SHOTEN LM-NZ E 電子接点付きマウントアダプター購入 ― 2026年03月27日 21時42分00秒
焦点工房がニコンZ用の電子接点付きマウントアダプター9種を発売 Exif記録、手ブレ補正に対応 ― 2026年03月26日で紹介した、電子接点付きマウントアダプターSHOTEN LM-NZ Eを購入して早速届いた(嬉)。
送料込み6600円と安いので、カメラ側から絞り値で設定内容を決める形式の電子接点付きマウントアダプターってどんなものだろう?と試しに買ってみた。買ったのは、Leica M型レンズをNikon Zカメラに付けるSHOTEN LM-NZ Eというものだ。
今回発売された9種の中で一番フランジバックが短いので、他のマウントのレンズを使いたいときでも、そのレンズをLeica M型にするマウントアダプターを重ねて使えるからという理由と、実際に持っているレンズがLeica M型2本とNikon Fマウントぐらいだからだ。
それで、届いて分かったことがある。このSHOTEN LM-NZ EをNikon Zカメラに付けると、Gタイプレンズを付けたことになっているようだ。なぜなら21mm F2.8の設定で撮った写真をNX Studioでみると、「21mm f/2.8G」と書かれているからだ。
Gタイプレンズだと認識していることから、SHOTEN LM-NZ Eの設定ファイルで、レンズの焦点距離と開放絞り値を決めるとそれがEXIFに記録されるだけでなく、カメラ側の絞り値設定(MモードとAモード)もEXIFに書き込まれる。通常、FTZ経由でGタイプレンズを装着して電源を入れると、カメラ側からのみ絞りの制御がなされて、カメラ側で設定したF5.6とかF8にFTZが絞りを制御する。撮影するとEXIFにもその値が書き込まれる。
これをSHOTEN LM-NZ Eの場合でいえば、たとえば、SHOTEN LM-NZ Eを21mm F2.8の設定にして、カメラ側でF5.6にする。カメラはレンズ側にF5.6に絞れと信号を送っているのだろうが、SHOTEN LM-NZ Eにはレンズの絞りを制御するすべは無いからこの信号はそのままになる。レンズの絞りはF2.8だろうがF8だろうがそのままで露光される。EXIFには、21mm F2.8のレンズでF5.6で撮ったと記録される。
ところが、FTZはF5.6までは実絞り制御になっているが、F5.6を超えると、F5.6までしか絞り込まず撮影の瞬間にF8とかになる。その場合はF5.6で測光した露出値を、設定した絞り値に換算して適正露出にしているようだ。実際に、SHOTEN LM-NZ Eでレンズの絞りをF5.6にしたままで、カメラ側をF4とかF5.6にしても同じ露出の写真になるが、カメラ側の絞り設定値をF6.3とかF8にしていくと、ISO-AUTOだと感度が上がっていって明るい写真になってしまう。これはカメラが、F8で撮りたいんだけど、測光値はF5.6のものだから本当はこれよりも1段暗いはずで1段明るくしないと適正露出値にならないよなと判断してISOを1段上げるからのようだ。
製品の仕様上、カメラ側のF値をF6.3以上に設定すると、モニターで確認した露出よりも撮影画像の露出が高くなり、露出オーバーとなる場合があります。モニター表示と撮影画像の露出差を抑えるため、カメラ側のF値はF5.6以下(開放~F5.6の範囲)での使用を推奨します。
と書かれている。それはNikon FTZやNIKKOR Zの仕様で、F5.6までは実絞り、それを超えるとF5.6で測光となっているからだ。F5.6までにしているのは、それよりも絞るとピントの山が分からなくなるからだと思う。
なお、ロシア製CPUチップ付きNikon 1- Nikon Fマウントアダプターでは、50mm F1.4というレンズ情報が決め打ちで書き込まれていて、カメラ側はたしかF1.0に設定するようになっていたと記憶する。
eBayでロシア製CPUチップ付きNikon 1- Nikon Fマウントアダプター購入(追記あり) ― 2015年07月08日
そして、このSHOTEN LM-NZ Eのよいところは、レンズの焦点距離や開放F値をPCから編集できることだ。初期値は以下のようになっている。
| カメラ側絞り値 | レンズ番号 | 焦点距離(mm) | 開放F値 |
|---|---|---|---|
| 13 | 1 | 50 | 2 |
| 14 | 2 | 50 | 1.4 |
| 16 | 3 | 35 | 2 |
| 18 | 4 | 35 | 1.4 |
| 20 | 5 | 28 | 2.8 |
| 22 | 6 | 28 | 2 |
| 25 | 7 | 21 | 2.8 |
| 29 | 8 | 75 | 2 |
| 32 | 9 | 90 | 2.8 |
| 36 | 10 | 135 | 4 |
これを、自分の使うレンズ用に以下に編集した。
| カメラ側絞り値 | レンズ番号 | 焦点距離(mm) | 開放F値 |
|---|---|---|---|
| 13 | 1 | 50 | 2 |
| 14 | 2 | 50 | 1.4 |
| 16 | 3 | 35 | 2 |
| 18 | 4 | 32 | 2.8 |
| 20 | 5 | 28 | 2.8 |
| 22 | 6 | 28 | 2 |
| 25 | 7 | 21 | 4 |
| 29 | 8 | 75 | 2 |
| 32 | 9 | 90 | 2.8 |
| 36 | 10 | 135 | 4 |
21mm F4は、Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 Pの為の設定で、32mm F2.8は、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens 32mm F2.8の為の設定だ。
あと、SHOTEN LM-NZ Eは、自分のNikon Z6に付けるときはスムーズだが、Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 PをSHOTEN LM-NZ Eに付けるときは最後の方がやや固い。
また、SHOTEN LM-NZ Eは、Rayqual LM-NZマウントアダプターに比べてほんのわずかにオーバーインフかもしれない。これはもう少し試してみたい。
あと、SHOTEN LM-NZ Eのマウントは、カメラ側もレンズ側も金属製のようだ。
【写真】は、SHOTEN LM-NZ Eと付属のUSBケーブル。下の方の設定用接点にマグネットで付くようになっている。マグネットのため、反対には付かないようになっている。最近のスマートウォッチの充電器と同じ仕組みだ。
ということで、Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 PをSHOTEN LM-NZ Eで使うときは、レンズの絞りを変えてもカメラ側はずっとF4.0とかF5.6のままで撮った方が楽かもしれない。それじゃなんのためのEXIFに書き込んでるんだという意見もあるだろうが、レンズの焦点距離と開放F値が書き込まれるのが一番大事だと思う。どうせ非CPUのMFレンズは撮影絞り値はNikon Zカメラには伝達されないのだから。
【関連追記:2026年4月3日】
SHOTEN「ニコンZマウントアダプターE」に最新ファームウェアキター! ― 2026年04月03日
【さらに関連追記:2026年4月3日】
大宮・氷川神社、大宮公園の桜(ソメイヨシノ) ― 2026年04月03日
【関連追記その3:2026年5月9日】
ニコンZ用マウントアダプター「SHOTEN E」に最新ファームウェアVer.1.4.2 ― 2026年05月09日
コメント
_ めがねのパイロット ― 2026年03月27日 21時56分28秒
_ Haniwa ― 2026年03月27日 22時51分48秒
>おお、早速買っていますね~
はい、買ってしまいました(笑)。
安いからとポンポン買うのでお金が貯まらないのではないかと思います(泣)。
>私はRマウントで出たようなヘリコイドタイプでの接点付きを待っています(笑)
その方がよいですよね。Leica Mマウントのレンズは、距離計連動の関係上あまり寄れないものが多いですものね。
接点付きがこの価格で出せるようになったということは、ヘリコイド付きのものもリーズナブルなものを期待できますね。
>>レンズの焦点距離と開放F値が書き込まれるのが一番大事だと思う
>
>そうだと思います。
>複数のレンズを持った時など、いちいち枚数で記録するのもツラいので、書き込まれるようにできると一番いいですよね。
ありがとうございます。私はLeica Mマウントのレンズはいうほど持っていませんからなんとかなりますが、やはり焦点距離と開放F値ぐらいはEXIFに書き込んでほしいです。
これはニコンが悪いとも言えます。カメラのレンズ情報から選んでいるのに、EXIFには書き込まないのですから。DSLRでは出来ていましたし、Zfなどでも出来ています。Zfではさらにレンズ名も入るようです。ユーザーフレンドリーじゃないです。
>あ、こちら(栃木北部)も桜のつぼみが色づいてきました。
情報ありがとうございます。
この週末は天気も持ちそうなので、お散歩すると楽しいそうですね。
関東地方南部のハニワ地区もかなり咲いてきていますよ。
_ ノーネームしたん ― 2026年03月29日 00時29分23秒
Haniwaさん良い色のを買いましたね(他色は…)!、
こういうのは本家から出してほしいですが…、
まぁ邪魔する仕様にしなければ良しとするしかないのでしょうね。
_ Haniwa ― 2026年03月29日 20時23分27秒
>>電子接点付きマウントアダプターSHOTEN LM-NZ Eを購入して早速届いた(嬉)。
>
>Haniwaさん良い色のを買いましたね(他色は…)!、
他色はないですね(笑)。「いい色買ったな」って、懐かしいネットのしきたりですよねぇ。
色が分からなくても、他色が無くてもなぜかそう言うという(笑)。
>こういうのは本家から出してほしいですが…、
>まぁ邪魔する仕様にしなければ良しとするしかないのでしょうね。
私もそう思います。
と、いいますか、レンズ情報で設定した内容をDSLRやZfのようにEXIFに書き込むだけでよいのですが。その場合、21mmの選択肢はなくて20mmになってもよいのです。
Z6の場合は、もうニコンがファームアップでレンズ情報の内容をEXIFに書き込んでくれなさそうなので、仰るように邪魔する仕様にしなければ良しとするしかないですね。
もう20年ぐらいこうしたことを繰り返していますよねぇ。そんなに旧モデル使っている人が憎いんですかねぇ。
あと、せっかく高くて精度の良いRayqualのアダプターを買ったので、この電子接点部分をRayqualのアダプターに移植できないかなぁと思っています。移植したらせっかくのRayqualの精度があやしくなってしまうので、内側の電子接点部分だけうまく入れ替えられないかなぁ、と。
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おお、早速買っていますね~
私はRマウントで出たようなヘリコイドタイプでの接点付きを待っています(笑)
>レンズの焦点距離と開放F値が書き込まれるのが一番大事だと思う
そうだと思います。
複数のレンズを持った時など、いちいち枚数で記録するのもツラいので、書き込まれるようにできると一番いいですよね。
あ、こちら(栃木北部)も桜のつぼみが色づいてきました。