはFXマークがないみたいだ。これは混乱するよねぇ。(※)
【追記ここまで】
※【さらに追記:2024年6月29日】
kazu様のコメントで気づいたのだが、ニコンZシリーズって、最初のZ7やZ6のときから「FX」表記はなかったようだ。自分のZ6にも「FX」マークついていなかった(汗)。kazu様ありがとうございます。
【さらに追記ここまで】
重量380gの望遠単焦点ミラーレンズTTArtisan 250mm f/5.6 Reflex ― 2024年06月06日 00時00分00秒
「TTArtisan 250mm f/5.6 Reflex M42マウント」というミラーレンズが発売されたようだ。
重量380gの望遠単焦点レンズ「TTArtisan 250mm f/5.6 Reflex」
株式会社焦点工房は、銘匠光学の交換レンズ「TTArtisan 250mm f/5.6 Reflex M42マウント」を6月4日(火)に発売した。希望小売価格は税込7万2,000円。
ミラーレンズなどの愛称で呼ばれる反射光学系を採用した望遠単焦点レンズ。250mmの焦点距離を持ちながら、重量380gと軽量な点を特徴としている。他の多くの反射望遠レンズと同様、オートフォーカス機構は備えていない。
ミラーレンズはNikkorが群を抜いてよいのだが(ニッコール千夜一夜物語第十三夜 <New>Reflex-Nikkor 500mm F8<補遺>「リング状のボケ形状について」参照)、いまは全部生産終了だ。
ミラーレンズは焦点距離の割りにレンズ全長が短いのがメリットだが、250mmだとそんなにメリットが無いのではないかという疑問点が一つ、もう一つは、250mmで希望小売価格が税込7万2,000円って高くないかというのも疑問点。250mmって70-300mmのズームに含まれているから、オートフォーカスやズームという便利さと重さや短さや価格を総合評価して、250mm F5.6のミラーレンズが売れるのか心配してしまう。
しかもミラーレンズだとボケがリングボケになってしまうので、そのデメリットも合わせて考えると、本当にこれ売れるのかと思ってしまう。
<New>Reflex-Nikkor 500mm F8だと、500mmという焦点距離はなかなか安く済ませられないし、ミラーレンズ以外で500mmのレンズは重くて長い。だからミラーレンズの勝機・商機がある。でも250mmだと競争相手が多すぎる。しかも7万円でしょ。だったらAF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR買うよ。ニコンZではMFになってしまうがAI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dもコンパクトでよい。
ということで、せっかくの新レンズをディスってしまったが、500mmとか1000mmとかを出してくれるのなら、買うかも。ただし、値段はもう少し頑張って欲しい。あと日本政府や日銀は円安をなんとかして欲しい。
ということで、<New>Reflex-Nikkor 500mm F8が欲しくなってしまったゾ。月とか撮るのならボケは関係ないのでミラーレンズで問題ない。
写真は記事と微妙に関係しているかも。
【写真1】上総亀山駅(千葉県君津市 2024年4月):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F8、1/640秒)、ISO-AUTO(ISO 500)、ピクチャーコントロール:オート、AWB(4880K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36
2024年4月にバイクのバッテリーを交換したので、思いつきでバイクで東京湾アクアライン経由で千葉県の上総亀山駅に行って撮った(チェーン交換前だ)。バイクの時計が1時間ほどずれていて全然列車が来ないのにちょっと待ってしまった(泣)。帰宅してからGarminのナビにデフォルトで到着時刻予想表示が出ているのを、現在時刻表示に変えた(GPS由来の時刻表示なのでずれにくい)。列車が来る時間にもう一度撮りに行きたいと思っているのだが、天気と自分の予定とがうまく合わない。
なお、JR久留里線の久留里-上総亀山間は廃止する話が出ている。いまでも久留里から先は本数が極端に少ない。話がずれるが、東京湾アクアラインが開通したときに、鉄道も併設しておいたらよかったのではないかという気がする。というのも、東京湾アクアラインは、特定の時間に渋滞が酷く、迂回路は東京湾をぐるっと回るか東京湾フェリーしかないので、鉄道なら渋滞に関係なく行き来出来るからだ。どのみちストロー効果で木更津は衰退してしまっているので、どうせなら東京や川崎や横浜のベッドタウンになるように、時刻が確実な鉄道が東京湾アクアラインで繋がっていれば久留里線の沿線も生き残れたのかもしれないと思った。
AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDは、レンズ内手ぶれ補正を搭載したため、その前のAI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dよりも約240g重くなって、太く長くなってしまっている。両方とも所有しているが、どちらも200mmを越えると画質がちょっとアレになってくる。撮り比べてもどっちで撮ったのか分からないぐらい描写は似ている。厳密に撮り比べていないが、ハニワニワでちょっととっかえひっかえしたぐらいでは、AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6DとAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDはExifを見ないと分からない。
その点、さらに後継のAF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR(DXじゃない方)は、200mmを越えた部分でも描写がよくなっているらしい。NIKKOR Zに70-300mmがないので、AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRはちょっと気になっている。
今回のAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDの望遠端300mmの撮影だが、背景の林にフォーカスポイントを持って行ってもZ6だと全然ピントを合わせてくれなかった。撮った画像をあとで拡大して見たら、なんか油絵で描いたみたいな描写になっていて、これじゃピント合わせられないよなと思った。ますますAF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRが気になる。
【写真2】【写真1をトリミング】上総亀山駅(千葉県君津市 2024年4月):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F8、1/640秒)、ISO-AUTO(ISO 500)、ピクチャーコントロール:オート、AWB(4880K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36
【写真3追加】
【写真3】上総亀山駅のJR久留里線終点(千葉県君津市 2024年4月):OPPO Reno7 A(CPH2353)android13、焦点距離4.7mm(35mm判27mm相当)、プログラムAE(F1.7開放、1/1578秒、ISO 101、-2.5EV)、AWB、中央部重点測光、標準のカメラアプリ(バージョン 3.524.24)、JPEGからリサイズのみ
久留里線の終点の写真も載せておく(写真1もこの場所から300mmで撮ったものだ)。前にも書いたが、久留里線はもともと房総半島を横切る鉄道として構想され、木更津駅から上総亀山駅まで1936年に開通した。南半分は、大原駅から上総中野駅まで国鉄木原線(現いすみ鉄道)として1934年に開通していて、上総亀山駅と上総中野駅を結べば繋がるはずだった。木原線の木は木更津の木で、原は大原の原なので、木更津大原間繋ぐ気満々のネーミングだ。しかし、小湊鐵道が五井駅-上総中野駅間を1928年に開通させているので、上総亀山駅と上総中野駅を繋ぐ意義もなくなって、久留里線は上総亀山が終点となっている。小湊鐵道も上総中野から小湊まで繋ぐ予定だったが、諦めている。というかこんな人口少ないところに鉄道引きまくりで羨ましすぎるぞ。久留里線の久留里-上総亀山間はなんとかならないものかねぇ。
【さらに追加】
千葉県のサイトから、千葉県の鉄道路線図を転載した。
千葉県の鉄道路線図
【関連追記:2024年6月21日】
またJR久留里線上総亀山駅に行ってきた ― 2024年06月21日
Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +Nikon Z6 定点撮影 ― 2024年05月24日 00時00分00秒
このところカメラネタが少ないので、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens を例の秋葉原の和泉橋からの定点撮影してみた記事を書く。
Lomo LC-A Minitar-1 Art Lensは、もともとCosina CX-2を旧ソ連のLOMO PLC光学研究所がコピーして作ったLOMO LC-Aに付いていたレンズで、2005年以降は中国のフェニックスオプティカルファクトリーが製造している。LC-AやLC-A+はレンズ固定式カメラだったが、このLomo LC-A Minitar-1 Art Lensは、そのレンズをライカMマウントにしたものだ。
ヒストリー — LOMO LC-A+ - ロモグラフィーを象徴する実験的な35mmフィルムカメラ
Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens + Leica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター ― 2023年12月26日
Lomo LC-A Minitar-1 Art Lensは、上記2023年12月26日に構成図を貼ったが、32mm F2.8 4群5枚のレンズだ。
作例を見てもらうと分かるが、若干の糸巻き型の歪曲収差がある。両端のビルがお腹が出ているかのように写っている。
【写真1】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F2.8開放、1/800秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5790K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影
【写真1】ピントは神田ふれあい橋の文字のところで合わせている。絞り開放では、四隅が夢の中のようにぼわっとなってしまっている。四隅が悪いというよりは、被写界深度が四隅のところまで至っていないのだろうが、急激にとろけてしまっている。実質的なイメージサークルはAPS-Cサイズなのだろうが、もともとフィルムカメラのLOMO LC-Aのレンズであり、ネガフィルムでプリントする場合にはこの四隅はプリントされないか、主要被写体は来ないのでなんとかなっていたと思われる。
【写真2】写真1の中心部をトリミング:秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F2.8開放、1/800秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5790K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影
【写真2】中心部でも絞り開放だとこんな感じ。Nikon Z6のピーキング表示では、ピークを検出できないぐらいの鮮鋭度だ。でも等倍で見なければなんとなく味のある感じかもしれないし、ちゃんとピントを合わせていれば、フィルムでゾーンフォーカスで撮っていたときよりもよく写っているのではないだろうか。
【写真3】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F5.6、1/250秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(7240K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影
【写真3】これもピントは神田ふれあい橋の文字のところに合わせている。F5.6まで絞ると、ほんの四隅以外は被写界深度内に入ってくる。F5.6まで絞ると、かろうじてNikon Z6のピーキング表示が反応する。F2.8開放のときと1分も経っていないはずなのだが、オートのホワイトバランスが随分違うのはご容赦くだされ。
【写真4】写真3の中心部をトリミング:秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F5.6、1/250秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(7240K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影
【写真4】F5.6まで絞った中心部でもまだこんな感じで、これはこのレンズの味として受け入れるべきなんだろう。もっとシャープにカリカリ写るレンズはいくらでもあるので。Lomo LC-A Minitar-1 Art Lensは、厚みが薄いレンズなので、F8に絞ってピントを3mとか2.5mぐらいにしてバシバシ撮るレンズなのだろう。絞りはクリックのないレバー操作なので、そういう速写スナップ派の人はパーマセルでも貼っておいた方がいいかもしれない。
もうすこし広角の28mmとか21mmあたりのこういうレンズがあればいいなぁ。20mm F5.6 のRUSSAR (ルサール)かねぇ。でもRUSSAR (ルサール)だとBiogon(ビオゴン)と同じで対称型なので周辺部が色被りするんだろうなぁ。周辺部が色被りしないでコンパクトな超広角レンズがほしいなぁ。 NIKKOR Z 20mm f/2.8 SとかNIKKOR Z 20mm f/3.5 Sとか出して欲しいなぁ。
Ai Nikkor 20mm F2.8SとBiogon T* 21mm F2.8の歪曲収差 ― 2024年05月14日 00時00分00秒
なかなか更新できずすまんです。今日は最近あまり使っていなかったAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)とCONTAX G用Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8の歪曲収差の比較だ。ただし、CONTAX G用Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8は、補正のためにシグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)をレンズ前に装着しているので、Biogonオリジナルの歪曲収差ではない。
【写真1】ランドマークプラザ(横浜市西区、2024年4月):Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)、F8 絞り優先AE、1/40秒、ISO-AUTO(ISO 1100)、AWB(6900K)、マルチパターン測光、 ピクチャーコントロール:オート、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、マウントアダプターPTZ、L37Cフィルター、フードなし
【写真1】の柱を見るとわかるのだが、樽型ではなく陣笠型の歪曲収差があり、柱がうねうねしている。フィルムカメラでAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)を使っていたときは、これしかないので気にならなかったが、デジタルになってからDタイプ以降のCPU付きレンズだと歪曲収差が補正できるようになった。
20mmレンズを買うときに当時現行品であったAFレンズのAi AF Nikkor 20mm F2.8D(Ai AF Nikkor 20mm f/2.8D)とMFレンズのAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)とで迷ったが、当時持っていたAFレンズのAi AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5SとAi AF Nikkor 50mm F1.4D(Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D)の両方とも鏡筒に遊びがあってなんかガクガクするのでそれが嫌で値段の高い方のMFのAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)を買ったのだが、それが随分経ってから歪曲収差の補正で差が出るとは思わなかった。なお、このAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)は、2000年12月に新品で買ったが、その後全光学系を黴びさせたので、光学系はその後のRoHS(ローズ)指令対応後のレンズに交換済みである(泣)。
Ai Nikkor 20mm F2.8Sレンズが曇った ― 2018年11月11日
Ai Nikkor 20mm F2.8Sはレンズ全交換\(^o^)/ ― 2018年11月29日
Ai Nikkor 20mm F2.8Sの修理が「受付中」から進まない ― 2018年12月10日
Ai Nikkor 20mm F2.8Sの修理完了メールが来た ― 2018年12月12日
Ai Nikkor 20mm F2.8Sが修理から戻ってきた ― 2018年12月15日
【写真2】ランドマークプラザ(横浜市西区、2024年5月):Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F8 絞り優先AE、1/20秒、ISO-AUTO(ISO 320)、AWB(5670K)、マルチパターン測光、 ピクチャーコントロール:オート、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)
CONTAX G用Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8の方は、対称型のレンズで歪曲収差が小さいのだが、フィルムと違ってデジタルカメラではセンサー前のガラスが像面湾曲を起こすので、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)をレンズ前に入れることで像面を平坦にしている。歪曲収差は、デジタルカメラのセンサー前ガラスによって悪化するらしいのだが、平凸レンズのお蔭で打ち消しているはずだ。したがって、CONTAX G用Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8をフィルムカメラで使ったときとこの作例の収差が同じ訳ではないので注意して欲しい。
Nikon Z6作例1(CONTAX G Biogon T* 21mm F2.8) ― 2021年11月13日参照。
あと【作例1】と【作例2】は撮影日も時間も違うし撮影の立ち位置もまったく同じではないので注意。
【写真2】のCONTAX G用Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8の方は、歪曲収差は小さくてすっきりなのだが、周辺部の青被りが気になって仕方がない。これはセンサーに入る光が斜めすぎて(センサーに近いところに後ろ玉があって急な角度でセンサーに入る)ので、何ともしがたい。白い壁を撮ってそのデータで差し引きする修正方法もあるようなのだが、面倒くさい。NX Studioに一発で変換する機能とか載せて欲しい気もするが、まあ他社レンズのためにそんなことしないよなぁ。Nikon S型用レンズのためにと称して搭載してくれたらいいんだけどなぁ。ニコン純正Nikon Sレンズ→Nikon Zボディのマウントアダプター発売とセットでどうだろうか。無理か。
ということで、【写真1】のように、Ai Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)をFTZマウントアダプターでときどき使うようになったのだが、今のレンズは画像処理で歪曲収差を補正してピシッとしているので、この陣笠型の歪曲収差はなんか気になる。
となると、NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sを買うべきなんだろうが、これ、ちょっと大きすぎる。なんか望遠レンズみたいに長い。ズームなら仕方がないが、超広角単焦点レンズでこの長さ重さはないだろう。寸法:約84.5mm(最大径)×108.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)で、質量:約505gもある。
これだけ重くて大きいのなら。F1.8が必要な人以外は、まず最初にNIKKOR Z 14-30mm f/4 Sを買った方がいいんだろうなぁ。NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sは、寸法:約89mm(最大径)× 85mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで、沈胴時)、質量:約485gだ。こっちの方が軽い。自分も多分NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sを先に買うと思う。
ただ、いまニコンZ6で超広角撮影するのに、APS-CのAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDは悪くはないんだが(D300やD300sで使っていたときと同じレンズとは思えないぐらいによい)、画素数がちょっと少なくてトリミングとかし難いんだよねぇ。
そこで、考えられるのが、Ai AF Nikkor 20mm F2.8D(Ai AF Nikkor 20mm f/2.8D)を買い増すことだ。Ai Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)と同じ光学系でFTZ経由ではMFになるが、Dタイプなので歪曲収差の自動補正が利く。中古価格も安い。しかし、同じ光学系のレンズを2つ持つのはなぁ。しかもMFの方を買うときに見送ったレンズだし、いまZ6で使ってもAFレンズなのにMFでしか使えないし…。誰ですか、Ai Nikkor 20mm F2.8Sを黴びさせたときにAi Nikkor 20mm F2.8Dを買っておけばよかったなんていうのは(泣)。
次に考えられるのが、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDだ。これならFTZ経由でもAFが利くし、歪曲収差も自動補正だ。寸法:約82.5mm(最大径)×80.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)、質量:約355gで明るいからそんなにコンパクトじゃないけど、FマウントだからDSLRでも使える。絞り環ないけど。
あとは、AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRだが、寸法:約82.5mm(最大径)×125mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで)、質量:約680gで重い。これだけ重いのなら、画質的にもNIKKOR Z買う。安ければ買ってもいいような気もするがそんなに安くないっぽい。
と、いろいろ思案中だが、バイク(CRF250L)の整備やパーツ等に散財してしまったので(あとで別記事にしたい)、いますぐには買えない。しばらくはAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDで我慢かなぁ。
NIKKOR-S Auto 5cm F2ゲット ― 2024年04月12日 00時00分00秒
NIKKOR-S Auto 5cm F2(No.543028)を手に入れた。実は去年の10月頃に横浜のカメラはスズキジョイナス店に寄ったときに買ったまま、なかなか作例が撮れないので報告が遅れていたのだった。
去年、カメラはスズキジョイナス店に寄った際に、NIKKOR-S Auto 5cm F2を見つけたが、Ai改造はされていないものだった。しかし、焦点工房のSHOTEN N.F-N.Zマウントアダプターだと、非Aiのレンズでも絞り輪の根元のスカートが当たらず、装着して使えるという話をどこかで見かけた記憶があり、また光学系も比較的きれいで10kを少し切る値段だったので買ってみた。
帰宅して、ニコンZ6にSHOTEN N.F-N.Zマウントアダプターを付けてそこにNIKKOR-S Auto 5cm F2を装着すると、少しきつめではあるが何の干渉もなく装着できた。
他方、FTZアダプターの方は、説明書にも「使用できないレンズおよびアクセサリー」として、「AI改造をしていないレンズ(AI方式以前の連動爪を使用するタイプ)」が挙っている。
マウントアダプター FTZ(主な仕様)
しかし、ダメ元でFTZにNIKKOR-S Auto 5cm F2を装着すると、スカートはFTZのマウント部分に被さるようになって、干渉していない感じ。そのまま規定位置までレンズを回そうとするとちょっときつい。しかし、ゆっくり力を加えながら回すと、すんなりとFTZに付いてしまった。もう一回外して付けてみても少しきついだけでNIKKOR-S Auto 5cm F2は最後まで装着できるようだった。むしろうちの場合はAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDをFTZに装着する場合がいちばんきつい。
どうやら非AiのNikkorレンズにもいろいろあって、絞り環のスカートが短めの場合には、Ai連動レバーと最小絞り検知レバーの2点をクリアできれば装着できるらしい。
ニコンFTZの場合は、Ai連動していないのでAi連動レバーそのものがなく、Ai連動レバーとの干渉はない。
またニコンFTZは最小絞り検知レバーが押込式なので、干渉した場合でも押し込まれるので問題ない。FTZとNIKKOR-S Auto 5cm F2(No.543028)のばあいだと、FTZの最小絞り検知レバーは当たっていない。最小絞り検知レバーとマウント座金外側のあいだの隙間にNIKKOR-S Auto 5cm F2の絞り環のスカートが入っている。
ということで、うちの場合、非AiのNIKKOR-S Auto 5cm F2(No.543028)がFTZ経由でZ6に装着できてしまった。FTZとSHOTEN N.F-N.Zマウントアダプターを使った場合の違いは、レンズの焦点距離と開放F値がExifに書き込まれるかどうかの違いだけだが(ボディ内手ぶれ補正やフォーカスピーキングなど他の機能は両者とも同じ)、まあ焦点距離は書き込まれた方が後々ありがたい。
このあたりの関係は、決定版(?) ニコンFマウント解説 (By キンタロウ)(3) レンズ絞りリング後部(スカート部)とカメラ側マウント部周辺の干渉に詳しい。
シリアルナンバーのNo.543028は、Nikon Lens Versions and Serial Nosの情報によると、1960年から1963年12月のあいだに製造されたもので、どちらかというと後ろ目。「5cm/2 S Auto NKJ PAT PEND, LMIJ 537033 - 564197」に該当する。
なお、このNIKKOR-S Auto 5cm F2は、「NIKKOR-S」なので、レンズが5群7枚のものだが、Nikkor-H Auto 50mm F2(昭和39(1964)年1月発売)(4群6枚)とちょっと勘違いしていた。NIKKOR-S Auto 5cm F2は、後ろ玉とミラーとの干渉を防ぐために58mmや55mmとせずに50mmとするために、「4群6枚のガウスタイプの前側に度の弱い凹レンズを配置した、いわばレトロフォーカスタイプの7枚構成のレンズ」(ニッコール千夜一夜物語 第二夜 AI Nikkor 50mm F2大下孝一氏執筆)なのだ。
ということで、作例は次回に……(おいっ)。
【追記:2024年4月27日】
NIKKOR-S Auto 5cm F2 作例 ― 2024年04月18日
NIKKOR-S Auto 5cm F2 作例(その2) ― 2024年04月27日
富士フイルム、135カラーネガフィルム「FUJIFILM 400」を「SUPERIA X-TRA 400」の代わりに国内導入 ― 2024年04月08日 00時00分00秒
富士フイルムは、135カラーネガフィルム「FUJIFILM 400」を「SUPERIA X-TRA 400」の代わりに国内導入することを発表した。
富士フイルム、135カラーネガフィルム「FUJIFILM 400」を国内導入
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社は4月5日(金)、海外向けカラーネガフィルム「FUJIFILM 400」を国内導入すると発表した。
「フジカラーSUPERIA X-TRA 400」の在庫がなくなり次第、順次導入されるという。
FUJIFILM 400は、海外で流通しているネガフィルム。ナチュラルな色合いと滑らかな階調を特徴としている。サイズは135mmで36枚撮りのみ。価格はオープン。店頭予想価格は税込1,980円前後。
巷で話題になっているのが、このFUJIFILM 400がMade in U.S.A.でKodak製なのではないかということだ。どこ製でもよいのだが、中身がKodakだとなれば色合いも富士フイルムとが違う可能性があるので、そこが心配だ。というか、私は富士よりもコダック、コダックよりもコニカの色調の方が好きだったので、FUJIFILM 400がコダック調であっても困らないが。もし、コダック製造なのに富士フイルム調にチューンしてあるというのなら、それはそれで選択肢が増えてありがたい。
【追記:2024年4月12日】
FUJIFILM 400とULTRAMAX 400とを撮り比べた方がおられる。GIBSON SG@GIBSONSGSG2021さんで、話題のカラーネガフィルム「FUJIFILM 400」の比較検証!ULTRAMAXと撮り比べしてみた。で、「FUJIFILM 400=ULTRAMAX 400では無い」ことを検証されています。ということで、 FUJIFILM 400はKodak製ながらも富士フイルムの味付けのされたフィルムであるようだ。これは選択肢が増えてよいことですな。
【追記ここまで】
あと、店頭予想価格は税込1,980円前後というのも注目点ではないか。フジカラー SUPERIA PREMIUM 400 135-36枚撮が、販売終了直前のヨドバシドットコムの価格で1,980円(税込)税込であったので、それを維持しているし、Kodak UltraMAX400 135 [35mmタイプ 36枚撮り]は同じくヨドバシドットコムで2,100円(税込)なので、それよりはFUJIFILM 400の方が安い。もしFUJIFILM 400の中身がKodak UltraMAX400 135だったら、同じものがブランド違いで値段が違ってお得ということになる。どっちが得かよーく考えてみよう(←若い人にはわからないネタ)。
ということで、最近全然フィルムで撮影できていないのだが、そろそろフィルムで撮影してみたい。期限切れフィルムが冷蔵庫で叛乱を起こしそうだ(泣)。
写真は記事とは関係ない。
【写真1】大岡川の桜(横浜市南区):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、30mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5240K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85
弘明寺(ぐみょうじ)で花祭り(灌仏会)があるからと誘われて行ってきた。
【写真1】大岡川のものすごく狭い遊歩道(というのか)にたくさんの人が降りていた。押すなよ、絶対に押すなよ(泣)。 弘明寺では無料の甘茶が振る舞われていて戴いた。お釈迦様の小さな像に甘茶を掛けることもできるようになっていた(【写真2】)。高野山真言宗なので、「こうやくん」もいた。
【写真2】瑞應山 蓮華院 弘明寺(ぐみょうじ)(横浜市南区):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、70mm、絞り優先AE(F8、1/80秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(4780K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85
【写真3】弘明寺(ぐみょうじ)商店街(横浜市南区):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、絞り優先AE(F8、1/80秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5150K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85
弘明寺商店街の混み具合もすごかった(【写真3】)。以前あったカメラ屋さん(いずみカメラ店)はもうなかった(泣)。シミケア専科のお店(Baby face)になっていた。
【追記】はまれぽのコメントに寄れば、いずみカメラ店は、2016年5月31日閉店らしい(「弘明寺」でキニナルを検索した結果 はまっこ61号さんの投稿)。【追記ここまで】
【さらに追記】いずみカメラ店参考リンク:いずみカメラ店(うぇぶかにほん)【さらに追記ここまで】
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