WD Blue WD80EAZZにはIntelliParkという「罠」が2023年05月15日 00時00分00秒

東京都庁南展望室(45階)(東京都新宿区):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、絞り優先AE(F5.6、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(6040K)、マルチパターン測光、 ワイドエリアAF(S)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85

今回もPCのHDDネタですまん。SEAGATE ST8000DM004がCrystalDiskInfoで「注意」になったので、外付けバックアップに使っていたWD Blue WD80EAZZと入れ替えて、新たにバックアップ用にWD Blue WD80EAZZをもう1台買ったという話はした。
SEAGATE ST8000DM004がCrystalDiskInfoで「注意」に ― 2023年05月11日

ところが、WD Blue WD80EAZZにはファームウェアにIntelliParkという機能が搭載されていて、ハードディスクに8秒間アクセスがなかったとき、ヘッドを待避させるというもので消費電力を最大 20% 削減できるのだそうだ。

しかし、8秒間アクセスがないと自動的に磁気ヘッドを待避させるので、ロード/アンロードサイクル回数がものすごく多くなってしまうらしい。一般には30万回ぐらいが想定のロード/アンロードサイクル回数なので、Dドライブにして使っていると、場合によっては2年ぐらいで寿命が来てしまうかもしれない。実際、Dドライブとして内蔵したWD Blue WD80EAZZのロード/アンロードサイクル回数をCrystalDiskInfoで観察すると30分ぐらいで5回ぐらいロード/アンロードサイクル回数が増えていた。

このWD社のIntelliParkを無効にするファームウェア設定ツールWDIDLEというものが以前は純正で配布されていたらしいのだが、いまはもう配布されていないらしい。ところが、WDIDLE3というツールでWD社のIntelliParkを無効にできるらしい。

私が見た中では、IntelliParkを無効化する方法(Raison Detre - ゲームやスマホの情報サイト)が一番わかりやすかったので、これをみてWD Blue WD80EAZZのIntelliParkを無効にできた。

注意点は、USBでつないだHDDだと設定できないことが多いので、SATA接続で行うこと。WDIDLE3はCドライブに置いた方が良さそうだが、Cドライブ直下にはWindowsの仕様で置けないので、私はC:\Users\【アカウント】の下に置いた。あとはコマンドプロンプトを管理者権限で実行することとcdコマンドの使い方がわかれば、IntelliParkを無効化する方法に書かれているとおりにやってうまくIntelliParkを無効化できた。環境は、DELL Vostro 430 のSATA接続だ。何時間PCを起動していてもロード/アンロードサイクル回数が増えていないことを確認した。

新しく買った方のWD Blue WD80EAZZは、玄人指向GW3.5AM-SU3PでUSB接続にしたが、これはWDIDLE3からはWD製HDDと認識されなかった。そのうち時間ができたら内蔵のHDDと入れ替えてWDIDLE3でIntelliParkを無効化したい。外付けHDDとしての使い方だとロード/アンロードサイクル回数はそんなに増えないし、そもそもバックアップするとき以外は電源を入れないので問題がないのだ。

WD Blue WD80EAZZは安くてCMRのHDDでよさそうなのに、こんな「罠」があるなんて。でもIntelliParkを無効化できてよかった。


写真は記事とは関係ない。
東京都庁南展望室(45階)(東京都新宿区):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、絞り優先AE(F5.6、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(6040K)、マルチパターン測光、 ワイドエリアAF(S)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85

所用で都庁の展望室に寄った。北展望室はワクチンの接種会場に なっていて、南展望室しか展望利用はできなかった。新型コロナウィルスのさまざまな制限が緩和されたので、外国人のツアー客も多かった。西洋系の旅行客はほぼ誰もマスクをしていなかった。アジア系でも旅行客っぽい人は半分以下のマスク率。日本人っぽい人は7割ぐらいがマスクをしていた。私の前に並んでいた西洋から来たっぽい団体旅行客はノーマスクで、私のN95マスクを凝視していた。そ、そんなに珍しくないだろっ。何なら防護服に防護めがね付けてやろうか(違)。まあ人それぞれということで。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは、カメラ内で強制的に補正されているのでなかなかシャープな写りに見える。しかし、Windows11の「フォト」というアプリでNEFファイルを開くと、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sのような強制ゆがみ補正適用レンズでも補正前の画像になるようだ。広角側では樽型の、望遠端では糸巻き型の歪曲収差の画像として開ける。Windows10ではRAWファイルでも補正後の画像が見えていたのになぜだろう。

【写真2】NEFファイルをWindows11の「フォト」で開いた場合のスクリーンショット:東京都庁南展望室(45階)(東京都新宿区):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、絞り優先AE(F5.6、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(6040K)、マルチパターン測光、 ワイドエリアAF(S)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85

【追記】RAWファイル(NEFファイル)をWindows11の「フォト」で閲覧した場合のスクリーンショットを追加した。NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは強制でゆがみ補正が適用されていて、外した元画像を見ることはできないのだが、Windows11の「フォト」でNEFファイルを閲覧するとゆがみ補正前の画像が見られる。またコントラストやシャープネスもJPEG画像とは違う感じだ。【追記ここまで】

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